森のホール２１（千葉・松戸市）の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します

森のホール２１（松戸市文化会館）は千葉県松戸市にある「２１世紀の森と広場」の敷地内に１９９３年に誕生しました。

館内には各種ライブ・コンサートで最もよく使われる「大ホール」、劇やオペラなどの舞台芸術をメインに使用する「小ホール」、各種イベントや立食パーティーなどで使用される「レセプションホール」の３つがあります。

森のホール２１へのアクセス（鉄道編）

東京方面から最寄り駅までの鉄道ルートは様々な選択肢があります。直通以外に乗り換えをどう考えるか、出発地点ごとに戦略を問われます。

「しんやはしら」と「やばしら」

森のホール２１の最寄り駅は、JR武蔵野線の「新八柱（しんやはしら）」駅と私鉄の新京成線「八柱（やばしら）」駅の２つがあり、なぜか読み方が違います。

今はもう「八柱」という地名は使われていないようですね。個人的には「やばしら」と濁った発音のほうが読みやすい感じがします。

東京駅からの武蔵野線ルート

最もシンプルにこの駅まで到達するには、いわゆる「夢の国」に向かうのと同じく、JR京葉線・東京駅から武蔵野線直通の「府中本町行き」に乗ることで、乗り換え無しで到着します。

※「蘇我行き」に乗ると武蔵野線方面には行かないので注意！

ただし、他府県から遠征で参加する人は、途中の駅でホテルを予約していたり、他に観光したい場所があったりするもの。そこで、東京方面からこの２駅に向かう際の乗り換えルートについても、少し紹介したいと思います。

西船橋駅経由のルート

「西船橋」駅には武蔵野線のほか、東京メトロ東西線とJR総武線が乗り入れています。

東西線には東京駅隣接の「大手町駅」があるので、「西船橋駅」までメトロに乗って武蔵野線に乗り換えることができます。

総武線には「普通」と「快速」があり、途中のルートが異なるので少し分かりにくいのですが、東京駅から「秋葉原駅」や「錦糸町駅」、「市川駅」経由で西船橋駅に到着後、武蔵野線に乗り換えることができます。

ホテルルートインＧｒａｎｄ東京東陽町

新松戸駅経由のルート

武蔵野線で新八柱駅の隣りの駅の「新松戸駅」にはJR常磐線が乗り入れており、都心からは東京メトロ千代田線を経由して行くことができます。

千代田線は途中の西日暮里駅や北千住駅など、JRや私鉄の乗換駅もあり、北関東からアクセスする場合の選択肢となりえます。また、大手町駅からも、常磐線直通で向かうことができます。

秋葉原駅経由のルート

総武線の経由駅として紹介した「秋葉原駅」ですが、鉄道好きの方にはもう１つ選択肢があります。

「秋葉原駅」と学研都市「つくば駅」を結ぶ「つくばエクスプレス」の始発駅でもあるので、途中の「南流山駅」で武蔵野線に乗り換えて、２駅隣りの新八柱駅に向かうプランもあります。

松戸駅経由の新京成線ルート

新京成線ルートとして、上野駅から常磐線快速に乗車し、「松戸駅」で乗り換える方法があります。

松戸駅から八柱駅までは１５０円。JR線同志で「上野ー新松戸経由ー新八柱」で行く人のほうが多いので、あまり皆さん使わない穴場のルートです。

森のホール２１へのアクセス（駅から会場まで）

会場まで徒歩で行く場合

さて、色々なルートを駆使して最寄り駅まで着きましたが、駅から会場までも結構時間がかかります（約１５分）。道も少し分かりにくいので、道中の写真を少し掲載します。

徒歩の場合は、改札を出て左にぐるっと回っていきましょう。アーケードはありませんが、「八柱中央」という商店街のような道が続いています。

店が途切れる付近に、「たかなし」という喫茶店があります（ライブ遠征の際、私はここでよく休憩や時間調整をしています）。

すぐ前の「さくら通り入口」交差点の先に、並木道が見えるので、そこを真っ直ぐ進みましょう。

途中右側にファミリーマートがあります。ここが会場に一番近いコンビニなので、何か買い忘れたものがあれば補充しておきましょう。

しばらく進むと、大きな道と立体交差している所に出るので、大きな道沿いに左に進みましょう。写真右奥に小さくですが森のホールの建物が見えます。

「２１世紀の森」の豊かな緑が左手に見えれば、会場はもうすぐそこです。

道を挟んで右側が森のホール２１です。ようやくたどり着きました。

会場までバスに乗る場合

会場までバスで行く場合は、JR新八柱駅改札を出て右側、新京成線八柱駅南口改札を出てすぐ左側にある３番のバス停から出るバスに乗ります。

出典：新京成バスHPより

「小金原団地循環・バス案内所」行または「新松戸駅行」に乗りましょう。降りるバス停は「森のホール21・公園中央口」で、所要時間は約５分、バス停から会場までは徒歩約２分です。

会場地下駐車場の利用はあまりおすすめしません

マイカー・レンタカーで行く場合は、「森のホール２１地下駐車場」に停めることになります。駐車可能台数は１３５台で、料金は１回１台につき５００円。

周辺に他の有料駐車場も少なく、台数に限りもあるため、終演後は出口渋滞が発生しやすくなります。公式でも「なるべく電車・バスをご利用ください」と案内しているので、あまりおすすめしません。

森のホール２１はこんな所

会場周辺

周辺には博物館や図書館、バーベキュー場もあり、市民の憩いの場となっています。

１階エントランス・ロビー

大ホール

各種ライブ・コンサートで最もよく使われる大ホールは、多目的に使用されながらも、クラシック専用ホールにも引けを取らない本格的な音響を備えた「シューボックス（靴箱）型」のホールです。

３階席最後方付近の席からの眺め。結構な高さがあります。各階のバルコニー席が前の方までせり出しているのがわかります。

大ホールの収容人数は１９９５席。最後列は１階３２列、２階５列、３階１０列です。また、各階にバルコニー席が設けられています。

施設のホームページで「インドアビュー」機能が使用でき、位置ごとにステージがどんな感じで見えるか確認できるようになっています。

ライブ・コンサート参加記録

Hello! Project 2021 春「花鳥風月」チーム「花」「鳥」公演（2021.４.1０）

コロナ禍の感染防止対策のため、受付でチケットのもぎりは行われず、半券が残ったままになっています。

モーニング娘。などが所属するアイドルグループ「ハロープロジェクト」。２０２１年春ツアーは、グループ総勢５０名以上のメンバーを「花」「鳥」「風」「月」の４チームに分けて、全国のホールツアーを回り、森のホール２１では、４月１０日にチーム「花」とチーム「鳥」の２公演が行われました。

チーム分けの妙といいますか、花鳥風月どの公演にも通底するハロプロらしさはそのままに、それぞれの持ち味を生かした魅力が満載なステージを見せてくれます。

チーム「花」はハロプロリーダーの譜久村聖（モーニング娘。’21）や上國料萌衣（アンジュルム）をはじめ、各ユニットの中心メンバーが集まった文字通り華やかなメンバー構成。歌とダンスのバランスが取れたこれぞ「THE ハロプロ」というステージを披露してくれました。

チーム「鳥」は、小田さくら（モーニング娘。’21）、西田汐里・山﨑夢羽（BEYOOOOONDS）など、鳥がさえずるように歌唱力が高いメンバーの多いユニット。直前に卒業や体調不良でメンバーが少なくなった影響をものともせず、クオリティの高いステージを披露してくれました。

ハロプロは大所帯ゆえ、時々メンバーの欠員が出るなどのアクシデントが起こりますが、他のメンバーがいつもそれを補って余りある活躍をしてくれます。日々ライブをこなす彼女たちは、そうした危機への対応力の高さが持ち味でもあります。

施設の概要・地図