上越文化会館(新潟・春日山)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【大ホール・中ホール】

初めて上越文化会館へコンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセスや施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。

上杉謙信公ゆかりの地に建つ文化施設。
新幹線のアクセスは、上越新幹線ではなく北陸新幹線の「上越妙高」駅が拠点になります。
上越文化会館は1978(昭和53)年に開館した、新潟県上越市にある文化施設です。
メインとなる大ホールと中ホールの2つのホールのほか、大・中・小の会議室や和室などがあり、サークル活動や学習スペースとしても親しまれています。
新潟県南西部の街・上越(じょうえつ)市
出典:上越市ホームページより
上越市は、新潟県の南西部にある、人口約18万人の都市です。市の南北を日本海と長野県に接し、石川県の能登半島と佐渡島の中間に位置しています。
市内は主に内陸部の旧高田市に属する「高田地区」と日本海沿岸部の旧直江津市に属する「直江津地区」に分かれています。1971(昭和46)年に、両市の合併により「上越市」が誕生し、旧高田市北部の春日地区に市役所、ホール、体育館等の公共施設が計画されていくなかで、ホール施設として今回の会場が整備されました。
日本海側の直江津港など、古くから交通の要衝として栄えてきた歴史があり、陸路としては北陸自動車道、上信越自動車道が市内を走り、2015(平成27)年3月には北陸新幹線が開業しました。
新幹線というと、市の名前から上越新幹線が思い浮かぶかもしれませんが、新幹線の「上越」は群馬県の旧国名である上野(こうずけ)と新潟県の旧国名の越後(えちご)が由来となっており、南西にある新潟県上越地方とは関係がないことに注意しましょう。
上杉謙信公ゆかりの地・春日山

また、会場の最寄り駅である春日山(かすがやま)駅は、戦国時代、「越後の虎」と呼ばれた上杉謙信公の居城である春日山城があった場所としても有名です。


会場前を走る道路の「謙信公大通り」をはじめ、街のそこかしこにゆかりの名称やスポットがあります。
上越文化会館までのアクセス
会場までの鉄道ルート
遠征の拠点は北陸新幹線「上越妙高」駅

ライブ遠征の拠点は、北陸新幹線の「上越妙高(じょうえつみょうこう)」駅(北陸新幹線なのか上越新幹線なのか非常に紛らわしいですね)。
主な駅からの所要時間と料金は次の通りです。
| 駅(北陸新幹線) | 所要時間 | 運賃・料金(自由席) |
| 金沢駅から | 約1時間 | 5,720円 |
| 長野駅から | 約20分 | 2,910円 |
| 大宮駅から | 約1時間30分 | 8,150円 |
| 東京駅から | 約1時間50分 | 9,130円 |






上越妙高駅から春日山駅まで

上越妙高駅からは、在来線のえちごトキめき鉄道「妙高はねうまライン」に乗り換えます。妙高高原駅から直江津駅を結ぶ第3セクターの鉄道で、元はJR東日本の信越本線の一部でした。2015(平成27)年に北陸新幹線の長野駅 – 金沢駅間が延伸し開業した際、並行在来線として、新潟県内の区間を同社が、長野県内をしなの鉄道が継承しました。
ちなみに名称の一部である「トキめき」は、心躍る様子を表す「ときめき」に、同じ新潟県の佐渡島で繁殖と放鳥が進められ、県の観光資源の一つでもある「トキ」をカタカナ表記で配したものになっています。










JR春日山駅から会場まで

春日山駅に着いたら、会場までは徒歩5分程度で到着します。駅前の謙信公大通り沿いに東に進み、最初の「上越市役所」交差点を北に渡った所にあります。








会場までの高速バスルート

アクセスとしては、高速バスを利用することも可能です。ただし、春日山駅周辺にはなく、高速の北陸自動車道上にある「木田(上越木田)」というバス停を利用します。バス停は、会場から南に約1km、徒歩15分ほどの場所にあり、会場前の道をほぼ直進すればOKです。
県外からは現在、以下の路線が運行されています。
| 路線 | 運行事業者 | 備考 |
| 堺・なんば・京都 - 長岡・三条線 | 南海バス・越後交通 | 夜行便(大阪:約7時間、京都:約6時間) |
| 名古屋-新潟線 | 名鉄バス・新潟交通 | 昼行便(約5時間) ※夜行便:休止中 |
| 金沢-新潟線 | 北陸鉄道・新潟交通 | 昼行便(約2時間40分) |
| 富山-新潟線 | 富山地方鉄道・新潟交通 | 昼行便(約1時間50分) |
| 長野-新潟線 | 長電バス・新潟交通 | 昼行便(約1時間30分) |
今回私は、コンサート終了後に夕方発の名古屋-新潟線を利用し、その日中に名古屋に帰ることができました。




駐車場

会場専用の駐車場は、建物の西側(166台)・正面(11台)・東側(75台)の合計252台分の収容台数があります。
出典:上越文化会館公式サイトより
身障者用スペースが西側に2台、正面に5台確保されているほか、東側駐車場は、普段は市職員用に開放されており、大ホール等で催し物がある日に使用が可能となります。

また、今回私が参加した公演では、北側のプールのある敷地内にも臨時駐車場が設置されていました。
・北陸新幹線「上越妙高」駅から約25分
・北陸自動車道「上越IC」から約10分
・上信越自動車道「上越高田IC」から約20分
上越文化会館はこんな所
1階から3階までワンスロープ構造の大ホール

大ホールの総客席数は1,504席。1階から3階までワンスロープでつながっている構造で、コンサートや各種式典、企業イベントに利用されています。
少し前に建てられた地方の文化会館系のメインホールは、このようにキャパが1,200席から1,500席前後のワンスロープ構造のものが多いイメージです(以前紹介した富山県の「高周波文化ホール(射水市新港中央文化会館)」や、今後紹介する群馬県の「メガネのイタガキ文化ホール伊勢崎(伊勢崎市文化会館)」もこんな感じでした)。
一応建物の構造に合わせて1階席・2階席・3階席に分けて紹介しますが、プレイガイド等のチケットの券面は「〇〇列〇〇番」という表記のみで、階数の記載はありません。
1階席(1列~20列)

1階席の総客席数は924席で、1列から20列まであります。途中、12列と13列の間に中央通路が設置されています。


うち、オーケストラピット設置時は、1列から4列までの92席が撤去されます。座席間の傾斜は、オーケストラピット設置時の実質最前となる5列まではフラットで、6列目から段差による傾斜が付けられています。


なお、最前列の1列は中央ブロックのみで、左右は2列が最前となっています。


中央通路前方の6列から12列までの傾斜は段差1段分、後方の13列から20列までの傾斜は段差2段分の高低差が付けられています。なお、通路後方最前の13列は、通路と段差1段分の高低差が付けられています。


その他、車椅子席は中央通路に面した13列の左右両端のブロック(1番~12番、53番~64番)に、車椅子席・付添者とともに各6席ずつ、計12席分(付添者含め計24席分)確保されています。



2階席(21列~26列)

2階席の総客席数は、21列から26列までの6列・296席あります。座席間の傾斜は、1階席後方より傾斜が付いて、段差3段分の高低差が付けられています。通路後方最前の21列は、13列と同様に通路と段差1段分の高低差が付けられています。


21列から24列付近はホワイエからの出入口になっているため、左右両端のブロックの一部は25列の前が手すりになっています。


3階席(27列~31列)

3階席の総客席数は、27列から31列までの5列・260席で、各列51席ずつあります。座席間の傾斜は、2階席と同様に段差3段分の高低差が付けられています。また、通路後方最前の26列は、13列・21列と同様に通路と段差1段分の高低差が付けられています。



大ホール 座席表
出典:上越文化会館公式サイトより
座席


座席は赤い座面・背もたれとひじ掛け・基礎の組合せです。背もたれは体を包み込むように軽くカーブしており、座面のクッションと合わせて、座り心地は上々でした。
21列から後方の座席(2階席・3階席)は、背もたれが若干伸びたハイバック仕様になっています。
赤を基調とした全席可動席の中ホール
出典:上越文化会館公式サイトより
中ホールの総客席数は最大で170席で、赤レンガの壁と赤じゅうたんが印象的な、シックで落ち着いた空間です。可動式の椅子を備えた多目的スペースで、ピアノ発表会やミニコンサート、講演会によく使われています。
平面図を見ると、可動席を設置する場合、1列あたり17席(6席・5席・6席)を10列配置するのが基本レイアウトになります。フラットフロアのため、後列は幾分見づらくなることが予想されます。
中ホール 平面図
出典:上越文化会館公式サイトより
館内設備

正面入口を入って左側には、「市民サロン」があります。会場の中庭に面したガラス張りの明るい場所にイスとテーブルが設置されており、開演前後の休憩所として使用できます。




周辺施設
富寿し 春日亭

会場と道を挟んだ向かいにある「富寿し 春日亭」は、手軽にランチを楽しめるお寿司のお店です。




Mrs.バニー

春日亭の隣りにある雑居ビルには、「Mrs.バニー」が営業しています。店名のサブタイトルは「coco de cafe time (ココ・デ・カフェタイム)」。
うさぎのイラストをモチーフにした、気さくな女性のご主人が切り盛りするアットホームなお店で、開演前後のひとときをゆったりと過ごすことができます。


会場周辺には、このほかに1軒隣りの中華料理店「北京菜館」もあり、会場周辺のカフェやグルメは、この3軒で大体賄えると思います。

春日山城跡
出典:上越観光ナビホームページより
冒頭で紹介した、戦国時代の大名・上杉氏の居城である「春日山城跡(かすがやまじょうあと)」は、春日山駅前から西に約3km歩いた場所にあります。
天守閣はありませんが、空堀や土塁で築かれた総構や大井戸など、山城の特徴が城跡として残っています。複雑な自然の地形を巧みに利用した堅固な城塞は、難攻不落の城といわれ、ゲームの「信長の野望」シリーズ等でも、なかなか攻略が難しいお城です。


春日山城跡 | 【公式】上越観光Navi – 歴史と自然に出会うまち、新潟県上越市公式観光情報サイト
ただし、この後紹介する周辺の名所を含め市を代表する観光スポットであるにも関わらず、事実上のアクセスが「徒歩」しかありません。観光情報を見ても、「徒歩40分」という案内で掲載されています。
グループで観光する場合は、地元のタクシー会社が提供している「観光タクシープラン」等の利用が便利ですが、おひとり様では割高になってしまうので、やはりレンタカーや徒歩で散策するという流れになります。
観光タクシープラン | 【公式】上越観光Navi – 歴史と自然に出会うまち、新潟県上越市公式観光情報サイト
林泉寺
出典:上越観光ナビホームページより
林泉寺(りんせんじ)は、上杉謙信公の祖父・長尾能景が、早逝した父の長尾重景の菩提を弔うために1497(明応6)年に建立した上杉氏ゆかりの曹洞宗の寺院で、その後当地の領主となった堀氏や高田藩でも庇護されてきました。
境内には、山門に掲げられた謙信公の自筆「第一義」の額(複製・実物は宝物館で保管)や謙信公のお墓、ライバルの武田信玄公との川中島合戦の戦死者の供養塔などがあります。
出典:上越市ホームページより 上杉謙信筆「第一義」額

春日山神社
出典:上越観光ナビホームページより
春日山神社(かすがやまじんじゃ)は、1901(明治34)年に童話作家・小川未明の父である小川澄晴氏によって創建された神社です。山形県米沢市の上杉神社より分霊され、ご祭神として上杉謙信公を祀っています。
隣接する春日山神社記念館(入場料:大人200円)では、謙信公の遺品や資料なども展示されています。
春日山神社 | 【公式】上越観光Navi – 歴史と自然に出会うまち、新潟県上越市公式観光情報サイト
春日神社
出典:上越観光ナビホームページより
春日神社(かすがじんじゃ)は、奈良の春日大社の分霊を祀った春日山城全体の総鎮守で、謙信公の時代より地城の産土神として大切にされている神社です。
春日山神社と紛らわしいですが、春日山城の名称の元となり、現在の春日山頂に約500年、現在地に遷座してから約600年の歴史があり、こちらがそのルーツとも言える存在です。
春日神社 | 【公式】上越観光Navi – 歴史と自然に出会うまち、新潟県上越市公式観光情報サイト
高田城址公園
出典:上越観光ナビホームページより
えちごトキめき鉄道の1つ隣りの「高田」駅から徒歩約15分の場所にあるのが、「高田城址公園(たかだじょうしこうえん)」です。
徳川家康の六男・松平忠輝公の居城として築城された高田城の跡に整備された約50haの公園で、全体が新潟県の史跡に指定されています。
毎年春には「高田城址公園観桜会」が開催される桜の名所としても有名で、公園やその周辺を含めて約4,000本の桜が咲き誇ります。訪れた日はちょうど観桜会の期間中だったのですが、時間がなく天気も悪かったので断念しました。また、夏の時期にはお堀一面を埋め尽くす「東洋一の蓮」の名所としても有名です。
園内にはこのほか、高田城三重櫓(復元)や歴史博物館・美術館・図書館などの文化施設や陸上競技場、野球場、遊歩道などもあり、市民の憩いの場となっています。
高田城址公園 | 【公式】上越観光Navi – 歴史と自然に出会うまち、新潟県上越市公式観光情報サイト
施設概要・地図
所在地
新潟県上越市新光町1丁目9−10
アクセス
えちごトキめき鉄道はねうまライン
春日山駅 下車 徒歩5分
(北陸新幹線「上越妙高」駅より約10分)
高速バス「木田」バス停下車 徒歩約15分
ホール
大ホール 総客席数:1,504席
・1階(1列~20列):924席
※車椅子・付添者用席:24席
・2階(21列~26列):296席
・3階(27列~31列):260席
中ホール 総客席数:170席
公式サイト
http://www.joetsu-bunkakaikan.com/











