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フェニックス・プラザ(福井・田原町)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【エルピス大ホール・小ホール】

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この記事の内容

初めてフェニックス・プラザ(福井市民福祉会館)へコンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセス施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

恐竜王国・福井を代表する多目的文化施設。
北陸新幹線の敦賀延伸で、東京からのアクセスがよくなりました。

フェニックス・プラザ(福井市民福祉会館)は、かつての中央卸売市場の跡地に1985(昭和60)年に開館した、福井県を代表する文化・福祉総合施設です。

会場名に使用されている「フェニックス」は、周辺を走るフェニックス通りと同様、戦災や1948(昭和23)年の福井地震、水害などたび重なる災害にも挫けず、不死鳥のように復興した福井市の姿のシンボルとして、周辺の施設に用いられていることに由来します。

会場には大ホールと小ホールの2つのホールがありますが、大ホールについては2024(令和6)年にネーミングライツ制度を導入し、会場の斜め向かいにある不動産会社のTAKAIホールディングスが落札、同社のブランド名を使用した「エルピス大ホール」が、愛称として使用されることになりました。

フェニックス・プラザまでのアクセス

拠点は北陸新幹線が延伸した福井駅

ライブ遠征の拠点はJR・新幹線の福井駅。従来は金沢駅や名古屋駅、新大阪駅などからJR在来線特急の「しらさぎ」「サンダーバード」の利用がメインでしたが、2024(令和6)年3月に北陸新幹線敦賀駅まで延伸したことで、途中の停車駅である福井駅にも新幹線が利用できるようになりました。

福井駅までの所要時間(最短)

東京駅から  約3時間 16,010円  
・北陸新幹線(かがやき)利用
名古屋駅から 約1時間40分 7,930円
・東海道新幹線ひかり(米原駅経由)→
 特急しらさぎ(敦賀駅経由)→
 北陸新幹線(つるぎ・はくたか)利用
新大阪駅から 約1時間50分 7,490円
・特急サンダーバード(敦賀駅経由)→
 北陸新幹線(つるぎ・はくたか)利用 

北陸新幹線で福井駅に到着しました。

ホームを降りて、改札口に向かいましょう。

福井駅の中央改札口です。

出口は西口(福井城址口)東口(一乗谷口)に分かれています。

飛行機利用の場合は小松空港へ

小松空港

また、飛行機を利用する場合は、石川県の小松空港が利用できます。国内線は現在、「東京(羽田)」「札幌(新千歳)」「福岡」「那覇」便が運航されています。

出典:小松空港公式サイトより

空港に着いたら、福井駅までのアクセスバスを利用(約55分・1,400円)するか、路線バスでこちらも北陸新幹線停車駅となった小松駅(約12分・280円)に向かい、JR線(小松-福井:ハピラインふくい利用 約50分片道1,050円)に乗り継ぐことができます。

福井駅からえちぜん鉄道または福井鉄道で田原町駅へ

会場の最寄り駅は「田原町(たわらまち)」駅。えちぜん鉄道(三国港線)と福井鉄道(福武線)が乗り入れており、どちらも福井駅から乗り換え無しでアクセスできます。

福井駅から田原町駅までの運賃はどちらも片道180円です。所要時間は約10〜12分で、若干えちぜん鉄道の方が遠回りになるので、時間がかかります。

えちぜん鉄道利用の場合

えちぜん鉄道の福井駅は、東口一乗谷口)寄りにあります。JR・新幹線の改札を出たら、に進みましょう。

東口を出る直前に、えちぜん鉄道福井駅への入口があります。

恐竜の骨のオブジェが目印です。横の通路を進んでいきましょう。

駅の入口に到着しました。

田原町駅は4駅目、運賃は片道180円です。

時刻表を確認。田原町駅へは青色の「三国港」方面の電車に乗るので、日中は30分に1本程度の本数です。

改札左側にある切符売り場で乗車券を購入しましょう。

私が訪れた日の翌週の、10月11日からICカードが使用可になりました。

今回は、駅員さんが切符に鋏を入れる昔ながらの改札を体験できました♪

ホームは1面2線。1番線と2番線どちらからも発車するので、確認しておきましょう。

三国港行きのワンマン車両です。

車内はロングシートとクロスシートの混成タイプです。

出発から約12分で、田原町駅に到着しました。

福井鉄道利用の場合

福井鉄道(福武線)の福井駅は、えちぜん鉄道と反対側の西口福井城址口)にあります。JR・新幹線の改札を出たら、に曲がりましょう。こちらは路面電車タイプの車両です。

こちらは西口から建物の外に出ます。

バスロータリーの間にある通路を奥に移動します。

バス停と見分けがつきにくいですが、左側に福鉄の福井駅があります。

バスと同じように整理券を取って乗車し、降りる際に運賃(180円)を支払います。ICカードは使えません

行き先は「田原町」行きまたは「鷲塚針原」行きに乗車しましょう。えちぜん鉄道同様、ダイヤは30分に1本です。

出発から約10分で、田原町駅に到着です。図のように、えちぜん鉄道と同じ駅舎に停まります。

後はもう改札を出るだけです。

出て道を挟んだ真正面に会場があります。お疲れさまでした。

福井駅から会場までの徒歩ルート

福井駅から直接徒歩で会場に向かうルートも紹介しておきます。地図をご覧いただくとわかりますが、福井鉄道線(福鉄福武線)とほぼ同じルートをたどる形になります。

所要時間は徒歩約25分。途中、3つの大きな交差点と田原町駅までの各駅を歩く計算になります。天気が良ければ、電車の時間を気にせず、行きと帰りのどちらかを歩きに変えるのも適度な運動になっていいでしょう。

JR福井駅西口(福井城址口)からスタートします。

正面を出て、ロータリー左のハピテラス前の通路を奥に移動しましょう。

スクランブル交差点を渡り、福鉄の線路に沿って進んでいきます。

しばらくアーケードのある商店街風の通りが続きます。

アーケードが途切れ、百貨店の福井西武の前を通過します。

その先の大名町交差点の手前の横断歩道を右に渡り、地下道の入口に進みましょう。

大名町交差点は車や鉄道が優先なので、歩行者は地下道で移動します。

入口を下りて、進んだ先の分かれ道を右に進みましょう。

出口にある地図を確認。大名町交差点の右側に移動しました。

出口のすぐ前の角を右に曲がります。

このまま直進してもいいのですが、会場は左側にあるので、ここでさらに地下道に入り、左に移動しておきます。

地下道を進んだ先を右に曲がります。

会場へ続くフェニックス通りの左側に出ました。ここから先は一本道です。

まず福井駅から1つ目の福井城址大名町駅の前を通過します。

しばらく進むとさくら通りと交わる裁判所前交差点に差し掛かります。渡った左側に裁判所があります。

裁判所を越え、隣りにある合同庁舎の前を通過します。

続いて2つ目の仁愛(じんあい)女子高校駅の前を通過します。

今度は松本通りと交わる東下(あずましも)交差点を通過します。

交差点を渡ると、会場まではあと約350mです。

そのまましばらく直進していきましょう。

左にロックペイントの看板が見えたら、左に曲がりましょう。

曲がった先に、会場の黄色い建物が見えます。お疲れさまでした。

フェニックス・プラザはこんな所

最大2,000名収容のエルピス大ホール

メインのエルピス大ホールの総客席数はちょうど2,000席で、福井県内のホールでは最大規模を誇ります。

座席は1階席前方のAゾーンスタッキングチェア席:1,122席)と後方のBゾーン電動移動席:828席)に大きく分かれており、これにBゾーンの最後列に当たる2階席50席)を加えた構成になっています。

AゾーンとBゾーンの境界付近

1階席 Aゾーン(スタッキングチェア席)

1階席前方のAゾーンは、基本レイアウトの場合「あ」列から「な」列までの21列で、途中、「し」列(12列目)と「す」列(13列目)の間に通路が設けられています。

し列後方からの眺め
前列の傾斜状況

写真をご覧いただくとわかりように、Aゾーンはすべて傾斜のないフラットな構造です。千鳥配列にもなっていないので、着席前提の公演でなければ、後ろに行くほどステージが見にくくなることは否めません。

最前列付近
最前列から見たステージ

最前列は座ると、視線の高さがちょうどステージの地面とほぼ同じになります。オーケストラピットもなく、ステージとも1mほどしか離れていないので、かなり間近に感じられると思います。

1階席 Bゾーン(電動移動席)

1階席後方のBゾーンは、通路後方の「あ」列から2階席手前の「そ」列までの15列で、途中の通路なしに均等に段差が付けられた電動移動席になっています。

通路を挟んだ、Aゾーン「な」列とBゾーン「あ」列付近。「あ」列は電動移動席でなく、Aゾーンと同じスタッキングチェア席になります。

Bゾーン「い」列以降の段差状況。均等に段差が付けられ、最後列まで同じ傾斜角度になっています。

1階席最後列の「そ」列の次は2階席となり、Bゾーン最後列の「た」列になります。

1階席最後列(そ列)付近
「そ」列から見た段差状況
最後列右後方からの眺め

2階席

2階席はBゾーンの「た」列の1列のみ、横に50席設置されています。内訳は、1階Aゾーンのようなスタッキングチェア席が16席、Bゾーンのような電動移動席が34席となります。

構成としては、左右両端のブロックの3席ずつと、真ん中の5つのブロック両端の2席を合わせた16席がスタッキングチェア席となります。

「た」列14番(スタッキングチェア席)
両端の席以外は電動移動席になります
「た」列右後方から見たステージ

このように1階席前方がフラットで、後方に段差を付けた可動席の配置の会場は、イベントホールによく見られる特徴です。このブログで以前紹介した会場では、滋賀県立文化産業交流会館が同じような構成になります。

滋賀県立文化産業交流会館(滋賀・米原)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【イベントホール・小劇場・長栄座】 この記事の内容 初めて滋賀県立文化産業交流会館のコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方に...

エルピス 大ホール 座席表

出典:フェニックス・プラザ公式サイトより

座席

スタッキングチェア席
電動移動席

座席はスタッキングチェア席・電動移動席ともに、朱色の座面・背もたれと黒のひじ掛けの跳ね上げ式の構造です。

スタッキングチェア席はスチールフレームで撤去可能になっていますが、電動移動席の場合、ブロックごとに固定されている違いがあります。

館内施設

1階ホワイエ

大ホールのエントランスを抜けると、1階ホワイエにつながっています。左側にトイレが配置されており、客席へは出入り口は手前と奥に配置されている通路を通り移動します。

中にカフェバーはないので、飲み物は事前に自販機等で確保しておきましょう。

ホワイエの壁面には何やら大きなレリーフが飾られています。

客席へはホワイエの手前を左に曲がるか、奥まで行って左に回り込む形で移動します。

2階ホワイエ

階段を上がった建物の2階にもホワイエがあり、左の扉から先ほど紹介した2階席につながっています。

1階に比べトイレや物販コーナーもないので広々しているほか、江戸時代の福井城内にあった襖絵を移設した「群鶴の図」や、会場のジオラマ展示も設置されています。

群鶴の図
会場のジオラマ展示

小ホール

出典:フェニックス・プラザ公式サイトより

小ホールの総客席数は500席で、コンサートや各種パーティー、展示会場などの用途に利用されています。A列からS列までの19列あります。途中、J列(10列目)とK列(11列目)の間に通路が設置されています。

ホワイエ
入口から見た客席(J列左後方?)

エルピス大ホールの約4分の1のキャパですが、通路を挟んでフラットな前方(A列〜J列)と、段差付きの後方(K列〜S列)に分かれた、同じような構造をしています。

小ホール 座席表

出典:フェニックス・プラザ公式サイトより

エントランス・ホワイエ

1階ふれあい広場

会場建物は4階建てで、正面玄関を入った空間は「ふれあい広場」という名前で、各施設への共通のロビーのようになっています。

ロビー内にはドリンク等の自販機が複数台あるほか、コインロッカー(有料)も設置されています。

自販機、コインロッカー(小型)
コインロッカー(中型)

1階は向かって右側にエルピス大ホールの入口があり、左側は消費者センターや社会福祉協議会等がテナントに入っています。

エルピス大ホール入口(1階)
小ホール入口(2階)

2階は階段を上がった奥に小ホール入口があるほか、喫茶・ラウンジ(後述)があります。

喫茶レストラン ミール

会場建物の2階には、喫茶レストラン「ミール」があります。正面玄関の真上に位置しており、エントランスのすぐ左の階段を上った所に店に入口があります。

正面玄関の真上の2階にあります
店内の様子

屋内と屋外の両側を見渡せる窓が付いているので、開放的な雰囲気です。食事やスイーツとともに、開演前のひと時を過ごすことができます。

メニュー表
ケーキセット(¥700)

周辺施設

福井駅前の恐竜コンテンツ

福井は、日本で発見された恐竜化石の多くが福井県で見つかっていることから、「恐竜王国」として有名ですが、駅前は西口にも東口にもそこかしこに恐竜のオブジェやロボットが展示されており、撮影する観光客で賑わっています。

特に西口の「恐竜広場」では、恐竜王国福井を代表する「フクイ」の名を冠した3体の恐竜たちが、前期白亜紀の様子を再現しています。

西口広場で存在感を見せる王者ティラノサウルスの恐竜ロボット。

「フクイ」の名を冠した恐竜のうち、最も大きい「フクイティタン」。

こちらも西口にあるスピノサウルス類の恐竜「スコミムス」のロボットです。

東口のダイナソースクエアには、トリケラトプスの親子がいます。

プレイグラウンド(東口)

このように、わざわざ博物館にいかなくても、駅前で様々な恐竜と触れ合えるコンテンツを楽しむことができます。

福井城址

出典:福いろ(福井市観光公式サイト)より

福井駅から会場に向かう途中に、福井城址があります。

1606(慶長11)年、徳川家康の次男で初代福井藩主の結城秀康公が築城した福井城は、その後越前松平家が17代にわたり治めた名城でしたが、「城址」という名前になっているように、大火により天守閣等が焼失し、現在はは石垣とお堀の一部のみが残っています。

くるふ福井駅

JR・新幹線の福井駅の駅ビルにある商業施設が「くるふ福井駅」です。

元々福井駅には「プリズム福井」という駅ビルの商業施設がありましたが、北陸新幹線の延伸に合わせ、店舗面積を新幹線の高架下にも拡張し、リニューアルオープンしました。

ちなみに「くるふ」の愛称は公募で選ばれ、「来る(訪れる)」の「CURU」と「F」(福井やFun、Friend、Family、Future、Favorite、Feelなど様々な意味が込められている文字)を組み合わせて作られた言葉とのことです。

テナントはお土産・スイーツ、飲食店、ショッピングなど40店舗以上が集結しており、その運営はJR西日本グループの金沢ターミナル開発㈱が担当しています。

フロアガイド(出典:くるふ福井駅公式サイトより)

一部私が訪れたお店を紹介しておきます。

蟹と海鮮 ぼんた

レストラン街の一番奥付近にある「蟹と海鮮 ぼんた」は、日本海の新鮮なお魚や蟹料理を提供する居酒屋です。

海鮮がメインのお店ですが、ランチではソースかつなどの地元の名物を詰め込んだ「福井名物御膳」(¥1,980)という欲張りメニューを提供しています。

今回日帰りであまり時間を取れなかったこともあり、こちらのお店でご当地グルメをまとめていただきました。

福井名物御膳の解説
実物の料理

お酒とワイン みずもと

駅改札やお土産店に近い食品コーナーにある「お酒とワイン みずもと」です。物販コーナーと飲食コーナーが一緒になっており、飲食コーナーでは地元のお酒やおすすめのワインがその場で飲める「角打ち」ができるお店です。

地元福井の銘酒や食材が掲載された案内マップも確認できます。

この日は駅前でワインフェアも行われていたので、ワインが飲みたくなり立ち寄りました。

ヨーロッパ軒 総本店・花月分店

出典:ヨーロッパ軒公式サイトより

福井といえば、名物「ソースカツ丼」。その代名詞ともいえる有名チェーン「ヨーロッパ軒」の店舗が、会場や福井駅から徒歩圏内に2店舗あります。

出典:公式サイトより
出典:公式サイトより

ヨーロッパ軒 総本店」は、福井駅から中央通りを進んでフェニックス通りに達した所にある福鉄線の「福井城址大名町」駅からそのまま西に5分ほど歩いた所にあります。

ヨーロッパ軒 花月分店」は、フェニックス通りを進み、松本通りとの東下交差点を左折し、西方向に5、6分ほど歩いた所にある西公園のほとりにあります。

施設概要・地図

地図