東京にライブ遠征するけど、会場最寄り駅のホテルがどこもいっぱいで予約できなかった(泣)
どこに泊まればいいんだろう。
鉄道路線が複雑に入り組んでいる東京では、「アクセスの良さ」を最優先に考えよう。
東京は選択肢が多くてホテル選びが大変!
初めてのライブ遠征。それも東京となると、どこに泊まればいいのか、選択肢が多すぎて分かりにくいのではないでしょうか。
自分の手帳を見るたび思いますが、よくこれだけ複雑な鉄道路線網になったものだと感心します。
最近は駅名を読むのが苦痛になってきました。
上の路線図を見ても分かる通り、JR・私鉄・地下鉄がまさに網の目のように張り巡らされており、駅が多すぎて何駅がどこにあるのかもわからない人もいると思います。
ホテルは、目的地の会場まで「迷わず」「快適に」移動できる場所を選ぶことが重要です。そのためにも「アクセスしやすい」場所を選ぶのが鉄則になります。
定番はターミナル駅周辺だが…
新幹線で東京を訪れる人なら、ターミナル駅の「東京駅」「品川駅」「上野駅」がまず候補として思い浮かぶでしょう。また、目的地が山手線の西側にある人は、副都心の「新宿駅」あたりを拠点に考える人が多いかもしれません。
実際、上記のターミナル駅周辺にはホテルも多く、候補には困らないと思いますが、それだけ駅の規模も大きくなります。せっかく駅から近くても、駅自体が迷宮のような複雑な作りをしているため、慣れないうちは最寄りの改札ではないところから出てしまい、ホテルまでの移動に苦労することも…。
ライブ会場周辺のホテルはすぐに満室に
最も手軽なのは、ライブ会場に近いホテルです。迷わず移動でき、公演前後に休憩や、荷物を置いて身軽にライブに参加できるので便利です。
しかし、その分競争率も高くなり、早めに予約しないとすぐに満室になってしまいます。公演スケジュールが発表された段階で、スケジュールやチケットの手配が完了する前に押さえておかないと、確保は難しいでしょう。
おすすめは会場最寄り駅まで直通で行ける場所
そこでおすすめするのが、「会場最寄り駅まで乗り換え無しで行ける」場所にあるホテルです。
所要時間の目処がつきやすく、電車に乗り間違える可能性も低いので、特に路線が複雑な東京においては、心理的な負担がぐっと減ります。
その駅がJR・私鉄・地下鉄など複数の路線が乗り入れる駅であれば、選択肢がさらに広がります。
そこで、私がこれまで宿泊した中で、アクセス最強の立地にあるエリアを紹介します。
東京23区真ん中の穴場エリア「市ヶ谷」
私がライブ遠征の拠点としておすすめするのは、東京23区のほぼ真ん中に位置する「市ヶ谷」です。
市ヶ谷駅は、①JR中央・総武線(各駅停車)、②東京メトロ有楽町線・③南北線、④都営地下鉄新宿線の4つの路線が乗り入れており、私鉄こそありませんが、各方面からのアクセスが抜群の立地にあります。
お隣の飯田橋駅や四ツ谷駅ほどにぎやかではなく、東京に住んでいる人以外の知名度もそれほど高くない、穴場のエリアと言えるかもしれません。
市ヶ谷がライブ遠征においてアクセス最強な理由
次の表を見てください。乗り入れている路線から直通で行けるライブ会場がこんなにあります!
利用路線 | 最寄り駅 | 所要時間 | ライブ・コンサート会場 |
---|---|---|---|
都営新宿線 | 九段下 | 2分 | 日本武道館(徒歩圏内) |
新宿 | 6分 | 新宿文化センター | |
初台 | 10分 | 東京オペラシティ、新国立劇場 | |
JR中央・総武線 | 中野 | 18分 | 中野サンプラザ |
代々木 | 8分 | 山野ホール | |
錦糸町 | 15分 | すみだトリフォニーホール | |
新小岩 | 22分 | 江戸川区総合文化センター | |
東京メトロ有楽町線 | 池袋 | 12分 | 東京芸術劇場 |
東池袋 | 9分 | サンシャイン劇場 | |
江戸川橋 | 5分 | 東京カテドラル聖マリア大聖堂 | |
有楽町 | 7分 | 東京国際フォーラム・帝国劇場 | |
東京メトロ南北線 | 後楽園 | 4分 | 東京ドーム、東京ドームシティホール 文京シビックホール |
六本木一丁目 | 7分 | サントリーホール |
直通だけで行ける会場に加え、JR・都営地下鉄・東京メトロがすべて乗り入れているので、同じ鉄道会社間で乗り継いで行ける会場も多く、交通費の節約にもつながります。
国立代々木競技場 第一体育館(原宿駅)
JR線:代々木で山手線に乗り換え
NHKホール、オーチャードホール(渋谷駅)
メトロ:永田町で半蔵門線に乗り換え または JR:代々木で山手線に乗り換え
メルパルクホール(芝公園駅)
都営線:神保町で三田線に乗り換え
市ヶ谷駅へのアクセス
東京に着いてからの、市ヶ谷駅までの行き方を案内します。
東京駅からJRを使う場合
新幹線を利用して東京に遠征する場合の、東京駅からの行き方について解説します(東海道新幹線を利用される方は、手前の品川駅でなく終点の東京駅まで乗車した方が便利です)。
ICカード等を使用せず、紙の乗車券を購入した場合、券面は「出発駅→東京(都区内)」という表示になっているので、改めて乗車券を買い直す必要はありません。そのまま市ヶ谷駅まで行けます。
新幹線から在来線への連絡口経由で、「中央線」に乗り換えます。中央線は東京駅が始発駅となり、「1番線・2番線」(オレンジ色の表示)から出ています。新幹線の反対側になるので、少し歩くことになります。
乗車後、新宿方面に向かう2つ目の「御茶ノ水駅」で下車(所要時間:約5分)し、「総武線(各駅停車)」(黄色い表示)に乗り換えましょう。そこから3つ目の駅が市ヶ谷駅になります(所要時間:約6分)。
有楽町駅から東京メトロ有楽町線を使う場合
ライブ会場まで地下鉄を使う予定がある人は、有楽町駅から東京メトロで向かう方法もあります。到着時点で、乗り放題の「1日乗車券」や「24時間券」を購入して利用するのも選択肢の1つです。
有楽町駅は東京駅から山手線で1駅隣り(品川・渋谷方面)にあり、乗り換える場合は5番線(緑の表示)に向かいましょう。
有楽町駅に着いたら、「国際フォーラム口」の改札を抜けて、ビックカメラ近くの階段から東京メトロの改札に向かいましょう。2番線の「和光市」「森林公園」行き等の電車に乗り、4つ目の駅が市ヶ谷駅になります(所要時間:約8分)。
※ちなみに有楽町駅は東京駅から歩ける距離ですので、八重洲口を出て外堀通りを約10分歩くと、たどり着くことができます。
市ヶ谷駅周辺のホテル
以上、市ヶ谷駅までのアクセスについて解説しましたが、お隣りの九段下や飯田橋に比べると、ホテルの数は多くないので、宿泊できるホテルは限られます。
別の記事で、アクセス最強のおすすめのホテルを紹介します。