この記事の内容

初めてIGアリーナへコンサート・イベントに訪れる人を対象に、会場までのアクセス施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

2026年にオープンした名古屋の新たなアリーナ施設。
長年利用されてきた愛知県体育館(旧ドルフィンズアリーナ)に代わる、大相撲名古屋場所の開催会場でもあります。

IGアリーナ(愛知国際アリーナ)は、2025(令和7)年に新たにオープンした、愛知県が保有し、株式会社愛知国際アリーナが整備・運営する多目的アリーナです。

前回の東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に竣工し、半世紀以上にわたって親しまれてきた「愛知県体育館(旧ドルフィンズアリーナ)」の歴史的役割を継承する形で近隣に移転新築されました。

愛知県体育館(旧ドルフィンズアリーナ)

正式名称は県の条例により「愛知国際アリーナ」となっていますが、開場当初からイギリスを本拠地とする金融グループである「IGグループ」が命名権を取得し、IGアリーナの名称でオープンしました。

敷地面積は約4.6haで、東京ドームとほぼ同等の広さがあります。建築面積が約26,500㎡、延床面積が約63,000㎡の地上5階建てで、有明アリーナ横浜アリーナなど、首都圏の主要施設に匹敵する、国内アリーナの中でも最大級の大きさです。

建物の外観デザインや内装の一部は、新国立競技場などを手掛けた世界的建築家・隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所)が担当しています。施設のコンセプトは「樹形アーチに包まれたアリーナ」で、白い無機質な外壁に、木材がせり出すように複雑に組まれたデザインが採用されています。

施設はメインアリーナサブアリーナからなる2面構成。普段は愛知県体育館から引き続き、バスケットボールB1リーグの「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の本拠地として使用されています。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

スポーツ利用としてはバスケットボールの試合のほか、2025(令和7)年7月13日、こけら落としとして大相撲七月場所(名古屋場所)の初日興行が開催され、以降の名古屋場所の開催会場となっています。その他、2026年アジア競技大会の会場にも使用される予定です。

音楽イベントとしては、同年8月23日に行われたAI(アイ)のデビュー25周年全国ツアーにおける愛知公演が、正式なこけら落とし公演となりました。

IGアリーナまでのアクセス

最寄り駅は地下鉄名城線「名城公園」駅

出典:名古屋ダイヤモンドドルフィンズ公式サイトより

IGアリーナの最寄りは、地下鉄名城線「名城公園」駅名古屋駅から最寄り駅までは約15分で名城公園駅から会場まではほぼ直結の場所にあります。

ライブ遠征を考える場合、新幹線で名古屋駅まで来て、地下鉄に乗り換えるアクセスが基本ルートとなります。

名古屋駅からの地下鉄乗り継ぎルートは、以下の2つです。

地下鉄東山線利用
「栄」駅経由で名城線に乗り換え
地下鉄桜通線利用
「久屋大通」駅経由で名城線に乗り換え

所要時間はどちらも約14〜15分程度です。新幹線のアクセスを合計すると、東京駅からは約100分新大阪駅からは約50分京都駅からは約35分で名古屋駅に到達することができます。

また、中部国際空港(セントレア)まで飛行機を利用する場合は、名鉄空港線を利用して、金山駅で地下鉄名城線に乗り換えればOKです。

中部国際空港駅から金山駅までは、ミュースカイを利用すれば約25分です。
金山駅から名城公園駅までは7駅で、所要時間は約14分です。

その他、紹介は省略しますが、市バスでアクセスする場合、最寄りの「名城公園」バス停には栄方面(栄11系統:栄バスターミナル10番のりば)の便が接続されており、運賃は均一で210円です。

ただし、遠征の点では、名古屋駅からは地下鉄で向かう方が本数も多く、時間の目安もたちやすいと思います。栄地区で宿泊したり、食事を済ませたりしてから会場へ向かう場合などに一考の価値があります。

名古屋駅からのアクセス

新幹線名古屋駅改札

新幹線で名古屋駅まで来た」という前提で、最寄りの名城公園駅まで、地下鉄を利用する場合のアクセスルートを紹介します。

新幹線改札は「太閤通口」側にあり、地下鉄東山線や桜通線は反対の「桜通口」側にあるので、コンコースを東西に横断する形で移動します。

名古屋駅から栄駅経由で名城公園駅まで

名古屋駅「銀時計」前

まずは地下鉄東山線を利用するルートから。新幹線改札の前にある「銀の時計(銀時計)」前からスタートしましょう。

新幹線改札を出たら、コンコースを桜通方面に歩いていきます。
地下鉄東山線の案内表示が目印です。
途中、JR在来線の中央口の前を通過します。
右に行くと名鉄・近鉄に近い広小路口がありますが、そのまま通過します。
やがて高島屋の2階に進むエスカレーターが見えてきます。
手前は桜通口側の待合せスポット「金の時計(金時計)」です。
エスカレーターの後ろも待合せスポットになっています。
桜通口に到着しました。
桜通口を出て斜め右の階段(8番出入口)に進みます。左側の9番出入口でもOKです。
地下鉄と地下街「ゲートウォーク」の案内が見えます。
階段を降りたら、案内表示に従い左に進みます。
ゲートウォークを進みます。
ほどなく「G7」出口があるので、右に進みます。
地下鉄東山線名古屋駅の中改札に到着しました。
栄方面の電車は1番線から発車します。
名古屋で一番乗降が多い区間なので、4分おきくらいで電車が来ます。
名城線のホームは、東山線のホームにある階段を降りてすぐの場所にあります。
4番線の「名古屋城・大曽根」方面(右回り)の電車に乗りましょう。
先発の「大曽根」行きに乗車しました。
3駅目・所要時間約6分で最寄りの名城公園駅に到着です。

久屋大通駅経由のルート

もう1つの地下鉄桜通線「久屋大通」駅経由の乗り継ぎルートを紹介します。

赤い案内表示を頼りに、桜通線名古屋駅の改札に向かいましょう。
3番線から発車する「徳重」方面の電車に乗車します。
東山線ほど多くはありませんが、だいたい6分に1本の割合の本数で来ます。
名古屋駅から3駅・所要時間約4分で、久屋大通駅に到着します。
桜通線のホームから、上のフロアにある名城線のホームに移動します。
2番線「名古屋城・大曽根」方面のホームに向かいます。案内にも会場の記載が見えます。
2番線ホームに着きました。
後は来た電車に乗り、2駅先の名城公園駅で下車します。所要時間は約4分です。

名城公園駅「4番出入口」からほぼ直結

名城公園駅 4番出入口

名城公園駅に着いてから、会場までのルートの紹介です。公式サイトやGoogleマップでは「2番出入口」が最寄りのように見えますが、現在の最寄りはバリアフリー導線等も含めて「4番出入口」になっており、その内容で案内します。

まずは名城公園駅の改札を出ましょう。
案内に従い、「2~4」出口の方向へ進みます。会場名も記載されています。
4番出口の案内も確認。
後は案内に従い移動するだけです。2番出口との分岐を左側に進みます。
2番・3番出口は会場と大津通りを挟んで反対側にあります。地下通路で道路の下を横断し、4番出口に向かいます。
突き当りまで来たら、地上へ向かうエレベーターと4番出口に分かれています。
4番出口に到着。階段・エスカレーターのほか、専用のエレベーターもあります。
地上に上がれば、目の前に会場が建っています。お疲れさまでした。

地下鉄鶴舞線「浄心」駅からのルート

浄心駅 2番出入口

会場のもう1つの最寄り駅である地下鉄鶴舞線「浄心」駅は、駅と会場が直結の名城公園駅に比べるとかなり距離があり、会場まで徒歩約18分の道のりになります。駅から弁天通を進み、大津通との「城北橋」交差点で右に曲がると会場に着きます。

ここでは浄心駅から会場までのルートを紹介しますが、どちらかというと名城公園駅の隣りの名古屋城駅と同様、終演後の混雑回避のために、伏見駅経由で名古屋駅に向かう際の分散ルートとしての利用の参考にしてもらえばと思います(今回私も帰りに利用しました)。

浄心駅に到着したところからスタート。
改札を出て2番出口を上がったところです。
左の大通りは弁天浄心町線(弁天通)です。
しばらく道なりに進んでいきましょう。
弁天通にちなんで、道路沿いに七福神の像が点在しています。まずは「大黒天像」があります。
続いて「恵比寿像」があります。
続いてが「弁財天像」です(弁天様というより何かウサギっぽい感じですが‥)。
最後が「福禄寿像」です。残りの「布袋尊」「寿老人」「毘沙門天」の各像は、道路の反対側にあります。
ルートの中間に位置する「弁天通」交差点を通過します。
後半に入りました。そのまま直進していきましょう。
弁天通の終端「弁天通1」交差点を通過します。エネオスが目印です。
ここからはお城の堀川に沿って移動する形になります(東志賀町線)。
城北橋」バス停まで来たら、すぐ先の「城北橋」交差点を右に曲がりましょう。
堀川にかかる、バス停・交差点名にもなっている城北橋を渡ります。
大津通に入りました。右手に会場が見えています。
右手の階段を上がると、メインゲートのある2階に通じています。

駐車場

マイカーやレンタカーを利用する場合、会場専用の駐車場はないので、周辺の公営の駐車場を利用することになります。最寄りの駐車場は「名城公園 二の丸東駐車場」で、名古屋城の敷地の大津通沿いにあります。

収容台数は123台で、料金は普通車で30分あたり250円です。

https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/access

IGアリーナはこんな所

最大約17,000人収容のメインアリーナ

メインアリーナは広さ約4,600㎡、天井高は30mの空間です。国内初採用となる、スポーツに適したオーバル形とコンサートなどの開催に適した馬蹄形を融合したハイブリッドオーバル形で、最大収容人数は立ち見を含めて約17,000人着席時で約15,000人収容のキャパを誇ります 。

アリーナの周囲をぐるりと囲むように220mのリボンビジョン(帯状のLEDディスプレイ)が備え付けられており、会場全体を包み込む没入感の高い映像演出が可能です。

センターハングビジョン設置時の館内
出典:愛知県の観光サイト「Aichi Now」ホームページより

また、写真は大相撲開催時のため土俵の上に設置された吊り屋根になっていますが、ライブやバスケの試合の際は、アリーナの中央に国内最大級の吊り下げ型大型スクリーンである「360度八面体センターハングビジョン」が設置されています。これにより、ステージから遠いスタンド席や、ステージの裏側に位置する座席からでも、演者の微細な表情を鮮明に捉えることができます。

公式サイトによる座席情報には、1Fアリーナ、2F、3F、4Fの各座席図がありますが、FAQでは「座席の配置はイベントによって異なる」とされています。スタンド席は固定ですが、アリーナにおける可動席の組み方は公演により異なり、ライブの場合、「エンドステージ」「センターステージ」「外周花道あり」など、レイアウトにより同じブロックでも見え方や価値が大きく変わることを念頭に置いておきましょう。

1階席(アリーナ席)

2階スタンド席前方から見たアリーナ席(マス席)

1階席(アリーナ席)は、他のアリーナ会場と同様、演者と最も近い距離で熱狂を共有できる特等席です。座席も可動式の跳ね上げ座席が採用されており、長時間の観戦・鑑賞でも身体への負担が少ないのが特徴です(写真は大相撲開催時のマス席)。

アリーナ前方

ステージとの距離は最短で、ライブ時の体感音圧も強く、圧倒的な臨場感と熱狂を味わえるので、とにかく近さ最優先の人には最高の席です。公演クライマックスの銀テープ演出や、アイドルグループの公演でのトロッコ系演出などがあると、特に満足度が高くなります。

ただし、カメラマン・機材スタッフで視界が遮られる時規制退場や導線制限などで時間がかかることがあるなど、特殊な事情による影響を受けやすいことに注意が必要です。

アリーナ後方

アリーナ席はスタンド席に比べ、傾斜がフラットまたは緩めになるので、後方になるほど、前方客の身長差で当たり外れが大きくなる傾向があります。

前方に比べ、会場への出入りなど移動導線は比較的スムーズですが、横1列あたりの座席数が多くなると、中央の席に当たった時の横移動に気を遣う場合があります。

タマリ席からの眺め

ちなみに大相撲名古屋場所の開催時には、中央の土俵に近い順に「タマリ席」「マスA席」「マスB席」「マスC席」が配置されます(後述の座席表参照)。

出典:IGアリーナ公式サイトより

2階スタンド席

2階スタンド席は、会場全体をすり鉢状に見渡しやすい「オーバル(楕円形)配置」が基本となっています。

座席は「201」から「229」までの29のブロックに分かれて配置されており、コートやステージとの距離感が近く、会場全体の一体感や熱気をダイレクトに感じやすい設計です。

スタンド席は楕円の長い部分にあたるサイドスタンド(ロングサイド)と、短い部分のエンドスタンド(ショートサイド)に分かれています。

サイドスタンド(ロングサイド)は、各ブロック14列(座席表示は22列~35列)ずつ配置されています。

座席間の傾斜状況
座席間の段差

エンドスタンドは、エンドステージ形式の場合、ステージを正面近くから見る各入場ゲート付近側は、13列(座席表示は23列~35列)配置されています。

コンサート開催時のステージ側(大相撲開催時の向正面側)にあたる「201~203」「227~229」の各ブロックは、ステージの裏側となるため、他のブロックより少なめの5列(座席表示は31列~35列)配置されています。

エンドスタンド「201~203」「227~229」ブロック付近

武道館などでいう後方見切れ席のイメージですね。価格が他より安めに設定されたり、追加席として販売されたりする場合があります。

2階スタンド前方

会場全体を通じて「俯瞰と臨場感」が両立できる、最もバランスの良い席になります。音響(PA)のまとまりも感じやすく、トイレや売店へのアクセスも良好で、初めて遠征する際の本命にしたいエリアです。

2階スタンド後方

スタンド後方になる場合でも、音響も素直で聴きやすく、比較的動きやすいエリアになります。「213~215」ブロックなど、エンドステージ方式でステージを正面から見る席の場合は、演出の全景が楽しめるほか、サイドや端の位置の席の場合、ステージの奥行きを感じることができます。

ただし、後方になるほど、肉眼で演者の表情で見る限界の距離になるので、センターハングビジョンやオペラグラスなどで補完するようにしましょう。

2階ボックス席

エンドステージ方式の場合のステージ正面に近い「212・213」「217・218」の4つのブロックの後方には、ボックス席が「BOX1~5」の5か所設置されています。

これは、2階スタンド後方にあるプレミアムラウンジ「d CARD LOUNGE」に付属のラウンジシートで、各公演やイベントのラウンジ利用券の購入者のみが利用できる座席です。

座席は他の席に比べシートのクッションが厚めで長テーブルも設置、足元も広く、多少距離はありますが、至れり尽くせりの設備だと思います。

d CARD LOUNGE(2階)

出典:IGアリーナ公式サイトより

2階ボックス席の奥にある「d CARD LOUNGE」は、アクセス権付きチケットや、利用権のオプション購入者のみが入ることのできるプレミアムラウンジです。

六 ROKU SUNTORY PREMIUM BAR
The PREMIUM MALT’S 神泡。BAR
出典:IGアリーナ公式サイトより

ラウンジエリアには専用のエントランスから入ります。エリア内には料亭「河文」や「THE KAWABUN NAGOYA」の運営会社がプロデュースする2つの飲食店のほか、ジンやウィスキーを中心に提供する「六 ROKU SUNTORY PREMIUM BAR」と、モルツビールを中心に提供する「The PREMIUM MALT’S 神泡。BAR」の2つのプレミアムバーがあります。

出典:IGアリーナ公式サイトより

3階バルコニー席(VIPエリア)

3階エリアは目測で3列ほのクッション性の高い座席(バルコニー席)が馬蹄形に配置されていますが、2階・4階スタンド席のように一般席としては販売されず、「VIPエリア」として利用されることが多いようです。

MUFG Suite(3階)

出典:IGアリーナ公式サイトより

3階フロアのバルコニー席の奥には、全40室が用意されたラウンジ「MUFG Suite」が設置されています。公式サイト上では「スイートルーム」として紹介されています。

完全なプライベート空間で、専用のエントランスから混雑を避けて入場できるほか、内部には名古屋城を一望できる専用バーが完備されており、企業接待や、記念日などの特別な日の観賞に特化した空間になっています。

https://www.ig-arena.jp/suites

4階スタンド席

出典:東海テレビ公式サイトより

4階スタンド席は、最大約30度という傾斜がつけられているのが特徴です。音楽コンサートなどのステージ演出に最適化された馬蹄形(U字型)で、座席は「401」から「426」までの26のブロックに分かれて配置されています。

出典:トラベルWATCHホームページより

ステージからの物理的な距離は最も離れるものの、急傾斜により、前列の観客の頭や動きが視界を遮ることがなく、ステージ全体を見渡しやすい良好な視界が確保されます。K-POP等のダンスグループの複雑なフォーメーションダンスや、アリーナ全体を使った壮大なレーザー・照明演出を鑑賞するのに絶好のポジションになります 。

ただし、やはり演者との距離は最も遠くなるほか、天井高に近い30m近くの高さから見下ろす形になるので、高所が苦手な方には不向きで、席選びの際に注意が必要です。

サイドスタンド(ロングサイド)は12列(座席表示:1列~12列)配置されており、エンドスタンド(ショートサイド)はコンサート開催時のステージ側(大相撲開催時の向正面側)には座席はなく、各入場ゲート付近側は19列(座席表示:1列~19列)あります。

サイド・エンド共通で5列と6列の間に横に移動通路が設置されており、各ブロックの出入口に続いています。

出典:IGアリーナ公式サイトより

メインアリーナ 座席表

出典:Livewalker.comより

座席

座席はスタンド席だけでなく1階のアリーナ席にも可動式の跳ね上げ座席が採用されており、座面だけでなく背もたれにも厚みのあるクッションが備わっています。また、すべての席にドリンクホルダー(追加のスタッキングチェアを除く)が設置されています。

2階の「d CARD LOUNGE」のラウンジシートは幅やクッションにボリュームがあり、座り心地がよさそうです。
車いすスペースの介添人用の補助椅子は、ひじ掛けのないスタッキングチェアが使用されていました。

その他、4階席は、背もたれが高いハイバック仕様の座席が採用されています。

出典:Aichi Now ホームページより

サブアリーナはグッズ販売・飲食スペース利用に

サブアリーナは敷地面積約2,600㎡固定席600席を持つ、フラットフロアのフローリングの空間です。

普段はバスケットボール選手の練習場などに使用されますが、公演当日はグッズ販売や飲食スペースとして利用されることが多くなります(写真は大相撲名古屋場所開催時)。

名古屋場所の場合、ちゃんこ鍋のお店など、大相撲ならではの出店もあります。
スポーツ観戦時などでもおなじみの、選手(力士)にちなんだお弁当も販売されていました。
出典:IGアリーナ公式サイトより

メインアリーナと隣接でつながっているため、メインアリーナ内の通路を通って、そのままサブアリーナを行き来できる導線になっています。

大相撲名古屋場所(七月場所)

冒頭で紹介したとおり、今回の会場は2025(令和7)年から大相撲名古屋場所の興行会場になっています。

場所中は、正面玄関に酒だるとともに「蒙御免(もうごめん/ごめんこうむる)」の案内が設置されます。これは、江戸時代の相撲興行などで「幕府や寺社奉行から正式に興行許可を得た」ことを示す言葉で、現在も慣習的に使用されています。

開催時は普段と異なり、アリーナ席は相撲観戦特有の「タマリ席」「マス席」が設置されるほか、2階スタンド席を「イス席」として、位置により金額に差を付ける形で販売されます(4階スタンド席は使用されないようです)。

土俵は「センターステージ方式」で配置され、開催中はセンターハングビジョンの代わりに吊り屋根や「満員御礼」の垂れ幕、日本国旗が掲揚されます。

玄関前に立てられたのぼり
左右2か所に分かれて設置されていました

また、「◯◯部屋」「◯◯関」など、色とりどりの相撲部屋や力士名ののぼりが掲げられ、会場前が華やかな雰囲気になります。

日本相撲協会公式サイト

名古屋場所 座席表

出典:日本相撲協会公式サイトより

その他館内設備

メインエントランスから中へ進むと、愛知県産のスギ材が使われた天井に包まれた空間が広がります。

飲食店舗

館内の飲食店舗は、「食の世界旅行」をテーマに、1階・2階・4階に20店舗が営業中です。地元愛知のローカルフードから各国料理まで幅広いラインナップが揃っています。

BBQ Station 758(2階)
Grain Craft(2階)
SWEETS OF LOCK(2階)
パオヤム(2階)
Arena Eats(1階)
たこやきLABO(1階)

コインロッカー・トイレ

コインロッカーは場外3か所・場内3か所の計6か所に設置されており、イベント開催日のみ利用可能です。専用アプリでの事前予約のほか、現地利用はキャッシュレス決済のみです。

料金は小型サイズで1回600円から利用が可能です。
アプリによる事前決済のほか、ICカード・クレジットカード等が利用可能です。

座席エリアへの荷物の持ち込みは、「座席と足の間に収まる大きさまで」に制限されており、それ以外の荷物はロッカー等に預ける必要があります。また、ベビーカーや車いすについても、所定の場所で来場者自身の管理のもと置くよう指導されているようです。

来場者1人あたりのトイレ数は国内最高水準で、個室数は合計500以上。男性用・女性用トイレは各16か所あり、各フロアに分散配置されています。

また、トイレ混雑緩和のため、男性トイレの一部を女性トイレに切り替えられる構造になっており、イベントの客層に応じて男女比を変更することが可能です。

IGアリーナ公式アプリでトイレのご利用状況が確認できるようになりました!

周辺施設

名城公園

名城公園は、名古屋城の内堀の北側と南側一帯に広がっている城址公園(都市公園)です。

北側は今回の会場のIGアリーナのほか、野球場やテニスコート、屋内展示スペース(フラワープラザ)、複合商業施設(tonarino)、藤の回廊などが点在しており、南側には名古屋城や愛知県体育館があります。

藤の回廊は、駐車場に沿って総延長600m超の長さの藤棚に、9種類85本の藤が植えられています。

tonarino(トナリノ)

名城公園内の北園に2017(平成29)年にオープンしたのが、ランニングステーションの「tonarino(トナリノ)」です。会場のすぐ横にあり、名誉館長にはマラソンの野口みずきさんが就任しています。

ショッピング飲食のほか、ヨガやランニングのワークショップやクッキング教室に利用できる店舗もあり、様々な人々が集うことをコンセプトにしています。訪れた当日の建物の隣りには、ビーチバレー用の砂浜のコートが設置されていました。

1階にある「さら名城」は、ランナー・サイクリストのサポート施設です。向かいにサイクルショップやスポーツ用品店もあります。
同じく1階にあるスターバックスコーヒーは、開演前の時間調整にぴったりです。
2階には、ベーカリーカフェの「DEAN & DELUCA」があります。
2階にはもう1店舗、イタリアンレストランの「GARB CASTELLO」もあります。

tonarino

名城公園フラワープラザ

名城公園フラワープラザ」は、第6回全国都市緑化フェア開催に伴い、その記念施設として1988(昭和63)年に開館した室内展示スペースで、会場の向かいに建っています。

サニールーム
野外ガーデン

施設内は四季折々の草花が楽しめるアトリウムやサニールーム、カフェがあり、周辺に野外ガーデンや芝生広場の広がる、市民憩いのスペースです。

館内にある「花カフェ」です。木目調の内壁やイス・テーブルに、アンティークな調度品が飾られ、店内はおしゃれで落ち着いた雰囲気になっています。

メニュー表です。ソフトドリンクを中心に、ランチやソフトクリームなどを注文できます(現金のみ)。
ドリンク付きの日替わりランチは750円とリーズナブル。量はそれなりですが、小腹が空いたときにちょうどいい量です。

名城公園・名城公園フラワープラザ 公式ホームページ|愛知県名古屋市北区

名古屋城

「尾張名古屋は城で持つ」。伊勢音頭の有名なフレーズにあるように、会場の隣りの敷地にそびえる名古屋城は、1610(慶長15)年、徳川家康公が天下統一の最後の布石として築城し、約260年にわたり尾張徳川家の居城となっていました。

第二次大戦後に再建された天守は、五層の大天守閣と小天守閣が再建され、国の特別史跡に指定されています。

天守閣の屋根に輝く「金鯱(きんしゃち)」は名古屋城の代名詞です。圧倒的な権力と財力を示すとともに、火除けのまじないとしての役割もありました。

※2026年8月現在、天守閣は閉館となっています。

名古屋城公式ウェブサイト

名古屋城本丸御殿

名古屋城本丸御殿は、: かつて藩主の住まいや政務の場として使われた建物で、「近世城郭御殿の最高傑作」と称された建築物でしたが、1945(昭和20)年5月の名古屋空襲により、名古屋城天守閣などとともに、建造物のほとんどが焼失してしまいました。

しかし、往時の文献や実測図・古写真・障壁画などが残されていたこともあり、2009(平成21)年から復元工事が始まり、2018(平成30)年に完成された観光名所です。

金シャチ横丁

会場から徒歩圏内、名古屋城の敷地周辺には、尾張名古屋の歴史と食文化が集結したグルメスポット「金シャチ横丁」があります。施設は2か所あり、歴代尾張藩主の名前が付けられた「義直ゾーン」と「宗春ゾーン」に分かれています。

義直ゾーン
宗春ゾーン

このうち、宗春ゾーンは、名城公園駅の利用を避け、南へ11分ほど歩いた「名古屋城」駅へと向かう分散ルートを選択した場合、ちょうど駅までの導線上にあるので、帰りに寄り道して打上げなどをするのにぴったりです。

この日は暑かったので、宗春ゾーンを入ってすぐのカフェダイナー「POP OVER」でかき氷をいただきました。

店内
この日注文したかき氷

ステーキなどの肉料理や自家製パン、サンドウィッ等の軽食、自家製ジェラートやスイーツまで、幅広いジャンルのメニューを取り揃えています。

金シャチ横丁-kinshachi Yokocho-

施設概要・地図

地図