MTG名古屋四季劇場(名古屋・神宮前/熱田)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します

初めてMTG名古屋四季劇場へ舞台・ミュージカルに訪れる人を対象に、会場までのアクセスや施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。

名古屋の劇団四季専用劇場が新装開店♪
舞台と客席の近さは変わらず、旧施設の一部を残しつつ最新の設備を備えた劇場に生まれ変わりました。
MTG名古屋四季劇場は、2026(令和8)年7月に開業した劇団四季の専用劇場で、歴史ある熱田神宮の近くに位置しています。
建設にあたっては、持続可能な文化拠点のあり方を模索し、客席や扉の取っ手、外灯、舞台設備の一部など、閉館した名古屋四季劇場のものが、可能な限り再利用されており、旧劇場の面影を随所に残した空間で、新たな歴史を紡ぎます。
こけら落とし公演は7月5日に開幕した「オペラ座の怪人」。名古屋・熱田の地から、新たな歴史がスタートしました。
劇団四季の名古屋拠点の変遷
名古屋地区における劇団四季の拠点は、さながら式年遷宮のように変わっています。
1996(平成8)年から2016(平成28)年までの20年間は、納屋橋近くにあった「新名古屋ミュージカル劇場」が劇団四季の常設劇場でした。

その後、同年10月から2026(令和8)年2月までの10年間は、名古屋駅から徒歩約15分の場所にあった「名古屋四季劇場」が営業していました。

そして今回オープンした新劇場は、名古屋市に本社を置く美容機器と健康家電のメーカーである「株式会社MTG」がネーミングライツを取得し、「MTG名古屋四季劇場」という名称になり、熱田神宮の近くにオープンました。
私が就職で名古屋に来たのが新名古屋ミュージカル劇場時代の1999(平成11)年で、これで歴代3代すべての劇場に足を運ぶことができました。
MTG名古屋四季劇場までのアクセス
最寄りは名鉄「神宮前」駅とJR「熱田」駅


会場の最寄り駅は名鉄神宮前駅とJR熱田駅です。会場までの所要時間は、名鉄神宮前からが徒歩約4分、JR熱田駅からが徒歩約7分です。その他、地下鉄名城線「熱田神宮西」駅からも徒歩圏内で、徒歩約12分で到着します。

会場までの直線距離はJR熱田駅からの方が近いのですが、駅の出口が会場と反対側にあり、少し遠回りして向かうルートになるため、名鉄神宮前駅からの方が早く到着します。
また、JR熱田駅が普通電車しか停車しない駅であるのに対し、名鉄神宮前駅はすべての種別の電車が停車する駅であるため、電車の本数や主要駅からのアクセスの点からも便利です。特に、中部国際空港(セントレア)方面からミュースカイを利用すれば、特別車両券が別途必要になりますが、わずか1駅で神宮前駅に到着します(約20分)。
JR熱田駅までのアクセス
・名古屋駅から
JR東海道本線乗車:約8分(片道200円:3駅目)
名鉄神宮前駅までのアクセス
・名鉄名古屋駅から
東へ向かう各線に乗車:約7~8分(片道250円)
3駅目(普通)2駅目(準急以上)
・中部国際空港駅から
特急またはミュースカイに乗車:約20~30分
1駅目(ミュースカイ)6駅目(特急)
片道830円(特別車利用の場合:+450円)
ここでは、名鉄神宮前駅・JR熱田駅の両駅から会場までのルートを紹介します。
公式のアクセスガイドも充実していますので、併せてご確認ください。というか、ほとんど同じルートを動画でわかりやすく紹介してくれています♪
アクセスガイド | MTG名古屋四季劇場[熱田] | 劇場情報(劇場・アクセス) | 劇団四季
名鉄神宮前駅から会場までの徒歩ルート

まずは名鉄神宮前駅からのルートの紹介です。駅東口から出てほぼ直進するだけのシンプルなルートで、歩道も広くわかりやすいと思います。










JR熱田駅から会場までの徒歩ルート

続いてJR熱田駅からのルートです。こちらはいったん会場と反対側にある駅出口から、線路をまたぐ歩道橋(熱田陸橋)経由で向かうルートになります。












MTG名古屋四季劇場はこんな所
旧劇場と同様も舞台と客席の距離が近い約1,300席

劇場は1階席と2階席の二層構造で、総客席数は最大で約1,300席。以前よりも約100席増加していますが、最後列からでも距離が近く感じられる見やすい構造です。
音響装置は最新設備が導入されており、非常にクリアに聞こえる仕様になっています。劇中で主人公のオペラ座の怪人が、演者に向かって声だけで語り掛けるシーンがあるのですが、場内のあちこちから声が聞こえる臨場感ある演出が可能になっていました。
1階席

1階席は今回の公演では2列から22列までの21列あり、13列と14列の間に出入口扉に続く中央通路が設置されています。




座席間の傾斜は、前方の10列まではスロープによるフラットに近い緩やかな傾斜、11列以降に段差(高低差低め)による傾斜が付けられています。


基本カーテンコール時のスタオベ以外は着席による鑑賞で、千鳥配列にもなっているので、全体に傾斜は緩めですが、視界の悪さでストレスを感じることはないと思います。

ちなみにこの日私は、1階席後方の「B1」席の機材スペース横の20列で鑑賞しました。上の写真のとおり、最後列に近い場所ですが、それほど遠く感じない見やすい印象で、「S1」席に比べて安価に観ることができました(オペラ座の怪人名物のシャンデリアが舞台上方に移動したシーンは、さすがに2階席の天井に遮られて見えませんでした)。


隣りが機材席で隣りに人が座れない仕様で、しかも隙間から出入りが可能で荷物を置くスペースも確保できたので、大変居心地がよかったでおすすめです。


2階席

2階席は1列から12列まであり、6列と7列の間に出入口扉に続く中央通路が設置されています。写真はありませんが、先頭の1列は、1階席の14列付近の上空付近にせり出しており、舞台全体をかなり見やすい場所になっていると思います。


座席間の傾斜は1階席よりも強めで、1階席よりも高低差のある段差3段分の傾斜が付けられています。


座席表(「オペラ座の怪人」の場合)
出典:劇団四季公式サイトより
座席


座席は他の四季劇場でも採用されている座面が赤、背もたれがダークブラウンの色調です。肩口部分がハート形に広がった形状をしており、適度な硬さで疲れにくい仕様でした。
リニューアルにあたり、前の劇場のものを再利用しており、懐かしい雰囲気が漂います。1階席に比べ2階席の背もたれ部分がハイバック仕様になっているほか、前の人の頭が視界に入りにくいよう、前後の座席の間に後ろの席がくる「千鳥配列」も引き継いでいます。
館内施設

エントランスを入った所にあるロビーは旧劇場から様変わりして、四季劇場特有の赤を基調とした、格調高い雰囲気になりました。











館外施設

会場建物の外壁のサイディングは、旧館の青から白を基調としたものに変更されています。建物正面から見て、向かって左側にカフェスペース、中央にチケットボックス、右側に公演グッズ売場が設置されています。



今回の会場の特色として、「飲食・物販はすべて外側で利用する」構造になっていることが挙げられます。いったん入場してしまうと、飲み物やグッズは中では買えないということを念頭に置いておきましょう。






周辺施設
熱田神宮

熱田といえばやはり「熱田神宮」です。地元では「熱田さん」の呼び名で親しまれており、皇室をはじめ、多くの人から厚い崇敬と信仰を集めるスポットで、三種の神器の1つである「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が祀られている場所としても有名です。
主祭神は熱田大神(あつたのおおかみ)で、年間で約700万人が参詣に訪れ、正月三が日の初詣だけで約200万人の人出でにぎわいます。

約19万㎡の広大な敷地は、元々は熱田台地の南端に鎮座し、昔は伊勢湾に面した岬の場所にあったとのことです(「ブラタモリ」の世界ですね)。現在は大津通りを挟んで、JR熱田駅と名鉄神宮前駅の西側一帯に位置しています。
境内には1560(永禄3)年5月に織田信長とその手勢が桶狭間の戦いに赴く際に戦勝祈願に立ち寄り、合戦に勝利後に御礼として築いたとされる「信長塀」や、神前式の結婚式の会場としてもおなじみの「熱田神宮会館」、皇室をはじめ将軍や藩主、一般の篤志家等から寄進された文化財の宝物約6,000点を収蔵する「宝物館」、貴重な刀剣を紹介する刀剣展示館である「剣の宝庫 草薙館」など、観光スポットが目白押しです。




あつたnagAya

名鉄神宮前駅の西口に2024(令和6)年にオープンしたのが「あつたnagAya(ながや)」です。
出典:あつたnagAya公式サイトより
愛知県産の木材を使った文字通り長屋風の木造平屋建ての商業施設で、「壱の戸(いちのこ)」「弐の戸(にのこ)」「参の戸(さんのこ)」「肆の戸(しのこ)」の4つのエリアに分かれています。




名鉄による単独開発のため規模はこぢんまりとしており、伊勢神宮における「おかげ横丁」のミニチュア版のような感じです。その分地元民や神宮参詣者のほか、これからは劇団四季の観劇に訪れる人も、気軽に利用できるスポットになるのではないでしょうか。
μPLAT(ミュープラット)神宮前

名鉄神宮前駅東口にある「μPLAT(ミュープラット)神宮前」は、あつたnagAyaと同じく、名鉄グループが運営している駅直結の商業施設です。
1階にスーパー、2階と3階に飲食・物販施設、4階にクリニックなどが集積しており、適度な規模感でひと通りの用途が満たせます。


あつた蓬莱軒
出典:あつた蓬莱軒ホームページより
名古屋グルメの1つ名物「ひつまぶし」の代名詞とも言えるお店が「あつた蓬莱軒」です。地名の付く通り、名鉄神宮前駅から南に行った所にある地下鉄名城線「熱田神宮伝馬町」駅周辺に「本店(陣屋)」と「神宮店」があります。




食べ方は、①そのまま鰻の味を楽しむ、②薬味(ねぎ・わさび・のり)をかけて楽しむ、③薬味を入れ出汁を注いでお茶漬けで食べる、④お気に入りの方法で食べる、という順番で解説されています。分量的にも茶碗によそって、ちょうど4杯分のボリュームがあります。


https://www.houraiken.com/honten
施設概要・地図
所在地
名古屋市熱田区三本松町1−8
アクセス
・名鉄「神宮前駅」下車
徒歩約4分
・JR東海道本線「熱田駅」下車
徒歩約7分
・地下鉄名城線「熱田神宮西駅」下車
徒歩約12分
ホール
総客席数:約1,300席(公演により異なる)
公式サイト
https://www.shiki.jp/theatres/0977/



