トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)(岩手・盛岡)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【大ホール・中ホール】

初めて「トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)」のコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。

盛岡城址公園近く、中津川河畔にたたずむ県民会館。
周辺は歴史的な建築とレトロなカフェが立ち並び、ノスタルジックな雰囲気が漂います。
トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)は、1973(昭和48)年、盛岡市の中心を流れる中津川の河畔に開館した県民会館です。開館以来、岩手県の芸能文化の拠点施設として利用されています。
ネーミングライツ制度の導入により、2023(令和5)年4月から、岩手県内にも拠点を持つ自動車買取専門店「カーセブン」等の自動車販売業を営む「株式会社トーサイ」が命名権を取得し、「トーサイクラシックホール岩手」の愛称で親しまれるようになりました。
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岩手県民会館までのアクセス
拠点は盛岡駅といわて花巻空港
出典:盛岡観光情報公式サイトより
会場の最寄り駅はJR・東北新幹線の盛岡駅。また、空路では各地の空港からいわて花巻空港に向かうことで、空港バスで盛岡駅前にアクセスすることができます。
盛岡は「みちのく・岩手」ということで、遠いイメージがあるかもしれませんが、新幹線と飛行機のルートが確保されているので、個人的に東北では仙台の次にライブ遠征をしやすい都市だと思います。
同じ盛岡市内にある盛岡市民文化ホール・マリオスの記事の画像等を一部共用しながら、アクセスルートを紹介します。盛岡観光の参考にもしてください。
盛岡駅までの鉄道ルート

まずは東北新幹線で盛岡駅に向かう場合の所要時間は、最短で次のとおりです。
| はやぶさ利用 | はやて利用 | やまびこ利用 | こまち利用 | |
| 東京から | 約2時間10分 | 約2時間30分 | 約3時間5分 | ー |
| 仙台から | 約40分 | 約45分 | 約1時間5分 | ー |
| 秋田から | ー | ー | ー | 約1時間30分 |
| 新青森から | 約50分 | 約1時間 | ー | ー |
| 新函館北斗から | 約1時間50分 | 約2時間5分 | ー | ー |
盛岡駅東口バスのりばまで

新幹線で盛岡駅に着いてからの、会場までの徒歩ルートを紹介します。










いわて花巻空港までの航空ルート

いわて花巻空港は2026(令和8)年2月現在、札幌(新千歳)、名古屋(小牧)、大阪(伊丹)、神戸、福岡の5つの空港から、国内定期便が運航されています。
今回私は、札幌の新千歳空港からJAL(ジェイエア)を利用して、いわて花巻空港経由で向かったので、こちらのルートで紹介します。

大雪の影響がまだ残る新千歳空港。真冬の北海道遠征だったので、欠航等を心配していましたが通常運航でした。

北海道から東北の移動なので、いわて花巻空港までの往路の所要時間は1時間弱で到着します。
盛岡駅前まで空港バスを利用

いわて花巻空港に到着したら、盛岡駅前行きのバスに乗り換えましょう。

盛岡駅前までの空港バスは、到着便の時間に合わせて発車時刻を設定してくれているので、スムーズに乗り継ぎが可能です。












盛岡駅東口から会場入口まで

盛岡駅東口から会場までは約2km離れており、徒歩で向かう場合約30分(中央通・大通経由)かかります。会場までは路線バスが出ており、最寄りの「県庁・市役所前」バス停までの所要時間は約7分で、そこから2分ほどで会場前に着きます。バスの本数も多いので、ここでは盛岡駅前からバスを利用して会場まで向かうルートで紹介します。
盛岡駅前から会場までのバス・徒歩ルート

会場最寄りの「県庁・市役所前」バス停は、名前のとおり盛岡の官公庁の中心地に位置しており、バスの路線や本数も充実しています。












駐車場

会場専用の駐車場は、会場の東側の中津川に面した道路に入口があります。ただし収容台数は43台(身障者用2台含む)と少ないので、レンタカー等で向かう場合は早めに到着するか、近隣の駐車場を利用することも検討しましょう。


岩手県民会館はこんな所
赤色で統一された大ホール

大ホールの総客席数は1,911席。1階席から3階席までの三層構造で、盛岡市民文化ホール・マリオスの大ホールよりも400席ほど多いキャパになります。コンサートを主体に、オペラやバレエ、各種集会など様々な用途に利用される多目的ホールです。
1階席

1階席の総客席数は1,287席で、1列から29列まであります。途中、9列と10列の間に中央通路があり、9列の左端と最後列(29列)のセンターブロックに車いす席が計9席分設置されています。


通路前方のの149席は可動席となっており、オーケストラピット使用時には1列から4列までの122席が撤去されます。


演目により舞台脇に仮設の花道を設置する場合は、下手(左側)のブロックの1列から8列までの端席28席が撤去されます。


座席間の傾斜は、通路前方の場合、オーケストラピットの9列まではスロープによる緩やかな傾斜で、通路後方の10列目から段差が付き、傾斜がやや強めになります。




このほか、車いす席は前方の9列下手側に3席分と、最後列の29列の中央ブロックに6席分の計9席配置されています。


2階席

2階席の総客席数は400席です。ブロックごとに「2階左側」「2階中側」「2階右側」の3か所に分かれて座席が設置されています。他のホールでいうところの2階中側がスタンド席で、2階左側・右側がサイドのバルコニー席という位置づけになります。


客席の列は、2階中側が1列から8列まで、2階左側・右側が1列から16列まであり、2階中側の5列と6列の間に中央通路が設置されています。




3階席
出典:岩手県民会館公式サイトより 3階中央4-18
3階席の総客席数は304席で、2階席同様、ブロックごとに「3階左側」「3階中側」「3階右側」の3か所に分かれて座席が設置されています。
客席の列は、3階中側が1列から6列まで、3階左側・右側が1列から14列まであります。
※この日の公演は2階席までで、3階席は使用しませんでしたので、公式サイトからの引用で紹介しました。
大ホール 座席表
出典:岩手県民会館公式サイトより
座席

大ホールの座席は赤色の座面・背もたれと木製のひじ掛け・基礎の組合わせです。座面・背もたれとフロアに敷かれた絨毯が共通の赤色で、統一感を持たせています。
3階席は確認できませんでしたが、2階席までは共通仕様で、適度な硬さがあり疲れにくい座り心地でした。
青色で統一された約600席の中ホール
出典:岩手県民会館公式サイトより
中ホールの総客席数は602席。1階席のみのワンフロア構造で、コンサートを主体に、演劇・舞踊や式典・講演会等の様々な用途に利用されています。
座席は1列から21列まであり、途中の8列と9列の間に中央通路が設置され、9列横の左右の出入口扉付近に、車いす席が各1席ずつ配置されています。
赤色で統一された大ホールに対し、中ホールは座面や背もたれが青色で統一されているのが特徴です。
中ホール 座席表
出典:岩手県民会館公式サイトより
Café unpas(カフェ アンパス)

会場の正面玄関を入って右側には、「Cafe’ unpas(カフェ アンパス)」があります。株式会社一歩という障害福祉サービスの事業所が運営しており、ドリンクや各種軽食のほか、地元素材を使ったソフトクリームやスイーツも提供しています。




館内施設

エントランスを入ったところにあるグランドホールは、シャンデリアや壁面のレリーフが飾られているほか、各施設へのアプローチの拠点となっています。大ホール2階ホワイエまでの空間は大階段で一直線に結ばれており、来場者を迎えます。






周辺施設

盛岡市内は北上川と中津川が流れており、観光エリアとしては「北上川・盛岡駅周辺」と「中津川・岩手公園(盛岡城址)周辺」の大きく2つに分かれています。
ライブ遠征のついでに行う観光という点から、今回は会場のある「中津川・岩手公園(盛岡城址)周辺」の観光名所を紹介することにします。
会場周辺は四方を中津川、中央通り、大手先通り、本町通りに囲まれており、中央通り周辺は岩手県庁や岩手県公会堂、盛岡地区合同庁舎などが林立する官庁街になっています。




もう1つの「北上川・盛岡駅周辺」の観光は、当該地区にある盛岡市民文化ホール・マリオスのブログ記事を参考にしてください。
盛岡城址公園(岩手公園)

会場から中央通りを越えて南に進んだところにあるのが、「盛岡城址公園」です。戦国時代の東北地方の有力大名であった南部氏がこの地に移転し、初代盛岡藩主の南部信直の時代から3代藩主の南部滋直の時代にかけて築城されました。
明治時代に入り、廃藩置県の後1872(明治5)年に陸軍省所管となり、1874(明治7)年には建物の大半が取り壊されました。その後、1906(明治39)年に近代公園の先駆者である長岡安平の設計により岩手公園として整備され、市民憩いの場として親しまれるようになりました。「盛岡城跡公園」は愛称で、2006(平成18)年の開園100周年を記念し名づけられました。


天守閣は現存していませんが、「日本の名城100選」に選ばれているほか、「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。
広大な園内には当地の歴史・文化に関する展示やイベントやワークショップも開催している「もりおか歴史文化館」もあるほか、地元の文化人である石川啄木の歌碑や宮沢賢治の詩碑も建っており、ゆっくりと散策するのにおすすめです。

櫻山神社

盛岡城跡公園には、1749(寛延2)年に創建され、南部藩の総鎮守として信仰された「櫻山(さくらやま)神社」もあります。盛岡城が明治政府に接収された後、しばらくは場所を移転(遷座)していましたが、1899(明治32)年に現在の盛岡城三の丸跡に本殿、拝殿、神門が造成されました。


神社の右側の階段を登った先には、城の石垣の一部として利用され、その形状から名付けられた「烏帽子岩」という大きな岩も飾られています。
岩手銀行赤レンガ館

岩手銀行赤レンガ館は、会場から中津川沿いに南に下ったところにある、国指定の重要文化財に指定された歴史的建造物です。
1911(明治44)年に旧・盛岡銀行の本店行舎として落成し、2012(平成24)年まで岩手銀行中ノ橋支店として営業したのち、約3年半に及ぶ保存修理工事を経て、2016(平成28)年に一般公開されました。

設計は東京駅の駅舎を設計したことでも知られる辰野・葛西建築設計事務所によるもので、辰野金吾氏が設計した建築として、東北地方に唯一残る作品とのことです。
https://www.iwagin-akarengakan.jp
東家本店

岩手・盛岡と言えば「わんこそば」。その代名詞とも呼ばれる有名店が「東家(あずまや)本店」です。創業は1907(明治40)年の老舗で、盛岡城跡公園や岩手銀行赤レンガ館の前を走る国道106号を進み、中津川を超えて2つ目の交差点を左に曲がった場所にあります。
超有名店だけあって、常に行列ができており、開店前と満席時は店頭受付機で整理券を配布しているほどです。私も立ち寄ったときにはかなり列が長くなっていたので、早々に入場をあきらめました。
ホームページのアドレスも「wankosoba.jp」になっています。
紺屋町番屋

会場から中津川にかかる「与の字橋」を渡ってすぐの場所にあるのが「紺屋町番屋(こんやちょうばんや)」です。元は築100年以上の消防団の番屋だった木造洋風建築を改築し、2005(平成17)年まで使用されていた屯所を、2022(令和4)年に交流体験施設としてリニューアルオープンしました。


羅針盤

わんこそばの東家本店と同じ道沿いにある喫茶「羅針盤」は、同じ場所で45年続いた地元の「六分儀」という有名店が閉店した後、東京の「蕪木(かぶき)」というコーヒーとチョコレートの店を経営している現在のオーナーが引き継ぐ形で、2018(平成30)年にオープンした喫茶店です。


喫茶ふかくさ

会場の隣りを流れる中津川のほとりを少し南に進んだ所にある老舗の喫茶店「ふかくさ」は、蔦のからまる外観が特徴的な、幻想的な雰囲気の漂うカフェです。




クラムボン

カフェをもう1つ。この日は営業していませんでしたが、紺屋町にある「クラムボン」は、自家焙煎のコーヒーが楽しめるレトロカフェです。
営業日の店内はコーヒー豆をローストした香ばしい匂いが立ち込める地元の有名店で、手作りのカスタードプリンも名物とのことです。
らら・いわて盛岡店

会場の隣りには、岩手の特産品プラザの「らら・いわて盛岡店」があります。岩手のお土産を買うのに駅前以外では、ここで買うのが手っ取り早いと思います。


https://www.iwatekensan.co.jp/shop/lala
白沢せんべい店

白沢せんべい店は、1936(昭和11)年創業の南部せんべいの専門店で、先ほど紹介した紺屋町番屋と交差点の斜向かいの場所にあります。


https://www.shirasawasenbei.net
施設概要・地図
所在地
岩手県盛岡市内丸13−1 岩手県民会館 1F
アクセス
東北新幹線「盛岡」駅下車
いわて花巻空港から空港バス 約40分
盛岡駅東口着
盛岡駅前から
・徒歩:約30分
・バス:約7分「県庁・市役所前」下車
徒歩2分
ホール
大ホール:総客席数1,911席
(1階:1,287、2階:400、3階:304)
※オーケストラピット:122席
※車椅子席:9席
中ホール:総客席数602席
※車椅子席:6席
公式サイト
http://www.iwate-kenmin.jp/








