初めて「アイマショウ(I’M A SHOW)」のライブに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
有楽町マリオン別館の新たなエンタメ拠点。
これからも「フランク」で「永い」お付き合いのため、有楽町で逢いましょう。
アイマショウ(I’M A SHOW)は2022(令和4)年12月に有楽町マリオンの別館7階、元はオルタナティブシアターのあった所にオープンした新劇場です。
名付け親はクリエイターで東京藝術大学教授の箭内道彦(やないみちひこ)氏で、新劇場のクリエイティブディレクターにも就任しています。
コンセプトは「ライブハウス×シアター」。映画館とライブハウスのいいとこ取りのように、「ドリンクを片手にリラックスしてエンタメを楽しむ」ことを目的にしています。
「アイマショウ」のネーミングは、年配の方ならすぐにピンとくるでしょう。所在地の有楽町にちなんで、フランク永井が歌った名曲「有楽町で逢いましょう」から来ています。
「映画館」「デパート」「ティールーム」。有楽町は曲の流行った昭和30年代から、街を形作る施設の主だったコンテンツは変わっていません。
コロナ禍においても人々にとってエンタテイメントは不要不急のものでなく、日々の日常に不可欠な存在である、というメッセージが込められ、オープンした劇場です。
「ショーも、人も、生きている。」会場の持つメッセージに私も大いに共感を覚えつつ、紹介させていただきます。
「有楽町で逢いましょう」の碑
アイマショウまでのアクセス
有楽町へ行きましょう♪
会場の最寄駅はもちろん「有楽町」駅。東京駅からわずか1駅。JR・東京メトロが乗り入れており、東京駅からも10分足らずで歩ける距離にあります。
一応遠征時に不慣れな地でも迷わないよう、新幹線で東京駅で下車し、隣りの有楽町駅まで向かうルートで紹介します。
新幹線で東京駅に着きました。
JR乗り換え口に移動し、5番線の山手線(品川・渋谷方面)に乗りましょう。
有楽町駅に着いたら、「中央口」または「銀座口」から出ましょう。写真は中央口です。
こちらは銀座口です。
有楽町駅から会場まで
会場は有楽町駅から徒歩3分ほどの駅前にあるので、どこのビルに入っているかさえ間違わなければ、すぐにたどり着けます。
中央口・銀座口に面した「有楽町駅前広場」から会場までは、①と②の主に2通りの行き方でルートを紹介します。
駅前広場の中央には、地下の駅前地下広場に下りる階段・エスカレーターがあります。
近くには「南町奉行所跡」の石碑も建っています。「大岡越前」こと大岡忠相が務めていたところですね(「遠山の金さん」は北町奉行の方です)。
①マルイ・イトシアプラザの間を通るルート
1つ目は駅前広場の右奥にあるマルイとイトシアプラザの間の道を通るルートで、ショートカットで行ける最短ルートではないかと思います。
写真ではわかりづらいですが、建物の間に道があり、奥に進んで行きましょう。
そのまま道なりに移動します。
建物の間を抜けると、短い横断歩道の先にルミネ有楽町(有楽町マリオン)のビルがあります。
会場は建物左側の有楽町マリオンの別館側にあります。丸ノ内線銀座駅の入口の横に、会場の看板があります。
会場に向かうエレベーターの入口です。
そのまま奥に進み、突き当たりを右に曲がりましょう。
会場行きのエレベーターホールに着きました。
7階に上がれば、会場のエントランスホールに到着です。
②有楽町中央通りを通るルート
もう1つのルートは、先ほどのイトシアプラザの右側を通っている「有楽町中央通り」を進み、左側に曲がるルートです。
有楽町中央通りを進み、交差点を左に向いたところです。
そのまま進み、看板の前へ。
先ほどは左からでしたが、今回は右からエレベーターホールに移動します。
先ほどと同じエレベーターホールに到着しました。
アイマショウはこんな所
距離が近く没入感あふれる約400席
入ってみた第一印象は、「あ、映画館だ」。丸の内ピカデリーのシアタールームに来たような感覚になります。
スクリーン付きのステージに400席弱の座席は、じっくりエンタメを楽しむのに最適なキャパで、銀幕に集中して映画を見るように、没入感あふれる構造になっています。
P列左後方の入口扉付近からの眺め
E列付近からの眺め
座席は1階席のみのA列からP列までの16列。中央通路はなく、先頭から最後方まで同じ傾斜で等間隔に並んでいます。
客席の傾斜角度
A列〜C列付近
座席表
出典:livewalker.comサイトより
座席
座席は跳ね上げ式で、赤い座面と背もたれに黒の基礎というオーソドックスなタイプ。肘掛けには映画館さながらのドリンクホルダーが付いています。
映画館のLIVEビューイングのように、飲み物を片手にリラックスしながらステージを見ることができます。
エントランス・ロビー
エレベーターを降りたすぐ先がエントランスになっており、手前のスペースでチケットをチェックして奥に入ります。
私が入った公演はドリンク付きで、入場時に引き換えコインをもらいました。
引き換えのメニュー。ソフトドリンクのほか、アルコール類も充実しています。
奥の専用カウンターで、ドリンクと交換します。
生ビールを頼みました。結構量もあってお得です。
この日の演目は、韓流ドラマの挿入歌やBGMを名場面とともに楽しむフィルムコンサート。パネル展示もありました。
帰りのエレベーターは混雑するので、少し待ち時間が必要です。
周辺施設
有楽町マリオン
有楽町を代表するランドマークの「有楽町マリオン」は、会場をはじめショッピング施設(ルミネ有楽町、メンズ阪急)やホール(有楽町朝日ホール、ヒューリックホール東京)、映画館(丸の内ピカデリー)からなる複合商業施設です。
写真はマリオンクロック(からくり時計)や先ほど紹介した「有楽町で逢いましょう」の碑がある本館前です。
有楽町マリオンは愛称で、正式名称は「有楽町センタービル」。本館と別館があり、会場は別館の方に入っています。
フロアガイド
出典:有楽町マリオン公式サイトより
公式サイト:http://yu-mullion.com/#facilities
丸の内ピカデリー
有楽町マリオン内の主要テナントの1つである「丸の内ピカデリー」は、松竹マルチプレックスシアターズが保有する映画館です。本館側に「ピカデリー1」・「ピカデリー2」、別館側に「ドルビー・シネマ」があります。
会場アクセスで紹介した別館側のエレベーターは、7階のアイマショウと5階のドルビーシネマ専用になっています。
ルミネ有楽町
ルミネ有楽町は本館地下1階〜8階、別館地下2階〜4階に入っているショッピングモールです。
周辺にピカデリー、日劇、TOEI、角川シネマなど映画館が林立していることもあり、映画を見た人向けに、チケット半券を持参すると、店内のレストラン・カフェショップでサービスが受けられるようになっています。
今回の会場の利用時にも、映画館と同様にチケットの半券で「エンタメ割サービス」「雨の日サービス」といった割引を受けることができます。
アフタヌーンティー・ティールーム
本館側のルミネ1の地下1階にある「アフタヌーンティー・ティールーム」では、会場のチケットの半券で「スイーツを注文すると所定のドリンクが無料」というサービスがあります。
アフタヌーンティー・ティールームの店内です。
この日はバナナケーキ(¥860)を注文し、アフタヌーンティーブレンド(¥880)を無料でいただきました。
ヒューリックホール東京
出典:ヒューリックホール東京公式サイトより
ヒューリックホール東京は、メンズ阪急の入る本館11階にあるホールです。
総客席数は886席で、最後列はDD列まであります。最前はA列ではなくB列なので、最後列は29列目になります。途中、J列(9列)とK列(10列)の間に中央通路があります。
どちらかというとコンサートというよりはセミナーや説明会などの会社関係行事に使われることが多いですが、アーティストのファンクラブイベントなどでも使用されることがあります。
座席表
出典:ヒューリックホール東京公式サイトより
有楽町朝日ホール
出典:有楽町朝日ホール公式サイトより
有楽町朝日ホールは、本館のルミネ1の入る棟の11階にあるホールです。
壁面に大理石を使用した重厚感のある多目的ホールで、総客席数は最大626席で、A列からU列までの21列あります。
ワンフロアですが、途中、K列(11列)とI列(12列)の間に通路と段差があり、1階と2階に分かれているような感じです。
座席表
出典:有楽町朝日ホール公式サイトより
有楽町イトシア
有楽町駅の中央口と銀座口の向かいに建つ「有楽町イトシア」は、「有楽町マルイ」を核テナントとするオフィススペースを兼ね備えた複合商業施設です。
駅から会場までの最短ルートで紹介した道を挟んで、マルイとオフィスタワーで構成される高層棟と、飲食&娯楽ゾーン「イトシアプラザ」の低層棟が建っているほか、地下が駐車場やフードアベニューでつながっています。
東京交通会館
有楽町駅中央口から見て、有楽町イトシアの左側に位置するのが、「東京交通会館」です。
レストラン・ショッピング施設はもちろん、「北海道どさんこプラザ」をはじめとする観光・物産館や書店、各種クリニックのほか、パスポートセンターなどもテナントとして入っており、何かと便利な施設です。
施設概要・地図
所在地
東京都千代田区有楽町2丁目5番1号
有楽町マリオン 別館 7F
アクセス
JR「有楽町駅」下車
中央口・銀座口から徒歩約3分
東京メトロ「銀座駅」下車 徒歩約3分
東京メトロ・都営地下鉄「日比谷駅」
下車 徒歩約3分
ホール
総客席数:398席(可動6席)
公式サイト
https://imashow.jp/