初めて名古屋にライブ遠征する際は、「金山」地区が宿泊拠点として最強な理由を紹介します。
「すべてのライブ会場は金山に通ず。」
ライブ遠征の際にホテルに泊まるなら、名古屋(名駅)でも栄でもなく、ずばり「金山」がベストです。
首都圏や関西、あるいは他の地方から愛知県(名古屋)にライブ遠征する場合、どこに泊まったらいいんだろう?
そんな皆さんにオススメするのは、「金山(かなやま)」(名古屋市中区)です。
ライブ会場の場所を問わず、とりあえず迷ったら金山に泊まりましょう♪
以下にその理由について紹介します。
新幹線・飛行機からのアクセスが抜群
ライブ遠征する場合、新幹線で名古屋駅まで、または飛行機で中部国際空港(セントレア)まで来るのが一般的です。
金山駅は名古屋駅からJRまたは名鉄で2駅の好立地であるほか、中部国際空港からのアクセスも特急で約25分〜40分で到着することができます。
飛行機はもう1つ県営名古屋空港(小牧空港)からのルートもありますが、その場合も名古屋駅までのリムジンバスや、名鉄線の西春駅までの路線バスとそこから名鉄電車に乗り換えて向かうことができます。
JR・名鉄・地下鉄の総合駅
金山駅は他にも、「JR・名鉄・地下鉄」が一同に会する総合駅なので、名古屋市内や近郊都市に向かうほとんどの路線を網羅しています。
乗り入れ路線:3社局5路線
・J R:中央本線、東海道本線
・名 鉄:名古屋本線
・地下鉄:名城線、名港線
また、駅前は市バスのターミナルにもなっており、名古屋市の昭和区・中川区・瑞穂区・港区方面へのバスが多数発着しています。
ライブ会場に乗り換えなしに到達
上の路線図をご覧ください。自作のもので恐縮ですが、先に述べた通り、JR・名鉄・地下鉄の総合駅であることで、電車で名古屋周辺のほとんどのライブ会場の最寄り駅に乗り換えなしで到達することができます。
会場名 | 最寄り駅 | 所要時間 |
バンテリンドーム | ①大曽根(JR中央本線) ②ナゴヤドーム前矢田(地下鉄名城線) | 約8分(3駅目) 約25分(12駅目) |
日本ガイシホール | ①笠寺(JR東海道本線) ②本笠寺(名鉄名古屋本線) ③大江(名鉄常滑・河和線) | 約6分(2駅目) 約10分(5駅目) 約6分(4駅目) |
ドルフィンズアリーナ | 市役所(現名古屋城)(地下鉄名城線) | 約12分(6駅目) |
名古屋国際会議場 | ①日比野(地下鉄名港線) ②西高蔵(地下鉄名城線) | ①約3分(1駅目) ②約2分(1駅目) |
愛知県芸術劇場 | 栄(地下鉄名城線) | 約8分(4駅目) |
日本特殊陶業市民会館 | 金山(最寄り駅) | - |
名古屋市公会堂 | 鶴舞(JR中央本線) | 約3分(1駅目) |
刈谷市総合文化センター | 刈谷(JR東海道本線) | 約17分(8駅目) |
東海市芸術劇場 | 太田川(名鉄常滑・河和線) | 約15分(10駅目) |
Zepp Nagoya 名古屋四季劇場 | 名古屋(JR・名鉄) ※ささしまライブ(あおなみ線) | 約4分(2駅目) |
東別院ホール | 東別院(地下鉄名城線)※徒歩でも可 | 約2分(1駅目) |
名古屋・栄地区に比べほどよい「規模感」
以前のホテル選びの記事でも書きましたが、駅や街の規模が大きすぎると、駅自体が複雑な作りであったり、最寄りの改札がわからなくなったりすることが多くなります。不慣れな地では、できるだけ迷わない場所でホテルを決めることが重要です。
玄関口となる名古屋駅周辺や栄地区は確かに便利ですが、JRや名鉄、地下鉄の駅が少し離れていたり、地下街が発達していたりで、初めて訪れる場合、迷いやすい要素を多く持っています。
その点、金山駅はJR・名鉄・地下鉄の乗り入れるターミナル駅であるにもかかわらず、すべて同じ建物や敷地内に収まっています。
また、駅中央のコンコースは南北に抜ける公共通路になっており、迷わず移動しやすい構造です。
街の規模も駅周辺でほとんど完結しているため、あまり移動する必要もありません。
このように、金山は色々な意味で「バランスのいい」地区であることがわかります。
飲食・物販施設が充実
アスナル金山
金山駅前には、物販・飲食関係の施設が集積しているので、買い物に困ることはまずありません。
駅北口には、複合商業施設の「アスナル金山」があります(正式には市バスの金山バスターミナルを含む施設で、商業施設部分は「交流の場」部分を指します)。
「交流の場」は地上4階建て、延床面積17,500㎡で、約60の店舗やワゴンショップで構成されています。また、1階中央のステージでは、各種イベントも開かれています。
イオン金山店
アスナル金山の北側の道路を挟んだ向かいには「イオン金山店(旧ダイエー金山店)」があります。
地上3階・地下1階の構造で、日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)のすぐ近くにあります。
金山駅前おすすめホテル5選
金山駅周辺には、ターミナルだけあって、様々な系列のホテルが集積しています。
ここに挙げたホテルは遠征先の宿泊先として、どこに泊まっても外れがないおすすめのホテルです。
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
平均価格帯:12,000円~22,000円/泊
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋は駅南口を出てすぐ右側にある、地上30階、地下1階の、金山地区で最も高い建物です。南口から屋根付きの通路を通り、傘いらずで移動できます。
シングルルームはなく、24㎡のスタンダードダブルからの利用で、土日は2万円以下で泊まることは難しい高級ホテルに分類されるホテルです。
IHG ANAホテルズのフランチャイズで、客室数は245。宴会場やレストラン・バーを備えたシティホテルで、建物内には名古屋都市センターが入っているほか、2018年10月までは「名古屋ボストン美術館」が営業していました。
フィットネスルームやウェディング場も完備しているほか、宿泊者はホテル地下にある公共駐車場を1,260円/泊で利用できるメリットもあります。
チェックアウトは通常でも12:00までとゆったりしており、最上階の30階にあるレストラン・バーやビュッフェ朝食など、ゆったり過ごしたい方におすすめです。
コンフォートホテル名古屋金山
平均価格帯:5,000円~10,000円/泊
コンフォートホテル名古屋金山は、2021年10月に開業したばかりの新しいホテルです。個人的には、金山地区の中でもコストパフォーマンスが最も高いホテルだと思います。
東口を出て1分、横断歩道を渡ればホテルに着きます。ホテルフロントは4階にあり、専用のエレベーターで上がります。
15~17㎡のスタンダードタイプのダブルルームが主体で、無料朝食やウェルカムコーヒーなどのサービスもありがたいです。
チェックインは専用の機械にタッチして行うほか、チェックイン前後に、フロントに預けずに無料でロッカーに荷物を預けることができるなど、気軽に利用できるサービスがありがたいです。
コンフォートホテルの客室の特徴は「可動式デスク」。コロナ禍以降のテレワーク需要の増加にも対応しており、自分の使いやすいようにレイアウトが変えられるのが便利です。
名古屋金山ホテル
平均価格帯:8,000円~12,000円/泊
名古屋金山ホテルは駅北口を出て、右に少し歩いた大津通沿いにあります。
元は金山ワシントンホテルプラザ(上の地図は前の名前で記載されています)で、ホテル1階にはマクドナルドとファミリーマートがあり便利です。
シングルは11㎡タイプと13㎡タイプの2種類、その他15~19㎡のダブルルームや15~25㎡のツインルームで構成されています。
全室がフローリングルームで統一されているのが特徴で、朝食も無料で提供されます。そして、「館内大浴場」が完備されているのもポイントです。
大浴場(出典:楽天トラベルホテル紹介ページより)
サイプレスガーデンホテル
平均価格帯:10,000円~12,000円/泊
サイプレスガーデンホテルは、駅南口のロータリーを越え、通りを1つ内側に進んだところにあります。
基本プランは「チェックイン14:00、チェックアウト11:00」と比較的時間に余裕があるのが特徴です。
シングルルームの広さはスタンダード、デラックスタイプともに16㎡、そのほかにダブル(18㎡)、ツイン(16~26㎡)や和室タイプ(24㎡)などもあります。
朝食付きプランで利用できるビュッフェは、名古屋メシやホテル名物のカレーを含む、和洋折衷の多彩なラインナップから選べます。
出典:サイプレスガーデンホテル公式サイトより
名鉄イン名古屋金山・名鉄イン名古屋金山アネックス
平均価格帯:5,000円~10,000円/泊
※名鉄イン名古屋金山アネックスの方が若干価格は高めです
名鉄イン名古屋金山と名鉄イン名古屋金山アネックスは、駅北口から徒歩約3~4分、アスナル金山を越えた、イオン金山店の隣りに並んで建っています。
名鉄イン名古屋金山は、主に約12㎡のシングルルーム、約15㎡のダブルルーム、約24㎡のツインルームで構成。朝食はビュッフェタイプで無料で利用できます。
名鉄イン名古屋金山アネックスは、約14㎡のダブルルームと約25~30㎡のツインルームで構成されています。朝食はテナントの天丼の「てんや」を利用します。
両ホテルから日本特殊陶業市民会館は目と鼻の先。ライブ開催の週末は、参加者の宿泊ですぐに予約が一杯になります。
イオンも隣りにあり、買い物にも困りません。