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ライブ遠征 PR

「音楽フェス」問題に関する愛知県・大村知事の見解に全面的に同意します

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「NAMIMONOGATARI 2021」の「密フェス」問題

愛知県常滑市の「AICHI SKY EXPO」で8月29日に開催された野外音楽フェス「NAMIMONOGATARI 2021」の騒動が話題になっています。

約8,000人の観客が密になり、ノーマスクで歓声を上げて盛り上がっている様子や、イベントで酒類を提供していたことなどが判明するなど、国や県の要請、ガイドラインを無視した現場の実態に、社会的に大きな批判が広がっています。

施設の管理主体である愛知県の大村秀章知事や周辺自治体の首長が抗議を表明し、同イベントの今後の施設利用の禁止や、関係音楽業界とともに今後のイベントで守るべき感染対策や参加者への周知のあり方を提言する動きなどが報じられています。

音楽フェス開催の是非に対する愛知県・大村知事の見解

そんな一連の報道の中で、8月31日付「ハフポスト日本版」に次のような記事がありました。

「音楽フェスは原則やめてくれというような強いメッセージを県として独自に出さないのか?」という記者からの質問に対する、愛知県の大村知事の回答を引用します。

「それをやると、結局真面目に一生懸命、感染防止対策をやって、音楽業界関係の皆さんの仕事も一生懸命支えたい、両立させてやっていきたいという人を、潰しちゃうことになりますよね。叩いちゃうことになりますよね。それは、私は違うのではないかという風に思いますね。こういう約束したことを守っていただけない方のために、一生懸命守っている方が被害を受ける、迷惑を被るということは違うと思います」

「文化芸術、アーティストはもういらないとは誰も思っていない」

「この世の中や日本には、音楽業界、コンサートといった文化芸術、アーティストはもういらないと。なくていいんだと言うなら別ですけど、そんなことは誰も思っていない」

「感染防止策を徹底した上で両立をやっていただくことに尽きる」

「どうやって両立していくのかということですよね。ですから私は引き続き感染防止対策をしっかりやっていただいた上で、なんとかみんなでこの厳しい状況を乗り越えていこうということを申し上げたい」

と述べ、人数制限やイベント開催における感染防止ガイドラインを遵守するよう求めていく方針を示した。

管理人

まさに日頃私が思っていることを述べていただいており、一言一句同意できる内容です。

大都市の為政者にこのような見解を持っている方がいることを心強く思います。

音楽業界からも強い抗議の声

今回の一件は、普段真面目に感染防止対策に取り組んでいる関係団体の努力を踏みにじる行為であり、業界からも強い抗議の声が上がっています。

9月2日付で、コンサートプロモーターズ協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽事業者協会、日本音楽出版社協会の4団体が、この件について共同で声明を発表しました。

出典:コンサートプロモーター協会HPより 

コロナ禍における業界の1年半にわたる苦労が部外者の横暴のせいで水の泡だ!なんてことしてくれたんだ!と怒り心頭の内容です。

やはり、業界としてもライブイベントは、音楽活動継続のための生命線であり、今後何らかの規制が加わることへの警戒感が示されていることが見て取れます。

一方で、今後の各種音楽イベントについては、感染拡大防止を第一に、国や自治体、関係向きと協力しながら開催していきたい、という真摯な姿勢で結ばれています。

大勢が参加するフェスと異なり、音楽ホール、多目的ホールで行われるコンサートについては、ガイドラインに基づく開催である限り、コロナウィルスに感染する可能性が低いという検証結果も出ています(ドイツ:ドルトムントコンツェルトハウスでの実験結果より)。

私としても、今回のイベント主催者の姿勢に抗議するとともに、今後もガイドラインを遵守することで、引き続き音楽イベントを開催することを望んでいます。

イベントにおける収容人数の制限(令和3年8月27日時点)

緊急事態宣言対象地域:5,000人以下かつ定員の50%以下

まん延防止等充填措置:5,000人以下で大声を伴う催しの場合のみ定員の50%以下

規制強化は日本人が不幸になるだけ

長引くコロナ禍の自粛ムードの中思うような行動ができずに、ささくれだった気持ちになる日本人が増えています。

そういう人はこうした横暴が許せず、つい感情に任せ「全部規制しろ!禁止しろ!」と極端な結論に走ろうとするのでしょう。

しかし、「感情」と「ルール」は別です。感染防止対策と音楽・文化をはじめとした経済活動を両立させるためのガイドラインは既に構築されているのだから、この状況下においてはそれを遵守しながら活動を続けるのが最も現実的な対応です。

今回の密フェスのように、ラインから外れた事例についてのみ、NGにすればよいだけです。

「医療関係者の苦労が…」「老人や子供の命が…」というもっともらしい理屈を楯に、ルールの一律な厳格化を求めるのは、「悪貨が良貨を駆逐する」行為そのものです。

大村知事が危惧するように、巡り巡って善良な組織や個人が圧迫される結果になるだけで、何もいいことがありません。最終的に、日本人全体が不幸になる未来しか見えません。

私はブログタイトルにもある通り、中小ホールのライブ遠征をライフワークにしているので、これまでフェス系のイベントに参加したことはありません。

今回の件で何らかの規制が加わらないことを願いつつ、一個人として、今後も感染防止対策を施したうえでの「一人ライブ遠征」を続けていきたいと思います。

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