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コムテックポートベイス(COMTEC PORTBASE)(名古屋・港区役所)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します

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この記事の内容

初めてコムテックポートベイス(COMTEC PORTBASE)のライブ・コンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

2025年3月開業の名古屋の新たなライブ拠点。
センチュリーホールや日本特殊陶業市民会館が休館中の代替場所としての活躍が期待されています。

コムテックポートベイスCOMTEC PORTBASE)は、2025(令和7)年3月20日にオープンした、名古屋の新たなライブハウス型多目的ホールです。

名古屋港近くの「みなとアクルス」の敷地内にあり、名古屋のエンタメ会場不足を解消するため、サンデーフォーク、アミューズ、在名テレビ局5社など、計9社が合同会社を設立し、建設が進められました。

正式名称は「ポートベイスPORTBASE)」で、株式会社コムテックがネーミングライツ(命名権)を取得したことで、「コムテックポートベイス(COMTEC PORTBASE)」という愛称になりました。

株式会社コムテックとネーミングライツ契約締結のお知らせ – COMTEC PORTBASE

みなとアクルスは、名古屋都心と港を結ぶ中川運河の再生構想により、東邦ガス株式会社が自社の工場跡地の約33ha(ナゴヤドーム約6個分)の敷地に開発した複合商業施設で、名称の「AQULS(アクルス)」はまちづくりを象徴する「AQUA」「LINK」「SMART」の3つのキーワードから構成されています。

みなとアクルス公式サイト| minato AQULS(名古屋市港区)

名古屋のホール不足解消への期待

建設目的にある「名古屋のエンタメ会場不足」は本当にその通りで、2008(平成20)年に愛知厚生年金会館、2010(平成22)年に愛知県勤労会館が相次いで閉館して以降、慢性的なコンサート会場不足が続いています。

2025(令和7)年4月現在、名古屋国際会議場センチュリーホール)が2027(令和9)年4月まで改装工事中、代わってNiterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール・ビレッジホール)も2027年度末に閉館し、新会館は2035(令和17)年度の開館を目指すことになります。

名古屋国際会議場センチュリーホール
Niterra日本特殊陶業市民会館

また、大箱ですが2024(令和6)から改修工事中の日本ガイシホールは、当初予定の2025(令和7)年6月までの休館が、工期の延長が決定。新たな休館期間は未定の状態です。

同型のZepp Nagoyaの年間稼働率もほぼ100%と現状でも飽和状態にあり、本会場はこれらを代替・補完する新たなエンターテイメント拠点として、期待が寄せられています。

Zepp 名古屋(名古屋・ささしまライブ)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します この記事の内容 初めてZepp名古屋のライブに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介しま...

ポートベイスまでのアクセス

まずはJR在来線・名鉄線で「金山」駅へ

出典:コムテックポートベース公式サイトより

ポートベイスの最寄り駅は地下鉄名港線「港区役所」駅。名古屋港水族館南極観測船ふじ等の観光名所のある「名古屋港」駅の2つ手前の駅で、JR・名鉄・地下鉄の結節駅である「金山」駅から出ています。

ライブ遠征する場合、新幹線または近鉄特急等で名古屋駅経由で訪れるパターンと、飛行機でセントレア(中部国際空港)経由で訪れるパターンが考えられると思います。

JR中央線 名古屋駅

名古屋駅からの場合、JR在来線の中央線に乗り換えます。

名鉄空港線 中部国際空港駅

セントレアからは、名鉄空港線に乗り換え金山駅を目指します。

ここでは、金山駅に到着後に地下鉄名港線へ乗り継ぐところから、港区役所駅から会場までのルートを紹介します。

金山駅から地下鉄名港線で「港区役所」駅へ

金山総合駅(北口)
JR金山駅
名鉄金山駅

JRまたは名鉄で金山駅に着いたら、共通のコンコースからエスカレーターで地下に行き、地下鉄名港線に乗り換えましょう。

コンコースに出たら、アスナル金山のある北口方面に進みす。

左右両側に地下鉄改札に続くエスカレーターがあります。どちらでもいいので、下に移動しましょう。

地下鉄金山駅(名城線・名港線)の改札に着きました。

路線図を確認。最寄りの港区役所駅は、名港線で金山駅から4駅目、運賃は片道240円です。

改札を入り、名港線(東海通・名古屋港方面)の2番線に移動します。

「名古屋港」行きの車両に乗車します。

乗車時間約9分で、港区役所駅に到着しました。

ホームから改札階に進みましょう。改札は1か所です。

港区役所駅からの徒歩ルート

出典:コムテックポートベース公式サイトより

続いて、港区役所駅に到着後、会場までの徒歩ルートの紹介です。駅の2番出口から出て、港北公園とららぽーとの間にある通路を進み、所要時間は約8分です。

港区役所駅の改札からスタートします。

「ららぽーと」の案内のある右側の「2番」出口の方面に移動します。

2番出口までは通路と階段が続いています。

2番出口の地上に到着しました。

出たところを向かって左側(写真の奥)に移動します。

就労支援施設や餃子屋さんがある建物の前を通過します。

ほどなく港北公園とららぽーとの建物が左に見えてきます。

会場名の書かれた案内に従い、左に曲がりましょう。

ここからは公園とららぽーとの間を通る道(キャナルウォーク)を進んでいきます。

やがて公園の下を通る運河が顔を出しますが、そのままキャナルウォークを直進していきます。

しばらく行くと、東邦ガスのエネルギーセンターの奥に、会場建物が見えてきます。

その先のJR貨物名古屋線のアンダーパスを通過すれば、会場はすぐそこです。

くぐった先の右手に会場があります。お疲れさまでした。

公演の開場時間までは、入口前に待機列ができます。

ポートベイスはこんな所

キャパは座席指定で約1,000名、立見で約2,200名収容

会場内は黒い壁に黒い床・座席の空間で、ライブハウスの「Zepp」によく似た雰囲気ですが、Zeppよりも少し縦に長いイメージを受けました。

シーティング(座席指定)の場合の総客席数は1,070席、スタンディング(立見)の場合の収容人数は2,246人です。

Zeppのようにスタンディングのライブハウスとしての使用のほか、1階席を座席指定にすることで、着席のコンサートや、漫画・アニメ・ゲームなどを原作・原案とした、いわゆる「2.5次元舞台芸術」の継続利用も想定されています。

1階席

1階席はシーティング(座席指定)の場合、総客席数は650席になります。1列から18列まで設定可能で、フロアの段差が2か所あり、それに合わせて出入口扉の前にあたる6列と7列、12列と13列の間に通路が確保されます。

6列~7列間通路
12列~13列間通路

1階フロアは2か所の段差を挟み、全体で3つのブロックに分かれている感じです。スタンディング(立見)の場合、ブロックごとのキャパは前方が左右250人ずつ、中央が左右322人ずつ、後方が左右340人ずつとなっており、合計1,824人まで収容が可能です。

当然各ブロックはフラットになっているので、シーティング・スタンディング時ともに、ブロックの前方になるほどステージは見やすくなっています。

前方フロアから見た段差
6列~7列間の段差
6列後方からの眺め
12列左後方からの眺め
最前列付近
最前列からの眺め

今回の公演は最後列が16列に設定され、幾分余裕を持たせたレイアウトになっていました。最後列の後ろの一段高い(中2階席のような)所は、PA(機材席)とその両側にバリアフリースペースが確保されており、車いすの人はこちらを利用することになると思われます。

2階席

2階席は固定席になっており、総客席数は420席になります。1列から10列まであり、座席間の途中に通路は設定されていません。

座席の傾斜状況
最後列付近

座席の傾斜は1階フロアが1段ずつの段差に対し、2階席は2段ずつになっており、1階席より強めに設定されています。

最前列付近
最前列からの眺め

座席表

シーティング(座席指定)時

出典:コムテックポートベイス公式サイトより

スタンディング(立見)時
出典:コムテックポートベイス公式サイトより

座席

座席は可動席の1階席はスチールフレームのスタッキングチェア、固定席の2階席は弾力素材の座面・背もたれで、どちらも内装に合わせた黒色で、こちらもZeppシリーズの座席と似ています。

ただし、1・2階席ともに、硬い座面の上に中身がシリコン素材、表面がメッシュ生地のクッションが最初から装着されており、座り心地は改善されていました。

館内施設

エントランスから中に入ると、ロビーに面しています。ホールの壁の中央にドリンクバーがあり、その左右にスケジュールや施設紹介のビジョンが設置されています。また、エントランス側はグッズやコラボ企画商品等の販売スペースとして使用されていました。

喫煙スペース
授乳室・救護室

トイレやコインロッカーのほか、喫煙スペース授乳室救護室など、新しい建物なので、一通りの設備が整っています。

1階
2階
出典:コムテックポートベイス公式サイトより

ただし、意外なことに2階席のある建物にしては珍しく、エレベーターの設置がないのが特徴的です。車いす利用者は先ほど紹介したように、スロープ等で1階のバリアフリースペースに移動できるので問題ありませんが、お年寄りや体の不自由な方が2階席を利用する場合は、少し注意が必要です。

その他、写真はありませんが、開場時間までの待機時等に利用できるよう、ホールの外側にドリンクの自動販売機が設置されていました。

ドリンクバー

入場時にはライブハウスと同じくドリンク代600円を支払い(現金・ICカード可)、コインと引き換えにアルコールまたはソフトドリンクに引き換えます。

メニューはアルコール3種類(ビール、酎ハイ、ハイボール)またはソフトドリンク6種類から選びます。

この日はビールを注文しました。アルコールは350mm缶ソフトドリンクはペットボトルでの提供です。

コインロッカー

コインロッカーはホール1階のの左右両側の通路に面したところにかなりの数があり、公式サイトによると合計1,035個設置されているとのことです。

小型のものが中心で、1回300円かかる有料タイプです。

両替機も設置されています。

周辺施設

ららぽーと名古屋みなとアクルス

ららぽーと名古屋みなとアクルスは、2018(平成30)に開業した三井不動産グループの「三井ショッピングパーク ららぽーと(LaLaport)」ブランドのショッピングセンターで、「みなとアクルス」のキーテナントです。

フロアガイド(1階)
出典:ららぽーと名古屋みなとアクルス公式サイトより

建物は店舗棟2棟と立体駐車場棟2棟の計4棟から構成され、今回の会場からは「西エントランス」「南西エントランス」経由で行き来しやすい立地にあります。

センターコート
ショッピングストリート

会場に近い南西エントランス付近にはフードコート「CANAL deli(キャナルデリ)」があり、開場時間までの飲食や休憩に利用できます。

フードコート内はマクドナルドスガキヤ築地銀だこなどが軒を連ねています。

https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/minatoaquls

港北公園

会場と港区役所駅の間に広がる「港北公園」は、中川運河の支線として開削された港北運河の一部を埋め立てて造られた公園です。

港北運河
滑り台等の遊具

地域住民のレクリエーション施設としての遊具や広場、災害時の避難所としての役割を果たしています。

運河・公園周辺は、中川運河を中心に名古屋駅に近いささしまライブからみなとアクルス、ガーデンふ頭ブルーボネットなど、周辺の観光名所をクルーズする水上バス「クルーズ名古屋」の船着き場にもなっています。

クルーズ名古屋 | 中川運河と名古屋港・金城埠頭エリアを巡る水上バス

名古屋汎太平洋博覧会・平和橋

1937(昭和12)年、現在の港北公園周辺が会場となり、日本初の国際的博覧会である「名古屋汎太平洋平和博覧会」が開催されました。

博覧会には各道府県と外国29カ国が参加し、会期78日間で総入場者数は約480万人にものぼる大規模なイベントとなりました。

博覧会当時の建造物の一部が「平和橋」と名付けられ、遺構として大切に残されています。2013(平成25)年に市民に身近な歴史的建造物として「認定地域建造物資産」に認定されました。

施設概要・地図

地図