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河口湖ステラシアター(山梨・河口湖)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します

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この記事の内容

初めて「河口湖ステラシアター」のコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

富士山を望む場所に建つ、開放感あふれる野外音楽堂。
毎年夏に音楽祭が開かれている「音楽のまち・富士河口湖町」のシンボルです。

河口湖ステラシアターは、1995(平成7)年、古代ローマの劇場をデザインした半円形の野外音楽堂としてオープンしました。

最大約3,000人を収容できる野外音楽堂は、コンサートや演劇、映画上映や講演会などにも利用可能な構造ですが、開業前は採算や必要性に対する批判もあったようです。

しかし関係者による尽力や、造成中の劇場で歌った玉置浩二が感動し、「こんな劇場で歌ってみたい」というメッセージを残したことも話題となり、工事関係者や地域住民の間に歓迎ムードが盛り上がり、完成を迎えたとのことです。

その後、2007(平成19)年に可動建築のトップメーカーである㈱横河システム建築により、可動屋根が設置されたことで、雨天時でも管弦楽の演奏が可能となるなど、その用途のバリエーションが広がりました。

今では2002(平成14)年以来毎年開催されている「富士山河口湖音楽祭」をはじめ、「富士山河口湖ピアノフェスティバル」や「富士河口湖町文化祭」などのメインステージとして、また、「MISIA」や「茅原実里」など、多くのアーティストのコンサートが開かれる定番会場となり、現在に至っています。

河口湖ステラシアターまでのアクセス

河口湖発着の高速バスルート

河口湖周辺には現在新幹線の駅も空港も近くにないため、主要拠点から高速バスを利用するのが、最も一般的な交通手段となります。

河口湖に向かう高速バス路線は、地元交通事業者の富士急行グループを中心に、9社の企業グループにより10都府県から出ています。

河口湖方面に向かう高速バス一覧(2023年6月現在)

運行事業者出発地
富士急行グループ
(富士急行、富士急バス、フジエクスプレス)
東京駅横浜駅三島駅羽田空港
東京都内、神奈川県内・千葉県内
山梨県内、静岡県内
ジェイアールバス関東東京駅
東急グループ(東急トランセ)東京都内
西武グループ(西武バス、西武観光バス)大宮駅、東京都内、埼玉県内
京急グループ(京浜急行バス)品川駅羽田空港
名鉄グループ(名鉄バス)名古屋駅、愛知県内
近鉄グループ(近鉄バス)大阪駅、大阪府内、京都府内
平成エンタープライズ(VIPライナー)東京駅、東京都内
青木バス(あおぞらライナー)愛知県内、三重県内
出典:バス比較なび他より検索

昼行、夜行の区分は、首都圏や静岡・愛知からは昼行便関西の大阪・京都・三重からは夜行便に分かれています。

所要時間は、首都圏からは概ね2時間〜3時間愛知県からは約4時間関西からは夜行で静岡県内の各地を経由するため約11時間といったところです。

バスタ新宿からのルート

東京からの高速バスは東京駅のほか、最も便数の多い富士急行グループの路線が、全国からの高速バスの集結地である「バスタ新宿新宿高速バスターミナル)」から出ています。

JR新宿駅新南口)にも直結しており、鉄道から乗り継いで向かうのに便利です。

のりばはバスタ新宿の4階にあります。

4階の待合室です。

ターミナル内にあるのりば案内図で、出発するバス停を確認しましょう。

河口湖(富士急ハイランド、富士山)方面は、待合室に最も近いB4のりばから出発します。

東京からは中央線特急「富士回遊」号ルート

東京からのアクセスの場合は、JR中央線経由で終点の富士急河口湖駅まで直通の特急「富士回遊」号が利用できます。

新宿駅(一部は千葉駅)を出発後、途中立川八王子を経由しながら、大月駅から富士急行に乗り入れ、富士急ハイランドや富士山、河口湖方面に向かいます。

特急「富士回遊」号

・所要時間:約2時間 ※新宿駅から
・片道料金:4,123円 ※ICカード利用
 (運賃2,503円+指定席1,620円

今回私は前日に東京で宿泊していたので、新宿駅から「富士回遊」号を利用することにしました。

新宿駅の新南口改札から入ります(直前まで高速バスと選択が可能です)。

9・10番線のホームから発車します。

同じ中央線特急の「あずさ」や「かいじ」号と同じ車両で運行しています。

ご覧のように、この便はダイヤ上は「かいじ」号と同じ編成で、途中で切り離しを行います。

1号車から3号車までが「富士回遊」号でした。

4号車以降は「かいじ」号として運行します。

3号車と4号車の連結部分です。一応車両間は貫通しているので、中からの移動も可能です。

特急車内です。コロナ明けで車内の半分以上が外国人の旅行客でした。

出発から約2時間で、終点の河口湖駅に到着しました。

河口湖駅には、富士急行の様々なラッピング車両が停車していました。

駅舎内には改装前の古い駅名板なども飾られています。

晴れた日に駅に到着すると、富士山が綺麗に見えます(2014.5.31撮影)。

河口湖駅からはシャトルバスに乗車

さて、ようやく河口湖駅には着いたものの、会場のステラシアターまではまだまだ距離があります。

会場までの基本ルートは、公演に合わせて河口湖駅前から出るシャトルバスで移動します。

シャトルバスは、駅から一番遠い場所にある⑦番のりばから発車します。改札を出て側からぐるっと廻るように移動し、のりばに向かいましょう。

⑦番のりばです。シャトルバスは、地元の富士急バスの運行です。

駅から会場までの所要時間は約10分です。運賃は現金のみ対応で200円です。

会場入口に一番近いA駐車場(後述の駐車場マップ参照)に到着します。

路線バスの最寄りバス停からはかなり歩きます

河口湖駅前からは「河口湖周遊バス」という一応観光客向けの路線バスもあるのですが、会場に最も近い「山梨赤十字病院」バス停からでも徒歩13分ほどかかるので、あまり利用する価値はないと思います。

駐車場は会場周辺に約500台分

出典:河口湖ステラシアター公式サイトより

ライブ遠征だけならまだしも、周辺観光地も含めリゾートで河口湖に訪れる人にとってのメインの交通手段は、やはりマイカー・レンタカーではないかと思います。

上の図のように、会場周辺にはAからE5箇所に、約500台分の駐車場が確保されています。一応無料で利用できますが、公園によっては有料になる場合や、天候等で混雑する場合もあるので、時間に余裕を持って到着するようにしましょう。

車を利用する場合のアクセス・所要時間

①甲府方面から: 国道137号・139号利用 約1時間10分
②新宿方面から: 中央自動車道「河口湖」IC から 約5分
③横浜方面から: 東富士五湖道路「富士吉田」IC から 約3分

河口湖ステラシアターはこんな所

古代ローマ劇場のような半円形の劇場

ステラシアターの最大の特色は、古代ローマの劇場のようなデザインの半円形のホール。
すり鉢のような空間に、座席のみで約2,991席、さらに中心のアリーナ席に座席を設けると、合計3,000席以上の人員を収容可能です。

すり鉢の底にあたるアリーナ席の周囲に1階席13列ずつ、「1Aから1Gまで半円形にブロック分けされています。また、ステージほぼ直角の位置の両側に「1Y」「1Z」ブロックが、それぞれ5列20席ずつ設けられています(見切れ席になるので、実際にはおそらくあまり使われないと思われます)。

1階席・2階席を隔てる通路部分

1階席の13列(最上部)を上がったところが通路になっており、そこから階段を隔てて2階席の1列目に繋がっています。

1Dブロック最後列付近からの眺め

2Cブロック最後列付近からの眺め

2階席14列あり、1階席と同様「2A」から「2G」まで半円形にブロック分けされています。最上部後方の壁と、後付された可動式屋根の境界部分が途切れており、光が差し込むようになっています。

前後の列の段差がかなりあるので、傾斜が急になっていることがわかります。前の人の頭でステージが見にくくなることはありません。

1階席と2階席の間の通路部分には、中央の音響・照明ブースを挟んだ左右に車椅子スペース(優先席)が設けられています。

石造りの座席は動線が少々複雑です

古代ローマの劇場のデザインということもあり、座席といっても他のホールのように座面や背もたれがあるわけではなく、石段に席番号と境界線が付されただけの簡単なものです。

公園などにある石のベンチに腰掛けるような感じです。石段は上下や隣の席に移動する際の通路も兼ねているので、そのまま土足で踏まれることにも…。

そのため直に汚れた石の上に座らなくてもいいよう、入場時にサウナマットのような座布団を渡され、その上に座ることになります。

この会場は公演によって、「指定席」と「自由席」に分かれて配席されることがあり、その際は一部通路がゾーニングされ一方通行になるなど、動線が少々複雑になります。

また、段差がかなりあるので、列の移動が「急な階段を上り下り」することとほぼイコールになります。通路幅も狭く、お年寄りや体の不自由な方にとっては、バリアフリーの点ではあまり優しくない会場と言えます。

アリーナ席・ステージ

この日座った1Fブロック前方付近

アリーナ席はステージより低い位置にあり、使用しない場合は写真のように何もない空間になります。使用する場合は、別途パイプ椅子が並べられます。

また、ステージは可動式で、音響反射板を取り外すと、外側の芝生や森の向こうに富士山の絶景が姿を現します。

出典:富士山河口湖ピアノフェスティバル公式サイトより

座席表

出典:河口湖ステラシアター公式サイトより

館内施設

会場のホール部分以外は、半円形の客席に沿って扇形の空間があり、カフェのほか地元河口湖の施設の紹介や案内資料の設置ブースが並んでいます。

CAFE STELLAR(カフェ ステラ)

エントランスを入って左側に「CAFE STELLARカフェ ステラ)」があります。

来場者向けの売店で、アルコールを含むドリンクのほか、サンドイッチ等の軽食やマフィン、ポップコーン、かき氷など、バリエーションに富んだラインナップで提供しています。

ショップの隣りに喫食用の椅子・テーブルも設置されています。

この日は「ナイトロコーヒー」という、窒素ガスを加えた水出しコーヒーをいただきました。

サインパネル・公演ポスター展示

客席との境界の壁には、会場でコンサートを行った一部のアーティストのサインパネルや、公演ポスターが展示されています。

周辺施設

河口湖駅周辺

フジヤマカフェ

河口湖駅の改札を出て向かって左側にあるカフェ&レストラン「フジヤマカフェ」です。ホテルや各施設などに向かうバスの時間待ちの観光客でにぎわっています。

改札に近い側は「Gateway Fujiyama 河口湖駅店」という土産物店になっています。

富士山麓電気鉄道 モ1号 展示

駅改札を出て右側に少し進むと、タクシー乗り場の隣りに富士急行線の前身である富士山麓電気鉄道が開業時に新製した車両「モ1号」が展示されています。

2006(平成18)年の駅リニューアル時に、当時の姿に復元されました。

駅名板や鳥居も設置されており、富士山と一緒に撮れるフォトスポットにもなっています。

すぐ近くには「駅の足湯」もあり、旅の疲れを癒すことができます。

ほうとう不動 河口湖駅前店

山梨と言えば「ほうとう」。駅前のバスロータリーをはさんだ向かい側に、専門店「ほうとう不動 河口湖駅前店」があります。

かぼちゃや山菜が入った名物の「不動ほうとう」は自家製麵。

1人前でも思った以上にボリュームがあります。薬味やごはんを入れて「おじや」にして食べても美味しかったです。

古民家風の店内は50人くらいが入れる広々とした作りで、国内外の観光客でいっぱい。お昼時は行列ができていました。

公式サイト:http://www.houtou-fudou.jp/

平井売店

ほうとう不動と道を挟んで隣りにあるのが、「平井売店」です。1階がお土産屋、2階がレストランになっています。

2階のレストラン内。店内はクラシックが流れ、優雅なティータイムを過ごせます。

窓際の席は向かいの駅を見渡せて快適です。支払いは1階の土産物屋のレジで行います。

河口湖円形ホール

出典:河口湖円形ホール公式サイトより

「音楽のまち・富士河口湖町」のもう1つのランドマークが、「河口湖円形ホール」です。

ステラシアターが湖の南部に位置しているのに対し、こちらは湖の北岸にたたずむ、客席数わずか100席程度の小さなホールです。

出典:河口湖円形ホール公式サイトより

ピアノやバイオリン等のアコースティック・コンサートを中心に、ステラシアター同様、音楽祭やピアノフェスティバル等のメイン会場として活躍しています。

富士急ハイランド

出典:富士急ハイランド公式サイトより

富士急グループが運営する旗艦事業である遊園地が、おなじみ「富士急ハイランド」です。富士急行線の終点「河口湖」駅の1つ手前の「富士急ハイランド」駅が最寄り駅です。

開園は1964(昭和39)年で、当時の名前は「富士ラマパーク」といいましたが、その後1969(昭和44)に「富士急ハイランド」に改称されました。

言わずと知れた「FUJIYAMA」や「ド・ドドンパ(旧ドドンパ)」、「ええじゃないか」、「高飛車」といった絶叫マシンで有名ですが、近年は「トーマスランド」などファミリー層向けの施設も充実してきています。

ライブ・コンサート参加記録(アーカイブ)

モーニング娘。’14コンサートツアー春 「EVOLUTION」(2014.5.31)

出典:アップフロントワークスHPより

私が初めてステラシアターを訪れたのは9年前の2014年。モーニング娘。’14の春ツアーの最終日に行われた公演(昼・夜公演)に参加しました。

最終日の記念公演ということもあり、この日は富士急行線(大月駅~河口湖駅間)とモーニング娘。‘14がコラボした「モーニング娘。‘14号」が運行され、河口湖駅では数量限定で「開催記念切符」が配布されるなどの記念イベントも行われました。

車両の記念系統版

車内のコラボ広告

この年からユニット名の末尾に西暦の下2ケタの年号を付すようになったモーニング娘。ですが、最終日の公演前に一度、同じ会場のステラシアターで、ある番組収録のライブを行っていました。

正確には前の年の冬に収録されたその番組は、フジテレビの「新春豪華どっきり祭り!3時間半スペシャル」(2014.1.2 O.A)。

内容はいわゆる「寝起きドッキリ」で、前の晩に集められたメンバーが寝ている間に建物の壁が取り払われコンサート会場になり、寝起きのパジャマ姿でそのまま歌わされるというものでした。

コンサート当日、後半でメンバーがその時のパジャマ姿に衣装替えして同じ曲(LOVEマシーン)を歌うというサプライズ企画が披露されました。

この番組が後に与えた影響は大きく、「寝起きドッキリ新規」とも呼ばれる新たなファン層の開拓に成功したほか、当時放送を見ていた13期メンバーの横山玲奈さんがオーディションを受けるきっかけになるなど、その後のグループ活動の礎にもなりました。

アンコール前にはステラシアターの屋根が開かれ、星空の下で聞いた「時空を超え 宇宙を超え」は格別でした。その後の花火のフィナーレとともに、私の心の中にいつまでも残り続けている印象深い公演です。

施設概要・地図

地図