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初めて東大阪市文化創造館へコンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセス施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

町工場の集積地・東大阪にある文化拠点。
最寄りの「八戸ノ里(やえのさと)」駅へは、新大阪駅または名古屋駅からアクセスしよう。

東大阪市文化創造館は、2019(令和元)年、元あった文化会館(2014年閉館)や市民会館(2015年閉館)の機能を集約して、東大阪市立中央病院(1998年閉鎖)の跡地にオープンした複合文化施設です。

開館にあたっては「PFI東大阪文化創造館株式会社」という特別目的会社(SPC)が設立され、施設の設計・建設・運営とともに、維持管理を行っています。

今回の会場は会場名でなく、大ホールと小ホールの2つのホールにネーミングライツ制度が導入されており、それぞれ以下の地元の企業が、命名権を取得しています。

大ホール:DreamHouse 大ホール
命名権者:大阪ホーム販売株式会社

中ホール:ジャトーハーモニー 小ホール
命名権者:ジャトー株式会社

東大阪市は大阪市街と奈良県との中間に位置り、「町工場の集積地」としても有名です(お笑いの中川家のネタで「東大阪のねじ工場」というフレーズが出てきたりします)。

会場の建物は、街と施設の接点に置かれたオープンスペースが地域の公共空間として根付いていることや、その2つが補完しあうことで、劇場を単なる鑑賞の場から、市長の言葉を借りれば、地域社会に「栄養」を注入する芸術文化施設として、地域にとってかけがえのない空間・機能へと昇華されていることが評価され、2021(令和3)年のBCS賞を受賞しました。

東大阪市文化創造館までのアクセス

最寄駅は近鉄「八戸ノ里(やえのさと)」駅

東大阪市文化創造館の最寄り駅は、近鉄奈良線「八戸ノ里(やえのさと)」駅。あまりなじみのない駅名ですが、大阪難波駅と奈良駅を結ぶ中間点に位置しています。

出典:東大阪市文化創造館公式サイトより

ライブ遠征的には近鉄奈良線への乗り換える方法として、主に3つの方法が考えられます。

①新大阪駅からJR在来線を利用するルート
 (河内永和駅または鶴橋駅で乗り換え)
②新大阪駅から地下鉄御堂筋線を利用するルート

 (なんば駅で乗り換え)
③名古屋駅から近鉄特急を利用するルート

 (鶴橋駅で乗り換え)

今回は上記のうち、①の新大阪駅からJRおおさか東線を利用し、河内永和(かわちえいわ)駅で近鉄奈良線に乗り換えるルートと、③の名古屋駅から近鉄特急を利用し、鶴橋駅で近鉄奈良線に乗り換えるルートの2つで紹介します。

上記を含め、その他のアクセスルートについては、下記の公式サイトに記載の表を参考にしてください。

出典:東大阪市文化創造館公式サイトより

新大阪駅からJRおおさか東線を利用するルート

まずは新幹線等で新大阪駅に着いてから、在来線の「JRおおさか東線」に乗り換えるルートを紹介します。新大阪駅から近鉄奈良線との接続駅である「河内永和(かわちえいわ)」駅に向かいます。

JR河内永和駅
近鉄「河内永和」駅

ちなみにJRの駅は「JR河内永和じぇいあーるかわちえいわ)」という名前の駅です。元々沿線に近鉄線の「河内永和」駅があったので、後からできたJR線の駅として区別するためにこんな名前になっています。先に旧国鉄(現JR)の駅があって、私鉄に「近鉄〇〇」とか「名鉄〇〇」等の駅名が付くのは割とあるのですが、逆パターンは珍しいかもしれません。おおさか東線には、他にも同じような駅がいくつかあります。

新大阪駅に着いたら、在来線のりかえ口に進み、1・2番ホームに向かいましょう。
1番線から出る普通「久宝寺(きゅうほうじ)」行きに乗ります。
8駅目・約22分でJR河内永和駅に到着しました。じっくり見るとなかなか味わい深い駅名表示です。
改札出口に向かいましょう。
改札は1カ所です。
出てすぐ左に、近鉄「河内永和」駅があります。
普通「大和西大寺(やまとさいだいじ)」行きに乗りました。
2駅目・約3分で、最寄りの八戸ノ里駅に到着です。

名古屋駅からの近鉄線特急を利用するルート

近鉄特急「ひのとり」号

名古屋近郊の方は、新幹線を利用せずに名古屋駅から近鉄特急を利用する方がわかりやすいかもしれません。近鉄奈良線との接続駅である「鶴橋」駅に向かいます。

近鉄名古屋駅からスタートです。
特急のりばの4・5番ホームに向かいます。
今回はひのとりが満席だったので、アーバンライナーで向かいました。
ひのとりより若干安いので、デラックス席を利用しました。
デラックス車両はコンセント付きです。
鶴橋駅まで、アーバンライナーは約2時間15分ひのとりは約2時間かかります。
鶴橋駅に到着しました。奈良線に乗り換えましょう。
奈良線の「東花園・大和西大寺」方面は1番線から出ています。
1番ホームに移動しました。
準急や急行は乗り換えが必要なので、普通「東花園」行きに乗車します。
普通電車がホームに到着しました。
鶴橋駅から5駅目・約10分で八戸ノ里駅に着きます。お疲れさまでした。

近鉄「八戸ノ里」駅からの徒歩ルート

出典:東大阪市文化創造館公式サイトより

八戸ノ里駅に着いたら、駅の北側の道路を直進すればOKです。距離は約200mで、所要時間は徒歩約5分です。

八戸ノ里駅のホームからスタートします。
まずは改札口に向かいましょう。
改札を出た所に会場への案内があります。北口にあたる右側に進みます。
そばには和菓子店の「千鳥屋宗家」があります。
北口の駅前にある交差点です。ロイヤルホストとメガネ屋さんの間の道を進みます。
会場は右側にあるので、道路の右側を通りましょう。
一本道のシンプルなルートです。
徒歩約5分で会場前に到着です。お疲れさまでした。

駐車場

駐車場は、建物の東側に平面駐車場がありますが、自動車が63台分、オートバイが3台分のキャパしかないので、基本は公共交通機関を利用した方がいいでしょう。

なお、利用する場合は、建物内に事前精算機が設置されています。

利用料金(自動車)
基本:30分超で利用する200円/1時間
   (ただし1日700円※を上限とする)
   ※【月~金】8~23時は最大料金500円 
    【土日祝】8~23時は最大料金700円
    【全日】23時~翌8時は最大料金300円

東大阪市文化創造館はこんな所

1,500席・三層構造の大ホール

メインとなる大ホールの総客席数はちょうど1,500席で、1階席から3階席までの三層構造のプロセニアム形式のホールです。「最高の音響空間」と「上質な鑑賞環境」をコンセプトに、コンサートのほか、オペラやバレエ、各種コンクールや式典等にも利用されています。また、冒頭に紹介したように、ネーミングライツ制度により「DremHouse 大ホール」という愛称が付けられています。

大ホール エントランス

1階席

1階席の総客席数は974席(内、車椅子席8席)で、1列から26列まであります。途中、11列と12列の間と、22列と23列の間に通路が設置されています。

11列~12列間の通路
11列後方からの眺め
22列~23列間の通路
22列後方からの眺め

前方にオーケストラピットを設置する場合は、1列から5列までの座席が撤去されるほか、6列についても通路を確保するため撤去されます。

最前列付近
最前列からの眺め

最前の1列はセンターブロックのみで、左右のブロックは2列が最前になるほか、6列まではフラットな構造で、7列以降に段差が付けられています。

1列~7列目付近
5列~7列付近
7列~11列の段差(1段分)

12列から22列までの後方座席と、通路を挟んだ23列以降の4列は段差が2段になります。

14列~16列付近(2段分)
23列~24列付近(2段分)
12列目以降の傾斜状況

1階席の車椅子席は、10列・11列の右端に4席分と、最後列(26列)の左右両端に各2席の計8席分確保されています。

10・11列付近の車椅子席
26列付近の車椅子席

1階バルコニー席

1階席の左右両サイドにはバルコニー席1LA・1LB席、1RA・1RB席)があり、それぞれ1LA・1RA席が各28席1LB・1RB席が各21席配置されています。バルコニー席の左右のA席・B席が、1階席の23列・24列と同じ高さで、馬蹄形に繋がっている構造です。

1RB席18番付近からの眺め
1RA席7番付近からの眺め

1LA・2RA席の1番から6番までは、ステージにかなり近く死角も多くなるため、使用されない公演が多くなっています(実際この日の公演でも黒幕がかけられていました)。

2階席・3階席

今回訪れた公演では、2階席・3階席の利用がありませんでした、そのため現地の写真がないことをご了承願います。

2階席の総客席数は289席で、1列から6列まであります。2階席の車椅子席は、最後列(6列)の左右両端の扉付近に各2席ずつ、計4席確保されています。

3階席の総客席数は237席で、2階席と同じく1列から6列まで(ただし左右両ブロックは5列まで)あります。3階席の車椅子席は、最後列(5列)の右端の扉付近に2席分確保されています。

出典:東大阪市文化創造館公式サイトより

公式サイトで座席の位置ごとの眺めの目安の画像が確認できますので、そちらをぜひ参考にしてください。

2階席・3階席の左右両サイドには、1階席同様にバルコニー席(2L・3L席、2R・3R席)があり、それぞれ1列ずつ配置されています(2L・2R席:各16席、3L・3R席:各14席)。

1階バルコニー席と同様、ステージ方面に向かって斜めに配置されており、死角の増えるステージ付近(1階バルコニー席の先頭部分)には、座席は配置されていません。

大ホール 座席表

出典:東大阪市文化創造館公式サイトより

座席

1階席
バルコニー席

大ホールの座席は青色の座面・背もたれと木製のひじ掛け・基礎の組合せです。座面は適度なクッションの厚みと硬さで、座り心地は上々でした。バルコニー席や、おそらく2階席・3階席は、背もたれの基礎部分が長いハイバック仕様になっています。

300席・距離の近い小ホール

出典:東大阪市文化創造館公式サイトより

小ホールの総客席数はちょうど300席で、1階席のみ1列から13列まであるワンフロア構造です。アットホームなキャパを活かし、舞台と客席との「一体感を追求した緊密な空間」や「居心地の良い鑑賞環境」をコンセプトに、主に発表会などに利用されています。

出典:東大阪市文化創造館公式サイトより

大ホール同様、ネーミングライツ制度により「ジャトーハーモニー 小ホール」という愛称が付けられています。

小ホール エントランス

小ホール 座席表

出典:東大阪市文化創造館公式サイトより

まちライブラリーカフェ

会場内に併設されたカフェ「まちライブラリーカフェ」は、エントランスロビーを入って右側に設置されている、その名の通りブックカフェスタイルの店で、公演前後の待合せやティータイムのほか、地元の人々の憩いの場にもなっています。

カフェ内には本棚が設置されており、本の貸し出しも行われています。
カフェとは別に、会場内には「まちライブラリー」という図書室もあります。
メニューはドリンクの他、本格的なピザを店内で焼き上げるほか、フルーツで作るソーダやアルコール類も取り扱っています。
この日はカフェ・ラテを頼みました。テーブルの表示のとおり、当日のレシートでお替りドリンク1杯が120円で利用できるサービスもあります。

東大阪市文化創造館 | まちライブラリーカフェ

館内施設

エントランスロビー

正面玄関からエントランスロビーに入ると、正面奥の壁の右側に受付・インフォメーションがあります。

受付と大ホールへの階段
まちライブラリーへの入口

先ほど紹介した「まちライブラリーカフェ」は向かって右側、左奥が小ホールのエントランス、向かって左に多目的室、その奥に図書室の「まちライブラリー」が続いています。

自販機コーナーは、まちライブラリーのさらに奥のテラス近くにあります。
コインロッカーは、公衆電話とともに小ホールエントランスに向かう動線の右側に設置されています。

周辺施設

Cafe & Kitchen GOLLY’s(ゴリーズ)

八戸ノ里駅からのアクセスルート沿い、会場と道を挟んだ向かいにあるのが、カフェ&キッチン「ゴリーズ」です。スパイスカレーをメインに取り扱っています。

店内は2人掛けのテーブル席とカウンターのコンパクトな作りです。
定番メニューの「くんたまキーマカレー」をいただきました。スパイスと和風だしの風味が効いて美味しかったです。

喫茶ハヤマ 八戸ノ里駅前店

八戸ノ里駅前にある喫茶店を1つ紹介しておきます。「喫茶ハヤマ」は、全国チェーンの「葉山珈琲」系列のお店で、コーヒー豆の販売も行われています。

間口はそれほどありませんが、奥行きはかなりあります。
ランチやモーニングのメニューも充実しています。
この日はチーズケーキとのセットを注文しました。
7時から14時までコーヒーのお替りサービスもあります。

小阪城(こさかじょう)

隣りの河内小阪(かわちこさか)駅近くの商店街のはずれには、大阪城ならぬ「小阪城」があり、TV番組などメディアでもたびたび取り上げられている、ちょっとした観光スポットになっています。

といっても史跡や文化財などではなく、床屋さんを営む家主が廃材を用い建てた自宅兼店舗です。以前は五層の天守と櫓(やぐら)を備えていましたが、過去に台風で天守部分が吹き飛ばされたため、現在は修理後の姿になっています。見た限りでは、再建後の天守は三層になっているようです。

理髪店の上にあります
別角度から

今回の会場からも十分歩ける距離にあり、散策ついでに訪れてみてはいかがでしょう。

大阪商業大学

八戸ノ里駅とその手前の河内小阪駅の北側一帯に点在する敷地を構えているのが、大阪商業大学です。日本全国にたくさん大学がある中で「商業大学」という名前がついているのは、意外にもこの大学だけだそうです(「商科大学」はいくつかありますが)。

「世に役立つ人物の養成」を建学の理念とし、「経済学部」「(総合)経営学部」を中心に実学重視の教育を実践しています。

ちなみに亡くなった私の父はこの大学のOBで、卒業後に調理師になり、飲食店を営んでおりました。今回の遠征で初めて、父の母校を訪れることができました。

施設概要・地図

地図