初めて山野ホールのイベントに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
代々木駅から徒歩すぐのイベントホール。
座席を設置する場合、前半はフラットな可動席、後半は段差付きの固定席になります。
山野ホールは、2007(平成19)年に竣工した「M.YAMANO TOWER」の地下空間に立地するイベントホールです。
建物は、学校法人山野学苑が運営する山野美容専門学校の付属施設として運営されており、美容・保健・福祉・医療関係のイベントや講演、セミナーのほか、エンタメ系のライブイベントやコンサートにも貸し出されている会場です。
前身は2004(平成16)年に閉館した山野美容専門学校の講堂があった場所で、当時は「お笑いスター誕生!!」(日本テレビ)や「8時だョ!全員集合」(TBS)など、TV番組の収録が行われていたこともありました。
山野ホールまでのアクセス
拠点となるのは代々木駅と新宿駅
会場の最寄り駅はJR・東京メトロの代々木駅で、徒歩約2分の場所にあります。また、所在地は「渋谷区代々木」ですが、JR・私鉄・地下鉄の新宿駅からも徒歩圏内にあります。
ライブ遠征の点から、ここでは新幹線で品川駅で下車してから代々木駅経由で向かうルートと、新宿駅から会場までの徒歩ルートを紹介します。
代々木駅から会場までの徒歩ルート
まずは最もオーソドックスな代々木駅からのルートから。JR代々木駅で下車後、北口から会場を目指します。昼と夜の写真が混在していますがご容赦願います。
ホームを下りて、北口改札に向かいましょう。
出てすぐの通りを右に曲がります。
奥に見えるのは小田急ホテルセンチュリーサザンタワーです。
美容会館前にある横断歩道を渡り、北に進みます。
間の通路を突き当りまで移動します。
突き当りの道を右に曲がりましょう。すぐに会場の建物があります。
こちらは美容専門学校を経営する学校法人山野学苑の正面玄関です。会場の入口は反対側になります。
奥に進む通路があるので、ホールの看板に従い左に進んでいきましょう。
建物の壁沿いに歩いていきます。
ほどなく下に降りる階段とエスカレーターがあるので、地下1階に移動します。
ファミマの横に地下2階以降への入口があります。
後は下に進んでいくだけです。
階段の突き当りに、会場入口があります。お疲れさまでした。
新宿駅から会場までの徒歩ルート
続いてJR・私鉄・地下鉄の各線が乗り入れる新宿駅からのルートです。ターミナル駅なので出口はたくさんありますが、南口・新南口・サザンテラス口からが近くなります。
今回はJR新宿駅の新南口からのルートで紹介します。都道414号を挟んで両側からのルートに分かれるので、それぞれのルートで案内します。
新南改札です。改札を出たら、コンコースを右に進みましょう。
駅ビルの外に出たら、左に進みます。
進行方向の反対側には、バスタ新宿や小田急新宿駅があります。
進行方向に戻り、しばらく道なりに進みます。右の建物はJR東日本の本社です。
新宿マインズタワー経由
さて、ここからは都道414号の右側に進むルートです。JRのビルを通過後、右に曲がりましょう。
少し通路が右に開けているので、そのまま奥に進んでいきます。
橋があるので、そのまま向こう側に渡ります。
橋の下には、都道414号が通っています。
渡り終えたら、地上に降りましょう。
降りた先を都道414号まで戻り、右に進みます。
ここからはしばらく道なりです。
途中、小田急線の踏切に差し掛かるので、そのまま直進します。
踏切を渡ってすぐの角を、右に曲がりましょう。
あとは線路沿いに直進すれば、会場前に着きます。
まっすぐ進んだ先に、会場建物があります。お疲れさまでした。
サザンテラス広場経由
続いて、都道414号の左側から進むルートです。先ほどのコンコースをサザンテラス広場方面に直進しましょう。
突き当りに左に降りる階段があるので、そのまま下に移動します。
階段の先に、都道414号と小田急線の踏切がありますが、この辺りには横断歩道がありません。
そのため先ほどの代々木駅ルートで紹介した美容会館前の横断歩道まで進み、右に移動すれば会場に着きます。
小田急南新宿駅を利用
最後に小田急線の南新宿駅からのルートを紹介しておきます。小田急新宿駅の1駅隣りにあり、新宿駅から歩かずに、小田急線を使う場合がこのルートになります。
駅に着きさえすれば、もう説明は不要です。駅のホームとほぼ隣接する形で会場が建っているので、改札を出た正面に会場の入口があります。
山野ホールはこんな所
最大約800席の細長いフラットな会場
会場は「山野ホール」という愛称で親しまれていますが、正式には学校法人山野学苑の「大講堂」の位置づけになります。
要は美容専門学校の付属施設として運営されており、美容関連と国際交流のための教育機関としてのイベントや講演・セミナー等で利用される傍ら、コンサート等のエンタメ利用にも開放されています。
座席はワンフロアの単床式で、縦に細長いスペースになっています。ステージから見て前方の可動席が524席、後方の固定が276席あり、最大で800席まで配置が可能です。
可動席(ステージ前方)
可動席は、800席の基本レイアウトの場合、1列から17列まであります。用途により座席を省略できることもあり、フロアに椅子を置いただけのフラットな構造で、後方に行くほど視界が悪くなることは否定できません。
途中、中央の8列目と9列目の間にスペースを設けて通路を確保することもありますが、間隔を空けずに配置することも多いようです。
前方の数列はステージの高さもあり、非常に見やすい神席になります。
目測ですが。ステージの高さは1mほどかと思われます。
固定席(ステージ後方)
固定席は、800席の基本レイアウトの場合、A列からL列までの12列あります。固定席という表現を使っていますが、実質は階段状の観覧席で、前後に移動が可能だと思われます。
前方の移動席と比べステージからの距離は遠くなりますが、座席の前後に段差が付けられているので、前の人で視界が遮られる可能性は低くなります。
固定席のA列(1列目)は移動席との境界にあたるので、前方が通路になっています。足元が広々するので快適なことに加え、演者の通路降臨時に間近で見ることが可能で、当たった人はラッキーと言えるかもしれません。
イベントによっては、固定席のアルファベット表記を可動席から通算した数字に変更して、18列から29列までで案内することもあります。
座席表
出典:Livewalker.comより
座席
座席は、前方の移動席がダークグレーの座面・背もたれのスタッキングチェア、後方の固定席が、ダークブラウンのファブリック生地の跳ね上げ式座席です。
どちらもクッションは薄目で座り心地はそれなりですが、固定席の方はひじ掛けもあり、若干快適に過ごすことができます。
エントランス・ホワイエ
会場は専門学校の講堂なので、ホール以外はほぼ通路しかなく、コンサートホールのようなホワイエやカフェバーは当然のことながら設置されていません。
また、トイレの数に限りがあるので、フルキャパのイベント時などは女性だけでなく男性トイレも混雑するので、注意が必要です。
周辺施設
全理連 代々木の宿
会場までのルート案内で何となく気づいた方もいるかもしれませんが、代々木界隈は予備校のほか、会場のある山野美容・医療専門学校や美容会館、東京医療専門学校など、美容・医療系の施設が集積している地区でもあります。
代々木駅の北口の向かいには、そうした美容・理容の業界団体である全国理容生活衛生同業組合連合会(略称:全理連)のビルがあり、その関係者向けの宿泊施設「全理連 代々木の宿」があります。
といっても、そうした業界関係者だけが利用できる施設ではなく、普通に一般利用も受け付けています。
私も東京遠征時に2回ほど利用しましたが、駅前の都心にあるにもかかわらずリーズナブルな料金で簡易の朝食も付いており、個人的にコスパの高い宿としておすすめです。
スペース・ゼロ
最後に会場から徒歩圏内の劇場として、「スペース・ゼロ(こくみん共済coopホール・旧 全労済ホール)」を紹介しておきます。
1989(平成元)年に設立された当時の全労済設立30周年を記念して建てられたホールで、キャパは最大584席。規模的に舞台や朗読劇、寄席等のイベントが多く開催されています。
新宿駅の新南口・南口から、甲州街道沿いに5分ほど歩いたところにあり、今回の会場と同じ日に公演などがあれば、はしごすることも可能な会場です。
施設概要・地図
所在地
東京都渋谷区代々木1-53-1
アクセス
JR山手線・総武線、都営大江戸線
「代々木」駅下車 徒歩約1分
※北口(A3出口)から
JR・私鉄・地下鉄各線
「新宿」駅下車 徒歩約5分
※南口・新南口・サザンテラス口から
小田急線「南新宿」駅 隣接
ホール
総客席数:最大800席
単床式 (固定276席・可動524席)
公式サイト
https://www.yamanohall.com/