初めて第一生命ホールのライブ・イベントに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
東京ベイエリア「晴海トリトンスクエア」内にあるコンサートホール。
卵型のホール内はどこからもステージが近く感じられ、アットホームな雰囲気で名演を堪能できます。
第一生命ホールは、1952(昭和27)年、第一生命の創業50周年を記念して、初代のホールが皇居のお堀近くにあった第一生命館の6階で開業しました。
初代ホールの収容人数は約600名で、室内楽やクラシックコンサートのほか、ラジオの公開録音なども行われていましたが、1989(平成元)年に閉館しました。
2代目となる現在のホールは、場所を中央区の晴海に移し、2001(平成13)年に晴海トリトンスクエア内にオープンしました。
建設に当たっては、国際的音響学博士のレオ・ベラネク氏との共同でコンピュータシミュレーションや模型実験などの音響設計を行い、クラシックコンサートを中心に、様々な演奏会や舞台芸術の上演が可能になりました。
第一生命ホールまでのアクセス
出典:第一生命ホール公式サイトより
会場の最寄り駅は、都営地下鉄大江戸線の勝どき駅。あまり馴染みのない駅だと思いますが、都心南部の運河のほとりにある埋立地のエリアです。
ライブ遠征的には、都営大江戸線の大門駅に向かうのがカギとなります。
新幹線で向かう場合は品川駅まで来た後、JR山手線または京浜東北線で浜松町駅まで乗車し、都営大江戸線の大門駅に乗り換えます。
また、羽田空港まで飛行機で来た場合は、モノレールで浜松町駅まで向かい、同じく都営大江戸線の大門駅に向かうのがおすすめです。
ここでは、品川駅からJR線で浜松町駅に向かう乗り換えルートで紹介します。
品川駅から在来線経由で大江戸線へ
関西・名古屋方面から東海道・山陽新幹線の品川駅に降り立ったところからスタートです。ここからJR浜松町駅・都営地下鉄大門駅を経由して、最寄りの勝どき駅に向かいます。
新幹線のホームから、JR在来線への乗換え改札口に向かいます。
1番線の山手線(内回り)まで移動し、乗車しましょう。
品川駅から浜松町駅までは、3駅約6分で到着します。
ほどなく浜松町駅に到着しました。
乗継ぎ先の大門駅は浜松町駅の北側にあるので、北口改札を目指します。
ホームの突き当りにある階段を下りて向かいましょう。
北口改札に到着しました。
大門駅は改札を出て左に進みます。案内を確認しておきましょう。
しばらく道なりに進みます。
ほどなく大門駅に向かう階段があります。
そのまま地下へ降りていきます。
地下通路を移動します。
大門駅改札に到着しました。
大江戸線、浅草線がありますが、大江戸線の3番線の電車に乗車します。
大門駅から最寄りの勝どき駅までは、3駅約7分です。
会場最寄りの勝どき駅に到着です。ひとまずお疲れさまでした。
勝どき駅から会場までの徒歩ルート
「会場=晴海トリトンスクエア」と考えればOKです。勝どき駅に着いたら、晴海通りを通って朝潮運河を渡り、晴海トリトンに向かいましょう。
ちなみに駅名の由来にもなっている「勝どき橋」は、会場と反対方向の隅田川にかかる橋で、渡った先が築地市場に繋がっています。
ホームに着いたら、晴海トリトンスクエア方面改札を目指ししょう。
案内に従い、「A1・A2a・A2b」の出口に進みます。
エスカレーターで1つ上に移動します。
晴海トリトンスクエア方面改札に着きました。
改札を出て右に進み、「A2a」出口を目指します。
A2a出口への階段です。会場名も案内に記載されています。
A2a出口を出たところです。前の横断歩道は渡らず、左に曲がりましょう。
ここからしばらく「晴海通り」に沿ってあることになります。
しばらく道なりです。
都バスの「勝どき駅前」バス停の前を通過します。
つけ麺屋の前を通過し、黎明(れいめい)橋を渡ります。
隣の通路は「トリトンブリッジ」という動く歩道ですが、この日は通行止めになっていました。
橋を渡った先の斜め左に、晴海トリトンスクエアへの入口があります。
ビルとビルの間にある階段・エスカレーターに移動しましょう。
エスカレーターで建物の2階に進みます。
上がった先が、ホール棟のグランドロビーに通じています。
会場のホールは建物の4階にあります。
途中のフロアでエスカレーターを乗り換えます。
さらにエスカレーターで4階に上ります。
上がった先が、ホールのエントランスです。お疲れ様でした。
第一生命ホールはこんな所
第一生命ホールの総客席数は767席。1階席(574席)と2階席(193席)の二層構造で、最後列後方の扉付近に親子室が2室設置されています。
ホールは大きなたまごのような形ですが、正確にいうと、演者と聴衆の一体感が生まれる「オーバル(楕円)型」と呼ばれる形状をしています。
シューボックス(靴箱)型とヴィンヤード(葡萄畑)型のメリットを活かしており、会場公式サイトの表現を借りれば、聴衆は”客席からは舞台が近く感じられ、臨場感あふれる”演奏が楽しめるほか、演者も”観客に囲まれた一体感”を感じられるとのことです。
1階席
1階席は1列から20列まであり、途中9列目と10列目の間に中央通路が設けられています。写真にある通り、9列の左右のブロックに車椅子席が2席ずつ4席、また、後方の19列・20列の左右にも2席ずつあり、車椅子席は計8席配置されています。
客席の傾斜は前方はスロープ、後方は段差が付いていますが、全体的ににフラットになっています。あまりスタンディングでのライブの想定はされていないようで、着席前提のコンサート中心になっています。
最後列でも20列なので、会場のどこからでもステージを近くに感じられます。この日私は最後列から2列前の18列で鑑賞しましたが、2,000人規模のキャパのホールの中央付近のような距離感でした。
2階席
2階席はホール周りを一周取り囲むようになっており、全席バルコニー席という感じです。
ステージ正面の後方は3列、サイド後方が2列、サイド前方が1列ずつ配席されています。
前方に行くほどステージをサイドから見ることにあんるので、それだけ視界が遮られる部分が出てきます。
サイド前方のチケットは最初は販売されず、追加席として多少見づらくなることを承知のうえで購入するというパターンが多いようです。
ロビー・ホワイエ等
ホールのある建物はエスカレーターで4階まで上がったところにあるので、エントランスロビーは同じ4階にあります。
カフェコーナーやクローク、物販スペースは4階のエントランスロビーにあります。
幕間で飲んだグラスワインです。
ホールの座席へはそこからさらにエスカレーターを上がり、5階に移動したところが、1階席のホワイエです。
2階席とそのホワイエは、建物5階からさらに階段またはエレベーターで上がったところにあります。
座席表
出典:第一生命ホール公式サイトより
座席
座席は青緑色の座面・背もたれと木製の基礎・肘掛けの組合せです。背もたれは心持ち低めですが、特に座り心地は悪くありませんでした。
周辺施設
晴海トリトンスクエア
アクセスルートでも紹介したように、会場は晴海トリトンスクエア内にあります。それ以外の施設は周りにありませんが、逆に晴海トリトン内で物販・飲食・サービスのすべてが完結します。
レストラン、カフェ、コンビニ、ドラッグストア、郵便局、ATM等、何でも揃っているので、とりあえず時間つぶしに困ることはありません。ライブ遠征時に使えそうなお店をジャンル別に並べておきます。
レストラン・カフェ
2階・3階のお店のみ紹介していますが、さらに1階にはマクドナルドやフレッシュネスバーガー、プロント等のほか、フードコートもあります。
コンビニ・ドラッグストア等
施設概要・地図
所在地
東京都中央区晴海1丁目8番地9号
晴海トリトンスクエア内
アクセス
都営地下鉄大江戸線 「勝どき駅」下車
A2a出口から 徒歩約8分
ホール
総客席数:767席
(1階席:574席、2階席:193席)
※車椅子席8席を含む(1階席)
公式サイト
https://www.dai-ichi-seimei-hall.jp/