初めて磐田市民文化会館・かたりあのコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
きれいな会場ですが、最寄り駅から遠いのがネック。
ただし無料のシャトルバスが運行されれば、スムーズなアクセスが可能です。
磐田市民文化会館・かたりあは、それまでの旧市民会館の老朽化に伴い、2022(令和4)年に開館した新しい施設です。
愛称の「かたりあ」は、「語り合う」と、ラテン語の場所「リア」を合わせたもので、公募から選ばれたとのことです。
磐田市民文化会館までのアクセス
新幹線の浜松駅を拠点に豊田町駅へ移動
ライブ遠征を考える場合、新幹線の一部のぞみ・ひかり号が停車する浜松駅を拠点にするのがいいでしょう。
会場の最寄り駅である豊田町(とよだちょう)駅までは、JR在来線で2駅・約8分で到着します。
新幹線を降りて、JR在来線のりばに移動しましょう。
最寄りの豊田町駅方面には、2番線または4番線の電車で向かいます。
2番線と4番線ののりばはホームが違うので注意しましょう。
在来線の浜松駅ホームに到着しました。
今回は2番線から発車する普通・熱海行きに乗車しました。
2駅・約8分で豊田町駅に到着です。
豊田町駅から無料シャトルバスが運行
さて、最寄り駅に着いたものの、グーグルマップ等で会場までの距離を見た人は驚くかもしれません。
駅から会場までは約2.5kmの道のりで、歩くと約35分かかってしまいます。おまけに路線バスを利用しても、最寄りのバス停(郷社裏バス停)からも1km以上、約15分かかってしまいます。
お世辞にも交通アクセスはいいとは言えない会場ですが、こうした立地事情を考慮して、ホールでコンサートやイベントがある日には、駅から会場まで専用の無料シャトルバスが運行されることが多くなっています。
上に挙げた公式サイトの「イベント情報」を確認すれば、当日のシャトルバス運行の有無がわかります。
傾向として、地元の市民楽団のコンサートなどで運行されることはないようですが、著名なアーティストのライブなど、全国からファンがライブ遠征を行うような公演がある日は、基本的にシャトルバス運行があると期待していいと思います。
今回はそんなシャトルバス運行がある日の、豊田町駅で下車後から会場までのアクセス時の状況を紹介します。
豊田町駅で下車後、ホームから改札に向かいます。
改札出口は1カ所です。
向かって右側の北口方面に移動します。
階段を下りた所にロータリーがあります。
今回のシャトルバスは、40人乗りくらいの観光バスタイプでした。
補助席も使い、全員着席で出発しました。
運転席近くの天井に、帰りのバスの案内もあるので確認しておきましょう。
バスは会場の隣りにあるアミューズ豊田ポケットパークの駐車場に着きます。
降車場所と会場は、道路を挟んではす向かいにあります。
バスの所要時間は、公式サイトでは約20分と案内されていますが、実際はもう少し早く着きました。
道路を反対側に渡り、会場入口へ歩いていきます。
バス停から徒歩約2分で、会場エントランスに到着です。お疲れさまでした。
駐車場
出典:磐田市民文化会館・かたりあ公式サイトより
公共交通機関のアクセスがいいとは言えない会場なので、地元の人の多くはおそらくマイカーで来場する人が多いと思われます。国道1号線のバイパスからも近いので、車のアクセスは悪くない会場と言えます。
東名高速「磐田」I.C.から約12分
東名高速「浜松」I.C.から約22分
・国道1号バイパス 森岡I.C.下車 北へ約200m
会場の専用駐車場は第1から第3までの3カ所・計459台分確保されています。また、周辺施設の駐車場もあるので、レンタカー等で移動しても、収容台数に心配はないでしょう。
磐田市民文化会館はこんな所
ホールは約1,500名収容の二層構造
会場のメインとなるホールの総客席数は1,508席で、1階席と2階席からなる二層構造です。ちょうどいい中規模のホールで、観客と舞台の距離が近い多目的ホールとして、コンサートはもちろん、演劇・ミュージカルやダンス、講演会等に幅広くご利用されています。
1階席
1階席の総客席数は1,026席で、1列から24列まであります。途中、9列と10列に中央通路があります。
中央通路前方の傾斜は緩やかで、1列から4列まではフラットになっており、5列目から段差が付けられています。
車いす席は通路に面した10列の左右両サイドに2席ずつと、最後列(24列)の左右ブロックの両端に1席ずつの計8席、また親子室は最後列後方の左右に計16席分確保されています。
通路後方の傾斜は、前方よりも強めになっています。
2階席
2階席の総客席数は466席で、1列から9列まであります。途中、3列と4列の間に中央通路があります。
2階席の傾斜は通路前方・後方ともに等角度で、1階席より急になっています。
また、サイドバルコニー席として、左右にL列・R列が1列ずつ1番から6番まで計12席配置されています。
バルコニー席はステージ方向に正対していますが、両サイドで手すり越しにステージを斜めから見ることになるため、それほど見やすい席ではないように感じました。
ホール 座席表
出典:磐田市民文化会館かたりあ公式サイトより
座席
ホールの座席はグレーの座面・背もたれとブラウンのひじ掛け・基礎の組合わせです。シートはファブリック地で硬めで疲れにくく、座り心地はよかったです。
キャパは同じ静岡県内のアクトシティ浜松や静岡市民文化会館の大ホールに及びませんが、県内最大級の「ゆとり」を持たせた客席という評価を得ており、座席幅がゆったりしている点が特徴です。
エントランス・ホワイエ
会場のメインエントランスを入った所が交流ロビーになっており、開場時間まではここで待機することになります。
交流ロビーの両側が東エントランス・西エントランスになっており、そのどちらかから入場します。この日は西エントランスからにカウンターが設置され、会場時刻になるとチケットチェックを行い、その先に進むことができました。
正面左手のホール側にインフォメーションがあります。
開場時刻までは交流ロビーの一角が入場チェック用の机等で区切られています。
周辺施設
磐田市 香りの博物館
出典:磐田市香りの博物館公式サイトより
JR豊田町駅北口で下車後、バスに乗らずに5分ほど歩いたところにあるのが、「磐田市香りの博物館」です。
全国的にも珍しい「香り」をテーマとする博物館で、館内には香りに関する世界の美術工芸品の数々が展示されています。体験コーナーや香水やお香、ハーブティーなどのミュージアムショップやカフェテラスもあります。
開館時間:9:00~17:30(月曜休館)
入館料金:大人1名 310円
磐田市 新造形創造館
アミューズ豊田の向かい、シャトルバスを降りてすぐ横にあるのが、磐田市新造形創造館です。金属とガラスの工房やギャラリーがあり、吹きガラスや各種工芸の講座を受けることができる体験施設です。
併設のカフェレストラン「むつみ屋アミューズ豊田店」ではパスタランチや各種定食を頼むことができるので、公演前の食事場所としても利用できます。
施設概要・地図
所在地
静岡県磐田市上新屋678番地1
アクセス
JR豊田町駅から約2.5km 徒歩約35分
(無料シャトルバスが運行する場合あり)
ホール
総客席数:1,492席
・1階:1,026席
(うち車椅子席8席・親子室16席)
・2階:466席
公式サイト
https://www.kataria.jp/