初めて「とりぎん文化会館(鳥取県立県民文化会館)」のコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
鳥取城跡や県庁近くの文教地区に建つ鳥取県を代表する文化拠点。
鳥取駅からの徒歩・バスの時間ともに、20分ほど見ておきましょう。
とりぎん文化会館(鳥取県立県民文化会館)は、1993(平成5)年、山陰地方を代表する県立の文化会館としてオープンしました。
2つのホールを有し、メインの「梨花ホール」は、県花である「二十世紀梨の花」に由来する「梨花(りか)」ちなんで名付けられました。
2008(平成20)年より、地元の地方銀行である株式会社鳥取銀行とネーミングライツ(命名権)契約を締結し、「とりぎん文化会館」の愛称で親しまれるようになりました。
とりぎん文化会館までのアクセス
鳥取駅までの鉄道ルート
まずは新幹線で岡山駅または姫路駅へ
出典:とりぎん文化会館公式サイトより
とりぎん文化会館の最寄り駅はJR鳥取駅。日本海側に位置しており、京都駅から山陰本線で向かうと、時間がかなりかかってしまいます。
そこで、鳥取駅へは山陽新幹線の駅から、在来線特急の「スーパーはくと」または「スーパーいなば」に乗り換え、北上して向かうのが一般的です。
拠点としては、山陽新幹線の岡山駅と姫路駅になります。
この日は姫路駅(一部のぞみが停車)まで新幹線で向かいました。
コンコースを下りて、JR在来線乗り換え口に進みます。
7・8番線の山陽線(相生・播州赤穂・上郡・岡山方面)のホームに移動します。
7番線から出る「スーパーはくと」号に乗車しました。
スーパーはくと・いなばで鳥取駅へ
特急「スーパーはくと」車両
特急「スーパーはくと」は、京都駅を始発に鳥取・倉吉方面に向かう特急です。始発の京都駅や新大阪駅から乗車してももちろん構いませんが、ギリギリまで新幹線を利用する場合は、姫路駅で乗り換えるのが便利です。
途中、上郡(かみごおり)駅から第三セクターの智頭(ちず)急行線に入り、智頭駅で再びJR因美線に合流します。
指定席車内
グリーン車内
車窓からの風景
グリーン車はコンセントと大型テーブル付きでゆったり広々としています
スーパーはくと号を利用した場合の姫路駅から鳥取駅までの所要時間は約1時間35分、料金は乗車券が2,490円、指定席券が2,260円(自由席1,630円、グリーン車3,560円)です。
なお、鳥取駅ではICカードが使えないため、現金か乗車券のみの取り扱いになるので注意しましょう。
また、九州や四国からは、岡山駅で特急「スーパーいなば」に乗り換え、同じように鳥取駅に向かいます。
特急「スーパーいなば」車両
出典:智頭急行㈱公式サイトより
スーパーいなば号も同じく、途中の上郡駅から智頭急行線経由で、JR因美線に合流します。
スーパーいなば号を利用した場合の岡山駅から鳥取駅までの所要時間は約1時間45分、料金は乗車券が2,840円、指定席券が2,260円(自由席1,630円)です。
ご存知とは思いますが、「はくと」は「白兎」、「いなば」は「因幡」で、出雲の国伝承の「因幡の白うさぎ」神話から特急名が付けられています。
鳥取駅南口にある「大国主命(おおくにぬしのみこと)と白うさぎ像」
鳥取駅から会場までのバスルート
鳥取駅から会場までは、路線バス(日ノ丸自動車)と100円バス「くる梨」が運行しています。
それぞれの発車のりばとルートを紹介します。
駅北口を出て左に進んだすぐのところに、バスターミナルがあります。
ターミナル内の待合スペースです。
路線バスルート
会場付近に向かう路線バスは、ターミナルの待合スペースを出て奥に行った「3番のりば」と「4番のりば」から出ています。
3番のりば
3番のりば時刻表(平日)
4番のりば
4番のりば時刻表(平日)
会場の最寄りバス停は「県庁日赤前」。鳥取駅バスターミナルから4つ目のバス停で、乗車時間約5分で到着します。運賃は片道170円です(現金のみ)。
3・4番のりばともに様々な系統に分かれており、会場行きのバスが何分に来るか分かりにくいと思いますが、一部の路線を除き県庁日赤前に停車します。不明な点は、ターミナルの待合スペース内にいる係員に確認しましょう。
3番のりば
岩見岩井線、十六本松線、
北園団地線
4番のりば
白兎海岸線、
鳥取大学線(一部除く)、
湖山池線、賀露循環線
県庁日赤前バス停
100円バス「くる梨」ルート
一方、100円バス「くる梨」は、緑コース、青コース(A・B)、赤コースの3系統あり、青のAコースを除きすべての系統で最寄りの「とりぎん文化会館」バス停に停車します。
100円バス「くる梨」は、ターミナル手前の「0番のりば」から発車します。
車両本体が赤・青・緑色で、区別がつきやすくなっています(写真は「赤」)。
ただし、路線バスに比べ、周辺を文字通りくるくる回りながら運行するので、所要時間は約3倍の約15分かかります。
ちなみに路線バスの「県庁日赤前」とくる梨の「とりぎん文化会館」は、会場目の前の全く同じ位置に停車します。
鳥取駅から会場までの徒歩ルート
次に、バスを使わず徒歩で会場まで向かう場合のルートを紹介します。鳥取駅改札を出て、右に曲がった北口からのスタートです。駅から会場までの所要時間は約20分です。
駅改札前にあるドトールコーヒーの手前を右に移動し、北口を出ましょう。
出たところの広場の右奥にある地下道入口に移動します。
地下道へは左側の階段か、右側のエスカレーターを利用します。
地下道を下りたところです。突き当たりまで移動しましょう。
突き当たり右側の「若桜(わかさ)街道 県庁方面」の方に進みます。
階段を上がったところです。そのまま少し先まで歩きます。
すぐに広い通りに出るので、左に曲がります。
若桜街道に入りしました。ここから会場まではほぼ一本道です。
会場は通りの右側にあるので、どこかのタイミングで右に移動しておきましょう。
太平線通りとの「若桜街道」交差点をそのまま直進します。
渡った先の角にある観光物産センターの「まちパル鳥取」です。
そのまま先に進みます。
「栄町南」交差点を渡り、「パレットとっとり」の前を通過します。
やがてアーケードが一旦途切れ、「若桜橋南」交差点を通過します。
若桜橋を渡った先からは、再びアーケード街が続いています。
路線バス「川端一丁目」バス停を通過。
さらにしばらく進み、「本町一丁目」交差点を通過します。
「市民会館前」交差点に差し掛かったところで、アーケード街は終了です。
バス停名にもなっている鳥取赤十字病院の前を通過すれば、会場はもうすぐです。
「とりぎん文化会館」交差点を渡り、会場に到着です。お疲れさまでした。
飛行機ルート
羽田空港から鳥取空港へ
出典:鳥取ツアーズ公式サイトより
会場から7、8㎞ほどの所には、鳥取空港があります。
愛称は「鳥取砂丘コナン空港」。「名探偵コナン」の作者である青山剛昌氏が鳥取出身ということもあり、鳥取砂丘とともに作品名が愛称に込められています。
この鳥取空港は現状、「1日5往復(ANA)」「羽田空港発着」便のみ運航しており、東京からの専用アクセス手段になります。
空港連絡バスまたはレンタカーで会場へ
出典:鳥取空港公式サイトより
鳥取駅方面の空港連絡バスは、鳥取空港着の便(ANA291・293・295・297・299便)の到着時間に合わせて、1日5便運行しています。
片道の大人運賃は470円で、所要時間は約20分です。終点の鳥取駅の手前が会場最寄りの「県庁・日赤前」バス停になります。
泊りで周辺観光も予定している場合は、空港からレンタカーを利用して移動するのがおすすめです。バス停に停まらない分、会場までは約15分で到着します。
高速バスルート
鳥取までのアクセスはその他、各地からの高速バスを利用することもできます。運行事業者は「日ノ丸自動車㈱」と「日本交通㈱」が担当しています。
東京 | 約10時間10分 |
京都 | 約4時間 |
大阪・神戸 | 約4時間 |
姫路 | 約2時間30分 |
岡山 | 約3時間 |
広島 | 約4時間30分 |
駐車場
駐車場は会場のほか、周辺の図書館、公文書館との共同無料駐車場があり、駐車台数は合計343台分(普通車:328台、マイクロバス6台、身障者スペース9台)確保されています。
共用であることに加え、周囲に民間の駐車場もないため、公演日に利用可能な台数にあまり余裕はないと思っていた方が無難です。できるだけ公共交通機関での移動がおすすめです。
とりぎん文化会館はこんな所
多彩な舞台構成に対応できる2,000席の梨花(りか)ホール
梨花ホールの総客席数はちょうど2,000席。これに車椅子スペース10席分が加わり、合計2,010席となります。
1階席
1階席「へ」列後方からの眺め
1階席は会場建物の1階と2階部分に相当し、総客席数は車椅子スペースを含め、1,304席あります。中央とその左右のブロックの最後列が「へ」列(29列)まで、両サイドのブロックが「み」列(32列)まであります。
最後列付近からの眺め
この日座った「さ」列通路席からの眺め
最前列の「あ」列から「え」列までの4列は、オーケストラピット設置時に取り外されます。
途中、「け」列(9列)と「こ」列(10列)の間に中央通路があり、「き」列から「け」列の両サイドに5席ずつ車いすスペースが設けられています。
「け~こ」列間の中央通路付近
「き」列(6列)付近からの眺め
中央通路から前方はフラットな構造で、通路後方の「こ」列以降の座席には段差が付けられています。
通路前の座席(フラット)
通路後方の段差
両サイドの「ほ」列(30列)から「み」列(32列)までは、通常の床を嵩上げして、段差が作られています。
「ほ列~み列」(30列~32列)付近
2階席・3階席
2階席「か」列後方からの眺め
2階席は会場建物の3階部分に相当し、総客席数は316席。中央とその左右のブロックの最後列が「か」列(6列)まで、両サイドのブロックが「き」列(7列)まであります。
2階席・3階席ともに最前列前のスペースがある程度取られており、前を通り抜けることができます。
客席の傾斜は、1階席後方よりも急になっています。
3階席
3階席「か」列後方通路からの眺め
3階席は会場建物の4階部分に相当し、総客席数は380席。中央とその左右のブロックの最後列が「く」列(8列)までありますが、両サイドのブロックが「か」列(6列)までとすくなくなります。
3階席は2階席より座席が多く、最後方の2列の手前に通路が設置されています。
客席の傾斜は、2階席よりさらに急な印象です。
サイド席(左・右)
梨花ホールの2階席・3階席には、他のホールのバルコニー席にあたるサイド席(左・右)が各1列・16席ずつ設置されています。
2階右14番〜16番付近
3階左14番〜16番付近
写真のように3つのブロックに分かれており、後方の14番〜16番は他の席と同じデザインですが、前方〜中央の1番〜12番は、デザインの異なる座面・背もたれが緑色の座席がほぼ横向きに設置されているのが特徴です。
3階7番〜12番付近(後方から)
3階7番〜12番付近(横から)
梨花ホール 座席表
出典:とりぎん文化会館公式サイトより
座席
座席は跳ね上げ式で、座面と背もたれは淡いピンク色をしています。背もたれの腰の部分が背中の部分が区別され手前にせり出しているので、腰かけた時にフィット感があり、快適な座り心地でした。
可動式客席で多目的に使用できる小ホール
小ホールの総客席数はちょうど500席。前方が移動椅子席で最大374席分、後方が可動客席で126席分あり、ホールの利用目的により変幻自在にレイアウトが変更可能です。
コンサートはもちろん、映画鑑賞や、演劇・日本舞踊、発表会、展示会、ファッションショーなど、あらゆる用途に利用できるのが強みです。
小ホール 座席表
出典:とりぎん文化会館公式サイトより
エントランス・ホワイエ
徒歩やバスで会場前に着いてから、ホール入口までについても、簡単に紹介しておきます。
会場の正面入口は、レストランと第1会議室の建物の間を通って中に入ります。
向かって右が正面入口、左が広場です。
広場は中庭のようになっており、隣りには県立図書館があります。
正面入口を入ってすぐ右側に、コインロッカーと自販機のスペースがあります。
コインロッカーは100円硬貨のリターン式で、無料で利用できます。
ロッカーの奥にある自動販売機です。ホール内にはカフェバーがないので、ドリンクはここで調達しておきましょう。
計3台で、1台はセブンティーンアイスです。
正面入口を入ったところです。1階はフリースペースとホワイエになっており、梨花ホールと小ホールには右手にある階段から2階に移動し、向かうことになります。
1階フリースペース奥に総合案内があり、当日券等もここで売っています。
右手の階段を上り、中に入りましょう。
上がってすぐの所にある小ホール入口です。
さらに左に進んだ先が、メインの梨花ホールの入口です。
アートプレイス スナバコーヒー
会場付属のレストランが、正面玄関左手にある「アートプレイス スナバコーヒー」です。
カフェやダイニングとしてだけでなく、テイクアウトやお土産コーナーも併設しているほか、人との文化交流や学びの場として、キッズコーナーや隣りの県立図書館司書が選んだおすすめの本が楽しめる書籍コーナーもあります。
公演前の食事や幕間のカフェとしての利用がメインとなります。
この日の公演前は混んでいたため、公演中の休憩時間にコーヒーだけ注文しました。
周辺施設
鳥取城跡周辺
会場の北、鳥取県庁の背後にそびえる標高263メートルの久松山(きゅうしょうざん)に築かれていたのが鳥取城です。現在は石垣のみを残す形で、天守閣等は現存していませんが、周辺は関連する様々な観光名所があります。
鳥取城と言えば、戦国時代に織田信長の西国征伐時に行われた羽柴秀吉による「兵糧攻め」で有名です。別名「鳥取の飢(かつ)え殺し」で有名な籠城戦は、大河ドラマ「黄金の日日」などで、そのエピソードを映像で確認できます。
仁風閣(じんぷうかく)
仁風閣(じんぷうかく)は、鳥取城跡の扇御殿跡に建てられたフレンチルネッサンス様式の建築です。
1907(明治40)年、旧鳥取藩主の池田仲博侯爵の別邸として建設され、1973(昭和48)年には国の重要文化財に指定されています。
建物は白亜の木造瓦葺の2階建ての構造で、館内には支柱の無い、硬いケヤキを彫った厚板だけで支える「らせん階段」をはじめ、職人の技が込められた和洋折衷の技術を見ることができます。
支柱のないらせん階段
洋間と調度品
和洋折衷の寝室
庭園の隅にある茶座敷の「宝扇庵」
入館料はたったの150円♪ 映画「るろうに剣心」のロケ地としても有名です。
天球丸(てんきゅうまる)「巻石垣(まきいしがき)」
鳥取城跡天球丸にある「巻石垣」は、石垣の崩落を防ぐことを目的に、江戸時代の終わり頃に築き足されたもので、城郭における全国唯一の球面石垣として有名です。
最初私は丸い石垣があるから「天球丸」というのかと思っていましたが、鳥取城の山麓部分にある敷地の名称で、1600(慶長 5)年の関ヶ原合戦後に城主となった池田長吉の姉である天球院の居所があった、という伝承にちなんで名づけられたとのことです。
鳥取県立博物館
鳥取城跡のふもとにあるのが、「鳥取県立博物館」です。
常設展示として、鳥取の大地の成り立ちや鳥取砂丘の生物など、地元の多様な自然の姿を紹介する「自然展示室」、旧石器時代から江戸時代までの郷土の歴史や民俗、伝統行事などを紹介する「歴史・民族展示室」などがあるほか、テーマに基づく期間限定の「企画展示」も開催されています。
こちらの入館料もわずか180円です(常設展のみ、企画展示を除く)♪
岡野貞一(おかのていいち)歌碑
県立博物館手前のお堀付近には、「うさぎおいし かのやま こぶなつりし かのかわ」の歌詞でおなじみの名曲「ふるさと」の作曲家である岡野貞一(おかのていいち)の歌碑があります。
すなば珈琲 ”新”鳥取駅前店
「鳥取市にはスタバは無いがスナバはある!」のフレーズで有名な、ローカルチェーンの喫茶店「すなば珈琲 ”新”鳥取駅前店」です。会場までの徒歩ルートで紹介した、鳥取駅近くの若桜街道沿いにあります。
会場のレストランで紹介した「アートプレイス スナバコーヒー」をはじめ、市役所や鳥取空港、道の駅などの公共施設内にも系列店があります。
地下1階のフロアにはテーブル席を中心に広々としています。
一人客用の丸テーブルや個室風のグループ席もあります。
メニューをタブレット端末で確認し、注文するスタイルです。
この日はアップルパイとブレンドコーヒーを頼みました。
喫茶 ベニ屋
すなば珈琲と同様、会場へ向かう若桜街道沿いにあるのが「喫茶 ベニ屋」です。
元々は化粧品店(店名は口紅が由来とのこと)が本業で、1948(昭和23)年創業の老舗の喫茶店です。
少人数のテーブル主体の店内。
ドリンク、かき氷、カレーのメニューが充実しています。
ドリンクやかき氷、カレーのメニューが豊富で、ココアパウダーのシロップを使ったかき氷「インドミルク」が名物です。
名物「インドミルク」の紹介記事。店内には芸能人のサインも飾られています。
この日は朝に寄ったので、アイスコーヒーだけ注文しました。
シャミネ鳥取
「シャミネ」は、山陰エリアにおける県庁所在地の駅(松江駅・鳥取駅)の高架下で運営されているショッピングセンターです。
ここ「シャミネ鳥取」内の店舗では、改札前のお土産屋(おみやげ楽市)やドトールコーヒーがすぐに見つかりますが、その他の店を少し紹介しておきます。
砂丘そば
鳥取駅改札から北口を出て右に移動した所にあるのが、地元の駅弁販売の店が手掛ける駅そばの「砂丘そば」です。
店頭の食券機で注文した後、店内で食券を店員に渡します。
定番の「砂丘そば」。柔らかめのそばに「あごちくわ」がのっています。昆布だしであっさりとした味でした。
スターバックスコーヒー シャミネ鳥取店
さきほどの「すなば珈琲」の所でキャッチフレーズでは鳥取に無いと言われていたスタバですが、現在は駅前に出店しています。
高架下ではありませんが、れっきとした「シャミネ鳥取」のテナントです。駅南口を出て西側に建っており、ドライブスルーにも対応しています。
丸由百貨店
駅北口の駅前にあるローカル百貨店「丸由(まるゆう)百貨店」です。
元は江戸時代創業の由谷(ゆたに)呉服店が発祥で、1937(昭和12)に「丸由百貨店」として開業しました。戦後は大丸と提携して「鳥取大丸」を名乗っていた時期が長く続きましたが、2022(令和4)年9月に70年以上続いたライセンス契約が終了し、「丸由百貨店」に改称されました。
帰りの電車で食べるつまみを買いに地下の食料品売り場「しゃんしゃんマルシェ」に立寄りました。小ぢんまりとした売り場ですが、地元業者が販売する練り物等がお値打ちに買えてよかったです。
地下1階「しゃんしゃんマルシェ」
ちくわ・練製品「ちむら」
バード・ハット
丸由百貨店の東隣の鳥取駅前商店街の一角には、2013(平成25)年に開閉式大屋根と芝生広場を備えた「バード・ハット」があります。
道路(駅前太平線)をはさんで地元のお店が何店かあり、市民の交流の場となっています。
施設概要・地図
所在地
鳥取県鳥取市尚徳町101−5
アクセス
JR鳥取駅から徒歩約20分
鳥取バスターミナル(JR鳥取駅横)から
・路線バス利用
湖山・鳥大線・賀露線乗車(約5分)
「県庁日赤前」下車すぐ
・100円バス「くる梨」利用(約15分)
「とりぎん文化会館」下車すぐ
鳥取空港から
・タクシー乗車で約15分
・空港連絡バス利用
「県庁日赤前」下車すぐ
ホール
梨花ホール
総客席数:2,010席(車椅子席10席)
(1階:1,294席+車椅子10席、
2階:316席、3階:380席)
小ホール
総客席数:500席
(スタッキング:374席、
電動可動椅子:126席)
公式サイト
http://site.torikenmin.jp/kenbun/