ホテルは旅の拠点。遠征で初めて訪れる地方でも、「迷わず」「快適に」過ごすための選び方について紹介します。
ホテル選びは「立地」が最優先
軍事・物流用語に活動拠点や物資の配給を指す「兵站(へいたん・ロジスティクス)」という言葉があります。
ライブ遠征もある種の「戦い」です。ライブやコンサートを楽しむという目的を実現するために、会場まで「迷わず」「快適に」移動できる場所を選びます。
観光・ショッピングなど、他の用事で移動するときにもアクセスしやすい場所を選ぶことが重要です。
前提となる宿泊料金について
私がホテルを選ぶ際の前提とする価格と理由は、以下の通りです。
シングルルーム(1泊)5,000円〜8,000円以内
- カプセルホテルや設備に不安の残る格安ホテルが除外され、客層と品質のバランスが良くなる
- 1万円を超えると、交通費やチケット代、食費を含めたトータルで割高となる
シングルルームで一番多い価格帯は「1万円前後」。楽天トラベルなど各種旅行サイトのポイントを利用することで、前提価格内に収めることができます。
立地条件のポイント
以下のポイントを押さえたうえで、最適なホテルを選びましょう。
ライブ会場までの所要時間・乗換え回数を考慮しよう
会場に直結・隣接している
最も迷わず、かつほとんど移動のコストがかからないのがこれ。ホテル併設のホールも多く、昼夜2公演に参加するときの休憩や、物販で購入したグッズの保管にもすごく便利です。
ホテル名 | 地 域 | 会場名 |
---|---|---|
サンプラザホテル(中野・仙台) | 東京 宮城 | 中野サンプラザ 仙台サンプラザ |
ホテルメルパルク(東京・大阪) | 東京 大阪 | メルパルクホール (東京・大阪) |
都ホテル(岐阜・尼崎) | 岐阜 兵庫 | 長良川国際会議場 あましんアルカイックホール |
ダイワロイネットホテル四ツ橋 | 大阪 | オリックス劇場 |
福岡サンパレスホテル | 福岡 | 福岡サンパレスホール 福岡国際会議場 |
※公演日前後の会場周辺ホテルの予約は、すぐに一杯になります。確実に宿泊したい時は、ツアースケジュールが発表されたタイミングで、自分のスケジュール調整や公演チケットの手配が完了する前に、押さえておくようにしましょう。
会場もより駅まで乗換えなしで行ける
周辺ホテルが予約できない場合、もより駅まで乗換えなしで行ける場所のホテルを選びます。所要時間の目処がつきやすく、電車に乗り間違える可能性も低くなります。JR・私鉄・地下鉄など複数の路線が乗り入れる駅であれば、選択肢がさらに広がります。
ターミナル駅・空港付近にある
帰路につく直前まで遠征を楽しめる場所に宿泊するのも一考。土日で異なる会場を転戦するときなど、翌日移動する際にも予定が立てやすくなります。
周辺の飲食店・コンビニ・ドラッグストアを確認しよう
ライブ終了後、ゆっくり食事をしたりお酒を飲んだりしながら、その日の公演を思い返し感慨に浸るのもライブ遠征の醍醐味です。会場とホテルが近い場合は、周辺のカフェやレストラン、居酒屋の場所や営業時間を確認しておくことが大切です。
また、現地に着いてから「ペンライトの電池が切れた」「ちょっとした傷で絆創膏がほしい」など、アクシデントが生じることもしばしば。ホテル周辺にコンビニやドラッグストア、100円ショップがあるかチェックしておけば、このような事態にも安心です。
荷物を預ける場所を確保しておこう
会場付近のホテルを確保している場合、チェックイン前やチェックアウト後でも、フロントで荷物を預かってくれるところがほとんどです。会場に直入りする時や、終了後そのまま帰る時には、コインロッカーや駅の手荷物預かりサービスの場所をチェックしておきましょう。
会場もより駅周辺のロッカーはすぐ満杯になると思っておいたほうがいいでしょう。事前に「コインロッカーなび」などの検索サイトを確認するなどして、空いてそうな場所にアタリを付けておきましょう。
私の経験上、帰りに乗る電車が決まっている場合は、数は少ないですが、「駅ナカ(改札口の内側)」にあるロッカーは、比較的空いていることが多いです。
コインロッカーなび:https://www.coinlocker-navi.com/