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初めてアルカスSASEBOへコンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセス施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

JR佐世保駅前にある県内最大規模の文化施設。
遠征のついでに佐世保バーガーやレモンステーキなど、ご当地グルメも満喫しよう。

アルカスSASEBOは、2001(平成13)年に開業した、長崎県佐世保市にあるホールです。県の施設である「シーサイドホール・アルカスさせぼ」と市の施設「佐世保地域交流センター」の複合施設で、ホールは県の施設となります。

アルカス」は、ギリシャ神話に登場する母と子(後に大熊座と小熊座になる)の物語に登場する子の名前が由来とのことです。

JR佐世保駅からのアクセスも良く、コンサートや演劇、コンベンション利用など、多岐にわたるイベントで利用されています。

アルカスSASEBOまでのアクセス

鉄道(JR在来線利用)
・博多駅→佐世保駅(約100分)
・長崎駅→佐世保駅(約90分)
飛行機利用(福岡空港・長崎空港)
・福岡空港→佐世保バスセンター
 (約120分)
・長崎空港→佐世保バスセンター
 (約90分)
高速バス・路線バス利用
・福岡→佐世保バスセンター
 (高速バス:約100分)
・長崎→佐世保バスセンター
 (路線バス:約90分)
マイカー・レンタカー利用
・西九州自動車道
 佐世保みなとICから約5分
その他
・長崎から乗合タクシーで約60分

アルカスSASEBOはJR佐世保駅及び佐世保バスセンターからすぐの場所(徒歩約3分)にあるので、アクセスは旅行ガイド等に掲載されている「佐世保」への案内をそのまま適用することができます。

佐世保市は長崎県にありますが、長崎市や長崎空港から離れているので、鉄道やバスでのアクセスは福岡市内から向かうのとそれほど変わりません

全国からライブ遠征を考えた場合、新幹線等で博多駅に向かったり、就航路線の多い福岡空港から博多駅経由でアクセスする方が、何かと便利だと思います。

今回私は行きを博多駅からJR在来線特急、帰りを福岡空港まで高速バスを利用したので、そのルートで紹介します。

博多駅からのJR在来線ルート

特急「みどり」号 車両

まずは新幹線等で福岡県の博多駅まで来た後、JR在来線に乗り換えるルートの紹介です。佐世保駅までは特急「みどり」号が直通で出ており、乗り換えなしで到着します。

新幹線で博多駅に到着後、在来線に乗り換えましょう。
ダイヤを確認。佐世保行きの特急みどり号に乗車します。
佐世保方面の電車は3・4番ホームから発車します。
3番線に到着したみどり号に乗車します。
みどり号の車内です。
カラフルなかわいいシートです。
博多駅から約1時間50分で、終点の佐世保駅に到着します。
ホームを降りて、改札階に向かいましょう。

福岡空港・博多駅からの高速バスルート

高速バス「させぼ」号

続いて、高速バス「させぼ」号を利用するルートです。佐世保行きは1日22往復で、博多駅前の「博多バスターミナル」から出ており、座席定員制(要予約)です。所要時間は約1時間50分で、運賃は片道2,600円(往復5,000円)です(2025年11月現在・WEB割引あり)。

博多バスターミナル
3階31番のりばから出ています
させぼ号の車内です
4列シートの座席定員制
USBコンセント完備
備付けのトイレもあります

福岡空港から直接向かう場合、空港経由便が「国際線ターミナル」で停まるので、いったん国内線・国際線連絡バス(無料)を利用し、その後に高速バスに乗車する流れになります。

今回の遠征では、私は佐世保からの帰りに空港まで高速バスを利用しましたが、国内線と国際線のターミナル間の移動に結構時間がかかるので、やはり博多駅発着で利用するのが便利だと思います。

福岡・福岡空港 〜 佐世保 (させぼ号)|高速バス路線・時刻検索(福岡県内・下関/九州島内)|高速バス情報|バス情報|西鉄グループ

長崎空港からの高速バスルート

出典:長崎空港ホームページより

参考に長崎空港からのバス利用も触れておきます。長崎空港から西九州新幹線「新大村」駅、ハウステンボスを経由して向かう路線バスで、所要時間は約90分運賃は大人片道で1,500円です。

出典:長崎空港ホームページより

空港ターミナルに着いたら、出入口を左に曲がり、2番のりばのバス停から乗車します。

佐世保(佐々)~ハウステンボス~長崎空港|西肥自動車ホームページ

長崎空港からのアクセスとしてはこのほか、佐世保駅みなと口への直行便である「佐世保乗合ジャンボタクシー」を利用することもできます。

バスよりも便利で早い!「乗合ジャンボタクシー」長崎空港~佐世保間【定期シャトル便】好評運行中

佐世保駅・バスセンターから会場までの徒歩ルート

JR佐世保駅
佐世保バスセンター

JR在来線や高速バスで佐世保駅前に着けば、会場までは徒歩でわずか約3分の道のりです。JR佐世保駅からは、東口を出て、「アルカスプロムナード」を進みます。佐世保バスセンターからは、すぐ前を走る「させぼ大通り」を進んで会場に向かいましょう。

佐世保駅の改札からスタートします。
改札を出たら、右側の「東口」を目指しましょう。
東口から外へ出ます。
出たらそのまま左に移動します。
えきマチ1丁目」という商業ビルと東横インの間の道に進みます。
この通りは「アルカスプロムナード」という愛称が付けられています。
横断歩道を渡り、そのまま右奥に続いている通路に進みましょう。
渡った先に見えるガラス張りの建物が会場です。
会場前に到着です。お疲れさまでした。
佐世保バスセンターからは、建物の前を走るさせぼ大通りを右に進めばOKです。

駐車場の収容台数は50台

会場専用の駐車場は地下にあり、収容台数は約50台と少ないため、すぐ満車になります。営業時間は9時から22時で、料金は25分につき100円がかかります。

周辺の駐車場は、徒歩圏内に「佐世保市営アルファ駐車場」や「させぼ五番街駐車場」などのコインパーキングがありますが、駅からの距離を考えても、やはり電車やバスを利用したほうが便利な会場です。

アルカスSASEBOはこんな所

ちょうど2,000席を誇る大ホール

大ホールの総客席数はちょうど2,000席で、1階席から3階席までの三層構造です。2階席と3階席にはスタンド背kのほか、一部壁際に伸びるバルコニー席も設置されています。

長崎県内で最大級のキャパを誇り、オペラやバレエ、フルオーケストラによる演奏や、各種学会・セレモニー利用も可能な多目的ホールです。

1階席

1階24列左サイドからの眺め

1階席の総客席数は983席で、1列から29列までで、途中10列と11列の間に中央通路が設置されています。

10列~11列間の中央通路
1列~6列の傾斜状況

1列目から6列目までは傾斜のないフラットな空間で、オーケストラピット設置時には、1列から5列までの154席が撤去されます。

最前列付近
最前列からの眺め

7列目以降は段差が付き、中央通路を経由して同じような角度で最後列まで続いています。最後列の29列は通路に面しており、10席分の車いすスペースになっています。

通路後方の傾斜状況
最後列(29列)設置の車いすスペース

2階席(スタンド席)

2階21列(最後列)からの眺め

2階席の総客席数は546席で、1列から21列まであります。このうち、ステージ正面に正対するスタンド席部分の最前列は13列で、実質8列の構成になっており、途中15列と16列の間に通路が設置されています。

15列~16列間の通路
15列後方からの眺め
スタンド最前列(13列)付近
13列からの眺め

2階席(バルコニー席)

2階12列右サイド後方からの眺め

2階バルコニー席部分は1列から12列まであり、スタンド部分との付け根に当たる12列は、1列あたり左右で8席あります。そこから先端に行くに従い少しずつ1列あたりの座席数が少なくなり、最前の1列は左右各1席のみの配置で、ステージからの距離は、目測ですが1階席の12列目あたりに相当します。

2階2列右サイドからの眺め
1階~3階席の位置関係

3階席の総客席数は471席で、1列から14列まであります。このうち、ステージ正面に正対するスタンド席部分の最前列は6列で、実質9列の構成になっており、途中8列と9列の間と、13列と14列の間に通路が設置されています。

今回訪れた公演は2階席までの配席でしたので、3階席未使用の場合の総客席数は1,529席ということになります。

大ホール 座席表

出典:アルカスSASEBO公式サイトより

座席

1階席
2・3階席

座席はピンク色の座面・背もたれに木製のひじ掛け・基礎の組合せです。適度なクッションの厚さと背もたれ部分の曲線により、座り心地は上々でした・

1階席に比べ、2階席・3階席はハイバック仕様になっています。

荘厳な佇まいの中ホール

出典:アルカスSASEBO公式サイトより

中ホールの総客席数はちょうど500席で、1階席と2階席(バルコニー席)の二層構造です。

1階席1列から24列まであり、出入口扉に面した後方の21列から24列にかけて、通路スペースが確保されています。21列は左右両端に各2席のみで、その間は通路スペースとなっています。また、23列左右の通路に面した部分に、車いすスペースが各2席ずつ計4席分配置されています。

2階席はバルコニー席になっており、左右各1列・24席ずつ計48席配置されています。

室内楽などの小編成のクラシック演奏を主目的とする音楽専用ホールですが、備付のスクリーンを利用して講演会や式典にも対応できます。教会をイメージした内装は、荘厳でロマンティックな佇まいです。

中ホール 座席表

出典:アルカスSASEBO公式サイトより

様々なアレンジが可能なイベントホール

出典:アルカスSASEBO公式サイトより

イベントホールの総客席数は350席で、ステージに近い前方に可動席170席、後方にロールバックチェア180席を配置することが可能です。

床は昇降式で、フラットな平土間形式から客席を備えた小劇場タイプの舞台形式まで、空間をアレンジすることで、ピアノの発表会や演劇・人形劇、ライブ等の小規模の催しや展示会・パーティーなど、多彩な用途に利用されています。

イベントホール 座席表

出典:アルカスSASEBO公式サイトより

JAM COFFEE ARKAS(ジャムコーヒーアルカス)

会場の1階にある「JAM COFFEE ARKAS(ジャムコーヒーアルカス)」は、コンサートの待ち時間や食事をとる際の便利なスポットです。

カレーなどのフードメニューにはご当地の「佐世保バーガー」も取り扱っているので、こちらで佐世保グルメを楽しむこともできます。

店内は、ドーム状の外観に沿って窓側にテーブル席、内側にカウンター席が配置されています。
佐世保バーガーのセット。バンズとパティは固めのパリパリした歯ごたえでした。

その他館内設備

外の広場(アルカス広場)から建物に入ると、エントランスロビーがあります。それほど広いスペースではありませんが、各施設に向かう合流地点のような位置づけで、写真のようにミニコンサートが開かれることもあります。

ロビーの奥に進んだ所にインフォメーションがあります。
右隣りには「交流スクエア」と呼ばれる、ギャラリー機能を完備した多目的スペースがあります。
大ホールのエントランスは、ロビーから続く階段またはエレベーターで上がった建物2階にあります。
中ホールのエントランスは、エレベーターで4階に上がった先にあります。
イベントホールのエントランスは、大ホールに続く階段の左を入ったところにあります。
コインロッカーは階段の裏側に小型・中型の2種類の大きさで設置されています。
ロッカーは100円返却式で。無料で利用できます。
中型の方も同じく返却式で、無料で使用可能です。
大ホールエントランス横の建物の2階には、市の施設である男女共同参画推進センター(スピカ)があります。
ちなみに建物外側は「ステッププラザ」という階段になっており、建物4階の大ホール3階席ホワイエのフロアまで続いています。
以前は4階通路の先にレストランもあったようですが、今は休止中のようです。
4階からは佐世保駅に至る線路や佐世保市街が見渡せます。

周辺施設

させぼ五番街

会場のすぐ横に広がっているショッピングモール「させぼ五番街」は、「うみ・ひと・まちが、つながる」をテーマに、グルメやアミューズメント、ファッションが充実し、市民や観光客の憩いのスポットになっています。

施設内は東西に分かれたプロムナードゾーンと、港に面したテラスゾーンの2つに分かれており、プロムナードゾーンでは物販を中心とした専門店街、テラスゾーンはご当地グルメやレストラン街が充実しています。

プロムナードゾーン
テラスゾーン近くに停泊する軍艦

長崎・佐世保のショッピングモール|させぼ五番街

ハンバーガーショップ ひかり 五番街店

五番街で地元グルメを楽しむなら、テラスゾーン1階にある「ハンバーガーショップ ひかり 五番街店」がおすすめです。

地元で40年以上親しまれている佐世保バーガーの人気店で、本店はアメリカ海軍の佐世保基地近くにあり、学生向けの「ジャンボバーガー」先駆けとなった老舗です。

メニュー表。バーガーは中身の種類が豊富で色々な味を
一番人気のスペシャルバーガーとコーヒーのセットを注文。やわらかいバンズとパティが中の具と調和して絶品でした♪

ハンバーガーショップ ヒカリ | 長崎・佐世保のショッピングモール:させぼ五番街

レストハウス リベラ

レストハウス「リベラ」は看板にある通り、佐世保バーガーやレモンステーキなどの地元名物を提供しているのレストランです。JR佐世保駅と佐世保バスセンターの間に位置しており、帰りに立ち寄るのに便利なスポットです。

店の前の看板にもありますが、ご当地グルメの佐世保バーガーやレモンステーキのほか、パスタや定食なども豊富に取り扱っています。
名物「レモンステーキ」を注文。少々値は張りますが、とても美味しかったです。

施設概要・地図

地図