カナモトホール(札幌・大通)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【札幌市民ホール】

初めてカナモトホール(札幌市民ホール)へコンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセスや施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。

地下鉄大通駅に直結の、札幌市内の中心にあるホール。
札幌文化芸術劇場「hitaru」の隣りにあり、テレビ塔や時計台もすぐそばです。
カナモトホール(札幌市民ホール)は2008(平成20)年12月、その前年に閉館した札幌市民会館の代替施設として開館しました。
過去には市民会館の前身となる「札幌市公会堂」や、現在は中島公園内に移築されている「豊平館(ほうへいかん)」も、この地にあった時期もありました。


建物は地上4階建てで、館内にはメインとなる大ホールのほか、大・中・小の会議室があり、1階のテナントにコンビニ(ローソン)を備えた、市民の生涯学習や芸術文化の発信と交流の場として親しまれています。
当初は短期的な代替施設として想定されていたこともあり、札幌市は㈱大和リースとのリース契約により運営を行っていましたが、リース期間の終了した2015(平成27)年度からは札幌市に施設を無償譲渡し、大和リース札幌支店が指定管理者となり運営されています。
2015(平成27)年よりネーミングライツ制度を導入し、2019(平成31)年2月からは地元札幌市で建設機械器具のレンタル、鉄鋼製品の販売などを手掛ける「株式会社カナモト」が命名権を取得し、現在の愛称で親しまれるようになりました。
| 期間 | 愛称 | スポンサー |
| 2015年~2019年 | わくわくホリデーホール | 株式会社わくわくホリデー |
| 2019年~現在 | カナモトホール | 株式会社カナモト |
余談ですが、ハロプロ関係ではJuice=Juiceの2代目リーダーを務めた金澤朋子さんの愛称が「かなとも」で、コンサートでもたびたび使われている会場でもあることから、ハロヲタの一部では「かなともホール」という通称も用いられていたりします。
今回参加したハロプロコンサートの昼公演MCでも、モーニング娘。’26の小田さくらさんが「かなともホール?って思った人~」と呼びかけておりました。
最寄りが大通駅のライブ会場は、以前のブログで紹介した「札幌文化芸術劇場 hitaru 」と同じで、場所も道を挟んで向かいにあるので、会場へのアクセスは、使いまわしが多くなることをご承知おきください。
カナモトホールまでのアクセス
新千歳空港から「快速エアポート」で札幌駅へ

ライブ遠征の場合、多くは飛行機で新千歳空港まで来るのが一般的でしょう。
新千歳空港に着いたら、バスまたはJRに乗り継ぎましょう。ここではJRの「快速エアポート」に乗車して札幌駅に向かうルートで説明します。
快速エアポートは新千歳空港ー札幌駅間を約37分で結び、日中は12分間隔で1時間あたり5本運行されています。

到着ロビーに着いたら、向かって左側にある階段またはエスカレーターで下の階に降りて、JR新千歳空港駅に移動します。

空港から駅まで続く通路をしばらく進みます。

改札前に切符売り場があるので、札幌駅までの乗車券を購入します。もちろん各種ICカードも使えます。

新千歳空港と札幌駅・小樽駅を結ぶエアポート号は「区間快速」と「快速」と「特別快速」の3種類あります。札幌駅までの運賃は共通で片道1,230円(令和8年2月現在)と結構かかります。ただし自由席であれば、乗車券以外の料金はかかりません。

札幌駅までの所要時間は、最も多い「快速エアポート」で約38分です。
新千歳空港から札幌駅前までのバスルート

新千歳空港から札幌市内へのバスは、複数のバス会社が運行しています。その中でも代表的なものは北海道中央バスで、札幌駅前までの直行便や札幌都心、地下鉄各駅前発着の便など多岐にわたります。
https://www.chuo-bus.co.jp/airport/time.php
各社のホームページなどを参考に、最寄りのホテルなどに近い便で飛行機の到着時刻に合うものがあれば便利だと思います。
https://www.new-chitose-airport.jp/ja/access/bus/
所要時間は鉄道の快速エアポートに比べ、札幌駅前まで約80分(札幌駅直行便でも約65分)と2倍程度かかるほか、運賃も1,100円(札幌駅前まで)とほとんど変わりません。
ただし、札幌都心直行便を利用すると、降車バス停の「札幌駅前」は、地下鉄東豊線沿いのホクレンビル前に、「大通公園」は今回の会場であるカナモトホールの目の前にあるので、空港から直行してコンサートに向かう場合、ドアツードアでアクセスが可能です。

以上の点から、空港から札幌駅までのアクセスは、鉄道利用を基本としつつ、鉄道のダイヤが乱れている時や混雑している時、ホテルや会場近くに停車する便にちょうど乗れる時などにバスを利用する、というスタンスでいいと思います。
札幌駅からの徒歩ルート(地上ルート)
駅から大通公園までは「東豊線」ルートで

JR札幌駅に着いたら、会場までは徒歩で十分移動が可能です。駅から南(地図左方向)に真っすぐ進めば、大通公園に突き当たります。駅から会場までの所要時間は徒歩約15分です。
札幌駅周辺は道路が碁盤の目のように走っていて、北は札幌駅、東は創成(そうせい)川、西は赤れんが庁舎、そして南は大通公園に囲まれています。
駅から大通公園までは地下鉄東豊(とうほう)線沿いのルート、時計台の前を通るルート、地下鉄南北線沿いのルートの主に3つですが、今回は一番東(地図の下)を通る地下鉄東豊線の走る地上ルートで紹介します。
駅東改札口から会場までの徒歩ルート

今回は地下鉄東豊線沿いの地上を移動し、建物や目印などを紹介しながら案内します。
駅東側のルート上にあるので、駅から出る際も東口改札を出たほうが当然近くなります。改札を出たら、向かって右側(南口方面)に進みましょう。










札幌駅からの鉄道ルート(地下ルート)

冬の雪が積もっている日や、悪天候の日は、地上を徒歩で移動するのは大変だと思います。その場合は地下鉄東豊線で「さっぽろ」駅から「大通」駅まで1駅分移動すれば、ほぼ外に出ずに地下を通る形で会場前にたどり着けます。会場最寄りの出口は31番出口です。








カナモトホールはこんな所
1・2階席がシームレスにつながった二層構造

大ホールの総客席数はちょうど1,500席で、1階席から3階席まであります。ただし、1階席と2階席はシームレスにつながっており、建物3階にある3階席が実質の2階席にあたる二層構造になっており、2階席は他のホールの1階席後方に相当します。サイドのバルコニー席等はありません。
1階席(「あ」列~「さ」列)

1階席の総客席数は476席で、「あ」列から「さ」列までの11列あります。「さ」列後方は通路になっており、後方から2階席扱いになっています。


1階席最後方にあたる「さ」列の左右両端に、車いすスペースが15席分確保されています。

通路前方の1階席は、「う」列(3列目)までは段差がなくフラットで、「え」列(4列目)から段差1段分の傾斜が付けられています。


2階席(「し」列~「の」列)

2階席の総客席数は694席で、1階席から続く連番で、「し」列(12列目)から「の」列(25列目)までの14列あります。途中、「に」列(22列目)と「ぬ」列(23列目)の間に通路が設置され、最後列の「の」列後方は、建物2階のホワイエに通じています。


2階席の段差は通路前方の1階席よりも傾斜が急になっており、段差2段分の傾斜が付けられています。

その他、2階席ホワイエに出た所に、子ども室(親子室)が設置されています。
3階席(は列~も列)

3階席の総客席数は330席で、2階席から続く連番で、は列からも列までの10列あります。途中、建物3階のホワイエに通じる形で、ふ列(3列目)とへ列(4列目)の間に中央通路が設置されています。


座席間の段差は3段分になっており、1・2階席より傾斜は急になっています。


大ホール 座席表
出典:カナモトホール公式サイトより
座席

座席は黒の座面・背もたれと木製のひじ掛け・基礎の組合せです。背もたれは中央付近がややくぼんだ形状で背中にフィットする形になっており、座り心地は上々でした。
周辺施設
札幌文化芸術劇場 hitaru

札幌文化芸術劇場 hitaru (ヒタル)は、2018(平成30)年10月、さっぽろ創成スクエアビル4階の東側低層棟の「札幌市民交流プラザ」内に、「札幌文化芸術交流センター SCARTS(スカーツ)」、「札幌市図書・情報館」とともにオープンしました。
愛称の「hitaru」は、札幌市民が思う存分文化芸術に「浸る」場という思いが込められています。
座席総数はカナモトホールより一回り大きい2,302席と道内最大級の規模を誇り、オペラ・バレエにも対応できる多面舞台や最新の音響技術を備えた音楽ホールとして、「優良ホール100選」にも選定されています。
さっぽろテレビ塔

会場と道を挟んで南側にあるのが「さっぽろテレビ塔」です。地上約90mの場所に展望台があり、四季折々の花が咲く大通公園や、遠方の日本海や石狩平野などを背景に札幌市全域を見渡すことができます。
展望台の入場料金は大人1枚1,200円ですが、誕生日の前後3日間に来場した場合は入場料が無料となる「バースデー特典」があります♪
札幌市時計台

そして、札幌観光のシンボルとも言える「札幌市時計台」は、会場から西へ徒歩数分の距離にあります。
北海道大学の前身の札幌農学校の演武場として明治時代に建てられ、中央講堂の役割などを果たした後、現在は博物館として、館内でその歴史や解説が展示されています。
「がっかり名所」としても有名ですが、ビル街の一角に佇むようにひっそりと建っていて、私個人としては旅情を感じる観光スポットだと思います。周辺には昼夜を問わず観光客の姿を見ることができます。
中央バス札幌ターミナル

会場から東の創生川沿いの道路に面した場所に、「中央バス札幌ターミナル」があります。ここの地下が食堂街になっているので、公演前後の食事場所の穴場スポットとして紹介しておきます。


村はし

ライブ後の夕食に、地下食堂街の店の1つ「村はし」を利用しました。のれんに書かれている通り「鉄板ジンギスカン」の店で、お好み焼き屋さんのように、カウンターでジンギスカンや焼きそばを調理して、そのまま提供してもらえるスタイルのお店です。


施設概要・地図
所在地
北海道札幌市中央区北1条西1丁目
アクセス
地下鉄(東西線・南北線・東豊線)
大通駅下車 31番出口正面
JR札幌駅から徒歩約15分
ホール
大ホール 総客席数:1,500席
(1階476席、2階694席、3階:330席)
※車いすスペース:15席(1階席)
公式サイト
http://www.sapporo-shiminhall.org/

