
初めてさいたま市文化センターへコンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセスや施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
最寄りの南浦和駅は東京駅から京浜東北線で一本♪
駅からのアクセスも分かりやすい会場です。
さいたま市文化センターは1985(昭和60)年、元は浦和市立南浦和中学校の敷地だった場所に「浦和市文化センター」として開業しました。
以前にこのブログでも紹介した「レイボックホール(市民会館おおみや)」などと同じく、公益財団法人さいたま市文化振興事業団が運営する市営の施設です。

2001(平成13)年の市町村合併によりさいたま市が誕生後は、現在の名称になり、主に発表会場やコンサート会場として利用されています。

敷地内には、さいたま市立南浦和図書館が併設されています。
さいたま市文化センターまでのアクセス
東京駅からJR京浜東北線に乗車

会場の最寄り駅はJR京浜東北線・武蔵野線の南浦和駅。東京駅からは京浜東北線で乗り換えなしで直通で行けるので、アクセスは良好な会場といえます。新幹線等で東京駅に着いたところから解説します。

新幹線で東京駅に到着しました。

JR在来線の乗り換え口に向かいましょう。

青いラインの「京浜東北線」の案内に従いコンコースを進みます。「上野東京ライン」を利用する場合は、途中の赤羽駅等で乗り換えが必要になります。

3番ホームから出る「秋葉原・上野」方面の電車に乗ります。所要時間は快速で約34分、各駅停車で約38分、運賃は片道406円(ICカード利用)です。

「快速 南浦和」行きが来ました。終点まで乗ればOKです♪

約35分後、無事南浦和駅に到着しました。
JR南浦和駅からの徒歩ルート

続いて、JR南浦和駅から会場までの徒歩ルートの紹介です。下車後、駅西口から文化通りをほぼ直進すればOKなので、わかりやすいです。会場までの所要時間は約7分です。

南浦和駅のホームからスタート。

まずは階段で改札階に移動します。

改札口は1か所です。出たところは東西連絡通路のようになっています。

向かって左側の西口方面に進みましょう。

通路上の案内に会場名も確認できます。

突きあたりまで来たら、階段を下りて地上1階に移動します。

西口正面のバスロータリーの奥から伸びる並木道が「文化通り」です。

ロータリーの左側から回り込むように文化通りに進みましょう。

そのまま文化通りに合流する感じになります。

交差点を渡った先から、文化通りに入ります。

はじめにローソンとスーパーのヤオコーの間を通過します。

駅からしばらくは、緩やかな上り坂が続きます。

セブンイレブンのある場所あたりで上り坂が終わります。

そこから先は逆に会場に向かって、緩やかな下り坂が続きます。

文化通りの終端まで来たら、道なりに左にカーブしましょう。

会場正面にある横断歩道を渡れば到着です。お疲れさまでした。
JR南浦和駅からのバスルート

南浦和駅前からは、西口バスロータリから路線バスも出ています。国際興業バスの運行で、目的地の最寄りの「文化センター」バス停を通るバスは、3番のりばから発車します。会場までは徒歩ルートと同じく、文化通りを直進していきます。

西口駅前にあるのりば案内。3番のりばから出る「田島団地」行きに乗車します。

最寄りの「文化センター」バス停は、駅から1つ目になります。

運賃は片道220円(ICカード利用可)です。

ほどなく「文化センター」バス停に到着です。会場の目の前に停車します。
南浦和駅西口から文化センター(南浦和)への乗換案内 | 国際興業バス
さいたま市文化センターはこんな所
大ホール(さくら草ホール)

大ホールには「さくら草ホール」という愛称が付けられています。総客席数は2,006席で、1階席から3階席までの三層構造です。
クラシックやポピュラー音楽などのコンサートをはじめ、舞台・演劇、落語や能・狂言などの古典芸能、各種講演会・式典など、多彩な事業の開催が可能な施設です。
1階席

1階席の総客席数は1,328席で、1列から30列まであります。途中、15列と16列の間に中央通路があり、15列の左右両サイドには車椅子席が各4席、計8席分確保されています。


通路前方の座席の傾斜は緩やかで、8列目から段差が付けられており、それより前の傾斜はほぼフラットの状態です。


この日の公演はオーケストラピットとなる4列までの座席(移動席)が撤去され、5列は使用せずに6列が実質の最前列になっていました。


通路後方の傾斜は前方より強めになっており、各列均等に2段ずつ段差が付けられています。


通路後方最前の16列は、前に壁が設置されており、通路との段差もあって、見やすい視界が確保されています。


2階席

2階席の総客席数は330席で、ステージ正面のスタンド部分と、左右にせり出した部分のバルコニー席に分かれています。


正面スタンド部分の総客席数は208席で、1列から6列まであります。座席間の傾斜は1階席後方と同程度につけられており、視界は良好といえます。



左右のバルコニー席(L・R)の総客席数は122席で、それぞれL1(R1)列からL13(R13)列まであり、4つのブロックに分かれて配置されています。


3階席の最前列付近から1段下がった所が2階バルコニー席の13列になりますが、3階席から直接移動することはできず、2階スタンド席横の階段を利用して移動します。


座席間の段差はスタンド席より多い3段分確保されており、最後列(13列)と最前列(1列)の高低差はスタンド席部分よりもかなり高低差があります。




3階席

3階席の総客席数は348席で、1列から8列まであります。途中、5列と6列の間に中央通路が設置されています。


座席間の傾斜は1階席・2階席よりも強めで、上から俯瞰で見下ろす感じになります。




大ホール 座席表
出典:さいたま市文化センター公式サイトより
座席

大ホールの座席はピンク色の座面・背もたれと木製の基礎の組合せです。座面のクッションはやや厚め、1階席の背もたれは中央部分がややくぼんだ形で、座り心地は上々でした。


2階席と3階席は他の会場と同じく背もたれの部分が長いハイバック仕様ですが、他と異なり木製の基礎部分ではなく、クッション部分が基礎部分をカバーする形で包み込んでいるのが特徴で、形状も腰・肩・首に当たる部分で区切られているデザインになっています。
小ホール(しらさぎホール)
出典:さいたま市文化センター公式サイトより
小ホールには「しらさぎホール」という愛称が付けられており、総客席数は340席のワンフロア構造のホールです。2,000席超の大ホールと比べ、こぢんまりとしています。
座席はA列を先頭にN列までの14列あり、途中H列(8列目)とI列(9列目)の間に中央通路が設置されています。
また、車椅子席は、右ブロックのGとHの席を取り外す形で4席分確保されています。
小ホール 座席表
出典:さいたま市文化センター公式サイトより
喫茶「ひまわり亭」

喫茶「ひまわり亭」は、建物1階の東側玄関を入って左側にあります。1,000円以下で定食等が注文できるリーズナブルなお店で、外側から直接利用することができます。

店内はテーブル席と窓側に面したカウンター席の構成です。

メニューは定食やパスタ・カレーのほか、ケーキ等のドリンクセットを取り扱っています。

また、パンやお菓子、ドリンク等のテイクアウト商品も提供しており、会場の売店的な役割も果たしています。

この日はチーズケーキとアイスコーヒーのセット(¥700)を注文しました。
その他の館内設備

会場の出入口は建物の東側と南側の2カ所あり、それぞれ1階のセンターホールに続いています。アクセスルートで到着した場合、東側の出入口が正面にあります。

東側出入口を入った所から見たセンターホールです。

正面奥に小ホール(しらさぎホール)のエントランスがあります。

南側出入口から入った場合、正面奥に大ホール(さくら草ホール)のエントランスがあります。

南側出入口のすぐ右側に総合案内のカウンターがあります。

駐車場は会場西側に137台(地上85台・地下52台)分確保されています。1時間以内は無料で、1時間経過後、最初の30分は220円、以後30分ごとに110円を加算します。

自動販売機コーナーは、大ホールエントランス横の通路にあります。

自販機コーナーの向かいにコインロッカーがあります。

コインロッカーは小型サイズのみで、使用料は1回100円です。
周辺施設
大谷場氷川神社

大谷場氷川神社(おおやばひかわじんじゃ)は、JR南浦和駅から文化通りを進んで、一ツ木通りとの交差点を左に曲がった高台にあります。
主祭神は日本の古い神々の一人として知られる素戔嗚尊(スサノオノミコト)で、厄除けや武運長久・美容健康などの御利益があるといわれています。


境内にはご神木のユリノキをはじめ、イチョウなどの大木があり、駅前にある割に落ち着いた雰囲気が漂う癒しのスポットです。


また、この神社は「狛犬(こまいぬ)の代わりに雉子(きじ)がいる」神社として有名です。周辺一帯はかつて田畑で雉子が多く住んでいたので、神の使いが雉子とされているのが由来で、地元の人からは「雉子の氷川さま」という愛称で親しまれているそうです。
浦和競馬場
出典:前地通り商店会ホームページより
浦和競馬場は、船橋競馬場、大井競馬場、川崎競馬場などとともに南関東公営競馬を構成している地方競馬の競馬場で、今回の会場とは反対のJR南浦和駅の東口やJR浦和駅の東口から徒歩約15分の位置にあります。
戦前にあった粕壁競馬場の後継として、1947(昭和22)年に当時の浦和市の浦和記念公園内に設置され、翌1948(昭和23)年4月19日に、戦後初の地方競馬が開催されました。
現在はさきたま杯(JpnⅠ)や浦和記念(JpnⅡ)などのダートグレード競走が行われているほか、中央競馬(JRA)の場外馬券売り場「ウインズ浦和」としても営業しています。
出典:浦和競馬場公式サイトより2025さきたま杯優勝 シャマル号 2024浦和記念優勝 アウトレンジ号
施設概要・地図
所在地
埼玉県さいたま市南区根岸1丁目7−1
アクセス
JR京浜東北線・武蔵野線「南浦和」駅下車
徒歩約7分
ホール
大ホール(さくら草ホール)
総客席数:2,006席
(1階:1,328席、2階:330席、3階:348席)
※固定席1,842席、移動席156席、車椅子席8席
小ホール(しらさぎホール)
総客席数:340席(ワンフロア)
※固定席336席、車椅子席4席
公式サイト
https://saitama-culture.jp/culturecenter/