初めて「熊本城ホール」及び「市民会館シアーズホーム夢ホール」のコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
熊本城のお膝元に隣り合う、コンサートの定番会場は、交通の要衝・桜町バスターミナルに着けばOK。
空港からはバスで直行、熊本駅からは路線バスか市電でアクセスしよう。
熊本城ホールは、令和が始まってすぐの2019(令和元)年9月に竣工した、「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチクマモト)」内にあるコンベンションセンターです。施設の運営管理は地元の交通を担う九州産交グループのグループ会社である九州産交ランドマークが行っており、施設内には日本最大級のバスターミナル「熊本桜町バスターミナル」が営業しています。
開業後のこけら落とし公演は、2019(令和元)年10月13日、まず展示ホールにおいて、MAN WITH A MISSIONがライブを行い、続いて12月1日にはメインホールにおいて、山下達郎がライブを行いました。
市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)は、1968(昭和38)年に開業したホールです。大正時代にできた熊本市公会堂が前身で、何度かのリニューアルを行い営業していましたが、2016(平成28)年の熊本地震により損傷、施設の安全確認のため全館閉鎖となりました。
その後、2018(平成30)年に復旧工事が完了し、現在の姿でリニューアルオープンしました。建物は、バスターミナル側のホール棟と、熊本城側の会議室棟に分かれています。
途中、2008(平成20)年よりネーミングライツ制度を開始し、当初は地元私立大学である崇城(そうじょう)大学が命名権を取得し、「崇城大学市民ホール(〜2012年)」、「市民会館崇城大学ホール(〜2016年)」という愛称が使用されていました。
その後、ネーミングライツが更新され、2016年より地元で注文住宅等を手掛ける「シアーズホームグループ」が命名権を取得し、現在の愛称が使用されています。
熊本城ホール・市民会館までのアクセス
遠征の拠点「桜町バスターミナル」
出典:SAKURA MACHI Kumamoto公式サイトより
以前に訪れた熊本県立劇場の記事でも書きましたが、熊本のコンサート会場のアクセス拠点は、空の玄関である阿蘇くまもと空港でも、新幹線の停車するJR熊本駅でもなく、ずばり「熊本桜町バスターミナル」です。
空港からは空港バス、熊本駅からは路線バスや市電で、「すべての交通機関は桜町バスターミナルに通じている」という点を押さえておくのがポイントです。
その点、今回の会場は2つともその桜町バスターミナルが最寄りの停留所となるので、駅や空港からのアクセスには困りません。空港や駅から桜町バスターミナルまでのルートが、そのまま会場までのアクセスルートになります。
阿蘇くまもと空港からは空港バスで直行
関西以東からは、飛行機の利用が便利です。阿蘇くまもと空港から2024(令和6)年11月現在、本州からは東京(成田・羽田)、静岡、愛知(中部・小牧)、大阪(伊丹)の各空港から定期便が運行されています。
下記のリンク先を確認してもらえばわかりますが、どこからもだいたいフライト時間は1時間30分前後で到着することがわかります。
今回私は地元の県営名古屋(小牧)空港からFDAで出発しました。
途中、淡路島や四国の上空を通過します。
着陸直前には、空港に近いえがお健康スタジアムとパークドーム熊本が見えます。
名古屋から約1時間20分で、阿蘇くまもと空港に到着しました。
到着ロビーに着くと、正面にインフォメーションがあります。
左に移動すると、バスの案内板があります。
桜町バスターミナルや熊本駅に向かう路線バスと直行バスがあります。路線バスのほうが本数が多めです。
路線バス・直行バスともに4番のりばから発車します。運賃は片道1,000円です。
ニュース等でご覧になった方もいると思いますが、2024年11月で全国交通系ICの利用が終了したことに注意しましょう。
今回は路線バスに乗車。通常の車両に空港用に荷物置き場が設置されています。
桜町バスターミナルに到着しました。所要時間は約50分です。
1階の降車ホームから2階に移動しましょう。
すぐ近くにあるエスカレーターを上がると…?。
上がった先が熊本城ホールのエントランスです。まさにドアツードアで到着です。
JR・新幹線熊本駅までの鉄道ルート
続いて鉄道ルートです。JR熊本駅は九州新幹線の停車駅でもあるので、博多駅経由で本州からもスムーズにアクセスできます。
関東からは飛行機を使うのが一般的だと思うので、名古屋以西の各地から新幹線を利用した場合の所要時間(最短)は、次のとおりです。
名古屋駅から | 約4時間15分 |
京都駅から | 約3時間40分 |
新大阪駅から | 約3時間20分 |
広島駅から | 約1時間45分 |
博多駅から | 約35分 |
鹿児島中央駅から | 約45分 |
熊本駅前からは路線バスまたは市電を利用
出典:熊本城ホール公式サイトより
熊本駅に着いたら、路線バスまたは熊本市電で、桜町ターミナルに向かいましょう。
新幹線の熊本駅改札を出たところからスタートです。
向かって左側の白川口(東口)の方に進みましょう。
コンコースを移動し、在来線の改札を通過します。
駅ビルを出て左に進むと路線バス、右(奥)に進むと市電があります。
路線バスルート
目的地はバスターミナルなので、路線バスの場合、「桜町バスターミナル」そのものの停留所を目指すことになります。主要ターミナルなので、系統も本数も多いです。上の写真の通り、バスのりばの1番と2番から出るバスに乗車し、所要時間は約10分です。
白川口(東口)を出て、左を向いたところです。
ほどなく1番・2番のバスのりばがあります。
1番のりばのポールです。桜町ターミナルを経由することが確認できます。
その先にある、2番のりばのポールも同様です。
桜町バスターミナルまでの乗車時間は約10分です。
ターミナルの1階乗降場に到着しました。
熊本市電ルート
熊本市電を利用する場合は、A-Lineの「健軍町(けんぐんまち)」行きに乗車します。熊本駅前の電停は3番目で、始発の田崎橋発の便と、熊本駅前発の便があります。
最寄りの電停は「辛島町(からしまちょう)」と「花畑町(はなばたちょう)」電停で、手前の辛島町電停が熊本城ホール、花畑町電停が市民会館の最寄りになります。
白川口(東口)を出て右奥に、熊本駅前の電停があります。
熊本駅前電停です。発車時間近くには結構な行列ができていました。
市電の場合、所要時間は11分~15分程度で、バスより少しかかる感じです。
手前の辛島町電停に到着しました。
辛島町電停で下車した場合、熊本城ホールは向かいのサクラマチクマモトの中へ、市民会館へは間の通り(シンボルプロムナード)を熊本城方向に直進します。
突き当りの県道28号との交差点に面した横断歩道を渡れば、市民会館に到達します。
市民会館へは、次の花畑町電停からの方が若干近くなります。
到着後は、進行方向の左側にある横断歩道を渡りましょう。
県道28号に沿って進む形になります。
県道側から先ほどの交差点に到着しました。
熊本のICカード事情(令和6年11月現在)
全国交通系ICカード決済の廃止
空港バスのアクセスのところでも紹介しましたが、熊本県内では、システム更新の際の費用がかさむことを理由に、これまで利用可能だった全国交通系ICカードが、路線バスと私鉄(熊本電鉄)で2024(令和6)年11月16日に廃止になったほか、熊本市電についても2026(令和8)年4月で廃止になることが発表されています。
路線バスで桜町バスターミナルに行く際などは現金の準備が必要になるため、ややサービスが後退した感じになりますが、日帰りや1泊の利用であれば、300円で乗り放題の「まちなかフリーパス」等の商品を利用することで、周辺をお得に移動することもできます。
地域限定「くまモンのICカード」
代わって登場したのが、「くまモンのICカード」と呼ばれる地域限定型のICカードです。原理や仕様は全国交通系ICと同じですが、利用が熊本県内に限定されることで、更新費用が節約できるほか、地域限定のサービスの提供などが可能になりました。
カードの裏面。SUICA等の全国交通系ICとほぼ同じ仕様です。
主要駅やターミナルには、専用のチャージ機や販売機が設置されています。
私が訪れた際は、廃止になる1週間前の週末でしたが、記念に無記名式のものを1枚購入しました。デポジット制で500円の保証料を含む2,000円で購入できます。
1,500円分のチャージ金額は、市内移動と帰りの空港バスでほぼ使い切りました。
熊本城ホールはこんな所
約2,300人収容のメインホール
熊本城ホールのメインホールは建物の4階から6階部分に位置しており、総客席数は2,304席と県内有数のキャパを誇ります。
ホールツアーコンサートや大規模な学会会場のほか、文化催事や市民主体のシンポジウム、地区大会等の地元イベントにも利用されています。
1階席
1階席の総客席数は1,738席で、1列から33列まであります。途中、14列と15列の間に中央通路が設けられており、通路前の14列の左右の端に、車椅子スペースが4席ずつ確保されています。
また、1列あたりの座席では、一番多い所で70席近い場所もあり、パシフィコ横浜(国立大ホール)ほどではありませんが、奥行きよりも横幅が広い会場と言えます。
通路前方は、8列までは緩やかな傾斜になっています。9列以降に段差がつきますが、全体にフラットな構造といえます。
15列以降の通路後方は段差がついていますが、前方の9列以降と同じような傾斜角度になっており、同規模のホールの中では、比較的傾斜は緩やかな印象を受けました。
この日は21列左サイドの席でしたが、コンサート途中のスタンディング鑑賞時に見えにくいということはなかったので、前の席に背の高い人が来ることがなければ、気にするほどではないかもしれません。
2階席
2階席の総客席数は566席で、中央通路はなく1列から9列まであります。傾斜は1階席よりも強めで、バルコニー席等もないので、どの席からも同じように俯瞰でステージを見下ろす感じの見え方になります。
また、明記はされていませんが、最後列の後ろに手すりのような柵が設けられているので、立見席を設置する場合は、この位置になるかもしれません。
メインホール 座席表
出典:熊本城ホール公式サイトより
座席
メインホールの座席は、ベージュまたはライトブラウンの座面・背もたれに濃茶のひじ掛け・基礎のシックな組み合わせです。2階席は背もたれの基礎が伸びたハイバック仕様になっています。
クッションはほどほどの硬さと厚さで、背もたれには体にフィットしやすいようにくぼみもできており、座り心地は上々でした。
エントランス・ホワイエ
メインホールのホワイエは、隣接するサクラマチクマモトの屋上庭園に面したガラス張りの明るい空間で、熊本城を望むこともできます。開演までの時間には演者のグッズ販売等もここで行われます。
ホールへは建物2階のエントランスロビーに入ってすぐの入口から向かいます。
メインホールのある4階まで、エスカレーターで上がっていきます。
途中3階の会議室フロアを経由して、再びエスカレーターで移動します。
メインホールホワイエに到着。1階席に面しており、2階席へはさらにホワイエ奥にある階段またはエレベーターで移動します。
ホワイエに設置のカウンターテーブル。カフェコーナーは見当たりませんが、休憩や歓談スペースとして利用できます。
2階席のホワイエ。メインホワイエほどの広さはありませんが、庭園越しの眺望は同じように楽しめます。
シビックホール
出典:熊本城ホール公式サイトより
シビックホールは建物の2階にあり、移動可能な観覧席を備えた多目的ホールです。レイアウトは自由自在で、階段状に客席を設置することも、フラットフロアにすることも可能です。
客席を設置する場合のキャパは最大750席で、各種式典や発表会、シンポジウムのほか、音響設備も完備されているので、コンサートにも対応しています。
シビックホールは、エントランスロビーを奥に進み、階段またはエスカレーターを上がった所にあります。
シビックホールのエントランスです。この日は「マハラジャナイト」という、ディスコ音楽のライブが行われていました。
市民会館シアーズホーム夢ホールはこんな所
1階・2階の席数が拮抗した約1,600席の大ホール
続いて市民会館の大ホールは、総客席数1,591席で、1階席(825席)と2階席(766席)の二層構造になっています。
会場内のホールは大ホールのみですが、1階席と2階席が同じような席数になっているため、1階席のみの利用の場合、実質800席の中ホールの位置づけになると思います。
ちなみにこの日訪れた公演も、1階席のみ利用の中規模コンサートでした。
1階席
1階席の総客席数は825席で、途中に通路はなく、1列から20列まであります。車椅子席は右前方の1列と2列の端に1席ずつと、19列の左右のブロックに2席ずつ、計6席分確保されています。
また、オーケストラピットを設置する場合は、先頭の1列から4列までの136席が除外され、総客席数は1,455席になります。
1階席の傾斜は段差がなく緩めで、全体的にフラットな構造です。スタンディングの場合、前の人の座高が高ければ、少し視界が気になる可能性があります。
また、左右両端のブロックは、壁に接しており横を通れなくなっている点にも、席選びの際に注意しましょう。
2階席
2階席は766席あり1階席からの連番で最前列の21列から38列までの18列あり、途中、25列(5列目)と26列(6列目)、32列(12列目)と33列(13列目)の間にそれぞれ通路が設置されています。車椅子席は25列(5列目)の左右両サイドに3席ずつ、6席分確保されています。
先の述べたようにこの日は1階席のみの公演だったため、客席からのアングル等は紹介できませんが、傾斜角度は1階席よりも付けられており、他のホール同様ステージを俯瞰で見下ろす形になります。
座席も背もたれ部分の基礎が伸びたハイバック仕様になっています。
大ホール 座席表
座席
座席は赤の座面・背もたれと木製のひじ掛け・基礎のオーソドックスな組み合わせです。クッションの硬さや厚み、背もたれのカーブ等も適度にバランスがとれており、座り心地は上々でした。
ホワイエは1階と半地下の二層構造
この会場は、客席同様にホワイエについても、1階と半地下の二層構造になっているのが特徴です。
写真の通り、1階のエントランスに接地しているホワイエと、地下のトイレに向かう途中で半地下になっているサンクンホワイエに分かれています(サンクンとは「沈んだ、沈み込んだ」という意味です)。
サンクンホワイエ内には特に何もありませんが、1階ホワイエには休憩するベンチのほか、自販機やコインロッカーが置かれています。
勧業館食堂
市民会館の会議室棟の1階には、「合名会社 勧業館(かんぎょうかん)食堂」という名前のレストランがあります。周辺は観光地のため人通りは結構多いのですが、ひっそりとした場所にあるので、それほど混まない穴場の食事スポットです。
店内は2人がけと4人がけのテーブル席が10席ほど。お昼より少し早い時間(11時過ぎ)に入りましたが、お客はしばらく私1人だけでした。
「男性におすすめ」と記載のあったカツ丼定食(¥1,020)にセットのコーヒー(¥180)を付けました。結構リーズナブルで、味も良かったです。
周辺施設
熊本城
熊本といえばやはり熊本城。会場のすぐそばにあり、間近でその威容を確認できます。
1607(慶長12)年、茶臼山の大地に肥後の大名となった加藤清正が築城し、その後細川幽斎・忠興の子孫である細川忠利に始まる、熊本藩細川家の居城となりました。
お城へは、市民会館の会議室棟からすぐのところにある行幸橋から向かいます。
橋の横には、築城した加藤清正公の銅像があります。
天守閣は西南戦争前の1877(明治10)年の火災で焼失後、1960(昭和35)年に再建されましたが、2016(平成28)年の熊本地震により、瓦や石垣の崩落等の被害を受けました。その後、震災復興のシンボルとして最優先で復旧作業が進められ、2021(令和3)年に完全復旧し、現在に至っています。
大小2つの天守閣は完全復旧されています。
一方で石垣の崩落箇所等、まだ手つかずの場所もあります。
地震の直前にも訪れていたこともあり、崩落した姿を見たときは衝撃を受けましたが、着実に修復作業が進んでいることを頼もしく感じました。
天守閣内は博物館になっていて、各種展示コーナーや模型展示等充実しています。
天守閣からは、今回の2つの会場も確認することができます。
現在の観覧は天守閣とその周辺以外は、周辺のデッキやスロープで限定されたコースをまわる形になっています。全面復興ののちに、その他の場所も色々散策できる日を心待ちにしたいと思います。
サクラマチクマモト(SAKURA MACHI Kumamoto)
サクラマチクマモトは、2019(令和元)年に開業した複合商業施設です。
商業施設「サクラマチ」のほか、今回の会場である熊本城ホールや、アクセス拠点である桜町バスターミナル、シネマコンプレックス、ホテル(KO KO HOTELS)、オフィスビル(サクラマチヒルズ)、住宅等で構成され、屋上やテラスに植栽した空中庭園を持つ外観が特色となっています。
2階にある総合案内所「サクラマチスクエア」は、1階メインコートからのエスカレーターや各方面へのバスのりば、テナント街へのメインストリートであるコンコース横に位置しており、ここからすべての施設に向かうことができます。
また、地下1階フロアはフードホールやスーパー、お土産店が並ぶグルメゾーンになっており、熊本ならではの名店や銘品を楽しむことができます。
スーパーの「フードウェイ」をはじめ、50以上のテナントが軒を連ねます。
熊本の地酒が楽しめる「くまBAR」。
熊本交通センター
出典:九州産交グループームページより
サクラマチクマモトができる前の2015(平成27)年までは、当地に「熊本交通センター」が営業しており、バスターミナルやホテル、ボウリング場のほか、地階には「センタープラザ」と言われるショッピングセンターが集積していました。
鶴屋百貨店
熊本にも、地元資本の「鶴屋百貨店」があります。ライブ遠征好きであり、ローカル百貨店好きでもある私としては、ここを外すわけにはまいりません♪
1952(昭和27)年の創業で、会場からは徒歩15分ほど、市電の通町筋(とおりちょうすじ)電停から水道町(すいどうちょう)電停にかけての県道28号沿いにあります。
建物は本館と東館のほか、周辺のNew-S(ニューズ)館やWING(ウイング)館を含めた計4館で営業されており、売り場面積は実に7万㎡超と、日本最大級を誇ります。
カフェやお土産選びに役立ちそうな店をピックアップしておきます。
岡田珈琲 鶴屋店
岡田珈琲は、1945(昭和20)年創業の熊本の老舗の喫茶店です。鶴屋店は百貨店の本館3階にあり、待ち合わせや買い物の後のひとときを過ごすのにぴったりの店です。
店内は外光を取り入れた明るい雰囲気で開放感があります。
窓際はすべてカウンター席になっており、おひとり様でも入りやすいです。
ケーキセットを注文。上に乗ったマスカットは大粒でとても美味しかったです。
近くの上通商店街にも店舗(サテライト店)があり、ケーキやクッキー等を販売しています。
鶴屋饅頭
本館地下1階のフードコート オイシアにある「鶴屋饅頭」は、1個わずか50円という価格で買えるおまんじゅうの店です。
元は「千両饅頭」と呼ばれた饅頭は、鶴の文様が刻印された一口サイズの大きさで、中に白あんが入った上品な味です。
フードコート内にあるので、お土産に買っても、そのままテーブルで食べてもいいので便利です。
ちなみに隣りではこちらも熊本名物の「蜂楽(ほうらく)饅頭」が売っています。鶴屋饅頭よりも大きい、いわゆる「今川焼」や「御座候」と同じ大判焼のカテゴリーの和菓子です。
アーケード商店街
熊本市内は熊本駅前よりも、今回の会場周辺が繁華街になっており、周辺は「サンロード新市街」「上通商店街」「下通商店街」等のアーケードのある商店街が発達しています。
熊本の商店街は、服飾雑貨系の店が多い他の地方に比べ、飲食店がたくさんある印象です。雰囲気のある喫茶店なども多く、思わず立ち寄りたくなるお店が目白押しです。
馬タン牛タン 下通店
新市街に近い下通商店街にある「馬タン牛タン 下通店」は、熊本名物のあか牛や馬刺し、厚切り牛タンなど、熊本の美味しいグルメを一度に味わえるお店です。
人気ナンバー1は、あか牛と牛タンが同時に味わえる「2種炭火焼丼」です。
2,290円(税別)と少々値は張りますが、柔らかくてジューシーでとても美味しかったです。
ハロプロ関係では、熊本県出身のアンジュルム・リーダーの上國料萌衣さんが、以前にブログで紹介していた店としても有名です。
熊本ラーメンの店
最後に、ご当地「熊本ラーメン」の名店を2つ紹介しておきます。
桂花 本店
熊本ラーメン「桂花 本店」は、会場に近い花畑町電停から銀座通りに入り、北栄通りを北に進んだところにあります。1955(昭和30)年の創業で、すでに全国や海外に支店があり、カップ麺にもなっている有名店ですが、本店はこちらです。
店内はカウンターとテーブル席が45席。クレジット対応の自販機でチケットを購入できます。
1日目の夜に、定番の桂花ラーメンと餃子のセットにビールで晩酌しました。
今回紹介したエリアには、本店以外にも支店が複数あります。
こむらさき 上通中央店
先ほど紹介した上通商店街の北端にある「こむらさき」は、熊本ラーメンの元祖と言われる、1954(昭和29)年創業の町中華の店です。
メニュー表。全体的にリーズナブルな価格設定で、ラーメン1杯690円から注文が可能です。
お店特製のお土産ラーメンや各種調味料なども販売しています。
店内はカウンター席が10席ほどと、4人がけのテーブル席があります。
一番人気の「王様ラーメン」(¥800)を頼みました。
施設概要・地図
所在地
熊本市中央区桜町3−40
アクセス
JR・九州新幹線「熊本」駅から
・市電で約12分(辛島町電停下車)
・バスで約10分(桜町バスターミナル下車)
阿蘇くまもと空港から
・バスで約50分(桜町バスターミナル下車)
ホール
メインホール 総客席数:2,304席
(1階:1,738席、2階:566席)
※車椅子席:8席
シビックホール 最大750席
公式サイト
https://www.kumamoto-jo-hall.jp/
所在地
熊本市中央区桜町1−3
アクセス
熊本城ホールを参照
ホール
大ホール 総客席数 1,591席
・1階:819席+車椅子席6席
・2階:760席+車椅子席6席
公式サイト
http://stage1kmj.jp/