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文京シビックホール(東京・後楽園/春日)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【大ホール・小ホール】

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この記事の内容

初めて文京シビックホールのコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

地下鉄駅と直結の、アクセスが便利なホール。
周辺は東京ドームシティのほか、小石川後楽園や公園もあり、エンタメと緑にあふれた環境です。

文京シビックホールは2000(平成12)年に開館した、公益財団法人文京アカデミーが管理運営を行う多目的ホールです。

会場を含む建物は「文京シビックセンター」という、ホールのほか、区民施設や区役所等の公共機関からなる総合施設として、区民に親しまれています。

建物の前身は1959(昭和34)年から1977(昭和52)年まで営業していた文京公会堂で、その立地の良さから第1回日本レコード大賞(1959)や自民党総裁選(1964)などの会場として利用されたほか、「8時だよ!全員集合」の公開生放送の常連会場となるなど、年間稼働率が9割を超える「日本一忙しいホール」として有名でした。

大ホールの2階ロビーにある旧 文京公会堂時代のグランドピアノ

その後継施設という位置づけからか、会場には「響きの森文京公会堂」という正式名称が付けられています。

文京シビックホールまでのアクセス

最寄り駅は地下鉄の「後楽園」駅・「春日」駅

出典:(公財)文京アカデミー公式サイトより

文京シビックホールの最寄り駅は、東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園」駅または都営三田線・大江戸線春日」駅で、地下鉄出口と会場が直結している便利な立地にあります。

その他東京ドームに近いJR中央・総武線の「水道橋」駅もありますが、ここでは東京駅からアクセスのしやすい東京メトロ丸ノ内線を利用するルートで紹介します。

東京駅から丸ノ内線で後楽園駅へ

新幹線で東京駅に着いたところからスタートします。新幹線は「八重洲」側に止まりますが、地下鉄は文字通り反対の「丸の内」側にあるので、まずは間にある在来線のコンコースを横断して移動しましょう。

ホームを降りて、在来線の乗り継ぎ改札に向かいます。

在来線は使わないので外に出てもいいのですが、在来線のコンコースを移動するほうがわかりやすいと思います。

在来線への乗り継ぎ改札に到着しました。

そのまま中に入り、赤い丸印の丸ノ内線の案内表示に従い進んでいきましょう。

反対側の丸の内南口に到着しました。余裕があれば出たところのドーム天井も拝んでおきましょう。

南口の場合、建物を出てすぐの所にある階段を下りて地下1階に向かいます。

丸ノ内線の地下改札に到着しました。

今回は南口でしたが、中央口からは「丸の内地下中央口」に向かうのが便利です。

2番線の池袋方面の電車に乗車します。後楽園駅までは5駅所要時間は約9分です。

無事、後楽園駅に到着しました。お疲れさまでした。

丸ノ内線後楽園駅から会場まで

冒頭で「地下鉄駅に直結」と言いましたが、正確に言うと、東京メトロ南北線の後楽園駅に近い「5番出口」と都営大江戸線の春日駅に近い「6番出口」に直結しているということになります。

丸ノ内線後楽園駅からは、南北線沿いに地下通路を通り5番出口に移動する形になるので、今回はそのルートで紹介します。

丸ノ内線の後楽園駅ホームからスタート。まずは案内表示をチェックしましょう。

会場最へは、春日通り改札から5番出口に向かうことを確認。

丸ノ内線は地上駅ですが、改札へはいったん地下に降りて向かいます。

春日通り改札に着きました。会場名と5番出口への案内も設置されています。

南北線の線路に沿って、地下通路を進んでいきます。

5番出口に着きました。

出口の扉をくぐると、文京シビックセンターの敷地内に入ります。

地下鉄からの連絡口は地下2階にあるので、各ホールのエントランスがある階まで移動します。

大ホールのエントランスは1階にあります。

吹き抜けの左側を進むと、インフォメーションの奥にエントランスがあります。

小ホールのエントランスは、その上の区役所コーナーと同じ2階にあります。

隣接してチケットオフィスがあり、その奥が小ホールエントランスです。

6番出口

ちなみにもう1つの都営線の春日駅から近い6番出口は、建物1階にあるカフェ・ド・クリエの隣りに出る形になります。

文京シビックホールはこんな所

大ホール

大ホールの総客席数は1,802席で、1階席と2階席の二層構造です。クラシックを中心に、プロセニアム(額縁)形式を採用することで、オペラ・バレエやミュージカル等、多彩な舞台芸術公演にも対応できる構造になっています。

1階席

1階席は1,242席で、1列から32列まであります。途中、18列と19列の間に中央通路が設けられているほか、18列の左右に3席ずつ、車いすスペースが確保されています。

18列~19列間の中央通路
中央通路付近からの眺め

中央通路を挟んで前方は、スロープによる緩めの傾斜で、特に前方の6列までの162席はオーケストラピットを作る際に撤去されるため、フラットになっています。

通路前方の傾斜状況
スロープによる緩やかな傾斜
最前列付近
2列からの眺め

一方、中央通路から後方の19列以降は、同じ高さの段差が付けられており、前方より傾斜が強めになっています。

通路後方の傾斜状況
段差(2段)による傾斜
最後列(31列)後方からの眺め
R3扉付近から見た1階席の全景

2階席(9列から21列)

2階席は560席あり、1列から21列まであります。ステージに正対するスタンド部分は9列から21列に相当し、途中13列から14列の間と、18列から19列の間に通路が設置されています。

13列~14列間の通路
18列〜19列間の通路
18列後方からの眺め
センター最前列(9列)付近
9列からの眺め

2階席(1列から8列)

2階席の1列から8列は、サイドバルコニー席のように、スタンドからのせり出し部分に位置しています。

R1扉付近からの眺め
座席間の傾斜状況

斜めからになりますが、段差もありステージに正対して座席が配置されているので、概ね見やすい席だと思います。

特に最前の1列は、1階席の中央通路の上部付近にまでせり出しているので、ステージとの距離もかなり近く感じられます。

大ホール 座席表

出典:(公財)文京アカデミー公式サイトより

座席

大ホールの座席は、ホールのロゴと同じ赤い座面・背もたれと黄色のひじ掛け・基礎の組み合わせです。

シートのクッションは比較的薄めで、座り心地は少し硬い印象を受けました。また、座面はやや後ろに重心がかかる感じになります。

背もたれの後ろには、空調の吹き出し口が付いており、温度調節が可能です。

2階席は背もたれの基礎部分が伸びたハイバック仕様になっています。

エントランス・ホワイエ

大ホールのエントランスは、春日通り側にある建物1階の出入口を入ってすぐの左手にあります。

エントランスを入った所にある1階ホワイエです。

この日は閉鎖されていましたが、ホワイエの壁沿いにクロークがあります。

大ホールのカフェバーは外の建物1階同様、カフェ・ド・クリエが入っています。

商品を注文後、裏手の窓側が喫茶コーナーになっています。

建物2階のホワイエです。冒頭に紹介したグランドピアノが設置されているフロアです。

ホワイエ内には休憩用の上品なソファが備え付けられています。

1階のようにカフェバーはありませんが、自動販売機が設置されています。

幕間や休憩時間には、1階とは別に専用の出入口も設置されます。

小ホール

出典:(公財)文京アカデミー公式サイトより

小ホールは建物の2階南側にあり、コンサートや演劇等、多彩な表現形態に対応可能なスペースとして活用されています。

出典:(公財)文京アカデミー公式サイトより

総客席数341席のセミオープン形式で、全席可動式になっています。

座席はA列からM列の13列299席が電動可動椅子席で、階段状に段差を設けて配置されます。一方、移動椅子席を設置する場合は、ステージと電動可動椅子席の間に2列(ア列・イ列)42席分を配置することができます。

また、客席を後方に収納することで、平土間空間としてダンスやオーケストラのリハーサル会場にも利用できます。

小ホール エントランス(建物1階)

小ホール 座席表

出典:文京シビックホール公式サイトより

館内施設

展望ラウンジ(25階)

文京シビックセンターの最上階1つ手前の25階にある展望ラウンジは、地上約105mの高さがあり、天気のいいお昼には遠く富士山や秩父連峰、スカイツリーなどが見渡せます。

後楽園周辺
新宿周辺
池袋周辺
スカイツリー周辺

平日の天気のいい日に来たおかげもありますが、無料でこれだけのパノラマをゆったりと楽しむことができるのは、大変お得だと思います。個人的に、東京タワーやスカイツリーよりおすすめです♪

カフェ ド クリエ(1階)

先ほどの地下鉄6番出口の紹介で出てきましたが、シビックセンターの1階には、「カフェ・ド・クリエ」があります。1階の大ホールエントランスに近く、待ち合わせや時間調整にぴったりの場所です。

店内はL字型で、屋外のテラス席を含めるとそれなりのキャパになりますが、大ホールの公演前はほぼ満席になります。

店内のカウンター席のほとんどにコンセントが設置されているので、スマホの充電等に利用できます。

周辺施設

東京ドームシティ

後楽園のランドマークといえば、何といっても「東京ドーム」。周辺はその名を冠した一大テーマパークのようになっています。

東京ドームホテル

ラクーア

ドームでの野球観戦やコンサートはもちろん、遊園地の「東京ドームシティアトラクションズ」や、ショッピングモールやアクアスパなどが集積する「ラクーア」、場外馬券売り場の「ウインズ後楽園」など、子供から大人まで楽しめるエンタメ施設が目白押しで、超高層の東京ドームホテルに宿泊して、週末を満喫することができます。

東京ドームシティアトラクションズ

ウインズ後楽園

東京ドームシティ内のホール

東京ドームシティ周辺には、今回の会場の他にも様々なホールや劇場、イベントスペースがあるので、簡単に紹介しておきます。

ラクーア ガーデンステージ

商業施設のラクーア内には「ラクーア ガーデンステージ」という野外イベント会場があり、アイドルなどのリリースイベントやミニライブがよく開催されています。

TOKYO DOME CITY HALL

TOKYO DOME CITY HALLTDCホール)は、東京ドームホテルと通り(クリスタルアベニュー)を挟んだ向かいにあるミーツポートエリアにあります。

客席はアリーナと第1から第3バルコニーに分かれた四層構造で、最大3,000人のキャパがある多目的ホールで、コンサートのほか、ミュージカル格闘技等のイベントが多く開催されています。

文京シビックホール同様、隣りのJRと地下鉄の水道橋駅にほぼ直結の、アクセスも大変便利なホールです。

後楽園ホール

後楽園ホールは、東京ドームと、ウインズ後楽園等が入る黄色いビルの間にあるビルの5階にあります。

1962(昭和37)年オープンの歴史ある会場は「格闘技の聖地」として有名で、ボクシングプロレスなどの格闘技の興行で頻繁に使用されています。

客席のキャパは約1,400席で、プロレスとボクシングによりレイアウトは多少異なりますが、どちらも中央にリングが設置され、四方に座席を配する形になります。

IMM THEATER

IMM THEATER(アイエムエムシアター)は、2022(令和4)年にオープンした、ドームシティ南の外堀通り付近に建つ劇場です。

東京ドームと吉本興業グループが共同で運営している劇場で、開業にあたり明石家さんまさんがDM(ドントマネージャー)に就任し、こけら落とし公演も務めました。

劇場名の「IMM」は、さんまさんの座右の銘である「(I)生きてるだけで(M)まる(M)もうけ」が由来となっており、ロゴは、さんまさんの出身地である奈良県・薬師寺の安田暎胤(やすだえいいん)氏の書に、ジミー大西氏がデザインした画を組み合わせたものになっています。

劇場名のロゴデザイン

客席数は705席(車椅子席2席を含む)で、吉本の資本が入っているだけあって、舞台のほか、吉本芸人によるライブや寄席なども多く開かれており、他の劇場に比べて、演目にお笑いの比率が高いのが特徴です。

プリズムホール

プリズムホールは、東京ドームと東京ドームホテルの間、後楽園ホールの隣りにあり、最大約2,000人を収容できるイベントホールです。

展示会を中心に、セミナーや各種イベントが開催されています。

飲食・グルメスポット

会場周辺のグルメは、東京ドームシティ内にレストランを利用するのがおすすめです。詳細は公式サイトをもとに行きたい店を選んでいただければいいと思いますが、私が今回訪れたお店を紹介しておきます。

日本橋 玉ゐ(たまい)

ラクーアの飲食施設の一例として、「日本橋 玉ゐ(たまい)」ラクーア店を紹介しておきます。本店は日本橋にある天然あなごを使った天ぷら料理の専門店で、江戸前の天丼を比較的リーズナブルな価格で楽しめます。

メニューの一部です。あなご天や海老天・伊勢海老天の単品や盛り合わせの他、重箱入りの「あなご箱めし」や各種天ぷら定食が楽しめます。

この日頼んだおすすめの「玉ゐ天重」(¥1,650)。具はあなご・海老・イカ・本日の野菜の4種盛りで、お茶漬けの出汁付きです。

小石川後楽園

東京ドームの隣りにある「小石川後楽園」は、江戸時代の水戸徳川家の藩邸内に造営された日本庭園(大名庭園)で、周辺の地名や駅名にもなっているランドマークです。

園内マップ

出典:(公財)東京都公園協会公式サイトより

7万㎡を超える敷地内には、中央にある「大泉水」を中心に、周囲に山や川、田園風景が連環して配置されており、「回遊式築山泉水庭園」として、国の特別史跡及び特別名勝に指定されています。

文京区立磯川公園

小石川後楽園に隣接して、会場建物と道路を挟んだ向かいにあるのが、文京区立の「磯川公園」です。

一帯はかつて軍用地でしたが、戦後に周辺の都営住宅や戦没者の慰霊堂、中央大学等に分割され、公園用地として整備されました。

施設概要・地図

地図