google-site-verification: google775b997a29a881ae.html
コンサートホール PR

軽井沢大賀ホール(長野・軽井沢)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
この記事の内容

初めて軽井沢大賀ホールのコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

ソニー元会長の思いが結実した、日本を代表する保養地・別荘地に建つ五角形のホール。
四季折々の軽井沢の美しい自然と、ホールの豊かな音響を楽しもう。

軽井沢大賀ホールは、2005(平成17)年に開館した、財団法人が運営する長野県軽井沢町にあるホールです。

軽井沢は、明治時代以来、美しい自然に恵まれた保養地としての地位を築いてきましたが、そうした風光明媚な当地を愛してやまない人物の一人に、ソニー・元名誉会長の大賀典雄(おおが のりお)氏がいました。

会場内に掲げられた大賀典雄氏のレリーフ

大賀氏は、実業家・財界人として、ソニー株式会社CBS・ソニーレコード株式会社の社長や東京商工会議所経団連の副会頭を務める傍ら、東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業後、西ドイツに留学してベルリン国立芸術大学音楽学部を卒業した声楽家でもあり、東京フィルハーモニー交響楽団の会長・理事長や東京文化会館の館長を務めた人でもあります。

ピアニストの奥様を持ち、世界的指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンとも親交のあった大賀氏は、自身で別荘を持ち療養先でもあった軽井沢の地に音楽ホールがないことを、残念に思っていました。

そうした経緯から、2003(平成15)年に大賀氏がソニーの役員を退任するにあたり、その慰労金を軽井沢町に寄贈し建設されたのがこのホールです。

大賀氏の思いが結実したホールは、開館翌年の2006(平成18)年、建築主、設計者、施工者に対して授与される第47回BCS賞を受賞しました。

軽井沢大賀ホールまでのアクセス

最寄り駅は「軽井沢」駅

出典:軽井沢大賀ホール公式サイトより

会場の最寄り駅はJR・北陸新幹線・しなの鉄道の軽井沢駅。北陸新幹線の停車駅であるため、首都圏と北陸方面からのアクセスは良好ですが、関西や名古屋方面からは結構時間がかかることを覚悟しておきましょう。

今回は、首都圏・名古屋・関西の各方面からのアクセスについて、以下のルートで紹介したいと思います。

東京駅からの北陸新幹線ルート

まずは東京駅からのアクセスです。東京駅から北陸新幹線で目的地の軽井沢駅まで乗り換えなしで到着する、最もシンプルなルートです。

東北・北陸新幹線等は、東京駅の20~23番線が乗り場になっています。

北陸新幹線(あさま・はくたか号)に乗車します。かがやき号と一部のはくたか号は軽井沢に停車しないので注意しましょう。

あさま(長野行き)に乗車しました。

各駅停車で6駅目・所要時間約70分で軽井沢駅に到着です。

名古屋駅からの長野駅経由ルート

次は、名古屋駅からのアクセスです。在来線の特急しなので長野駅まで向かった後、北陸新幹線に乗り換え、軽井沢駅を目指すルートです。

名古屋駅からまずは中央線で長野駅に向かいます。

特急しなの(長野行き)は10番線から出ています。

始発から終点まで向かうことになるので、長野駅まで約3時間の長旅です。

途中車窓から木曽路や信濃路の景色を楽しみながら、長野駅に到着しました。

長野駅に着いたら、北陸新幹線に乗り換えます。

長野駅からは3駅目・約30分で軽井沢駅に到着です。

篠ノ井駅経由の「しなの鉄道」ルートも

長野県内は「長野-軽井沢」間を走る第3セクターのしなの鉄道が運行しています。

名古屋から中央線(特急しなの)で向かう場合、始発の長野駅から終点の軽井沢駅までは22駅・約1時間40分、途中の篠ノ井駅で乗り換えると、18駅・約1時間27分で軽井沢駅に到着します。

長野駅から利用する場合、時間は3倍かかりますが、運賃は約半額(3,210円→1,670円)ですみます。

篠ノ井駅で乗り換える場合、しなの鉄道線は1番線から出ています。

終点・軽井沢駅までは約1時間半(片道1,470円)の道のりです。

京都・大阪方面からの高速バスルート

出典:近鉄バス㈱公式サイトより

最後に京都・大阪方面から高速バス(夜行バス)で向かうルートです。

関西から上田へ向かう場合は鉄道のほか、近鉄バス㈱が長野の千曲バス㈱と共同で夜行バス「千曲川ライナー」を運行しています(1日1往復)。最近のブログで紹介した同じ長野県の上田方面のアクセスをもとに紹介します。

バス停は京都駅(八条口)大阪駅前(地下鉄東梅田駅)のほか、あべのハルカス(天王寺駅)やなんばOCAT(JR難波駅)からも利用することができます。

所要時間は大阪駅前から約11時間、京都駅前から約9時間45分で、運賃は曜日や時期により異なりますが、片道,6000円から11,000円です。

京都駅(八条口)のりば
大阪(東梅田)駅のりば
出典:千曲バス㈱公式サイトより

大阪・京都-上田・小諸・軽井沢の高速バス路線情報|近鉄バス株式会社 – 高速バス、路線バス、空港バス、貸切バス –

高速バス:京都・大阪線:時刻表 – 千曲バス株式会社

軽井沢駅から会場までの徒歩ルート

軽井沢駅 北口

軽井沢駅に着いたら、会場までは徒歩約7分の道のりです。

駅の北口を出てすぐの交差点を右に曲がり、矢ヶ崎公園沿いに進んだ後、左に曲がれば会場に到着します。

北陸新幹線の軽井沢駅改札からスタートします。

改札を出てすぐの案内板で、北口方面に会場があることを確認します。

コンコースを北口方面に進んでいきます。

ちなみにしなの鉄道線の軽井沢駅の改札を出ても、同じコンコースに出ます。

北口の突き当りに到着しました。駅の2階にいますが、そのまま階段を下りずに外に出ましょう。

外はデッキが広がっています。

右側の階段を下りて、駅の正面に伸びる道路の方に向かいます。

そのまま交差点まで直進します。

軽井沢駅入口」交差点まで来たら、横断歩道を渡りに曲がります。

しばらく道なりに進みます。

途中から会場の看板が設置されているので、それに基づき移動しましょう。

やがて左側に矢ヶ崎公園の池が広がってきます。

池の奥には会場の建物も見えます。

そのまま公園の端まで進みます。

矢ヶ崎」交差点まで来たら、手前をに曲がりましょう。

あとは道なり(大賀通り)に進むだけです。

左側に会場の建物があります。

会場玄関に到着です。お疲れ様でした。

軽井沢大賀ホールはこんな所

音響的理想を追求した五角形のホール

ホールの総客席数は784席で、1階席と2階席の二層構造です。理想的な音響の良さを追求した五角形の形状で、年月を経るごとに音の深みや温もりが感じられるよう、内装には木が使用されています。

1階席

Cブロック前方からの眺め

1階席の総客席数は660席で、ステージを取り囲むように「SL・A・C・B・SR」の5つのブロックに分かれています。

メインとなるのはステージに正対するCブロックで、A列からO列までの15列あります。途中のK列(11列目)まではフラットな傾斜の平土間席のようになっており、L列(12列目)以降は通路と壁で隔てられ、段差も付いた席になっています。

最前列(A列)付近
A列から見たステージ
L列からの眺め
O列後方からの眺め

SL・SRブロックは、ステージに近いというより、壁を隔てたステージの延長という感じの場所に、1列〜3列ずつ設置されています。

SRブロック後方通路からの眺め
SRブロックC列からの眺め

A・Bブロックは、他のホールのサイドバルコニー席に相当し、一段高い場所から斜めに見る形になります。

階段を挟み前後がボックス席のように2つに分かれており、一部を除きA列からC列の3列ずつ配置されています。手すり等がないので、視界が遮られずに快適に鑑賞が可能です。

Bブロック後方からの眺め
Bブロック前方からの眺め

車椅子スペースは、A・Bブロックの最後列に2席ずつ、計4席分確保されています。

車椅子スペース(Bブロック最後列)

2階席

2階席の総客席数は124席で、椅子席86席立見席38席に分かれています。

五角形の周囲を取り囲むように、各辺につき1列ずつ配置されており、1階席のA・C・Bブロックの上方に当たる場所がZ・Y・Xブロックで、1階席と同じ椅子席が配置されています。

Yブロック中央からの眺め
X・Yブロック境界付近からの眺め
Xブロック前方付近
Xブロック前方からの眺め

また、ステージに近い1階席のSL・SRブロックの上方は、それぞれWL・WRブロックになっており、立見席が配置されています。

WRブロックからの眺め
立見席(バーに付番されています)

なお、ステージ中央の上方、五角形の頂点に当たる場所は、合唱席Wブロック)が3列程度設置されていますが、名前の通り演者側で主に使用する席になっています。

WRブロックからWブロックへの通路

大賀ホール 座席表

1階席
2階席
出典:軽井沢大賀ホール公式サイトより

座席

1階席(SL・A・C・B・SR)

座席はメインで使用する椅子席は、黒の座面・背もたれと木製の肘掛け・基礎の組合せです。背もたれは肩口にかかる部分が少し内側にカールしています。クッションは少し硬めの疲れにくい座り心地でした。

2階席(X・Y・Z)
立見席(WL・WR)

また、2階席WL・WRブロックの立見席には木製のバーが設置されており、腰掛けや背もたれとして利用可能です。

合唱席(W)
WR席から見た各座席

演者側が使用する合唱席(Wブロック)は、木製の階段のようになっています。

ロビー・ホワイエ

開場後は、五角形のうちのステージ側に位置するエントランスから中に入る形になります。ロビーはSRブロックとBブロックの辺の壁に沿って設けられています。

開場時間までは外で待機します。

中に入ると左手にクロークがあり、そのまま左回りに進んでいきます。

通路を左回りに進んでいきます。

SRブロック側にロビーが広がっています。

茜屋珈琲店 大賀ホール店

ホワイエを右に曲がったBブロック側はカフェスペースになっており、そこで営業しているのが「茜屋珈琲店 大賀ホール店」です。

メニューは珈琲、紅茶、ジュース、ココアのほか、ワインやビールのアルコール類、サンドイッチやケーキ等もあります。

この日はホットコーヒーとチーズケーキを頼みました。

茜屋珈琲店は神戸(三宮)で創業後、全国各地にも店舗のある老舗珈琲店ですが、結構前に本店をここ軽井沢に移し、旧道店駅前店のほか、大賀ホール内のカフェコーナーも営業しています。

茜屋珈琲店 駅前店

周辺施設

矢ヶ崎公園

軽井沢駅のすぐ近くにある矢ヶ崎公園は、広さ約4万6000㎡の多目的公園で、今回の会場の敷地もこの公園内にあります。

園内には鴨のいる大きな池のほか、(今回は積雪で使えませんでしたが)野球等ができる広いグランドやブランコ、滑り台、鉄棒、ジャングルジムなどの遊具もあり、子連れでのんびり過ごすのにおすすめのスポットです。

グランド
ホールロビーから見た公園の景色

フレスガッセ

軽井沢駅から会場までのルート上にある日本式洋食レストラン「フレスガッセ」です。自家製のソーセージやハム、ベーコン等を使った定食やお酒に合う盛り合わせのほか、ランチのメニューも充実しています。

店内は入口に面した場所にあるテーブル席のほか、奥には御座敷のスペースもあり、以外にキャパは大きいです。

この日は日替わりのポークソテー定食(¥1,800)を注文。五穀米やソースも美味しかったです。

珈琲館 旦念亭

同じく軽井沢駅からのルート上にあるカフェ「珈琲館 丹念亭」は、水出しコーヒーとオリジナルのチョコケーキが人気の老舗の喫茶店です。ホットケーキやパスタ、シチュー等の軽食メニューも充実しています。

店内には暖炉があり、山小屋風の風情を味わいつつコーヒーを楽しめます。

メニューのバリエーションが豊富で、色んな味を試してみたくなります。

オーダー後、待ち時間を楽しむために「超難しい」木製のパズルを渡されます。私は食べ終わるまで挑戦しましたが、クリアできませんでした。

旦念亭ブレンドと焼きチーズケーキをいただきました。外は結構寒い日でしたが、温かな暖炉のもと、ゆったりしたひとときを過ごせました。

https://tannentei1978.amebaownd.com

まるほん

駅北口の広場(もみじの広場)の前にある「まるほん」は、レトロな外観・内装が魅力の定食屋さんです。

いわゆるレストランで取り扱うような定食メニューのほか、丼ものやそば、アルコール類も取り扱っており、多用途に使えます。

アクセスルートで出てきた駅北口のデッキを下りる階段のすぐ右側にあります。

どこか懐かしい店内は、スキー場のロッジに来たような感覚になります。

窓際の席からは、駅前の風景を楽しみながら食事ができます。

朝早く着いたこともあり、朝定食(¥1,000)をいただきました。

旧軽井沢銀座商店街

軽井沢はもともと駅前周辺よりも、少し北に行った「旧軽井沢」地区を中心に発展してきた歴史があり、そこに形成されているのが、「旧軽井沢銀座商店街(通称:旧軽銀座)」です。

約750mのメインストリートの両側には、老舗ベーカリーやコーヒーショップなど、お土産や食べ歩きのお店が並びます。夏場のかき氷やソフトクリーム、冬場の手作りコロッケ専門店のコロッケパン、カフェのこだわりスイーツなど、ここでしか楽しめないグルメを楽しむことができます。

途中にあるクラシックな外観の軽井沢観光会館で、観光情報を入手できます。

入口すぐのところにある軽井沢キッチンでは、老舗の三笠ホテルのカレーパンを販売しています。

商店街の奥の一本入った通りにある人気の軽井沢のコロッケやさんです。

ミカドコーヒーのモカソフトの店も美味しそうでした。

老舗のベーカリー、ブランジェ浅野屋軽井沢旧道本店。イートインの店としても人気です。

軽井沢に複数店舗がある腸詰屋では、ソーセージ等のお土産のほか、その場でホットドックにして食べることも可能です。

軽井沢紅茶館で販売している紅茶の茶葉やティーバッグのセットは、お土産に最適です。

軽井沢はジャムも有名。軽井沢観光会館すぐ横の中山のジャムは、創業が明治の老舗の自然食品店です。

聖パウロカトリック教会

旧軽銀座のメインストリートの中程で交差する教会通りを北に行ったところにあるのが、「聖パウロカトリック教会」です。チャコ生まれのアメリカ人建築家で「日本近代建築の父」と呼ばれるアントニン・レーモンドが日本で最初に手がけた建築です。

傾斜の強い三角屋根と大きな尖塔が特徴で、中は拝めませんでしたが、木材を使用したトラス構造が特色です。2003(平成15)年に「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されています。

「軽井沢の教会でで結婚式」のステータスシンボルとしても有名な場所で。芸能人では西郷輝彦・辺見マリ夫妻吉田拓郎・四角佳子夫妻などがここで挙式しています。

チャーチストリート軽井沢

教会通り沿いには旧軽銀座から続く形で、「チャーチストリート軽井沢」というショッピングモールが形成されています。

施設内にはテラス席のあるカフェやブティックなど、数多くのお店が並んでおり、商店街とともに多くの人で賑わっています。

テナントの1つ「羊と花と」は、千曲市の「バスチアンヨーグルト」が出店しているヨーグルト専門店で、テイクアウトのほかビュッフェやアイスが楽しめます。

https://www.churchst.jp

バスルート

駅北口にあるバスのりばから路線バスや周遊バスが出ているので、「旧軽井沢経由」と書かれたバスに乗車すれば、所要時間約5分で到着することができます。

また、駅から旧軽井沢地区までの道中は緩い登り坂になっているので、行きは結構疲れますが、下り坂になる帰りは徒歩で約20分も歩けば、駅前に到着できます。

軽井沢・プリンスショッピングプラザ

会場と反対側の、かつてゴルフ場があった駅南口一帯に広がっているのが、西武グループが運営する「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」です。

施設内はイースト、ニューイースト、ニューイーストガーデンモール、軽井沢味の街、ウエスト、ニューウエストの6つのエリアから構成され、アウトレットモールや飲食店など合計200を超える店舗がテナント展開されています。

駅に近いエリアのフードコート「太陽と緑のキッチン」には8店舗が入居し、食事や休憩場所として活用されています。

フードコート内は450席のスペースが提供され、買い物客等でいっぱいでした。

軽井沢味の街にあるミカドコーヒーです。

旧軽銀座で食べそびれたので、帰りにコーヒーフロートをここでいただきました。

https://www.karuizawa-psp.jp

施設概要・地図

地図