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米子コンベンションセンター・ビッグシップ(鳥取・米子)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【多目的ホール・小ホール】

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この記事の内容

初めて米子コンベンションセンター(ビッグシップ)へイベント・コンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセス施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

JR米子駅前にある「環日本海交流」拠点施設。
体力があれば、ぜひ会場から徒歩圏内にある米子城跡に登り、頂上からの景色を堪能しよう。

米子コンベンションセンター(ビッグシップ)は、1998(平成10)年に開業した総合コンベンション施設です。

ビッグシップ (BiG SHiP)という愛称は、「環日本海交流」の拠点となる米子市のシンボルとして、国境を越え、沢山の人の夢が集う新しい時代への船出を願い、名づけられました。その名の通り、多目的ホールのある建物は、巨大な船の形をしています。

多目的ホール外観・平面図(公式サイトより)

ビッグシップまでのアクセス

山陰地方の観光拠点「米子」

出典:米子市ホテル旅館組合ホームページより

ビッグシップのある鳥取県米子市は、島根県との県境にあり、宍道湖(しんじこ)や中海、日本海に面した境港(さかいみなと)にも近い、山陰地方の観光拠点です。

美保湾に面した弓ヶ浜半島の東端には、「米子の奥座敷」と呼ばれる山陰有数の皆生(かいけ)温泉があり、「海に湯が沸く」塩の温泉、日本版のタラソテラピーのスポットとしても知られています。

皆生温泉旅館組合|公式サイト

鳥取県は、東部に県庁所在地の鳥取駅、中部に倉吉駅、そして島根県に近い西部に米子駅があり、各駅間がJR山陰本線で結ばれています。過去に紹介したとりぎん文化会館(鳥取)やエースパック未来中心(倉吉)といったコンサートホールもあり、遠征意欲をそそられる地方です。

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JR米子駅周辺

会場の最寄り駅であるJR米子駅。2023(令和5)年のリニューアルで駅の北口と南口をつなぐ長さ約140mの「がいなロード」が整備され、24時間通行が可能になりました。

会場に近い駅の北口には巨大モニュメント「米ッ子合掌像」や「山陰鉄道発祥の地米子碑」もあります。

米ッ子合掌像
山陰鉄道発祥の地米子碑

駅の2階には「やくもラウンジ」というフリースペースがあります。営業時間は4:35~23:00と、ほぼ1日利用できます。

自販機やコンセント、Wi-Fi付で便利です♪今回高速バスで早朝に到着した時の時間調整や休憩に重宝しました。

また駅ビルの商業施設「シャミネ米子」もリニューアルオープンし、1階と2階にそれぞれ飲食店やコンビニ・物販店舗が入っています。

駅ビル「シャミネ米子」
店舗案内

1階のベーカリーカフェ「リトルマーメイド」では定番のパンの他、地元の新名物「米子あんぱん」も売っています。

こちらは2階のカフェ「L’ecrin(レクラン)」。シフォンケーキなどのスイーツや軽食、タピオカ、ビールなども販売しています。

シャミネ米子

米子駅までの鉄道ルート

各地から鉄道でライブ遠征する場合、アクセス拠点はJR・山陽新幹線の岡山駅になります。

新幹線等で瀬戸内海側の岡山駅まで来たら、そこから北上し、日本海側の米子駅まで伯備線特急「やくも」に乗り換え、米子駅を目指す方法が一般的です。

特急「やくも」号(273系)

特急「やくも」は2024(令和6)年、国鉄時代から長年使用されてきた381系車両に代わり新型車両(273系)が導入され、設備や乗り心地が格段にアップしました。

273系やくも|JRおでかけネット

在来線(伯備線)のホームに移動し、「やくもブロンズ」の新型車両に乗り換えましょう。

指定席の車両内です。全席コンセント・車内Wi-Fi完備で、セミコンパートメント車両も配備されています。

特急やくも利用の場合、岡山駅から米子駅までの所要時間は約2時間です。各地からの所要時間は下の表のとおりですが、東京駅から向かう場合は、新幹線や特急「やくも」を利用する代わりに、寝台特急「サンライズ出雲」を利用する方法もあります。

発駅交通手段所要時間
岡山駅特急「やくも」約2時間
広島駅新幹線+特急「やくも」約2時間50分
新大阪駅新幹線+特急「やくも」約3時間
博多駅新幹線+特急「やくも」約4時間
東京駅新幹線+特急「やくも」
寝台特急「サンライズ出雲」
約5時間20分
約11時間

米子駅前までの高速バスルート

米子駅前まで高速バスを利用する方法もあります。今回私はJRバスグループが運行する「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」を利用しました。

名古屋駅からは新幹線口のバスターミナルが出発場所になります。

案内表示を確認。米子方面のバスは1番のりばから発車します。

バスのりばのマップです。1番のりばは駅舎と反対側に位置しています。

1番のりばです。2階建てのJRバス車両に乗り込みます。

バス車内(2階)です。3列シートでゆったりしています。

一般席のシートはこんな感じです。

今回私はビジネスシートという、仕切りやカーテン付きの席を利用しました。

通常のシートよりも幅が広く、座席間隔も広いので快適です。

オットマン(足置き)の下に靴を入れられるようになっているのもポイントです。

名古屋から約7時間かけて、早朝の6時前に米子駅に到着しました。

高速バス | JRバス中国株式会社

米子空港までの飛行機ルート

出典:鳥取県ホームページより

飛行機を利用する場合は、米子空港(愛称:米子鬼太郎空港)からバスや鉄道(JR境線)で米子駅までアクセスできます。

ただし運航されている国内線は東京便(羽田空港)のみで、飛行時間は約1時間です。

米子駅までバスを利用する場合は、連絡バスで片道640円路線バスで片道600円で、所要時間は約25分です。

JR米子空港駅から米子駅まで鉄道を利用する場合は、片道240円所要時間は約30分です(ただしダイヤは1時間に1本です)。

米子鬼太郎空港

米子駅から会場までの徒歩ルート

鉄道、高速バス、空港バスで米子駅に着いてから、会場までの徒歩ルートを紹介します。米子駅から会場までの所要時間は徒歩約5分です。

米子駅の改札口からスタートします。

改札を出て右側の北口方面に向かいましょう。

改札前の南北をつなぐ「がいなロード」の突き当りから下に降ります。

右側の階段、左側のエスカレーターのどちらでもいいので、1階に下ります。

降りた先の駅ビル「シャミネ」の前を通過します。

右側にバスターミナルを見ながら通過します。空港バスや高速バスで来た方はここから参考にしてください。

道の突き当りまで来た所のビルの前に案内板があるので確認しておきましょう。

そのまま北に進み、「ビッグシップ前」交差点の横断歩道を渡ります。

渡った先は米子市文化ホール前の広場になっています。そのまま先に進みます。

イオンの手前まで来たら、左に曲がりましょう。

後はまっすぐ進んでいくだけです。

ビッグシップの舟形の建物が見えたら到着です。お疲れさまでした。

駐車場

会場と道を挟んだ向かいには、ビッグシップ前駐車場(米子駅前簡易駐車場)があります。会場専用ではなく写真の通り有料ですが、会場でのコンサートやイベントで利用する場合に割引(開催時間分の駐車料金が無料)となります。

出典:米子コンベンションセンター公式サイトより

駐車料金は、最初の1時間まで無料、8:00~22:00は30分/100円、22:00~8:00は60分/100円、24時間の最大料金は1000円です(24時間営業)。

割引は、会場内設置の割引認証機に駐車カードを通すことで受けられます。

交通アクセス|米子コンベンションセンター(ビッグシップ)

ビッグシップはこんな所

大ホール

メインの多目的ホールの総客席数は、鳥取県最大の2,004席を収容可能で、コンサートや演劇、展示会など多用途に利用できます。

客席はホール仕様平土間仕様の転換が可能で、今回はイベント利用で客席が取り外された平土間仕様だったため、ホール仕様の座席配置は公式サイトから借用することをご承知おきください。ちなみに平土間仕様時の座席は、床下に収納されるとのことです。

1階席(可動席)

出典:米子コンベンションセンター公式サイトより

1階席の総客席数は、ホール使用の場合可動席が1,824席車いす席が10席の計1,834席になります。

座席は1列から36列まであり、途中6列と7列、20列と21列の間に通路が設置されており、6列中央ブロックは座席が省略され、車いす席用のスペースが10席分確保されています。

6列~7列間の中央通路・車いす席
6列後方からの眺め
出典:施設内 googleストリートビューより

座席間の傾斜は、前方の6列まではフラット、7列から20列までは緩やか、21列以降はやや強めというように、通路を隔てるごとに傾斜が付けられています。

最前列付近
最前列からの眺め
20列~21列間の通路
20列付近からの眺め
後方(30列付近)の傾斜状況
30列付近からの眺め
出典:施設内 googleストリートビューより

ちなみに、展示化やイベント使用時等の平土間仕様のレイアウトやステージ付近の様子は、こんな感じでした。

後方から
横から
ステージ付近
ステージ横から

2階席(固定席・バルコニー席)

出典:施設内 googleストリートビューより

2階席の総客席数は170席で、ステージを三方から取り囲むように、正面にある固定席84席と、左右のバルコニー席86席に分かれています。

固定席は1階席の最後列(36列)から続く形で、後方2列の37列と38列が各42席ずつ配置されています。

バルコニー席は固定席の37列と同じ高さから、1階席の13列から36列付近の左右に1列ずつ配置されています。

2階席は固定席なので、イベント使用時も席は残ったままになります。1階席が取り外されることで、先頭の37列の前が壁になっていることや、バルコニー席と同じ高さになることが分かります。

多目的ホール 座席表

出典:米子コンベンションセンター公式サイトより

座席

出典:施設内 googleストリートビューより

座席はピンク色の座面・背もたれに木製のひじ掛け・基礎の組合せです。背もたれは中央部分で肩と腰の部分の厚みが違うようにしており、座り心地に工夫がされています。

また、コンベンションセンターということで、ひじ掛けの下に会議時などに使用する折り畳みのテーブルが収納されています。

その他、イベント時や追加・補助席用の椅子は、パイプ椅子のような黒い簡易仕様のものが使用されていました。

小ホール

出典:米子コンベンションセンター公式サイトより

小ホールの総客席数は300席固定席298席、車いす席2席)で、ホール棟の2階にあります。講演会や発表会のほか、ピアノ・室内管弦楽の演奏会や小演劇、ファッションショーなど多目的に利用可能です。

座席はワンフロア構造で、1列から13列まであり、車いす席は3列の右端の座席が取り外され、2席分確保されています。

小ホール エントランス
画廊のようになった廊下の先にあります

小ホール 座席表

出典:米子コンベンションセンター公式サイトより

レストラン「ルポルト」

会場の道路寄りに突き出た円形の建物内には、レストラン「ルポルト」があります。

船の名前を冠した店内は外観と同じドーム状になっており、中央に給仕スペースが設置されています。

メニュー表。日替わりやパスタのランチのほか、コース料理やスイーツ・ケーキセット等も取り扱っています。

この日は日替わりランチ(ハンバーグ)を注文しました。

1,400円でメインのほか、サラダやスープ、ドリンク付きで楽しめます。

その他の館内設備

ホール棟1階 エントランスロビー

会場に着いたら、正面入口の先にエントランスロビーがあり、多目的ホールのエントランスや会議棟(情報プラザ)の入口に続いています。

多目的ホールのエントランスは、ロビーの右手にあります。

小ホールへは、階段またはエスカレーターで2階に移動します。

入口奥には総合受付があり、駐車場割引で利用する機器も設置されています。

飲料等の自動販売機は、1階ロビー内に合計4台設置されています。

コインロッカー(有料:1回100円)は60台設置されています。サイズは幅35cm×高さ29cm×奥行42cmの1種類です。

TOTTORI Free Wi-Fi」が、1階ロビーのほか、多目的ホールの客席・ホワイエや小ホールの客席、国際会議室内でも利用できます。

利便設備|米子コンベンションセンター(ビッグシップ)

周辺施設

米子城址・彫刻ロード

米子に来たら、ぜひ「米子城跡」に登っておきたいところです。会場から北西の中海方向、新加茂川沿いに約15分ほど歩いた所にあります。

会場の傍を流れる新加茂川に沿って、北西方向に進んでいきます。

付近は散策路として「彫刻ロード」という名前が付けられ、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれています。

OFFERING(R.シンドルフ 作)
夢尻図(薮ノ内弘 作)
Gravitation(大井秀規 作)
地殻‐COCOON.III(岡本敦生 作)

彫刻ロード トップページ/米子市ホームページ

米子城は戦国時代末期の1591(天正19)年頃に毛利方の吉川広家が湊山を中心に築城したのが始まりとされ、関ヶ原の戦い後に領主となった中村一忠により、1602(慶長7)年に完成しました。

明治維新後に城は払い下げられ、建物は取り壊されましたが、石垣などは現在も残っており、天守跡からは大山(だいせん)や日本海、市街地、中海などが一望できる絶好のロケーションが魅力です。

国道9号線に面した登城口からスタート。

本丸跡までは徒歩約20分。途中獣道のような箇所もあり、結構タフな道のりです。

内膳丸跡
本丸跡
本丸跡に設置されている鳥観図
本丸跡付近から中海方面を臨む
秀峰・大山と会場

https://yonagocastle.com

米子市文化ホール

米子コンベンションセンターに隣接して建っているのが米子市文化ホールです。メインホールのキャパは672席で、主にクラシックコンサートを中心に開催されています。

メインホール入口に面したオープンスペースには、自販機コーナーや休憩用の椅子・テーブルが設置されています。

多目的広場側にある正面入口は、ホールのロビーに続いており、展示室やイベントホールに面しています。

アクセスルートでも出てきたビッグシップ前交差点付近の敷地内にある白鳥のオブジェ。米子水鳥公園のコハクチョウを表現したものとのことです。

ホールの向かいには、イオン米子駅前店があります。それほど大きくはありませんが、一通りのものはここで揃います。

メインホール 座席表

出典:米子市文化ホール公式サイトより

米子市文化ホール

blue bird

最後に、会場付近のカフェ「blue bird(ブルーバード)」を紹介しておきます。会場から米子城跡に向かう道中、新加茂川沿いから少し道なりに内側に入った場所にあります。

住宅街の一角に佇む「紅茶とスコーン」の店で、焼き立てのスコーンを7~8種類取り揃えています。紅茶はスリランカ産で、単一の茶園の茶葉を使用しているとのことです。

メニュー表
本棚

落ち着いた青い外観から中に入ると、アンティークな内装と様々なジャンルの本が棚に飾られているのが目に入ります。

この日はプレーンとブルーベリーのスコーンとアイスティーを注文。クロテッドクリームとリンゴのジャムを付けて食べましたが、とても美味しかったです。

棚にある本は自由に閲覧できます。紅茶や暮らし関係の本のほか、私が幼いころ愛読していた「エルマーのぼうけん」を見つけて、懐かしく読みふけっていました。

施設概要・地図

地図