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大田区民ホール・アプリコ(東京・蒲田)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【大ホール・小ホール】

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この記事の内容

初めて大田区民ホール・アプリコのライブ・イベントに訪れる人を対象に、会場までの行き方施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

「キネマの都・蒲田」の駅前にある区民ホール。
大ホールは視認性が高く、どこからでも見やすいです。

大田区民ホール・アプリコは、1998(平成8)年、大田区日本生命の共同開発により誕生した「アロマスクエア」という再開発地区に建てられたホールで、アプリコの建物に隣接して「ニッセイアロマスクエア」と「アロマプラザ」が併設されています。

また、周辺は「本蒲田公園」をはじめ緑地帯も整備されており、区民の憩いの場にもなっています。

アロマスクエア 全景

「アロマスクエア」の名前は、元は高砂香料工業という会社の工場跡地であったことから、香料にちなんで「アロマ」の名が付けられました。

また、「アプリコ」の愛称は、大田区の花である「(Japanese Apricot)」と「Art Prism City of OTA 」の頭文字を組み合わせたものとのことです。

大田区民ホール・アプリコまでのアクセス

新幹線の品川駅からJR蒲田駅まで

会場の最寄り駅は、JR蒲田駅または京急蒲田駅

ライブ遠征を考えた場合、新幹線を利用する人は品川駅で下車し、京浜東北線で蒲田駅に向かうのが最も近道です。

JR品川駅から(急行・各停利用)
京浜東北線に乗車し、蒲田駅で下車
片道:178円(ICカード)
所要時間:約10分

JR蒲田駅は「JK17

全然アクセスとは関係ない話で恐縮ですが、JR蒲田駅は、京浜東北線(JK)の17番目の駅ということで、駅のナンバリング表記は「JK17」です。

電車に乗っていて蒲田駅に差し掛かると、女性の音声で次のようなアナウンスが流れます。

Next stop is KAMATA.

私にとって蒲田といえば、駅の発車メロディにもなっている「蒲田行進曲」や、「夜の繁華街」というイメージなんですが、このアナウンスを聞く度に「女子高生の街」と錯覚しそうになります。

羽田空港から京急線で京急蒲田駅まで

また、飛行機で羽田空港まで来た場合は、羽田空港第1・第2ターミナル駅から京急空港線を利用し、京急蒲田駅まで向かうのが便利です。

羽田空港から(快特・特急・急行利用)
京急空港線に乗車し、京急蒲田駅で下車
片道:278円(ICカード)
所要時間:約15分〜20分

その他、蒲田駅には東急線の池上線東急多摩川線が乗り入れていますが、ライブ遠征的にはあまり利用する機会が少ないと思うので、割愛します。

JR蒲田駅から会場までの徒歩ルート

JR蒲田駅で下車した場合の、会場までの徒歩ルートを紹介します。会場までは徒歩3分ほどの近い距離にありますが、一本道ではないので注意しましょう。

JR蒲田駅に到着しました。

まずは中央改札に向かいましょう。

改札を出たら、左側の東口に進みます。

案内表示を確認すると、会場名が記載されています。

駅のコンコースを左に移動します。

やがて左にカーブするので、さらに進みます。

その先に下に降りる階段・エスカレーターがあります。

下りた先が蒲田駅の東口になります。

東口正面にある横断歩道を向かい側に渡りましょう。

渡り終えたらミスドの前を通過して、右に進みます。

正面にアオキとファミマがある交差点を左に進みます。

道の右側の通りを移動します。

通りの右奥に、会場の建物(ニッセイアロマスクエア)が見えます。

建物は3つ連なっており、そのまま一番右のアプリコの建物に移動しましょう。

ほどなく会場正面玄関に到着です。お疲れ様でした。

京急蒲田駅から会場までの徒歩ルート

次は京急蒲田駅から会場までの徒歩ルートの紹介です。会場はJR蒲田駅と京急蒲田駅の間にあり、JRは東口から、京急は西口から会場に向かうことになります。

京急蒲田駅から会場までは、徒歩約7分と、JRに比べて少し距離があります。

京急蒲田駅に到着しました。

まずは改札口に向かいましょう。

西口方面に進みますが、建物の2階にいるので、まずは1階に降ります。

1階に降りたら、向かって左(南側)に移動します。

ドン・キホーテの前を通ります。

突き当りのT字路まで来たら、横断歩道を右に渡ります。

ほどなく三叉路に出るので、真ん中の道に進みましょう。

しばらく道なりに進みます。

やがて広い道路に出るので、横断歩道を渡った先を左に曲がります。

お好み焼き屋(風月)の前の道を右に曲がった先に、会場建物があります。

大田区民ホール・アプリコはこんな所

シューボックス型でどこからも見やすい大ホール

大ホールの総客席数は1,477席で、1階席(937席)、2階席(336席)、Lバルコニー席(102席)、Rバルコニー席(102席)の4つのブロックに分かれています。

シューボックス(靴箱)型の音楽を主体とした多目的ホールで、キャパも1,500席弱と、都心で手ごろなキャパで音楽を鑑賞できる構造になっています。

また、この後解説しますが、ほとんどの席からステージの見やすい、視認性の高いホールだと思います。

1階席

1階席1列から28列まであり、途中、ちょうど真ん中の14列と15列の間に中央通路があります。

14列~15列の中央通路
14列左サイドの車椅子スペース

コンサート等で大型スピーカーを設置する場合は、最前列の左右3席ずつを取り外す場合があります。また、通路前最後列左側の14列2番~11番までの10席は、車椅子の利用客用に、座席を通常取り外してあります。

前方座席の傾斜状況
6列~7列付近の段差

座席の傾斜は、通路前方の14列までは比較的緩やかで、6列目までは段差がなくフラット7列目以降に段差が付けられています。

通路後方の15列目以降は傾斜がやや強めになっており、後方からの見晴らしは悪くありません。

通路後方の傾斜状況
最後列(28列)からの眺め

2階席

2階席1列から10列まであり、途中4列と5列の間に通路が設けられています。

4列~5列の通路部分
2階席の傾斜状況

2階席の1列から4列は、ステージからの距離が左右のバルコニー席の後列(15列~18列)と並行しており、ほぼ同じになっています。

また、2階席の傾斜は、全体に1階席よりも角度が付けられ、奥の席からも俯瞰でステージを見下ろせる構造です。

Lバルコニー席との境界付近からの眺め
最前列からの眺め

ステージに向かって傾斜するバルコニー席

左右(L・R)に102席ずつ配されたバルコニー席は、観客の可視線を考慮し、ステージに向って傾斜しているデザインが特色です。

バルコニー席というと、ホールの端を取り囲むように配されている場合が多く、横や斜めから見ることになり、視界が遮られやすくなります。

Lバルコニー席後方からの眺め
Rバルコニー席前方からの眺め

しかし、このホールはその可視性が考慮されたデザインから、写真のとおりバルコニー席でもほとんどの席でステージを見とおすことが可能です。

1階席にせり出す構造なので、2階席よりもステージに近く、1階席よりも高さがあるので、ステージの奥の方まで見渡せるメリットがあります。

大ホール 座席表

出典:大田区民ホール・アプリコ公式サイトより

座席

1階席
2階席・バルコニー席

大ホールの座席は。淡い赤色の座面と背もたれに、木製の基礎・ひじ掛けの組合わせです。背もたれは腰と肩口の境界にラインが入っており、通路席には手摺が設置されています。

背もたれの腰の部分のクッションが少し大きめになっているほか、2階席・バルコニー席はハイバック仕様になっています。

全面フラット・多目的利用の小ホール

出典:大田区民ホール・アプリコ公式サイトより

小ホールは、建物の地下1階にある約170㎡の平土間形式の全面フラットな空間です。正面のステージは高さ50㎝まで昇降が可能です。

各種コンサートや発表会、講演会など多目的に利用できますが、上の写真のようにコンサート仕様で椅子のみ配置する場合、最大収容人員は175席です。

小ホール レイアウト例

出典:大田区民ホール・アプリコ公式サイトより

エントランス・ホワイエ

アプリコのエントランスを入ると、1階は共有ロビーになっています。右側に2階に向かうエスカレーターと階段があり、上がった先の2階からが、大ホールの専用スペースになります。

公演がある場合は1階でチケットチェックを行い、移動します。

1階席ホワイエ(建物2階)
2階席ホワイエ(建物3階)

大ホールの1階席は建物2階、2階席は建物3階に位置しており、各階にホワイエがあります。

1階席のホワイエは、左(ホワイエ1)・中央(ホワイエ2)・右(ホワイエ3)の3箇所に分かれており、最も奥側のホワイエ3には、丸テーブルが常設されたビュッフェコーナークロークが設置されています(訪れた日は営業していませんでした)。

ビュッフェコーナー
クローク

バルコニー席は、左のホワイエ1と右のホワイエ3から続く専用通路の扉から出入りすることができます。

バリコニー席への通路
ホワイエ設置のベンチ

周辺施設

松竹キネマ蒲田撮影所跡

出典:松竹公式サイトより

会場の敷地には、かつて松竹キネマ(映画)の「蒲田撮影所」がありました。1920(大正9)に開所した敷地内には、撮影施設のほか所属の俳優学校もあり、サイレント(無声映画)からトーキー映画への過渡期にかけて、様々な映画が製作されました。

その後、1931(昭和6)年の満州事変を契機に、周辺に軍事関係の工場が建ったことによる騒音問題などで撮影所の移転計画が進められ、1936(昭和11)年に大船撮影所が完成し、移転しました。

会場のアプリコは、この撮影所の跡地に建っています。

ホールのロビーには1986(昭和61)年に制作された映画「キネマの天地」で使用された松竹橋(蒲田撮影所前に架かっていた橋を再現したもの)が展示されています。上の松竹の写真に当時の橋が少し写っているのが分かるかと思います。
ホールのロビーにはこのほか、松竹から寄贈された撮影所のジオラマも展示されています。

アロマプラザ

会場のアプリコの隣りの建物である「アロマプラザ」には、飲食・物販の施設が入っており、手軽に利用することができます。

玄関を入ってすぐ左には、マクドナルドがあります。

コンセント付きの席もあり、時間待ちや昼食を軽く済ませたいときに重宝します。

蒲田八幡神社

京急蒲田駅西口からの徒歩ルートの途中、駅ビルからの通路の突き当りにあるT字路を右に曲がった先に、「蒲田八幡神社」があります。

御祭神は応神天皇で、神社としての鎮座は16~17世紀頃のようですが、境内に小円墳(古墳)があったことなどから、古くから信仰スポットとされていたようです。

戦争により被災し社殿が焼失した後に再建され、1949(昭和24)年に前身の新宿八幡神社から現在の蒲田八幡神社に名を改め、現在に至っています。

施設概要・地図

地図