初めて名古屋四季劇場へミュージカルに訪れる人を対象に、会場までのアクセスや施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
劇団四季の名古屋本拠地。名古屋駅からは少し歩きますが、「笹島交差点」と「スパイラルタワーズ」を目印にたどり着こう。
名古屋四季劇場は2016年秋、劇団四季の名古屋地区の名古屋駅周辺の再開発地点のひとつである名駅南にオープンしました。
それまでの1999年から2016年までは、納屋橋の近くにあった「新名古屋ミュージカル劇場」が劇団四季の常設劇場でした。
現在、この場所は「ダイワロイネットホテル名古屋納屋橋」になっています。
最寄り駅は新幹線・JR・名鉄・近鉄の名古屋駅なので遠征のしやすい部類の会場ですが、駅からは徒歩約10~15分と、少し離れたところにあります。
いつもより徒歩アクセスの情報を充実させてお届けします。
名古屋四季劇場までのアクセス
JR名古屋駅は「広小路口」から出るのがおすすめ
新幹線で名古屋駅まで来た人は、そのまま北口・南口から中央コンコースに出るのもいいですが、新幹線の10号車~16号車付近の車両に乗って来た人は、南口から在来線の連絡通路を通って「広小路口」に進むと近道になります。
在来線乗り換え口から広小路口まで
通常なら階段を下りて南口(北口)に向かいますが、南口の場合、在来線への乗り継ぎ口があります。
「JR線・名鉄線・近鉄線のりかえ口」の案内がある方に向かいます。
乗車券とICカードを重ねて改札を通ります。
斜め右の広小路口の方に進みましょう。
出口の表示に向かって通路を進みます。
突き当りの表示に従い、左に曲がります。
さらに道なりに進みます。
やがて右側にスタバとギフトキオスクが見えます。その右奥が出口です。
改札に向かって進みます。
広小路口改札に到着しました。
出てすぐ左側が広小路口です。ひとまずお疲れ様でした。
新幹線改札口(北口・南口)から広小路口まで
在来線のりかえ口を使わず新幹線の北口・南口から出る場合のルートも紹介します。小さくですが、改札を出たところに「銀時計」が見えます。そこがスタートです。
コンコース反対側の桜通口方面に歩いて行きます。
途中、在来線の中央口前を通過します。
やがて「広小路口」の案内表示が右側に見えます。
表示に従い、右に曲がります。
しばらく道なりに進みます。
やがてマリオットアソシアホテルの表示が見えてくるので左に曲がります。
曲がったところが広小路口です。お疲れ様でした。
広小路口から近鉄名古屋駅前まで
次に、大して距離はありませんが、広小路口から近鉄名古屋駅前までの地上ルートを紹介します。
マリオットホテルと名鉄百貨店の間の通りを進みます。
地下に降りると名鉄名古屋駅の改札です。
ほどなく名駅通に到着します。正面にミッドランドスクエアの建物があります。
この名駅通を右に進んでいきます。
地上ルートは、上の写真の奥に見えるモード学園「スパイラルタワーズ」のある「笹島交差点」を目指していきます。
名鉄名古屋駅を過ぎ、隣接する近鉄パッセの方に向かいます。
近鉄名古屋駅の正面改札口前に着きました。地上ルートは、名駅通をスパイラルタワーズ側に渡って、このまま直進していきます。
近鉄名古屋駅から「笹島交差点」までの地下街ルート
関西方面から近鉄アーバンライナーや特急ひのとりで近鉄名古屋駅に着いた人は、ここから合流して、モード学園「スパイラルタワーズ」を通って、「笹島交差点」を目指します。
近鉄名古屋駅は、「正面改札口」から出ると分かりやすいです。
個人的に、笹島交差点までは地上ではなく地下街ルートを進むことをお勧めします。
近鉄名古屋駅の正面改札口を出ます。半地下のフロアに位置しています。
改札口前の広場です。地上に上がると、先ほどの名駅通に面した所に出ます。
ここでは地下街に降りて進むルートで紹介します。
エスカレーターまたは階段を降ります。
降りた先に「サンロード」地下街が広がっています。
サンロード地下街を右に曲がり、進んでいきます。
しばらく道なりです。
やがて会場への案内表示も出てきます。
名古屋三井ビルディング地下街への分かれ道に差し掛かります。
左側のスパイラルタワーズ方面に進む地下街と、右側の地上に上がる笹島交差点への6番出口に分かれています。
6番出口への通路です。ヤマダ電機(LABI名古屋)や名鉄レジャック側の笹島交差点前に出る階段があります。
側面の案内看板には、地上に出て笹島交差点を直進するよう記載されています。
今回はこのまま左側のスパイラルタワーズ方面に進みます。
名古屋三井ビル北館の地下街「キタチカ」に入ったら、すぐに右に曲がります。
かばん屋さんとマツキヨの間を進みます。
スパイラルタワーズレストラン街に向かう下り階段があります。
スパイラルタワーズ入口に着きました。そのまま中に入ります。
レストラン街の中を抜け、奥に続く地下通路へ進みます。
地下通路の突き当りまで移動します。
突き当りにある階段を上がります。
上がったところに名古屋名物の1日中モーニングを出す喫茶「リヨン」があります。
そのまま進み、名古屋三井ビル本館から新館に向かうエスカレーターを上がります。
名古屋三井ビル新館前の横断歩道前に着きました。位置的には、笹島交差点を南東に渡ったところ(柳街道前)になります。
笹島交差点から会場まで
ここから会場まではもうすぐです。まずは前の横断歩道を渡り、ローソンのある方に移動します。
「なか卯」や「モリバコーヒー」前を通過します。
その横は「ダイワロイネットホテル名古屋駅前」です。
次の横断歩道を渡ると、紳士服の「オリヒカ」の前に出ます。
さらに進んだところにあるビルの壁に、会場までの案内図があります。
案内図に従いすぐ前の交差点を左に曲がり、その先のコンビニ前の交差点を右に曲がると、会場前に着きます。
まずは前の道を左に曲がります。ここにも看板があります。
曲がった先を進んでいきます。
小さくですが会場の青い外観が見えてきました。
ここを右に曲がっても裏側になるので、そのまま直進します。
横断歩道を渡ります。
マンションの前を通過します。
目印のコンビニ(ローソン)に着きました。看板の通り、右に曲がります。
もう会場はすぐそこです。
JR名古屋駅から約15分、近鉄名古屋駅から約10分で会場に到着です。お疲れ様でした。
提携駐車場は2か所
電車と徒歩ルートについて詳しく紹介しましたが、周辺は駅から少し離れていることもあり、コインパーキングが周辺に点在しています。
その中で会場利用者が割引を受けられる特約駐車場が2カ所あるので、紹介しておきます。
名駅サウスサイドスクエア
名駅サウスサイドスクエア駐車場は、先ほどの笹島交差点からの徒歩ルートで紹介した「オリヒカ」の前の道を左に曲がったところにある立体駐車場です。
収容台数は232台で、劇場インフォメーションカウンターへ駐車券を提示することで、200円の駐車料金割引券(1日利用の場合のみ有効)をもらえます。
営業時間 7:00~23:00
最大料金 1日 1,200円(※7:00~23:00)
通常料金 60分/300円
コミュニティパーク名駅南
コミュニティパーク名駅南駐車場は、会場前の道を東に100mほど歩いたところにある24時間営業の平面駐車場です。
収容台数は148台で、劇場インフォメーションカウンターへ駐車券を提示することで、400円の駐車料金割引券(1日利用の場合のみ有効)をもらえます。
営業時間 24時間毎(最大料金:1,200円)
通常料金 8:00~20:00 30分/200円
20:00~8:00 60分/100円
名古屋四季劇場はこんな所
劇場に足を踏み入れた瞬間に非日常の世界へ
劇団四季の公演はこれまで、前身の新名古屋ミュージカル劇場で2回(赤毛のアン、サウンドオブミュージック)観劇したことがありました。
今回は長年一度は経験しておきたいと願っていたミュージカル「CATS」を、地元で観る機会に恵まれました。
本当に素晴らしい舞台でした。何よりもまず、会場に入った時の細部にまで作りこまれたセットに終始圧倒されました。
「劇場に足を踏み入れた瞬間からキャッツワールドを体感!」に偽りなし。
客席数は最大1,200席
座席表(基本パターン)出典:Livewalker.comより
1階席の最後列は22列で、14列にあたる部分が中央通路としてスペースが設けられており、全体で21列あります。
最後列の右サイドブロックのセンター寄り(座席表の空白部分)に車いすスペースが設置されています。
2階席は11列まであり、6列目と7列目の間に中央通路が設置されています。
今回私は2階席7列の1桁番台の席でしたので、前が通路の席でした。
最大客席数は1,200席ですが、上記座席表はあくまで基本パターンであり、舞台セットの設置状況により席数や席種が変わります。
ちなみに今回私が観に行ったミュージカル「CATS」の場合は、以下の通りになります。
座席表(ミュージカル「CATS」名古屋公演)
出典:劇団四季公式サイトより
ミュージカル「CATS」はセットが大掛かりなため、ステージ前の左右に花道のようにせり出した部分を作ります。そのため両サイドの6列目付近までの客席が取り外されていることがわかります。
座席
座席は座面が赤、背もたれがダークブラウンの色調で、肩口部分がハート形に広がった形状をしています。適度な硬さで疲れにくい仕様でした。
また、1階席に比べ2階席の背もたれ部分が高くなっているほか、前の人の頭が視界に入りにくいよう、前後の座席の間に後ろの席がくる「千鳥配列」になっていました。
その他、2階席は座席間の傾斜がしっかりつけられており、全体を俯瞰で見やすいよう配慮されています。
エントランス~ホワイエ
会場時刻は開演時刻の45分前に設定されています。開場までの間、入場者は歩道の内側にあるアスファルト部分に待機列を作ります。
開場が始まると順番にロビーに整列してチケット確認を行います。
1,000人以上が入場するため、入口の反対側までいったん移動して折り返します。
自分の順番が来たら、発券済みのチケットか、予約サイトで登録したスマホのQRコード画面を見せて入場します。
1階ホワイエに入りました。
正面の壁には、その日の演目のキャスト表が掲示されています。
入って右側、キャスト表の横にインフォメーションがあります。
2階席には向かって左側の階段を利用します。
グッズ販売ブースは、2階休憩コーナーの横にありました。
トイレは1階と2階に1箇所ずつ。幕間の休憩時間には、女性トイレへの長蛇の列ができます(男性で良かったです…)。
周辺施設
飲食はスパイラルタワーズ付近で調達を
さて、名古屋駅から徒歩圏内であるにもかかわらず、会場周辺はコンビニ(ローソン)くらいしかお店がありません。
そのため、開演前後の時間に食事や買物を行う際は、笹島交差点やスパイラルタワーズ付近で済ませておくようにしましょう。
おすすめはスパイラルタワーズの店舗です。地下1階のレストラン街には、「星野珈琲」や「スイーツパラダイス」、「サイゼリヤ」、「丸亀製麺」があります。
施設概要・地図
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅南2丁目11-11
アクセス
JR名古屋駅から徒歩約13分
近鉄・名鉄名古屋駅から徒歩約10分
ホール
最大収容:1,200席(演目により席数が異なる)
公式サイト
https://www.shiki.jp/theatres/0919/