
初めて亀山市文化会館へライブ・コンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセスや施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
亀山駅は名古屋からJR(快速)で約1時間。
最寄りの駅前はのどかな環境ですが、会場北側にショッピングセンターがあり、買い物には困りません。
亀山市文化会館は、1984(昭和59)年に開館した市営の文化施設です。
館内には「大ホール」や「中央コミュニティセンター」をはじめ、会議室等の文化教養活動ができる施設があります。

館内に展示されている建物のミニチュア模型。外観は、ピアノをイメージしたものになっています。

玄関前には、元は東海道亀山宿の旅籠「伊勢屋」の庭にあった樹齢500年を超える「ソテツ」が移植されています。

亀山市文化会館までのアクセス
東海と関西の真ん中「亀山市」
出典:「住めば、ゆうゆう亀山」ポータルサイトより
今回の会場のある「三重県亀山市」。皆さんどのあたりあるか分かりますか?中部や近畿地方に住んでいても、パッと答えられる人は少ないのではないでしょうか。
亀山市は三重県の北中部にあり、主要都市の四日市市や県庁のある津市、鈴鹿サーキットで有名な鈴鹿市の近くにあります。東名阪自動車道や国道1号線(名阪国道)の亀山インターや、周辺のゴルフ場も多いので、その関係でご存じの人もいるかもしれません。
上の地図を見るとわかるように、名古屋と京都のほぼ中間に位置し「東海と関西の真ん中」と表現されることもあるようです。
名古屋駅からJR在来線で亀山駅へ

ライブ遠征の拠点となるのはJR・新幹線の「名古屋」駅。新幹線で到着したら、在来線のJR関西線に乗り換え、亀山駅を目指します。

在来線のりかえ口からスタートします。

関西線は12番・13番ホームから出ています。

12・13番ホームは新幹線の乗り換え口から一番近い場所にあります。

12番線の快速「亀山」行きに乗車しました。

関西線の車両が到着しました。始発から終点への移動でわかりやすいです。

関西線の車内です。クロスシートの一般的な車両でした。

快速の場合、名古屋駅から8駅・約65分で亀山駅に到着しました。

改札は1か所で、駅の北側に出ます。
亀山駅から会場までの徒歩ルート

JR亀山駅に着いてから、会場までの徒歩ルートを紹介します。駅から会場までの所要時間は徒歩約7分です。

亀山駅の改札を出たところからスタートします。

すぐ前の建物は亀山市立図書館です。その右側面に回る感じで移動しましょう。

矢印の案内に会場名はありませんが、そのままいったん直進します。

少し行くとアンダーパスのようになっている道路と交差するので、その手前を右側に移動します。

曲がった先を、しばらく道なりに進んでいきます。

やがて正面にアパホテルの建物が見えてきます。

交差点に差し掛かると、アパホテルの向かいに会場の白い建物が見えてきます。

交差点を渡りさらに進めば、会場に到着です。お疲れさまでした。
マイカー・レンタカーによるアクセス
出典:「住めば、ゆうゆう亀山」ポータルサイトより
JRの駅から徒歩圏内といっても本数に限りがあり、車社会の中部地方においては、地元の方を中心にマイカーで訪れるのが一般的な会場です。
関西・名古屋方面からは高速道路のアクセスも発達しており、名古屋・京都から約1時間、大阪からでも2時間弱で到着できます。飛行機で中部国際空港(セントレア)や県営名古屋空港(小牧空港)まで来た場合は、空港からレンタカーで向かうこともできます。
駐車場

会場の専用駐車場は、駅に近い会場西側の敷地を中心に、会場北側と東側の一部スペースを合わせて計340台分確保されています。
亀山市文化会館はこんな所
大ホール

大ホールの総客席数は947席で、シンプルなワンフロアの構造です。座席は1列から23列まであり、途中12列と13列の間に中央通路が設置されています。


座席の傾斜は、7列まではスロープによる緩やかな傾斜で、8列から12列までは段差が付いています。




車いす席は8列の左右端に設置されており、両脇の入口扉からバリアフリーで行き来できるようになっています。


通路後方は段差が2段分になっており、前方に比べ傾斜が強めになっています。ワンフロアですがそれなりに高さがあり、ステージを見下ろす感じのアングルになります。




その他、最後列後方の右サイドには、親子席が8席分確保された部屋があります。
大ホール 座席表
出典:亀山市文化会館公式サイトより
座席

座席はオレンジ色の座面・背もたれにひじ掛けが付いたタイプです。座面のクッションはやや厚めになっており、座り心地は上々でした。

ただし、座席の間隔はやや短いので、大柄な男性が利用すると、若干窮屈に感じられるかもしれません。
中央コミュニティセンター

中央コミュニティセンターは、幅13.5m×22mの広さのスペースに、最大で約400名を収容することができる平土間の空間です。客席を設置する場合は、ご覧のようにパイプ椅子が並べられます。

講演会や集会場としての使用のほか、今回訪れた時のように、大ホールで公演がある場合の待合スペースとして使用されることがあります。
コミュニティカフェ「ぶんぶん」

会場1階には、喫茶コーナー「コミュニティCafe’ぶんぶん」があります。単なるカフェコーナーではなく、歴史講座やレコード・美術品鑑賞などの様々な催しが行われ、地元の人たちの交流の場として定着しています。

店内ではコーヒー等のドリンクのほか、地元亀山の紅茶「紅ほまれ」や、B級グルメ「みそ焼うどん」なども注文することができます。
その他の館内施設

大ホールへは正面の玄関ロビーから入りますが、それほど面積は大きくないうえに、グッズ販売スペース等も設置されるため、入退場時には観客でごったがえす感じになります。また、館内にコインロッカーはありません。

後方の客席は建物2階にあるので、ロビー奥の階段で移動します。

玄関ロビーの通路を隔てた先に市民ロビーがあり、喫茶コーナーや中央コミュニティセンターに続いています。

玄関ロビーと市民ロビーの中間には事務所があり、チケット販売等も行っています。

ホール内にカフェはないので、ドリンクが必要な場合は、市民ロビー側にある自販機で調達しておきましょう。
周辺施設
亀山エコータウン

亀山エコータウンは、1976(昭和51)年に開業した市内唯一の大型ショッピングセンターで、スーパーマーケットのスーパーサンシ(開業当初はジャスコ)を核店舗に、家電量販店の「エディオン」などの各種専門店(衣料品、飲食店、ホームセンターなど)が集積しています。

核テナントの1つ「エディオン」です。

会場との間を走る県道28号沿いには、ファミレスや飲食店が軒を連ねています。
とんかつ みそ家 亀山店

県道28号沿いにあるとんかつの店「みそ家 亀山店」です。エコータウンの敷地内にあり、会場にも近いので、ランチの場所の候補になります。
三重県を中心に展開するとんかつ店のチェーンで、店内はソファ席とテーブル席の構成で、半個室のようになっているので、落ち着いた雰囲気で食事を楽しめます。

メニュー表。ランチはキャベツ・味噌汁がお替り自由で、2,000円以下で楽しめます。

この日は串カツやロース・ヒレカツに茶碗蒸し等もがセットになった「みそ家御膳」(¥1,960)を注文。ソースや塩などタレの種類も豊富です。
カヤマ珈琲

エコータウンの2階ににある喫茶店「カヤマ珈琲」です。会場内のカフェコーナー以外では一番近い喫茶店になるので、時間調整に重宝します。

ドリンクメニューです。サイフォンで入れたコーヒーや各種ドリンク、デザートセットもあります。

フードは日替りランチ(¥800)のほか、カレーやスパゲティ・うどん・そばなどのメニューも豊富です。

店内はカウンターの他テーブル席もあり、地元の人を中心に賑わっています。

地元の伊勢「みたらし餅」(2本)とアイスコーヒーのセットをいただきました。
瑞宝軒

最後にJR亀山駅前にある和菓子屋「瑞宝軒(ずいほうけん)」を紹介します。江戸時代後期の旧東海道沿いに店を構えた「亀屋」が鉄道開通に伴い現在の地に移転した際、当時の駅長から命名されたのがはじまりとのことです。
銘菓「亀乃尾」(出典:瑞宝軒ホームページより)
創業当初からの銘菓で皇室への献上菓子としても知られる「亀乃尾」をはじめ、最近では洋菓子にも力を入れており、伊勢抹茶や和紅茶「べにほまれ」、伊勢神宮の奉納米「結びの神」の米粉などを使ったグルテンフリーのバウムクーヘン「龍の掌」が有名です。


リニューアルされた店内にはカフェコーナーが設置されており、銘菓とのドリンクセットを楽しめます。バウムクーヘンはしっとりハードタイプとふわふわのソフトタイプの2種類から選ぶことができます。

カフェでは、バウムクーヘンや亀乃尾とのセットメニューを注文できます。

プレーンバウムクーヘン(ハードタイプ)とアイスコーヒーのセットを注文しました。
施設概要・地図
所在地
三重県亀山市東御幸町63
アクセス
JR関西本線「亀山」駅下車 徒歩約7分
(JR名古屋駅から快速で約65分)
ホール
大ホール
総客席数:947席(ワンフロア)
(固定席850、移動席85、身障者席4、親子席8)
中央コミュニティセンター
最大収容人数:400名
公式サイト
https://kameyama-bunkakaikan.com/index.html