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不二羽島文化センター(岐阜・羽島)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【スカイホール・みのぎくホール】

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この記事の内容

初めて「不二羽島文化センター」のコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

立派な欧風の外観と音響が魅力の、岐阜・羽島の文化芸術活動拠点。
新幹線の駅からは、タクシーでの移動が便利です。

不二羽島文化センター(羽島市文化センター)は、1998(平成10)年、文化芸術活動と生涯学習の中核施設として、市民の森羽鳥公園(コスモパーク羽島)の隣りに開館しました。

2016(平成28)年に導入されたネーミングライツ制度により、地元の羽島市に本社を置く会社で、クリーンエネルギー事業や航空機、船舶のリース事業を手がける不二商事株式会社が権利を取得し、現在の愛称になっています。

欧風の外観が特徴的な建物内にはスカイホール(大ホール)とみのぎくホール(小ホール)の2つのホールがあるほか、絵画や写真などの展示会に利用できる展示室や会議室・リハーサル室・練習室も設置されています。

羽島市立図書館

また、建物内に中央公民館や隣接地に市立図書館もあり、それぞれの規模や設備を活かし、市民の文化芸術活動を支える重要な役割を果たしています。

地球温暖化の影響で年々気温が上昇し、熱中症のリスクが増大しています。会場は羽島市内の熱中症対策のためのクーリングシェルター指定暑熱避難施設)として指定され、一定の空調が確保され市民に開放されています。実際真夏の暑い日に訪れましたが、館内は空調が効いており、快適に過ごすことができました。

岐阜羽島駅と大野伴睦(おおのばんぼく)

大野伴睦先生御夫妻之像(駅前公園)

岐阜県羽島市と言えば、江戸時代の修行僧である円空(えんくう)上人や、現代ではプロ野球・読売ジャイアンツの吉川尚樹選手の出身地として有名ですが、個人的には昭和の政治家である大野伴睦(おおのばんぼく)氏のイメージが強い地域です。

「円空」生誕の地の碑(岐阜羽島駅前)
会場内にある吉川尚樹選手のポスター

東海道新幹線は、名古屋-京都間を関ヶ原回りで建設されましたが、当初はそれより南寄りの最短距離となる三重県の鈴鹿山脈を通るルートも検討されていました。しかし地盤の問題等もあり、実現が困難となりました。

代案のルート選定にあたり、工期短縮や費用節減の対策を検討した結果、米原-名古屋間を直線で結ぶルートとすることが決まり、また雪の多い米原地域の特性を考え、雪害対策として電車の待避を行う場所として、途中の岐阜羽島に駅を設置することになりました。

その際に、地元の政治家で義理人情に厚い大野伴睦氏が関係者の間を取り持ち、計画を予定した工期で完成させることに大きな役割を果たしました。そうした同氏の功績を称え、駅前の公園に夫妻で銅像が建てられたとのことです。

岐阜羽島駅は、新幹線の少し遠回りとなる不自然なルートや、都心の岐阜駅や大垣駅を経由しないこと、駅前に銅像まで建っていることなどから、地元に鉄道を敷くことの利権が絡んだ「政治駅」というイメージが一般的にありますが(私も正直これまでは何となくそういう認識でした)、今回ブログを書くにあたり調べた限りでは、実際は必ずしもそのような事情ではないということが分かりました。

夫妻の銅像は、岐阜羽島駅北口にある駅前公園の中に建っています。

銅像の横から今回の会場方面に伸びる県道206号は、同氏の名前である「伴」にあやかり、「睦(むつみ)通り」という別名が付けられています。

【岐阜羽島の謎】新幹線は政治駅なのか大野伴穆の噂と現状から考察 | 岐阜羽島.com

大野伴睦先生 御夫婦の像 | Gallery | 黒谷美術株式会社 – 銅像・胸像・モニュメント制作

不二羽島文化センターまでのアクセス

出典:不二羽島文化センター公式サイトより

会場の最寄り駅は、東海道新幹線の「岐阜羽島」駅、名鉄竹鼻線・羽島線の「羽島市役所前」駅・「竹鼻」駅の3つあります。

それぞれの駅から会場までのルートについて紹介します。

新幹線「岐阜羽島」駅からはタクシーで

岐阜羽島駅 北口

まずは東海道新幹線の「岐阜羽島」駅から。こだま号しか停車しませんが、ライブ遠征的に新幹線の駅からアクセスできるのはありがたいと思います。

駅からは会場までは約2.5kmあり、徒歩で行く距離ではありませんが、タクシーを使うと約5分程度で到着できます。料金は1,500円以内で済むと思います。

岐阜羽島駅の改札口です。

改札を出たら、右側の北口方面に移動しましょう。

タクシー乗り場は、北口を出てすぐ左側にあります。

ちなみに右側には、名鉄「新羽島」駅があります。

日中はだいたい数台が乗り場に待機しています。

会場へは、北口から続く県道206号(睦通り)と県道153号を経由し向かいます。

曜日とタイミングが合えばコミュニティバスも検討

岐阜羽島駅-会場間は、一応羽島市のコミュニティバス「はしまわる線」を利用することもできます。「右回り・左回り・中回り」の各コースで駅から2~3つ目の「文化センター」が最寄りの停留所で、1乗車100円・約6分で到着することができます。

出典:羽島市ホームページより

ただし、各コースの運行本数が「1日3往復程度」「日祝日運休」と心もとないので、正直活用余地は少ないと思います。

平日または土曜の公演で、タイミングが合えば、往復タクシーで向かう場合の片方をバスで代用するくらいの感覚でいいと思います。

名鉄竹鼻線を利用する場合

出典:名古屋鉄道㈱公式サイトより

名鉄竹鼻線・羽島線は、笠松競馬場で有名な名古屋本線の「笠松」駅から新幹線岐阜羽島駅に隣接する「新羽島」駅を結ぶ路線です。単線区間であり、名鉄沿線に住む人でもあまり利用しないマイナー路線の1つです。

名鉄岐阜駅
名鉄笠松駅

名鉄「羽島市役所前」駅・「竹鼻」駅からの徒歩ルート

会場まで徒歩で向かう場合、名鉄竹鼻線の「羽島市役所前」駅または「竹鼻」駅で下車して向かうことになります。それぞれの駅までの運賃と所要時間は以下の通り。

新羽島駅から
・羽島市役所前駅まで 約4分・片道210円
・竹鼻駅まで 約7分・片道240円
笠松駅から
・羽島市役所前駅まで 約17分・片道330円
・竹鼻駅まで 約15分・片道330円

会場までの所要時間は、羽島市役所前駅から約12分竹鼻駅から約15分とそれなりにかかります。両駅ともに、しばらく竹鼻線の線路に沿って進んだ後、県道151号岐阜・羽島線の交差点を横断して会場に向かいます。

「羽島市役所前」駅からの徒歩ルート

まずは、「羽島市役所前」駅からのルートです。

羽島市役所前駅に着きました。

ホームから改札口に向かいます。

改札を出て右側に進みましょう。

しばらく線路沿いに歩いていきます。

途中、後で紹介する竹鼻別院を右に見ながら進みます。

ダイソーの看板がある交差点・踏切まで来たら、左に曲がります。

しばらく道なりに移動し、県道151号との交差点を目指します。

やがて県道151号の交差点に差し掛かります。会場への案内標識も見えます。

イエローハットとマクドナルドを目印に、横断歩道を渡り直進します。

ほどなく市民公園の緑が見えたら、手前を右に曲がります。

公園沿いにしばらく進みましょう。

公園が途切れる角まで来たら、左に曲がります。

曲がった先に会場があります。お疲れさまでした。

ちなみに公園内をショートカットしてもOKです。

「竹鼻」駅からの徒歩ルート

続いて、「竹鼻」駅からのルートです。

竹鼻駅に到着しました。

改札を出て正面の道を進みます。

1つ目の側道を右に曲がりましょう。

しばらく道なりに進みます。

「逆川」「新橋」と書かれた橋を渡ります。

しばらく行くと竹鼻線の踏切があるので、渡った先を左側に進みましょう。

しばらく道なりに進みます。

少し開けた場所に出ました。県道151号はすぐ先にあります。

この交差点に横断歩道はないので、地下道で反対側に移動します。

渡った先を左に進みます。

やがて道の先に会場と隣りの図書館の建物が見えてきます。

そのまま進めば、会場前に到着です。お疲れさまでした。

駐車場

出典:不二羽島文化センター公式サイトより

各最寄り駅からの公共交通機関のアクセスはそれほど良いとは言えない会場なので、地元の人はマイカーで来場することが多くなります。

会場は名神高速の岐阜羽島I.C.から約8分で到着するので、自動車のアクセスとしては上々の立地にあります。

無料の専用駐車場は、会場や隣接する市民公園の周辺に全部で7箇所あり、合計530台を収容可能です。

第1駐車場(会場・図書館北)
第4駐車場(公園横)

個人的なおすすめは第3駐車場(87台収容)です。会場のすぐ脇にあり、道を挟んで会場までの屋根付きの通路が確保されており、天気の悪い日も傘をさす距離が短くて済みます。

第3駐車場(会場東側)

不二羽島文化センターはこんな所

出典:不二羽島文化センター公式サイトより

会場は公園の向かいにある正面入口から入ります。入った先にはメディアカーニバルという円形の広場のようなロビーがあり、イベントやコンサートも開かれています。

メディアカーニバル(ロビー)
インフォメーション

館内はメディアカーニバルを中心に、正面入口(南)側に喫茶展示室インフォメーション、楽屋入口(北)側に自動販売機コインロッカー(無料)が設置されています。

展示室「円空」
会議室兼休憩所(建物2階)
自動販売機とコインロッカー
ロッカーは100円返却式です

スカイホール(大ホール)みのぎくホール(小ホール)のエントランスは、建物2階にあります。

スカイホール エントランス
みのぎくホール エントランス

スカイホール(大ホール)

メインとなるスカイホール(大ホール)の総客席数は1,290席で、1階席と2階席の二層構造です。

音楽コンサートや演劇、講演会など様々なイベントに利用されていますが、音楽を主目的とした設計がされており、その音響の良さに定評がある会場です。

1階ホールのホワイエです。明るく開放的な空間で、奥に演者のグッズ販売スペース等も設置されます。

一角には一応カフェコーナーの設備もありますが、最近は営業していないような雰囲気でした。

2階ホワイエは1階ホワイエの上にありますが、ほぼ通路という感じです。

ただし、階段を上がった所に休憩スペースが設置されています。

スカイホール内にもコインロッカーがあります。ロビーよりも大きなサイズのものもあります。

こちらのロッカーも同じく100円返却式の無料タイプです。クロークがないので、その代わりになりそうです。

1階席

1階席の総画席数は995席で、「あ」列から「へ」列までの29列あります。途中、「さ」列(11列目)と「し」列(12列目)の間に中央通路が設置されています。

さ列~し列間の中央通路
さ列(11列目)後方からの眺め

車いす席を設置するは、「さ」列の1番から6番が取り除かれ、4席分が確保されます。通路前方の傾斜は緩やかで、最前のあ列からお列付近は、段差のないフラットな構造です。

車いす席
通路前方の傾斜状況

最前列とステージの間は、比較的余裕のある距離になっています。

最前列(あ列)付近
最前列からの眺め

通路後方は座席ごとに段差が付けられ、前方に比べ傾斜は強めになっています。また、通路後方最前列の「し」列と通路の間には、レンガ調の柵が設けられています。

通路後方の傾斜状況
し列(12列目)付近

2階席

2階席の総客席数は245席で、1階席からの続きで「ほ」列から「や」列までの7列あります。間に通路はなく、1列35席ずつ、等間隔で並んでいます。

2階席の傾斜状況
最後列(や列)からの眺め

最前列の前には木製の格子状の柵が設置されています。前かがみになると若干視界が遮られるので、背もたれに背中を付けて、姿勢よく鑑賞すれば問題ないと思います。

2階最前列(ほ列)付近
最前列からの眺め

バルコニー席

2階の左右両サイドは、BL席・BR席として1列につき25席ずつ、計50席バルコニー席が設置されています。

BR席16番~20番付近
BR席1番~9番付近

2階スタンド席より1段低くなったところから、10席(16~25番)・6席(10~16番)・9席(1番~9番)の3ブロックに分かれて配置されており、ステージに近づくほど高さが低い位置になります。

スカイホール 座席表

出典:不二羽島文化センター公式サイトより

座席

1階席
2階席

座席はピンク色の座面・背もたれに木製のひじ掛け・基礎の組合せです。背もたれは背中部分に少しカーブしたスリットが入っているデザインです。2階席は、背もたれの基礎部分が若干伸びたハイバック仕様になっています。

みのぎくホール(小ホール)

出典:不二羽島文化センター公式サイトより

みのぎくホール(小ホール)の総客席数は384席のワンフロア構造のホールで、「あ」列から「せ」列までの14列あります。途中、「く」列(8列目)と「け」列(9列目)の間に中央通路が設置されています。

前方の「あ」列から「え」列までの4列と、通路前最後方の「く」列右端の4席は可動席で、それぞれ前舞台設置時や車いす席設置時(3席分)には取り外されます。その他、最後列の右後方に親子室も設置されています。

みのぎくホール 座席表

出典:不二羽島文化センター公式サイトより

喫茶「ミセル・マムマム」

正面入口のすぐ左側に位置する場所には、喫茶「ミセル・マムマム」があります。L字型の店内に、テーブル席が54席配置されています。

キッズスペース
テーブル席

また、県内最大を目指すほど広くて明るいキッズスペースをはじめ、授乳室おむつ交換台も備えており、小さなお子様とゆったりお食事を楽しめる環境が整っています。

ピラフ・カレー、スパゲティ、サンドイッチ等の軽食のほか、アイスクリームなども取り扱っています。

暑い日でしたので、コーヒーフロートを頼みました。

https://hashima-kousha.gifu.jp/mammam

周辺施設

市民の森 羽島公園(コスモパーク羽島)

アクセスルートでも出てきましたが、会場の向かいには、市民の森 羽島公園コスモパーク羽島)が広がっています。

約2ヘクタールの敷地に、サクラ・ツバキなど四季折々の花木が植えられており、施設内は万葉庭園・俳句庭園・利休庭園・椿庭園に区画されています。

「コスモパーク羽島」のモニュメント
噴水広場

芝生広場・遊具・噴水などもあり、羽島市民の憩いの場になっています。

コスモパーク羽島(市民の森羽島公園) | 羽島市観光協会

竹鼻別院

名鉄竹鼻線からのルートの途中に出てきた「竹鼻別院」は真宗大谷派の寺院で、元は戦国時代の「御坊」として周辺の寺を統括していましたが、二度の火災を経て、1760(宝暦10)年に現在の場所へ移転し、1886(明治19)年に現在の名称に改称されました。

本殿
樹齢300年以上の藤棚

樹齢300年以上といわれる「竹鼻別院のフジ」(県指定天然記念物)で有名で、毎年4月中旬~下旬には「美濃竹鼻ふじまつり」が開催され、境内にある藤棚の下では、抹茶コーナーや模擬店、撮影会等、各種イベントが行われます。

竹鼻別院前には、羽島市歴史民俗資料館・羽島市映画資料館もあります。羽島の竹ヶ鼻城・美濃路の歴史や地元のまつりなどの民俗芸能に関する展示があります。

資料館の敷地内に竹鼻城跡の石標が立っています。竹鼻城(竹ヶ鼻城)は羽柴秀吉による水攻めや関ヶ原の戦いの前哨戦の舞台として知られてます。

美濃竹鼻ふじまつり | 羽島市観光協会

旬菜健美 正扇(しょうせん)

会場の北側、第1駐車場の隣りに店を構えるのが、「旬菜健美 正扇(しょうせん)」です。同じ羽島市にあるれんこん料理で有名な「竹扇」の分店で、定番の「れんこんカツ丼」や「れんこん蒲焼丼」などで有名です。

れんこん料理やカロリー控えめのヘルシー定食などの店として、地元グルメの牽引役となっています。

メニュー表。れんこん関係だけでたくさんのバリエーションがあります。

この日は定番の1つの「れんこん蒲焼丼定食」(¥935)を注文。蒲焼はれんこんをつみれ状にしたもので、思ったよりあっさりしていて美味しかったです。

店内には取材等で訪れた芸能人やマスコミ関係者のサイン等も飾られていました。

正扇 | 羽島市観光協会

マクドナルド 羽島店

名鉄羽島市役所前駅からのアクセスルートで出てきた県道151号線の交差点にある「マクドナルド 羽島店」です。

ロードサイド店舗なのでドライブスルー完備、営業時間も写真のとおり、朝早くから夜遅くまでやっているので、時間を気にせず利用できます。

施設概要・地図

地図