ハイスタッフホール(観音寺市民会館)(香川・観音寺)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【大ホール・小ホール】

初めてハイスタッフホール(観音寺市民会館)へコンサートに訪れる人を対象に、会場までのアクセスや施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。

「銭形」の街・観音寺にある奇麗なホール。
周辺に「映え」スポットも多く、レンタカー等で観光も楽しめます。情報盛りだくさんでお届けします。
ハイスタッフホール(観音寺市民会館)は、2017(平成29)年にオープンした、香川県の観音寺市にある多目的施設で、最新の設備を備えた2つのホール(大ホール・小ホール)を中心に、地域の文化活動の拠点となっています。
ホール以外の施設では多目的ホール、スタジオ、会議室、和室、リハーサル室などがあり、練習や会議、ワークショップなど幅広く利用されています。
2017年の開館当初からネーミングライツ(命名権)制度が採用されており、地元の観音寺市に本社を置く労働者派遣事業や業務請負などを行う「株式会社ハイスタッフ」がパートナー企業となり、ハイスタッフホールという愛称で呼ばれています。
香川の西南部・観音寺(かんおんじ)市
出典:観音寺市公式サイトより
観音寺市は四国の香川県の西南部にあり、西の愛媛県、南の徳島県と県境を接する場所に位置しています。地名の読み方は「かんおんじ」で、観音(かんのん)様と異なる点に注意が必要です。

観音寺は「銭形」の街として知られています。銭形といっても、時代劇の「銭形平次」でもルパン三世の「銭形警部」でもなく、お金そのものの「寛永通宝(かんえいつうほう)」の古銭を指します。




後ほど紹介するサンドアートの「銭形砂絵」をはじめ、街中いたるところで「寛永通宝」のマークを見かけます。
ハイスタッフホールまでのアクセス

会場の最寄り駅はJR予讃(よさん)線の観音寺駅。特急停車駅であり、JR高松駅や岡山駅までそれぞれ約1時間の距離にあります。
ライブ遠征を考える場合、新幹線で岡山駅まで向かうのが基本となります。
その他、高速バス路線で、関西地区(大阪・神戸)からJR四国バス「観音寺エクスプレス」が運行しています。
【公式】観音寺エクスプレス号 <時刻表/料金/予約>観音寺・三豊・善通寺・坂出⇔神戸・大阪
ここでは、新幹線岡山駅からJR観音寺駅までの鉄道ルートと、JR観音寺駅から会場までの徒歩ルートを紹介します。
新幹線岡山駅からの鉄道ルート

まずは新幹線で岡山駅に着いた場合のルートについて説明します。各方面から岡山駅までの所要時間と指定席利用料金は、以下のとおりです。
東京駅から 約3時間15分 17,970円
名古屋駅から 約1時間40分 11,810円
新大阪駅から 約45分 6,660円
広島駅から 約36分 6,660円
博多駅から 約1時間45分 13,570円
岡山駅まで片道2時間以内で到着するのは、名古屋以西の地域になります。

まずは新幹線岡山駅のホームから、在来線への乗り継ぎ改札を目指しましょう。

案内に従い、乗り換え口に進みます。

行き先表示板を確認。6番線から出る特急しおかぜ号(松山行き)に乗車します。

コンコースを通り、6番線に移動します。

5・6・8番線は特急しおかぜ号や快速マリンライナーなど、四国方面に向かう特急列車の出発ホームになっています。

特急しおかぜ号の車両です。みかんの産地である愛媛県の松山方面に向かうせいか、オレンジ色のラインが入っています。

しおかぜ号の車内です。

新幹線よりもボリュームのあるしっかりしたシートで、座り心地は快適でした。




JR観音寺駅から会場までの徒歩ルート

観音寺駅から会場までのアクセスルートはいたってシンプル。駅の改札を出て前の道を北上するだけでOKです。所要時間は徒歩約3分です。












駐車場

レンタカー等を利用する場合、駐車場は専用駐車場(379台)と隣接する市営駐車場(168台)があり、いずれも無料で利用可能です。
車を利用する場合の最寄りの高速出口は、高松自動車道の「さぬき豊中IC」または「大野原IC」で、それぞれで下車後約15分で到着します。


ハイスタッフホールはこんな所
西讃地区最大規模・1,200席の大ホール

大ホールの総客席数は1,200席で、西讃地区最大の規模を誇ります。1階席と2階席の二層構造です。
座席や壁面に木材がふんだんに使われており、木の香りとぬくもりが感じられるホールで、座席の前後は千鳥配置になっており、前の人の頭で視界が遮られにくい工夫が施されています。
1階席

1階席の総客席数は858席で、メイン部分の客席はA列からX列までの24列あり、途中、I列(9列目)とJ列(10列目)の間に中央通路があります。


通路前方の座席間の傾斜は緩やかで、5列目から段差が1段分付けられています。




1階席後方は、前方よりも傾斜が付けられており、座席間は段差2段分の高低差があります。


最後列後方の扉を出たところに、親子室と建物2階のメインフロアがあります。


1階バルコニー席(建物2階)

建物の2階部分にあたる左右にバルコニー席(L・R)が11席ずつ計22席あります。


なお、車椅子席は、建物1階と2階の左右の扉付近にあたるI列(9列目)とX列(24列目)の左右両端に計8席分確保されています。


2階席

2階席の総客席数は342席で、メイン部分の客席は2A列から2H列までの8列あります。中央通路はなく、最前列から最後列まで同じ傾斜になっており、1階席よりも高低差が付けられています。



車椅子席は、建物3階の左右の扉付近にあたる2H列(8列目)の左右両端に計4席分確保されています。


2階バルコニー席(中3階)

1階席同様、建物の中3階部分にあたる左右には、バルコニー席(L・R)が20席ずつ計40席あります。高さは2A列と同じ位置になります。



大ホール 座席表
出典:ハイスタッフホール公式サイトより
座席

座席は席ごとに異なる茶色系統のグラデーションの座面・背もたれと、木製のひじ掛け・基礎の組合せで、適度なクッション性と硬さで座り心地は上々でした。
メイン客席部分の背もたれの基礎は、ブロックごとに連なった形式で、隣りの席との境目がないのが特徴です。また、2階席は若干のハイバック仕様になっています。


国内外でも珍しい石積み壁の小ホール
出典:ハイスタッフホール公式サイトより
小ホールの総客席数は334席で、ワンスロープの構造です。座席はA列からS列までの19列あり、途中F列(6列目)とG列(7列目)の間に中央通路が設置されています。通路前方に比べ、通路後方の傾斜は強めになっています。
ホールの特徴として、側壁に地元香川県産の庵治石(あじいし)を採用した国内のみならず海外でも珍しい石積み壁のホールで、クラシックのリサイタルやアンサンブルの演奏会等での演奏に適した音響設計になっています。
小ホール 座席表
出典:ハイスタッフホール公式サイトより
館内施設

正面玄関を入ったところにあるふれあいロビーは、会場内の各施設に通じており、ロビーコンサートも開催できるようなレイアウトになっています。








大ホールと小ホールは通路でつながっており、階段を上がって右側が大ホール、左側が小ホールに続いています。


周辺施設
会場周辺のカフェ・グルメスポット
中華そば 源平

「中華そば 源平」は、会場の西側の通りをもう一本隔てた「観音寺市三架橋」交差点の角にある、町中華の地元人気店です。駅からも近く、小ぢんまりとした店ですが、レンタカーで訪れても、お店周辺に駐車場が複数確保されています。


Wing café

会場周辺のカフェとして「Wing café(ウィングカフェ)」を紹介しておきます。会場西側の通りの北側にある交差点の角にある、江戸時代創業の指寅(さしとら)タンス店の2階にあります。




家具サロン指寅・カーテンギャラリーウイング | 創業安政元年 家具|インテリア|カーテン|ブラインド
骨付き鳥 観音寺

観音寺駅から会場までのアクセスルートで出てきた「ホテルサニーイン」の1階には、ご当地グルメを提供する「骨付き鳥 観音寺」があります。
香川でさぬきうどんの次に有名な地元のソウルフードが、この「骨付き鳥」です。しっかりとした歯ごたえの「親どり」と、ふっくらと柔らかい肉質の「若どり(ひな)」の2種類があります。


前泊して夕食で訪れましたが、骨付き鳥のほかにも、地元名産の乾きものやお酒も充実していて、美味しかったです。
https://sunnyinn-kanonji.foodre.jp/?utm_source=gbp&utm_medium=organic&utm_contents=website_link
琴弾公園・銭形砂絵

琴弾(ことひき)公園は、瀬戸内海を臨む有明浜に面した、約48haの広さを誇る瀬戸内海国立公園にも含まれる名勝で、中核をなす琴弾山(ことひきやま)の山頂や山麓には、名所旧跡が点在しています。
銭形砂絵

その代表的な名所が、東西122m、南北90m、周囲345mの巨大な砂絵である「銭形砂絵(ぜにがたすなえ)」です。


冒頭で紹介した「寛永通宝」を模した銭形で、1633(寛永10)年、藩主の生駒高俊公が領地を巡視に来た際、地元の領民が一夜で寛永通宝の砂絵を作り上げたエピソードがその由来となっています。


この砂絵を見れば健康で長生きし、お金に不自由しないといわれています。春と秋の年2回、参加者を募って「砂ざらえ」を行い、メンテナンスが行われています。
琴弾八幡宮

公園入口の大鳥居から381段の階段を登ったところに本殿があるのが、琴弾八幡宮(ことひきはちまんぐう)です。創建は703(大宝3)年とされ、源義経が源平合戦の際に奉納したといわれる「木乃鳥居」など、貴重な史跡が数多く保存されています。


高屋神社・天空の鳥居

高屋神社は、観音寺市内にある標高約400mの稲積(いなづみ)山の頂上にその本宮がある神社です。特徴は何といっても、本宮から観音寺市街地と雄大な瀬戸内海が一望でき、鳥居越しの絶景は「天空の鳥居」として、四国八十八景の選出されているほどです。


アクセス方法としては主に、ふもとの下宮から山道と270段ある石段を登る方法(下宮から本宮まで徒歩約50分かかります)と、車で山頂の駐車場まで行く方法があります。
ただし、土・日・祝日や人手が多く見込まれる期間は車が込み合うため、期間中の昼間帯(午前10時00分から午後6時30分まで)は山頂行きのシャトルバスが運行され、一般車両の運行が禁止されています。
出典:(一社)観音寺市観光協会HPより
シャトルバス乗り場は先ほど紹介した琴弾公園内(有明グラウンド前)にあります。運行本数は1時間に約2本で、乗車料金は往復で大人1,500円、山頂までの所要時間も25分と結構かかります。


高屋神社(天空の鳥居)へのシャトルバスの運行について – 観音寺市
おすすめは車両規制のかからない早朝(午前10時まで)にレンタカーでアクセスし下山する方法です。比較的空いており、早めに済ませることで、他の観光スポットを回る時間が確保できます。私もこの方法で今回サクッと回ることができました♪


駐車場から本宮までは約150mですが、本宮までの歩道は急な坂道(ホントに急斜面で疲れます)になっているので、歩きやすい靴で行きましょう。
世界のコイン館・大平正芳記念館

琴弾公園の南側、財田川のほとりにある「道の駅 ことひき」内には、「世界のコイン館」と「大平正芳記念館」があります。
「世界のコイン館」は銭形にちなんで、1988(昭和63)年に有志の市民によって作られたミュージアムです。その2階には「大平正芳記念館」があり、第68代・69代内閣総理大臣を務めた大平正芳氏の政治家としての足跡を、様々な写真や資料とともに紹介しています。
入館料は世界のコイン館、大平正芳記念館 の2館共通で大人300円とリーズナブルです。 入場券は道の駅の売店で購入することができます。
世界のコイン館

「世界のコイン館」は銭形にちなんで、1988(昭和63)年に有志の市民によって作られたミュージアムです。


館内には125か国、約2,000点のコインや各国の貨幣、古い貨幣も展示されており、お金の歴史や大切さなどが、イラスト入りの説明等で解説されています。
大平正芳記念館

大平氏は1910(明治43)年に香川県三豊郡和田村(現観音寺市)で生まれ、池田勇人元首相の秘書官を経て、政治家となりました。その後、田中角栄内閣では外務大臣として日中国交正常化の歴史的大事業を実現させ、その後も田中・三木両内閣の大蔵大臣として財政運営に挑みました。


「讃岐の鈍牛」「アーウー宰相」と呼ばれ、田中角栄氏をはじめとする「三角大福」が覇を競った自民党派閥政治時代の全盛期に派閥の領袖を務めた政治家の一人で、1978(昭和53)に第68代内閣総理大臣に就任し、田園都市国家構想や環太平洋連携ビジョンなど、行財政改革に取り組み、「小さな政府」の実現につとめました。
ニッショーホールの記事での虎の門病院のエピソードでも紹介しましたが、派閥抗争のさなかに行われた衆参同日選挙中に病に倒れ、1980(昭和55)年に逝去されました。
香川県選出の政治家と言えば、令和の世では国民民主党の玉木雄一郎代表や、立憲民主党の小川淳也代表が有名ですが、私が子供の頃の昭和の時代は、やはり自由民主党の大平正芳元首相が思い浮かびます。
氏の政治信条である「楕円の哲学」など、個人的に共感する点の多い、私が尊敬する政治家の一人です。
神恵院 観音寺(じんねいん かんのんじ)

琴弾公園の周辺にある神恵院 観音寺(じんねいん かんのんじ)は、神恵院を第68番札所、観音寺を第69番札所とする、四国八十八箇所霊場の中で唯一の、一寺二霊場のお寺です。




巡礼はしたことがないので何とも言えませんが、1か所で2つの霊場を訪れることができるので、四国のお遍路さん的には効率がいい霊場ではないでしょうか。私が訪れた時も、読経をあげているグループを何組か見かけました。
神恵院(じんねいん)という読み方もさることながら、観音寺(かんおんじ)市にある観音寺(かんのんじ)ということで、非常に紛らわしい名前ですね…。

神恵院 観音寺|四国霊場で唯一の一寺二霊場 – 観音寺市観光協会
Café 梧桐庵

お寺の境内の一角にあるカフェ「梧桐庵(ごどうあん)」(これも読みにくいですね)は、神恵院・観音寺の境内にあるお休み処で、いわゆる「寺カフェ&お遍路グッズ」の店です。


寺cafe&遍路グッズ 梧桐庵|お遍路さんを真心こめておもてなし – 観音寺市観光協会
ちょうさ会館

観音寺は秋祭りが盛んな地域としても有名で、毎年10月には各町村から「ちょうさ」という布団を屋根にあしらった屋台が繰り出し練りを競う勇壮な祭りが開催されます。
観音寺市の豊浜町にある「ちょうさ会館」では、実物の「ちょうさ」が展示されているほか、祭りの歴史やちょうさの組立て工程、300インチの巨大スクリーンでの映像上映など、祭りのすべてを体感できる施設です。


父母ヶ浜(ちちぶがはま)

観音寺市の隣りの三豊(みとよ)市には、「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」があります。
出典:三豊市観光交流局公式サイトより
元々は約1kmのビーチが広がる地元の海水浴場ですが、潮が引いた干潮時の夕暮れに、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のような写真が撮れる「映え」スポットとして話題になり、観光名所になっています。



【公式】父母ヶ浜(ちちぶがはま)おすすめ時間と絶景写真の撮り方 | 三豊市観光交流局


うまじ家 豊浜店

香川県ということで、さぬきうどんの店も1点紹介しておきます。「うまじ家 豊浜店」は、JR観音寺駅の1駅隣りにあるJR豊浜駅から徒歩約15分、ちょうさ会館から車ですぐ、一の宮公園近くの場所にある人気店です。

かけうどん(小)¥380~

施設概要・地図
所在地
香川県観音寺市観音寺町甲1186−2
アクセス
JR観音寺駅下車 徒歩約3分
ホール
大ホール 総客席数:1,200席
・1階席:858席
(固定席828、バルコニー席22、車椅子席8)
・2階席:342席
(固定席298、バルコニー席40、車椅子席4)
・親子室:1室
小ホール 総客席数:334席
・固定席326席、車椅子席8席
・親子室:1室
公式サイト
https://www.kanon-kaikan.jp/






