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コンサートホール PR

サントミューゼ(上田市交流文化センター)(長野・上田)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【大ホール・小ホール】

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この記事の内容

初めてサントミューゼ(上田市交流文化センター)のコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

真田氏ゆかりの地に建つ美術館併設の市民交流拠点。
東京からは北陸新幹線で一本ですが、関西や名古屋からは結構な長旅になります。
観光・グルメ情報盛りだくさんでお届けします。

サントミューゼ上田市交流文化センター)は、日本たばこ産業上田工場の跡地に2015(平成27)年に開業した市民の交流文化施設で、今回紹介するホール(上田市交流文化センター)と美術館(上田市立美術館)を中心に構成されています。

「サントミューゼ」は公募によりに採用された愛称です。応募者によれば、「サント」は絹の素材を蚕(かいこ)の繭から取る繊維業が盛んだった「蚕都上田」の「蚕都(さんと)」、「ミューゼ」は音楽(Music)や美術館(Museum)の語に関連する「ミューズ(Muse)」から取ったとのことです。

芸術とふれあい、人々が交流する場として整備され、2025年で10周年を迎えました。開業時にはその独自のデザインが評価され、中部地方における優れた建築に贈られる「中部建築賞」を受賞しており、以来、地域の文化拠点としての役割を果たし続けています。

サントミューゼまでのアクセス

最寄り駅は「上田」駅

出典:(一財)信州上田観光協会公式サイトより

最寄り駅は北陸新幹線・しなの鉄道・上田電鉄が乗り入れている上田駅です。

しなの鉄道はもともとJR在来線の信越本線軽井沢駅~篠ノ井駅)でしたが、1998年長野オリンピックの開催に合わせて長野新幹線(現:北陸新幹線)が開業したことに伴い、ここ上田市に本社を置く第三セクターとして経営移管されました。

上田電鉄は、上田駅から地元の温泉地である別所温泉駅までを結ぶ「別所線」を運行しているローカル線です。今回のアクセスでは触れませんが、別所温泉近くに宿を予約した場合等に利用する機会があるかもしれません。

上田電鉄 上田駅
路線図・時刻表

北陸新幹線の停車駅なので、東京や長野・金沢からのアクセスは、「はくたか」号や「あさま」号で一本と良好ですが、関西や名古屋方面からは、いったん東海道・山陽新幹線で東京駅まで行くか、JR在来線の特急や高速バスを乗り継ぐ必要があり、結構な長旅になることを覚悟する必要があります。

主な拠点からの所要時間は、乗り換え時間を含め最短で東京から約1時間30分、仙台から約2時間30分、名古屋から約3時間30分、大阪から約4時間30分といったところです。

上田駅までの鉄道アクセス

本ブログでは、東京駅からの北陸新幹線によるルートと、名古屋駅からJR在来線・しなの鉄道を乗り継ぐルートについて紹介します。

東京駅からの北陸新幹線ルート

北陸新幹線

まずは最もシンプルな、東京駅から北陸新幹線で上田駅まで行くルートの紹介です。

北陸新幹線はJR在来線側のホームから出発します。

停車駅の少ない「かがやき」号は上田駅に停まらないので、23番線から出る「あさま」号を利用します。

「あさま」号の長野行きです。

自由席(指定席)の車内です。

所要時間約1時間30分で上田駅に到着しました。

改札は1か所なので、ホームを下りて移動しましょう。

名古屋駅からのJR在来線・しなの鉄道乗り継ぎルート

特急しなの号

続いて、今回私が実践した名古屋駅からのルートを紹介します。

JR在来線で特急「しなの号」に乗り、中央本線篠ノ井線を経由して、終点長野駅の手前の篠ノ井駅しなの鉄道に乗り換えた後に、上田駅を目指します。

しなの号の車中です。

篠ノ井駅まで約2時間50分の長旅です。

ようやく篠ノ井駅に到着しました。

1番線に移動し、「軽井沢」方面の電車に乗り換えます。

篠ノ井駅から上田駅までは8駅・約30分の道のりで、運賃が片道580円です。

しなの鉄道線の切符を買うため、いったん改札の外に出ます。

2025年3月現在、篠ノ井駅は交通系ICカードの非対応駅なので、現金で購入します。

久しぶりに磁気券の切符を購入しました。

1番線に移動。3月ですが少し雪も残っていて寒い日でした。

しなの鉄道の車両が到着しました。

車内はクロスシートとロングシートの混成車両です。

出発から約30分で、上田駅に到着しました。

改札は1か所です。改札機はなく、駅員が直接切符を回収します。

出たところの案内表示を確認。お城口温泉口があり、一応会場へは温泉口の案内で出ていますが、後述するようにどちらからでも行けます。

関西からは高速バス利用が可能

出典:近鉄バス㈱公式サイトより

関西から上田へ向かう場合は鉄道のほか、近鉄バス㈱が地元の千曲バス㈱と共同で夜行バス「千曲川ライナー」を運行しています(1日1往復)。

バス停は京都駅(八条口)大阪駅前(地下鉄東梅田駅)のほか、あべのハルカス(天王寺駅)やなんばOCAT(JR難波駅)からも利用することができます。

運賃は曜日や時期により異なりますが、片道5,000円から10,000円です。

京都駅(八条口)のりば
大阪(東梅田)駅のりば
出典:千曲バス㈱公式サイトより

大阪・京都-上田・小諸・軽井沢の高速バス路線情報|近鉄バス株式会社 – 高速バス、路線バス、空港バス、貸切バス –

高速バス:京都・大阪線:時刻表 – 千曲バス株式会社

上田駅から会場までの徒歩ルート

さて、様々な経路で上田駅に到着した後の、会場までの徒歩ルートについて紹介します。上の図のように、上田駅には「温泉口」と「お城口」の2つの出口がありますが、どちらからも向かうことができるので、それぞれの道中を紹介します。

温泉口からのルート

上田駅 温泉口

先ほどの案内にも書かれていた「温泉口」から紹介します。新幹線・しなの鉄道の線路と千曲川の間を進むようなルートになります。

しなの鉄道の上田駅改札前からスタートします。

「温泉口」と書かれた案内を目印に、通路を移動していきます。

通路終端にある階段またはエレベーターで地上に下ります。

温泉口に出ました。

会場名が記載された赤い矢印の標識があるので、その方向に移動します。

進んだ先の交差点をに曲がります。横断歩道は渡っておきましょう。

ここからはほぼ道なりです。奥に上田電鉄別所線の高架が見えます。

高架下を抜けて、そのまま直進していきます。

上田警察署入口」交差点まで来ました。奥にアリオ上田の看板が見えます。

交差点を渡り、アリオ上田を右に見ながら進めば、会場はもうすぐです。

左側に会場の建物があります。上田駅からの所要時間は約7分です。

会場入口は少し奥に進んだ先にあります。お疲れさまでした。

お城口からのルート

上田駅 お城口

次に反対側の上田駅「お城口」からのルートを紹介します。北陸新幹線で来た人はお城口の方が新幹線の改札に近いので、こちらの方がスムーズに進めると思います。

新幹線の改札前からスタートします。

出てすぐの案内表示に従い、右側のお城口方面に進みましょう。

ほどなくお城口に出ました。

バスロータリー左側に続く歩道に沿って移動します。

ちなみにすぐ近くの2番乗り場のバス停から、会場との間に停まる「アリオ上田」行きが出ています。

1日8~9本、駅から遠くないので、時間が合えばという感じの手段です。

そのまま進むと、温泉口同様の赤い案内表示があるので、に曲がりましょう。

曲がった先は「天神商店街」になっています。

アーケードはありませんが、飲食店やホテルが並んでいます。

今回私が泊まった「上田駅前ロイヤルホテル」(ルートイン系)もここにあります。

そのまま商店街の先まで進んでいきます。右に後で紹介する甘味処「雪屋Conco」があります。

突き当りまで来ると、県道77号の前に出るので、に曲がりましょう。

その先の鉄道の高架下をくぐり、先に進みます。

ほどなくアリオ上田の看板が見えてきました。

温泉口からのルートで紹介した「上田警察署入口」交差点に着きます。

会場はここから右に曲がった先にあります。お疲れさまでした。

サントミューゼはこんな所

大ホール

大ホールの総客席数は車いすスペースを含め1,530席で、1階席と2階席・3階席の二層のバルコニー席を合わせた三層構造です。

オーケストラコンサートやオペラ・ミュージカル、古典芸能まで多種多様な芸術に利用可能な設備を備えています。客席と舞台までの最大視距離は31mで、観客と舞台の一体感が感じられるよう設計されています。

1階席

出典:サントミューゼ公式サイトより

1階席の総客席数は994席で、1列から27列まであります。途中、13列と14列の間に中央通路が設置されています。

13列~14列間の中央通路
通路後方の傾斜状況

前方にオーケストラピットを設置する場合、1列から6列までの146席が撤去され、総客席数は848席になります。

今回訪れた公演はオーケストラピット上にステージがせり出す構成になっていたので、最前列は7列でした。

7列~8列付近
オーケストラピット(1列~6列)

段差はオーケストラピット利用時の最前列となる7列の後ろから設置されており、中央通路を挟んで後方にかけては、より高低差が付けられています。

8列目以降の段差
ステージ側から見た後方の傾斜状況

なお、車いす席は中央通路手前の13列の左右両端と、最後列の27列の左右ブロックの中央寄りの計4か所に8席分確保されています。

27列右ブロック設置の車いすスペースからの眺め

2階席・3階席

現地の写真がなくて申し訳ないですが、2階席の総客席数は274席3階席の総客席数は254席で、ともに1列から14列まであります。

2・3階席のせり出し部分及びバルコニー席
出典:サントミューゼん公式サイトより

座席のうち、1列から10列まではホールのサイドにせり出して設置されているほか、1列より前方のステージに近い先端に、バルコニー席(L席・R席)がそれぞれ5席ずつ計10席設置されています。

大ホール 座席表

出典:サントミューゼ公式サイトより
出典:サントミューゼ公式サイトより
出典:サントミューゼ公式サイトより

座席

大ホールの座席は、茶色をメインに緑のストライプの入った柄の座面・背もたれと茶色とオレンジのツートンカラーのひじ掛け・基礎の組み合わせです。

クッションの厚みは適度に確保されており、体の曲線にもフィットする感じで座り心地は上々でした。

館内施設

大ホール内は1階席フロアにあたる建物2階にメインホワイエがあります。十分な広さがあり、スペースの一角で演者のCD等のグッズ販売等も行われます。

開場時間になったら、建物1階から2階へ移動します。

2階のエントランスからメインホワイエに入ります。

ホワイエ一角にはインフォメーションコーナーのような施設がありますが…。

裏側はカフェコーナーになっています。

メニュー表です。追加等で修正箇所が目立ちますが(笑)、1階にある「ロジェカフェ」(後述)と同じ運営元です。

この日は地元(軽井沢)のクラフトビール「よなよなエール」を注文しました。

コインロッカーは1階の階段横にあるので、使用する際は入場前に済ませましょう。

こちらは建物3階にある2階席のロビー(というより通路)です。

小ホール

出典:サントミューゼ公式サイトより

小ホールの総客席数は320席で、1階席と2階バルコニー席の二層構造です。

左右に袖舞台を備え、コンサート利用時には仕切り壁が音響反射板としての役割を果たす設計になっています。

1階席の総客席数は284席で、1列から15列まであります。座席間を隔てる通路はなく、車椅子スペースは最後列(15列)の左右に2席ずつ計4席分確保されています。

8列目付近からの眺め
座席間の傾斜状況

2階バルコニー席の総客席数は84席で、L席(16席)・R席(16席)・C席(52席)に分かれています。C席はステージ後方ではなくステージ周りに配置されており、L席・R席のバルコニー席と異なり、背もたれのないタイプの形状になっています。

小ホール 座席表

出典:サントミューゼ公式サイトより

座席

出典:サントミューゼ公式サイトより

小ホールの座席は赤色の座面・背もたれと濃茶の木製のひじ掛け・基礎の組み合わせです。直接座っていないので分かりませんが、構造的には大ホールのものとほぼ同じと考えていいと思います。

ロジェカフェ(Roger Cafe)

会場1階のコンコース内の、大ホールと小ホールの中間の場所にあるカフェ「ロジェカフェ」です。営業時間は10:00~15:00なので、開演前の利用がメインになるかと思います。

コーヒーやハーブティー、パフェ類などの他、ランチメニューとしてカレーやサンドイッチ等も取り扱っています。

この日は美術館の企画展とのコラボ商品として販売されていた、抹茶アイスとコーヒーのセットにしました。

上田市立美術館

コンサートホールとともに、サントミューゼを構成するメイン施設の1つが上田市立美術館です。

コンコースに面した1階には、市民が気軽に利用できるアトリエ・ギャラリーや子どもアトリエ、ミュージアムショップがあります。

ミュージアムショップ(1階)
2階展示室への階段・エスカレーター

2階にはメインの展示室があります。入場料は大人1人300円で、常設のコレクション展示や期間限定の企画展示をゆったりと鑑賞できるようになっています。

開館時間 9:00~17:00(火曜定休)

美術館 | サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館)

エントランス・ホワイエ

サントミューゼは、敷地内の交流芝生広場を中心に、各施設がループ状のコンコースでつながっています。

エントランスは、アクセスルートで紹介した駅からの「上田駅エントランス」、車で来場した際の駐車場に面した「正面エントランス」、上田城方面から近い「上田城エントランス」の3カ所あります。

上田駅エントランス
正面エントランス
上田城エントランス

上の地図のとおり、小ホールは上田駅エントランス、大ホールは正面エントランス、美術館は上田城エントランスにそれぞれ近い場所に位置しています。

周辺施設

アリオ上田

アクセスの所でもたびたび出てきたショッピングモール「アリオ上田」は、セブン&アイ・ホールディングスのグループが運営する複合商業施設です。

会場の向かいにあるので、買い物や食事にちょうど都合がいい施設で、モール内は約70の専門店街やシネコンの「TOHOシネマズ」が入居しています。

「アリオ」といえばスーパーの「イトーヨーカドー」のショッピングセンター業態のブランド名ですが、核テナントであったイトーヨーカドー アリオ上田店は、私が訪れる直前の2025年1月19日をもって閉店し、長野県内から完全撤退することになりました。

親会社のセブン&アイ・ホールディングスの店舗を首都圏に集約させる方針に基づき、今後はアリオ上田やアリオ倉敷、アリオ札幌など、核テナントがイトーヨーカドーでないアリオが増えていくことが予想されます。

なお、跡地には食品スーパー「ロピア」の運営会社が出店する予定になっています。

アリオ上田|長野県上田市のショッピングモール

上田城址公園

上田城 東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)

上田駅のお城口や会場から徒歩約10分の距離にあるのが、「上田城址公園」です。

上田城は1583(天正11)年に真田昌幸によって築かれた平城で、第一次・第二次上田合戦で徳川軍を撃退するなど、天下のその名を轟かせました。

その後、関ヶ原の合戦後に破却され、藩主であった昌幸の息子の真田信之も松代へ転封され、真田氏の支配は終わりを告げました。以降は仙石氏が城を再興した後、18世紀初頭から明治維新時までは、松平氏の居城となりました。

真田石
上田城 西櫓

園内には真田時代からのゆかりの櫓や石垣、土塁等が残された公園になっているほか、様々な文化施設が点在しています。

眞田神社

上田城の本丸跡に鎮座する眞田神社は、歴代の上田城主である真田氏、仙石氏、松平氏を御祭神としています。神社の奥には真田井戸は、遠く離れた太郎山の麓まで穴が続いており、兵糧などを運ぶ秘密の通路として使っていたという伝説が残っています。

第一次と第二次の上田合戦で徳川軍を2度も破った「落ちない城」にあやかり、受験シーズンには合格祈願、合格守を求める参拝客でにぎわっています。

真田の象徴ともいえる巨大な赤備えの兜のモニュメントがあり、神社を訪れた際の記念撮影スポットとして人気です。

トップページ | 真田神社

上田市立博物館

公園の入口となる二の丸橋を渡ってすぐ右側にあるのが上田市立博物館です。本館と別館に分かれており、真田氏をはじめ歴代藩主の資料や上田地方の歴史・民俗資料などが収蔵・展示されています。

真田昌幸・信之・幸村の肖像画
展示コーナー

入場料は大人一般で300円で、上田城の櫓内部の見学ができる共通券は500円で販売されています。

上田市立博物館

旧上田市民会館

二の丸橋を渡って左側には、旧 上田市民会館があります。

1963(昭和38)年に開館し、長年上田市内最大のホールとして市民に親しまれてきましたが、サントミューゼが開業する前年の2014(平成26)年に閉館しました。

令和7年度から解体予定で、現状の姿が見られるのはあとわずかです。

上田市観光会館

公園の東虎口櫓門に通じる二の丸橋の向かいにあるのが、「上田市観光会館」です。

喫茶コーナーが併設された1階の売店では、地元上田市の土産物が多数販売されています。1階は売店のほか、手打ちそば処の「千本桜」があります。

2階は休憩スペースも設置された観光案内所になっています。大河ドラマ「真田丸」仕様の甲冑や、アニメ「サマーウォーズ」の展示コーナーもあります。

ちなみに全国の「マンホールカード」を収集している人は、ここで上田市のものが手に入ります。

上田市観光会館 | 信州上田観光協会

池波正太郎 真田太平記館

上田駅お城口からまっすぐ伸びる通りを10分ほど上がった所に、1998(平成10)年に開館した「池波正太郎真田太平記館」があります。

作家の故・池波正太郎氏は真田氏ゆかりの上田の地を丹念に歩き、沢山の作品を執筆しました。長編小説「真田太平記」はその集大成と言えるもので、1985(昭和60)年から86(昭和61)年にかけて、NHKの「新大型時代劇」でもドラマ化されました。

館内には池波氏の作品の常設展示室や真田太平記の挿絵の原画展示ギャラリー、作品の世界を切り絵で再現するシアタールーム、真田忍者の生活と役割を紹介する忍忍洞、喫茶室などの施設が点在しています。

◆池波正太郎真田太平記館◆ – 上田市ホームページ

上田映劇

上田駅のお城口から北東に10分ほど歩いた所にあるのが、100年以上の歴史を誇る老舗の劇場「上田映劇」です。

前身の「上田劇場」は1917(大正6)年の創業で、桟敷や花道、回り舞台が設置された歌舞伎座のような芝居小屋としてスタートしました。格天井と呼ばれる天井は、関東大震災で焼けてしまう前の帝国劇場と同じ構造です。

ホール内
格天井
出典:上田映劇ホームページより

昭和に入り、映画が中心に上映されるようになると「上田映画劇場」と名称を変え、現在の上田映劇となりました。1995(平成7)年のリニューアル時に、ライブや演劇が出来るように改装されましたが、2011(平成23)年4月をもって定期上映は終了しました。

その後は1階席の180席を使用して自主上映会の会場や貸館として使用されていましたが、2017(平成29)年からNPO法人が運営するコミュニティシネマとして定期上映を再開しました。そのレトロな外観や内装から、ロケ地としても有名です。

レトロな外観
トラゥム・ライゼ

2020(令和2)年には近隣の上田でんき館が「トラゥム・ライゼ」と改名して復活し、一体的な営業が行われています。

出典:上田映劇ホームページより

上田映劇 – 長野県上田市で100年の歴史を誇る老舗劇場。上田映劇のホームページ。

千曲川

千曲川は信濃川水系に属し、佐久、上田の2つの盆地を経て長野市のある善光寺平にて最大の支川犀川と合流します。

上田駅温泉口から会場までのアクセスルートの紹介で、上田電鉄別所線の高架下を通りますが、高架の先は千曲川に架かる赤い鉄橋で、その上を別所線が走り抜ける風景は、上田市の名物スポットとなっています。

また、北陸新幹線は長野県に入った飯山駅から長野駅上田駅を越えて佐久平駅付近まで、ちょうど千曲川に沿って線路が伸びている感じになります。

千曲川 | 信州上田観光協会

信州そば

そば処 よろづや

まずは上田駅のお城口を出てすぐ、県道77号と162号の「上田駅お城口」交差点の左手前の角にある「そば処 よろづや」です。

創業は明治時代で、名物のくるみそば舞茸の天ぷらなどが人気のお店です。

店内は20席ほど。駅に近い場所なので、お昼時は観光客ですぐいっぱいになります。

名物の「くるみそば」を注文。くるみのたれ(左下)につゆを入れて食べます。

手打ちそば処 塩田屋

手打ちそば処 塩田屋」は、お城口から伸びる通りを5分ほど進み、右に曲がった所にある、アットホームな家族経営のお店です。

店内は畳の座敷とテーブル席に分かれています。

ざるそばを注文。左奥の大きな竹筒は七味唐辛子が入っています。

手打ちそば 刀屋

お城口から北東へ徒歩10分ほどの所にある「手打ちそば 刀屋」は、作家の池波正太郎氏がたびたび足を運んだというそば処です。

もりそばは小・中・普通・大の4サイズあり、写真のようにいつでも行列ができる人気店となっています。

そば前 ちくまがわ

そば前 ちくまがわ」は、北陸新幹線の改札口を出てすぐ左側にある駅ナカ店舗で、行き帰りに気軽に立ち寄れるお店です。

かけそばは一杯750円で、地酒のメニューも充実しています。

地酒メニュー
地酒「龍澤」とかけそばを注文

美味(おい)だれ焼き鳥

信州上田の焼き鳥は「美味(おい)だれ」というにんにくのたれをつけて食べる文化があります。

「美味だれ」は、串カツのソースのように、テーブルに置かれたコップに入ったたれに自分で付けて食べるのが定番とのことで、令和4年度には、文化庁の地域で受け継がれてきた食文化を賞する「100年フード」にも認定されました。

信州上田名物 美味だれ焼き鳥 | おいだれに愛され続ける信州上田の味

やきとり番長 上田駅ナカ店

やきとり番長 上田駅ナカ店」は、文字通り上田電鉄別所線の改札の目の前にある駅構内にあるお店です。

カウンター席中心の立ち飲み居酒屋風の店内は、焼き鳥各種の他、一品料理や食事、地酒の種類も豊富で、地元の人の憩いの場になっていました。

カウンター席
メニュー
焼き鳥と美味だれのコップ
地酒「亀齢(きれい)」を注文

炭火焼 凡凡

炭火焼 凡凡」は、アリオ上田に近いJR・新幹線上田駅の高架下からすぐの場所にある老舗で、家族経営の温かい雰囲気のお店です。

調理場を取り囲むように配置されたカウンター席と、奥に座席があります。

焼き鳥は「ねぎま・かしら・鶏もも・つくね」を中心に1本から頼めます。

丁寧に炭火で焼かれた串はよく火も通っておりとても美味しかったです。

サイドメニューのなんこつ炒め。こちらも絶品でした。

甘味処 雪屋Conco

お城口から会場までのルートで紹介した「天神通り商店街」にある甘味処「雪屋Conco(コンコ)」です。

夏場はかき氷が人気のお店で、古民家を改装したおしゃれな店内は、女性観光客を中心に賑わっていました。

古民家を改装した駄菓子屋風の店内
スイーツのセットメニューも豊富です
「雪解け注意」の表現が素敵です
桜アイスとコーヒーのセットを注文

https://yukiyaconco.com

みすゞ本舗 飯島商店 上田本店

最後に上田(別所温泉)の定番土産の1つ、和菓子「みすゞ飴」を販売する「みすゞ本舗 飯島商店 上田本店」を紹介しておきます。

お城口の駅前にある石造りの外観が特徴で、みすゞ飴のほか、ゼリーやジャムも販売しており、会社へのお土産から高級な贈答品にも対応できる品ぞろえになっています。

観光客で賑わう店内
新商品の試食コーナーもあります

https://www.misuzuame.com

施設概要・地図

地図