google-site-verification: google775b997a29a881ae.html if (navigator.userAgent.match(/(iphone|ipod|android)/i)){ window.adstir_vars = { ver: "4.0", app_id: "MEDIA-23251abe", ad_spot: 1, floating: true, }; document.write('<\/scr'+'ipt>') } class="post-template-default single single-post postid-18526 single-format-standard" id="nofont-style">
コンサートホール PR

東京文化会館(東京・上野)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【大ホール・小ホール】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
この記事の内容

初めて東京文化会館のオペラ・バレエ等の観劇に訪れる人を対象に、会場までの行き方施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

上野駅公園改札からすぐの、本格的コンサートホールの草分け的な存在。
上野動物園をはじめ、広大な上野恩賜公園の敷地内にある施設の1つで、周辺の観光にも困りません。

東京文化会館は、1961(昭和36)年、東京都開都500年祭の記念事業として開館した、当時の東京では初となる、本格的なクラシック音楽のコンサートホールです。

都立のホールとして、指定管理者制度により公益財団法人東京都歴史文化財団が運営管理を行っています。コンサートの開催では、東京都交響楽団が本拠地としているほか、オペラ公演では、日本舞台芸術振興会(NBS)主催のものが数多く手がけられている会場です。

会場は上野駅前の「上野恩賜公園」の敷地内にあり、周辺には上野動物園をはじめ、美術館や博物館も点在しているので、周辺の観光には困りません。

入口横には、公選による東京都の初代都知事である安井誠一郎氏の像が設置されています。安井都知事は1947(昭和22)年から1959(昭和34)年までの3期12年にわたり都政を担った人物で、都知事時代の最後の事業が、この東京文化会館の建設だったそうです。

安井誠一郎 元東京都知事の銅像

東京文化会館までのアクセス

上野駅に着けばOK

アクセスはいたって簡単で、都心のターミナル駅の1つである上野駅に向かえば、着いたも同然です。

関西や名古屋方面からはまず東海道・山陽新幹線で東京駅に向かい、そこから在来線に乗り換え、東北・北陸・上越新幹線で来た場合はそのまま直通で上野駅まで向かえばOKです。

私は名古屋駅から新幹線で東京駅まで行き、在来線で上野駅に向かったので、そのルートで紹介します。

東京駅に着きました。

ホームを下りて、乗り換え口に向かいましょう。

一番わかりやすいのは山手線です。4番線から出て4駅目、所要時間は約8分です。

時間が合えば、8番線上野東京ラインを利用しましょう。上野駅まで1駅で、所要時間は約5分です。

無事上野駅に到着しました。

改札は何カ所かありますが、「公園改札」に向かいましょう。

会場は、改札を出てすぐ左の目の前にあります。お疲れさまでした。

東京文化会館はこんな所

2,300席超、5階席まである大ホール

大ホール総客席数は2,303席。1階席から5階席まであり、六角形の構造をしています。

冒頭で紹介した日本舞台芸術振興会や東京都交響楽団をはじめ、国内外の様々な団体によるオペラやバレエ、オーケストラ等が開催されています。

1階席

1階席の総客席数は1,282席で、1列から31列まであります。途中、19列と20列の間に中央通路が設けられているほか、センターブロックの後方2列分を省略し、車いすスペースが14席分設置されています。

19列~20列間の中央通路
最後列の車いすスペース

座席の傾斜は4列まではフラットで、5列目から段差が付けられ、中央通路までの傾斜は比較的緩やかです。

前方4列からの眺め
4列~5列間の段差

中央通路以降の後方席は、前方より幾分傾斜が強くなっています。

中央通路から後方の傾斜状況
前方席から見た傾斜状況

その他、六角形の左右のブロックにはL列R列が、それぞれ12列ずつ設置されています。センターブロックがステージにほぼ正対して設置されているのに対して、L列・R列は斜めに配置されています。

L列前方とセンターブロック境界付近
R列後方からの眺め
1階22列目付近からの眺め

2階席

2階席の総客席数は238席で、1列から4列まであります。

2階席から上は、六角形の会場の3辺に沿って、それぞれバルコニー席のような構造で座席が設けられていますが、2階席のみ、センターブロックと左右のブロックとの間に空間(写真の黄色で囲った部分)ができています。

センターブロックから見た左ブロック
座席の傾斜状況

3階席

3階席の総客席数は355席で、2階席と同じく1列から4列まであります。2階席に比べ、センターブロックと左右のブロックに空間がない分、総客席数が多くなっています。

センターブロックと左右のブロックの高さは微妙に差があり、左右のブロックに比べてセンターブロックの方が若干高い位置にあるため、座席エリアからはブロック間の移動ができない構造になっています。

3階最前列からの眺め
センター~左ブロックの境界付近

この日は3階席左ブロック最前(1列)の最もセンターブロック寄りの席で鑑賞しましたが、やはり斜めからの視界とな一部ステージの端(左側)が見づらくなるほか、座席の正面が客席を向いているため、終始首を左に傾けながらの鑑賞になることは避けられませんでした。

3階L1列33番からの眺め(正面)
3階L1列33番からの眺め(ステージ方向)
ブロックの端の構造
3階センターブロックとの段差

4階席・5階席

4階席3列目付近からの眺め

4階席の総客席数は268席で、1列から3列まであります。3階席同様、センターブロックと左右のブロックに空間がない分、2階席より列は1列少ないですが、総客席数は多くなっています。

センター~右ブロックの境界付近
4階・5階席右ブロック

5階席の総客席数は160席で、1列と2列のみ設置されています。席数は少なく、天井の高さに近い位置になるので、使用される公演は限られます(この日訪れた公演でも、5階席は閉鎖されていました)。

大ホール 座席表

出典:東京文化会館公式サイトより

座席

1階席
2階席以降(ハイバック仕様)

座面と背もたれは、赤が最も多くなっていますが、緑や青、黄色の席もあるカラフルな構成で、ファブリック生地に木製のひじ掛け・基礎との組み合わせになっています。

座席間隔の幅
最前列

座席間隔は広くもなく狭くもなくという感じです。最前列は少し狭く感じるかもしれませんが、手すりの下に多少足を入れられるスペースがあるので、見た目ほど窮屈ではありませんでした。

館内施設

大ホールのエントランスは、会場建物1階のロビーを奥に進んだ所にあります。

大ホール内のホワイエです。

ホワイエの両脇は半地下のようになっています。左のフロアに休憩スペースがあります。

休憩スペースの横にクロークがあります。後ろは小ホールに続くスロープです。

反対の右側のフロアにはカフェコーナーがあります。

メニューは軽食。アルコール。ソフトドリンクを取り扱っています。現金払いのみの点に注意が必要です。

この日は3月の暖かい日だったので、アイスコーヒー(¥500)を頼みました。

下段と上段に分かれた小ホール

小ホールの総客席数は649席。六角形の大ホールに対し、正方形の構造をしており、1つの角にステージが設置され、その他の3辺と内部に座席が配置されています。

座席はA列からW列までの23列あり、途中M列(13列目)とN列(14列目)の間に中央通路が設けられており、ステージ前方が「下段席」、後方が「上段席」に区分されます。

M列~N列間の中央通路
後方(上段席)にかけての傾斜状況

下の座席表を見るとわかるように、正方形の1つの角を中心に、放射状に広がっています。

下段席半円形にカーブした配席になっており、両サイドのブロックはJ列からM列の扱いになっています。

下段席センター付近
下段席右ブロック付近

また、ブロック間に少し隙間ができており、多少横からになりますが、一部の前に席がない座席もあり、足をゆったり伸ばすことができるので、大柄な方におすすめです。

この日座ったM列36番
ゆったり足を伸ばせます

上段席は下段席より横幅が広いスペースに、壁に沿うように配置されており、1列あたりの座席数が多くなっています。

上段席最後列(W列)からの眺め
後列付近の傾斜状況

なお、車いすスペースは、出入口に近い下段席のステージ下手(左側)のJ列~L列の端に4席分確保されています。

小ホール 座席表

出典:東京文化会館公式サイトより

座席

小ホールの座席は、鮮やかな青色のファブリック生地の座面・背もたれと、木製の肘掛け・基礎の組み合わせで、構造は大ホールのものとほぼ同じです。

館内施設

小ホールにも、しっかりホワイエのスペースが確保されています。

エントランスは建物の2階、会場の駅側入口から左側、美術館側の入口の正面にあるスロープを上ったところにあります。

ホワイエ内にはカフェコーナーも設置されています。

ホワイエ内のホール壁面に面したところにコインロッカーがあります。

ロッカーは小型のもので、100円返却式です。

周辺施設

上野精養軒

明治時代の上野精養軒

出典:上野精養軒公式サイトより

上野精養軒(せいようけん)は、1872(明治5)年に「西洋館ホテル」として築地に創業したのが始まりの、日本にフランス料理を広めた草分け的な洋食店です。創業当時の援助者には三条実美岩倉具視などのビッグネームが並び、王侯貴族が集う鹿鳴館時代の文明開化を象徴する存在となりました。

その後、上野公園開設時に支店が不忍池のほとりに開業し、1923(大正12)の関東大震災で築地の本店が消失すると、上野がその後の拠点となりました。

以降、レストランのほか宴会場、結婚式場等も運営しながら、各地に支店を拡大。ここ東京文化会館内にもレストランとカフェテラスの2つの店舗を併設しているほか、各地でのれん分けした店舗が開業するなどして、現在に至っています。

出典:上野精養軒公式サイトより

レストラン・フォレスティーユ

会場内にある「レストラン・フォレスティーユ」は、洋食を中心にセットメニュー・アラカルトメニューを豊富に用意されており、ランチ・ディナーともに充実した時間を過ごすことができます。

店内はシャンデリアも設置されており、高級感漂う雰囲気です。

ホールを臨む場所には、一人用のカウンター席もあります。

フードメニューはセットで3,000円以上、単品でも1,500円超と、かなり値をはります。

ドリンク付きのスイーツセットは1,050円なので、比較的利用しやすいと思います。

カフェ・ヒビキ

出典:上野精養軒公式サイトより

会場のテラスには、もう1つの店「カフェ・ヒビキ」があります。

こちらはカフェテリアなだけあって、カレーやハヤシライス、焼きそばなども販売しており、テイクアウトで気軽に楽しめるメニューが揃っています。

上野恩賜公園

上野恩賜(おんし)公園(通称:上野公園)は、1873(明治6)年に開園した日本で初めての都市公園で、2023(令和5)年に150周年を迎えました。

出典:上野恩賜公園公式サイトより

約53haの園内には、今回の会場や上野動物園をはじめ、東京国立博物館国立西洋美術館国立科学博物館上野の森美術館などの文化施設が集中して立地しています。

東京国立博物館
国立西洋美術館
国立科学博物館
上野の森美術館

上野公園は、日本を代表する桜の名所です。早咲きの寒桜からソメイヨシノまで、約2か月間桜を楽しむ事ができます。

また、7月下旬に見頃を迎える不忍池(しのばずいけ)のも、桜と同じく公園を代表する美しい水辺の景観を見せてくれます。

不忍池(ボート池部分)
冬は殺風景ですが夏は蓮の花がきれいです

東叡山寛永寺と上野戦争

江戸時代、上野公園の広大な敷地は、徳川家康の側近であった天海大僧正が創建した東叡山寛永寺の境内にありました。その後、戊辰戦争で寛永寺に立てこもった旧幕府軍の彰義隊を新政府軍が包囲し壊滅させたことにより、周辺は焼け野が原になりました(上野戦争)。

上野動物園の中から、重要文化財の旧寛永寺の五重塔が見えます。

会場と不忍池の間にある清水観音堂は、京都の清水寺を模した舞台造りのお堂です。

その後、公園として残すことが決まった当地は官有地となり、1924(大正13)年に宮内省から東京市に下賜され、「恩賜」の名称が付けられました。

東京国立博物館や東京都美術館の間にあるボードワン博士像。上野戦争後、明治新政府は旧寛永寺の敷地を病院の建設用地に利用することを決めていましたが、オランダ軍医の博士が近代的な公園にすべきと提言したことで、上野公園が生まれました。

上野動物園

上野公園のメインスポット「上野動物園」は、1882(明治16)年に開園した、日本で最も古い歴史を持つ動物園です。

総面積は14haで、敷地は西園と東園に分かれています。西縁と東縁の間には「いそっぷ橋」という橋(連絡通路)があり、どちらから入っても自由に行き来ができます。

入場料は大人1名600円と結構リーズナブル。開演前の時間つぶしにぴったりです。

上野動物園と言えば、やはり「パンダ」。

2024(令和6)年3月現在、園内には大人のジャイアントパンダの「リーリー(オス)」と「シンシン(メス)」及びその2頭が産んだ双子の子供である「シャオシャオ(オス)」と「レイレイ(メス)」の4頭が生活しています。

動物園とは別にパンダ専用の情報サイトもあり、その人気の高さがうかがえます。

2021(令和3)年に生まれたシャオシャオ・レイレイは大人気で行列ができていたため、観覧は諦めました…。

大人のリーリー・シンシンの方は、ゆっくりと観覧することができました。

西郷隆盛像

上野駅と言えば「西郷隆盛像」も有名です。大政奉還後の江戸城無血開城の実現の立役者として1898(明治31)年に建てられ、除幕式が行われました。彫刻家の高村光雲作で、一緒に連れている犬は「ツン」という名前だそうです。

施設概要・地図

地図