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岡山芸術創造劇場・ハレノワ(岡山・表町/千日前)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します【大劇場・中劇場・小劇場】

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この記事の内容

初めて「岡山芸術創造劇場・ハレノワ」のコンサートに訪れる人を対象に、会場までの行き方や、施設の概要現地での楽しみ方について紹介します。

管理人

再開発により昭和の商店街地区に誕生した岡山の新たな芸術文化のランドマーク。
岡山駅前から2本の市電でアクセスしよう。

岡山芸術創造劇場・ハレノワは、老朽化に伴い閉館した「岡山市民会館」及び「岡山市立市民文化ホール」を統合し、2023(令和5)年9月に開業した、岡山の新たな文化芸術拠点です。

岡山市民会館(岡山駅)の「アクセス」「座席」「楽しみ方」を解説します この記事の内容 初めて「岡山市民会館」のライブに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介し...

ハレノワ」の愛称は一般公募で選ばれ、「晴れの国岡山」や「晴れ舞台」の「ハレ」と、つながりや連携を感じさせる「ワ(輪)」を組み合わせたものです。

建物全体は、今回紹介する劇場の入るホール棟のほか、オフィス、マンションなどで構成する事業棟を合わせ、地上20階、地下2階で構成される複合施設「ハレミライ千日前」という名前でグランドオープンしました。

ハレミライ千日前
千日前スクエア

ハレミライ千日前は延べ床面積約39,000㎡あり、事業棟は5~7階がオフィス、9階から上がマンションとなっているほか、ホール棟と事業棟を結ぶエリア「千日前スクエア」の1階に、コンビニやベーカリーなど3店舗が入居しています。

この日私はモーニング娘。’24の公演で訪れたのですが、建築好きを公言している16期メンバーの櫻井莉央さんも、新しくできた会場に興味津々のブログを書いていました。

岡山芸術創造劇場へのアクセス

拠点となるのは新幹線の岡山駅

ライブ遠征の拠点は、JR・新幹線の岡山駅。東京方面からも九州方面からも「のぞみ」号が停車するほか、在来線で四国からも一本で行くことができます。

新幹線で岡山駅に着きました。ホームから改札へ移動します。

中央改札は「晴れの国 岡山」の看板が目印です(あいにくこの日は雨の日でしたが…)。

改札を出たら、後楽園口東口)に向かいましょう。

階段またはエスカレーターを下りた所が、東口です。

岡山駅前からの路面電車ルート

岡山駅前からは、「岡山駅前」電停から路面電車(岡山電気軌道)を利用しましょう。

東口から桃太郎の銅像やビックカメラを目印に電停に移動します。

広場前の横断歩道をビックカメラ方向に渡ります。

渡った先の桃太郎大通りの真ん中に電停があります。

「岡山駅前」電停に到着しました。

路線は「東山線」と「清輝橋(せいきばし)線」の2種類があり、それぞれ会場最寄りの「西大寺町(さいだいじちょう)」電停(東山線)または「大雲寺前(だいうんじまえ)」電停(清輝橋線)で下車し、そこから徒歩で会場に向かいます。

出典:岡山芸術創造劇場ハレノワ公式サイトより

どちらの路線に乗っても乗車時間約7分、電停から徒歩約5分で会場に到着します。運賃は片道140円です。

清輝橋線の日中のダイヤは15分に1本程度運行しています。

東山線は観光地を走ることもあり、日中のダイヤは8分に1本程度です。

今回私は、先に来た清輝橋線を利用しました。

清輝橋線と東山線は、途中の「柳川」電停でルートが分かれます。

6つ目の「大雲寺前」電停に到着しました。

前の横断歩道を渡り、東山通りを進んでいきます。

途中、1つ交差点を通過します。

会場の裏口に着きました。正面玄関へは、手前を左に曲がります。

会場の建物沿いに移動します。

正面玄関の千日前スクエアに到着です。お疲れさまでした。

東山線利用時

東山線を利用した場合は、「西大寺町」電停で下車します。

すぐ前の道を矢印方向に移動します。

そのまま進行方向に進めば、先ほどの東山通りと交差する手前で、会場の入口があります。

この日のように天気の悪い日は、sばにある西大寺町商店街に入り、表町商店街と交わるところで左に曲がれば、千日前スクエア前に出ます。

岡山芸術創造劇場はこんな所

オペラ座を思わせる1,700席超の大劇場

大劇場は1階席から3階席まである三層構造で、総客席数は1,753席です。オペラ座等によく使用される馬蹄形の形状で、バルコニー席も完備されています。

オペラやミュージカルをはじめ、演劇、ダンス、伝統芸能、ポップスやロックまで、多彩なステージに対応が可能です。

1階席

1階席の総客席数は1,054席で、1列から26列まであります。途中、13列と14列の間に中央通路が設置されています。通路前の13列は、左右のブロックの各3席分が、車椅子スペースになっています。車椅子スペースは最後列の左右にも2席ずつあり、1階全体で10席分確保されています。

13列〜14列間の中央通路
13列左ブロックの車椅子スペース(この日は補助席が設置されていました)
13列後方からの眺め

前方の1列から5列まではオーケストラピットとしても使用されるため取り外し可能で、傾斜はフラットになっています。オーケストラピット使用時の総客席数は865席となります。

1列〜5列付近
段差はなくフラットな構造

後方の座席の傾斜は、段差もあり前方より強めに付けられています。前後の座席は千鳥配列にはなっていないものの、ステージに正対するように緩やかにカーブしており、前の人の頭が正面に来ることがないよう配慮されています。

通路後方の傾斜状況
1階22列からの眺め

2階席や3階席より少なめですが、1階席にもサイドのバルコニー席(グランドバルコニー席)があります。「GB-L列・R列」という表記で、左右に6席ずつ計12席設置されています。

1階バルコニー席(GB-L列)
高さがあり、中2階という感じです

2階席

2階席の総客席数は347席で、センターブロックは1列から8列まであります。座席間を隔てる中央通路はなく、センターと左右のブロックの間にある通路から出入りします。座席間の傾斜は1階よりも角度が付けられており、概ねステージは見やすいと思います。

2階席の傾斜状況
バルコニー席との境界付近

2階席と3階席は、バルコニー席が左右に設置され、全体で馬蹄形の形に配席されています。2階バルコニー席は「2B-L列・R列」という表記で、左右に12席ずつ計24席設置されています。2階席と3階席は、バルコニー席が左右に設置され、全体で馬蹄形の形に配席されています。2階バルコニー席は「2B-L列・R列」という表記で、左右に12席ずつ計24席設置されています。

2階バルコニー席(2B-L列)
ステージの見え方

3階席

3階席の総客席数は338席で、2階席と同じくセンターブロックは1列から8列まであります。2階席とほぼ同じような構造で、座席間の傾斜角度も強めで、2階席よりステージを俯瞰で見下ろす感じになります。

3階席の傾斜状況
3階6列左サイド付近からの眺め

3階バルコニー席は「3B-L列・R列」という表記で、左右に10席ずつ計20席設置されています。2階バルコニー席は斜めに設置されているのに対し、3階バルコニー席は正面を向いて設置されています。

3階バルコニー席(3B-L列)
ステージの見え方

大劇場 座席表

出典:livewalker.comサイトより

座席

大劇場の座席は、赤い座面・背もたれとダークブラウンのひじ掛け・基礎の組合わせです。座面・背もたれの表面は張りがあり適度な硬さもあるので、長時間の着席にも堪えられる仕様です。

中劇場

出典:岡山芸術創造劇場ハレノワ公式サイトより

中劇場の総客席数は807席で、1階席と2階席の二層構造です。キャパ的に舞台と客席の一体感が感じられる大きさで、演劇や舞台、ダンス等に最もふさわしい会場と言えます。

舞台設備も最新鋭のものが備わっており、音響反射板等も完備されているので、中規模のコンサート会場としても利用されます。

1階席の総客席数は564席で、1列から17列まであります。途中の客席に通路は設置されていません。車椅子スペースは、最後列の左側に2席、右側に4席の計6席分が確保されています。

2階席の総客席数は243席で、1列から7列まであります。大劇場のようなバルコニー席は設置されていません。

中劇場 座席表

出典:岡山芸術創造劇場ハレノワ公式サイトより

小劇場

出典:岡山芸術創造劇場ハレノワ公式サイトより

小劇場は固定の客席を持たない「平土間」空間です。客席を設置する場合は、空間の一角に階段状の移動客席を設置することになり、最大で300席まで設置が可能です。

使用側用途に合わせ、幅広いジャンルのイベントに利用が可能です。

小劇場の場所は建物の地下2階。千日前スクエアから地下に降りる階段があるので、そこから向かいましょう。

館内施設

大劇場は建物の1階から4階、中劇場は建物の1階から3階に位置しており、館内へは正面玄関前にある大階段を上がり、2階に移動して建物内に入ります。

館内フロアガイド
大劇場・中劇場のイベント案内

上がった先の左手に劇場の事務室があり、大劇場・中劇場へは入口を右手に進んだところにあります。

2階エントランスから右側に向かったところです。

オブジェの先に大劇場の3階エントランスに向かう階段とカフェバーが見えます。

昼公演前のカフェバーは休業していました。1階のカフェを利用するよう案内がありました。

その先に進むと、中劇場のエントランスがあります。

アートサロン(公式サイトより)
ギャラリー(公式サイトより)

3階から先は劇場のほか、ギャラリーやアートサロン、チケットの引き取りや販売を行うボックスオフィス等があります。

周辺施設

千日前スクエア

会場建物の1階は、先述したように事業棟とホール棟を結ぶ「千日前スクエア」になっています。テナントとして入っている店舗を紹介しておきます。

CCCSCD ゲキジョウ

ホール棟の1階、正面玄関に向かう大階段左手にあるのが、カフェ「CCSCDゲキジョウ」です。

Cifaka(シファカ)」という岡山のデザイン会社が運営するギャラリーカフェ(?)のような空間で、地元のベーカリーのパンを使用したサンドイッチやマフィン、スコーンなどの焼き菓子のほか、オリジナルブレンドのコーヒーや自家製ジンジャエールなども取り扱っています。

デザイン会社運営だけあって、中はおしゃれな雰囲気です。

2人席や壁に沿った個室感のあるカウンター席もあります。

店内の奥には4人掛けのテーブルとギャラリー風の空間がありました。

この日はアイスコーヒーとスコーンを注文しました。

Merci life organics 岡山表町店

Merci life organics(メルシーライフオーガニックス)は、シェフの渡邊大氏が手がける、地元岡山を中心に展開するベーカリーで、大階段右側の事業棟1階にあります。

「パンを通じて健康と幸福を実現する」をミッションに、SDGsや障害者や育児をしながらの雇用などにも力を入れているとのことです。

セブンイレブン 天満屋DPハレノワ店

事業棟側の1階には、セブンイレブンもあります。

会場はアクセス拠点の岡山駅から結構離れているので、当日忘れ物に気づいたり、急に必要な物ができたりしたときに何かと助かります。

表町商店街・西大寺町商店街

表町商店街

会場のすぐ近くにある表町商店街は、「商人の町・表八ヶ町(おもてはっかちょう)」として約400年の歴史を持つ岡山県最大の商店街です。

八ヶ町は「上之町、中之町、下之町、栄町、紙屋町、西大寺町、新西大寺町、千日前」の8つで、全部で300店舗以上が営業しています。

西大寺町商店街
新西大寺町商店街

今回のライブ遠征で一案印象に残ったのが、会場周辺の商店街の規模です。

人口の多い東京でも商店街を維持していくのが大変な時代ですが、ここ岡山で、しかも駅から少し離れたところにあるにもかかわらず、このような昔ながらのアーケード街が続いていることに感動しました。

通りやお店の写真を挙げておきますので、雰囲気だけでも味わっていただければと思います。屋根付きなので、雨の日でもゆっくり散策できるのがいいですね。

木下ラジオ(紙屋町)
ニットハウス アムル(栄町)
桃太郎商店(紙屋町)
手打ちそば なん野(紙屋町)
中華飯店 太華(新西大寺町)
コチャエ(紙屋町)

もなど喫茶店

色々魅力的な店が多いなかで1つだけ、「もなど喫茶店」を紹介しておきます。会場から北に進んだ栄町商店街にあります。

ここは「おひとり様」専用の喫茶店です。まさに私のためにあるようなお店です。

お店は2階にあります。少しわかりにくいですが、階段を上りましょう。

中は純喫茶のようなレトロな雰囲気です。

カウンター席、テーブル席ともに、すべて一人用になっています。

店内はレコードが奏でるBGM(クラシック)が厳かに流れています。

この日は喫茶店の定番のナポリタンとアイスコーヒーを頼みました。

木下サーカス株式会社 本社

会場近くには「木下大サーカス」で有名な木下サーカスの本社もあります。

1877(明治10)年に興行師であった木下藤十郎が岡山に「旭座」を開設後、その婿養子となった矢野唯助が1902(明治35)年に、中国の大連で曲馬団を創業したことがサーカスの起源となっています。その後は動物による曲芸、空中ブランコ、オートバイ、ジャグリングなどを取り入れ、最近は不動産業や環境保護活動にも力を入れています。

施設概要・地図

地図