初めて「ソニックシティホール(大宮ソニックシティ)」のライブに訪れる人を対象に、会場までの行き方や施設の概要、現地での楽しみ方について紹介します。
交通至便の優良ホールがリニューアルで復活!
首都圏のライブ会場として、今後の大車輪の活躍が期待されます。
ソニックシティホール(大宮ソニックシティ)は、大小2つのホールをはじめ、国際会議室や展示場・都市型ホテルを有する、様々なイベントが開催されている総合コンベンション施設で、1988(昭和63)にオープンしました。
JR・新幹線・東武野田線の大宮駅から徒歩約3分という絶好の立地で、首都圏はもちろん、遠方からのライブ遠征も十分可能な場所にあります。
オープンから30年以上が経過した2021(令和3)年7月から2023(令和5)年2月まで、ホールや会議室などの基幹設備を更新する大規模改修工事を行いました。
内装や設備がリニューアルされたことで、今後は首都圏のコンサート会場として、大車輪の活躍が期待されています。
大宮ソニックシティまでのアクセス
大宮駅は東日本からの新幹線停車駅
大宮駅はJR在来線のほか、東北・北陸・上越新幹線などの停車駅でもあり、特に東日本からのアクセスが非常に良い立地で、首都圏の表玄関の地位を築いています。
公式サイトの説明がすごくわかりやすいので、それを補足する形で紹介します。
新幹線を利用する場合のルートと所要時間
出典:ソニックシティ公式サイトより
上の図をご覧いただければ分かりますが、北海道・東北・秋田・山形新幹線や上越・北陸新幹線など、東日本から首都圏に伸びるすべての新幹線を利用して、大宮駅に向かうことができます。
また、距離は短いですが東京駅にも新幹線で向かうことができるので、関西や名古屋方面から東海道・山陽新幹線で遠征する場合の時間短縮につながるのがありがたいです。
JR在来線・私鉄を利用する場合のルートと所要時間
出典:ソニックシティ公式サイトより
東京や横浜方面からJR在来線を利用する場合は、「上野東京ライン」「湘南新宿ライン」を利用するのが直通で向かえるため便利です。横浜駅からは約1時間、東京駅や上野駅からは30分前後を見ておくとよいでしょう。
その他、遠征する人はあまり使わないと思いますが、私鉄の東武野田線を利用するルートもあります。
空港バスや夜行バス利用も便利
その他にも、羽田空港からの空港バスや、夜行バスを使ってアクセスすることもできます。
飛行機を利用する場合のルートと所要時間
出典:ソニックシティ公式サイトより
ご覧のように羽田空港からは、大宮駅まで直通の高速バスが出ています。
図中の成田空港からの高速バスONライナーは現在運休中なので、成田エクスプレスや京成スカイライナー等で向かうことになります。
大宮駅までの夜行バスルート(名古屋)
今回私が使ったのは、さくら観光が運行している「ミルキーウェイエクスプレス(あおぞらライナー)」号で、名古屋駅前を夜中に出発すると、朝6時に大宮駅西口、すなわち会場のあるソニックシティ前に到着しました。
名古屋駅太閤通口に集合し、出発します。
到着地のバス停の道路をはさんだ隣りが、ソニックシティビルです。
大宮駅からデッキ直結で徒歩約3分
出典:ソニックシティ公式サイトより
先に紹介したように、会場は大宮駅から徒歩約3分という大変便利な場所にあります。
駅の西口からペデストリアンデッキで直結しているので、スムーズに移動できます。
大宮駅に着いたら、まずは西口に向かいましょう。
駅の西口を出たところ(2階)は広場のようになっています。
いったん会場から遠ざかりますが、デッキを渡るために百貨店のそごうのある左の方へ移動します。
そごうの建物沿いに通路が続いているので、そのまま進んでいきます。
右前方に見える白い建物が、会場のソニックシティです。
やがて会場のある右側に渡る通路があるので移動しましょう。
渡った所にソニックシティの看板と案内表示があります。
ソニックシティは「ホール」「ビル」「ホテル」に分かれているので、「ホール」の案内に従い進みましょう。
しばらく建物に向かう通路を直進します。
案内に従い右に曲がります。
透明のトンネルのようになっている通路を進むと、建物内に入ります。
渡り切ると「ホール」への案内が左右にありますが、ここは左に進みます。
左に曲がってすぐの場所にあるエスカレーターを下ります。
下った先を左に曲がります。
会場の南口に到着しました。中に入りましょう。
手前のカフェラウンジを過ぎたところが、会場エントランスです。
無事大ホールのエントランスに到着しました。お疲れさまでした。
大宮ソニックシティはこんな所
2階席もたっぷり、キャパ2,500席の大ホール
1階席最後列(34列)からの眺め
大ホールの総客席数は2,505席で、首都圏の中小ホールでも有数のキャパを誇ります。
1階席は1,687席あり、最後列は34列になります。
最後列付近から見た1階席の傾斜
30列以降の両サイドは、2階席のせり出し部分の下になり、天井が低くなります。
途中、15列目と16列目の間に中央通路が設けられており、車イススペースは通路最前の16列目の左右両サイドに10席設置されています。6列目まではセンターとサブの3ブロック、7列目以降は、さらに両サイドにブロックが加わり5ブロックとなります。
通路前後方の15列左サイドからの眺め
15列~16列間の中央通路
16列左サイドの車椅子スペース
中央通路を挟んで前方は傾斜が緩やか、16列以降は角度が付けられており、ステージの見え方は全体にバランスの取れた構造になっています。
2階席は818席あり、最後列は21列になります。途中、9列目と10列目の間に中央通路があります。1列目から6列目は両サイドにせり出しているバルコニー席のような位置づけで、いわゆるスタンド席は7列目以降になります。
2階席9列後方付近からの眺め
9列~10列の間の中央通路
通常2,000を超えるホールは3階席や4階席まであるところが多い中で、このホールは2階席までで2,500のキャパをまかなうほど、2階席のスペースが大きくなっています。
全体的にステージを俯瞰で見下ろす感じで、1階席より傾斜は急になっています。
2階席最後列付近からの眺め
6列左サイドのせり出し部分
大ホール 座席表
出典:ソニックシティ公式サイトより
クラシック公演用
ソニックシティ公式サイトよりオペラ公演用
ソニックシティ公式サイトより
大ホール 座席
座席は濃いブラウンの基礎・ひじ掛けにピンク色の布地の座面・背もたれの組み合わせです。疲れにくい適度な硬さで、座り心地は上々でした。
背もたれは、1階席(写真上)より2階席(写真下)の方がやや高くなっています。
約500席、講演会や発表会向きの小ホール
出典:ソニックシティ公式サイトより
小ホールの総客席数は496席(うち車いすスペース4席)と、大ホールに比べコンパクトになっています。
シートには付属でテーブルが備え付けられており、コンサートというよりは発表会や講演会、シンポジウム向きのホールと言えます。
小ホール 座席表
出典:ソニックシティ公式サイトより
周辺施設
鉄道博物館
大宮駅といえば、「鉄道博物館」。鉄道ファンでなくても、大人から子供まで世代を問わず楽しめる鉄道のテーマパークです。
出典:鉄道博物館公式サイトより
大宮駅からはニューシャトルという新交通が出ていて、その1駅目が最寄りの「鉄道博物館(大成)駅」で、駅からわずか1分で(というより直結して)向かうことができます。
チケットは現地まで行かずとも、駅前のコンビニで購入できます。
ライブチケットと同じように、端末に番号を入力して発券します。
東口を外に出ずに右に移動し、案内に従いニューシャトルの駅に向かいます。
ニューシャトル(埼玉新都市交通)の大宮駅に到着しました。
大宮駅は始発駅なので、先発の電車に乗ればOKです。
1駅で「鉄道博物館(大成)」駅に到着です。
導入路にも鉄道の展示があり、すでに博物館の中のような感じです。
ほどなくエントランスに着きました。
中は旧車両の現物展示のほか、鉄道ファンに人気の大きなジオラマもあります。
「電車でGO!」のようなシミュレーターには人だかりができていました。
館内のレストランは昔の食堂車を思わせる雰囲気です。
洋食の定番のオムライスをいただきました。
施設概要・地図
所在地
さいたま市大宮区桜木町1丁目7−5
アクセス
JR・東北・北陸・上越新幹線「大宮」駅下車
ペデストリアンデッキ直結 徒歩約3分
ホール
大ホール 総客席数:1,903席
1階:1,171、2階:274、3階:458
小ホール 総客席数:976席
1階:758、2階:202、車いす:16
公式サイト
https://www.sonic-city.or.jp/